ハイゼンバーグさんが投稿した銀座 しのはら(東京/銀座一丁目)の口コミ詳細

ハイゼンバーグのグルメ日記

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銀座 しのはら銀座一丁目、銀座、東銀座/日本料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

1度は親を連れて行こう。笑

3月15日に誘って頂き夜の1回転目の席に伺わせて頂きました。
銀座の地下1階。
大将の篠原さんは元は滋賀でお店をされていて、そこで名を揚げて銀座に移転されたそうです。

大将はまだ大変お若いのですが、やはり目の前にするとどこかオーラはあり、声もよく通り、自分との年齢差は6年ほどなのですが、積み上げてきたもので人生にこれだけ差が生まれてしまうのか・・・と若干辛い気持ちになりながら現在これを書いています。

当然ですが一斉スタートで、席は満席となります。この日を楽しみにされていたのだろうなという雰囲気の男性1名のお客さんもいたりと微笑ましかったです。

とても和やかで堅苦しさや居心地の悪さなど一切ない中でお料理の提供が進みますし、篠原さんは常連さんにも私のような一見にも気さくに話しかけてくださいますので、そのあたりはありがたかったです。

当然ながらお料理に関してもどれも素晴らしいものばかりでした。一斉スタートだからこそですが、お料理の説明や八寸提供時に灯りが暗くなる演出など含めてプレゼンテーションがやり過ぎではなく素晴らしいと個人的には思いました。
篠原さんが日本の文化伝統を大切にされていることが伝わりましたし、私自身そういったものには疎く季節のイベントなどもあまり大事にしない家庭で育ってきたので、所々大将の説明が理解できない箇所もありましたが。笑

長くなりそうなので、頂いたお料理の中でも記憶に特に残ったものを。

・帆立真薯とばちことのお椀
バチコという食材自体を恥ずかしながら知らなかったのですが、なまこの卵巣を束ねて天日で干した高級海産珍味とのこと。日本食の奥深さ半端ない。どういう頭してたら、なまこの卵巣束ねて天日に干してみようぜって思うのでしょうか。不思議です。初めて頂いたバチコは完全に日本酒しか勝たん!な最高の酒の肴でした。

・柚子釜蒸し
酢飯にあん肝や白海老などが入っているとのことでした。ねっとりとした食感。柚子の釜の果汁を絞ってかけると一層柚子の香りが広がり、濃厚なのに爽やかな味わいに。美味しかったです。

・鼈の竜田揚げ(唐揚げ?)
手でかぶりついて頂きました。中はレア風の仕上がりで、今まで鼈は土鍋ごはんや鍋などでいただくことばかりでったので、こういった食べ方は個人的に新鮮でした。

・追加の河豚白子
お料理を3種選んで追加することができたので、飛騨牛の飛び級も気になったのですが、河豚白子を頂きました。表面に焼き目がついており、海苔と一緒にスプーンにのせてそこにスダチを絞って頂きます。言うに及びませんが絶品でした。

・本鮪の巻物
こちらは細切りにしたきゅうりが良いアクセントになっていました。かっぱ巻が大好きなのでこういったマグロの巻物にもきゅうりが食感のアクセントとして入っているのが嬉しい。

・八寸
盛り込みとそれを美しく見せるプレゼンがとにかく素晴らしいと感じました。個人的にはこの中では、甘鯛の唐揚げ餡掛けと、焼き河豚、フォアグラ最中が感動的でした。餡にまみれた甘鯛ですが柔らかな身とカラッとした皮(鱗?)の部分とのコントラストが絶妙。フォアグラ最中と満寿泉の貴醸酒との組み合わせは先日の日本橋蛎殻町すぎたさんで頂いたあん肝と新政 陽乃鳥 貴醸酒 との組み合わせと甲乙つけがたかったです。

・土鍋ごはん
カニコロッケが入っているという変化球!これを混ぜるとカニ土鍋ごはんが出来上がる、という素晴らしい発想だと思いました。こんなの他の店で出てきたことないです。それでいてちゃんと美味しいですから。

色々と話し込みながらの食事だったので、篠原さんのお話にあまり集中できていないシーンもありましたが、本来であれば食事に集中しながらゆっくりと食べるとより満足度が増すのかなと思いました。
普通に食べて飲んだら4〜5万円程度と非常に高価にはなりますが訪れるだけの価値は間違いなくあるお店です。1度は親を連れて行かないとなと思いました。笑
お店のファンとなり定期的に通う方が多い理由は本当に心の底から納得できました。

  • ヒオウギ貝を使った盛り付けも美しい貝の酢の物です。

  • ばちこ、きくらげ、帆立真薯のお椀

  • 玉鋼で焼いた合鴨。玉鋼で焼くことで表面がカリッと仕上がると仰っていました。

  • 柚子釜蒸し

  • すっぽん

  • 河豚白子の磯辺焼き

  • 美しい盛り付けの八寸

  • これがめちゃくちゃ美味しかった。安保柿・フォアグラ・ピスタチオなど入った最中で、満寿泉の貴醸酒との組み合わせが絶品

2023/03/21 更新

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