やまねお父さんさんが投稿した山元麺蔵(京都/東山)の口コミ詳細

やまねお父さんのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、やまねお父さんさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

山元麺蔵東山、蹴上、三条京阪/うどん

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

京都屈指のうどん屋さんは日本でも屈指のうどん屋さんでした どんなに並んでも食べる価値ありの1軒です

今回は京都に出張、いつもの新幹線ではなく阪急電車での出張です。お昼ご飯に出張先近くの京都屈指の人気うどん屋さん2軒を制覇するのが出張の目的(もちろん違います)。1日目は行列が絶えない超人気店、山元麺蔵さんへ。開店15分前に到着、しかし既に一巡目の方が入っている、ちょっとフライングでは!。しかし二巡目の4組目(実は中の椅子にも2組あり)、ならばと気を取り直して並びます。この日は5月にしては暑い日、陽射しもまるで夏。するとお店の方がメニュー(あらかじめ頼んでおく、聞いたら色々教えてくれますよ)と一緒に冷たいお水と希望者に日傘を配ってくれます。子供にもお年寄りにも優しく接し注文を受けていく様子は味以前の思いやりが感じられる、いい感じでした。私はおすすめの土ごぼう天ざる(960円)にちょっと小さな鶏ささみ天丼(460円)を。このちょっと小さめというのが良いじゃないですか。大概の店の丼セットはご飯がてんこ盛り、体育会系男子な感じで私はとても食べられない。しかし、もうちょっと欲しいよなという時にこんなのがあればと思いを馳せていたまさにそのせりふ。一巡目のお客さんがはけるのに思ったよりも時間がかかるも やっとこさ入ると店主がカウンターに座った私の前まで来て「お待たせしまして申し訳ありません」と。こちらのホスピタリティーはこんなせりふから始まり、そして帰る時までずっとお客さんへの思いやり、細やかな気遣いに満ちています。私が白いシャツを着ているのを見るとこれをお使い下さいと紙のナプキンを。座ると直ぐに料理が運ばれてきて、少しでも待つストレスがまだ少なくなるようにうに配慮されている(もちろん揚げ物は揚げたてt、料理もほかほかなのは言うまでもありません)。食べ終わって席を立つ時には店主が料理の手を止め再び来て「いかがでしたか?お腹の具合は満足頂けましたか?」と。店を出るときには忙しい中自らも見送ります。日傘、冷たいお水、ナプキン、お待たせして、店主の気遣いとことば、そしてすべての店員にも同様のスタンス
、丼ものがちょびっとというのも心遣い。高いお金を払って頂くレストランで相応のサービスがあるのは当たり前。しかし一杯いくらのうどんを生業にされているお店でこのホスピタリティー、素晴らしいの一言です。尼崎の和海もそうですが、この心遣いが味に出るのでしょう。
さて、実際のうどんです。薬味はさすがに京都という感じ、一味、七味、山椒、ゆず胡椒と揃い踏み。うどんは見た感じから関西のうどんと違います。輝くようなつるつるの少し平たい太目の麺の横にはなにやらプラスチックで出来たはさみのようなものが。箸でつまみ上げてみるとうどんがやたら長い、かれこれ60cmもあろうかという。これを適当なところで自分で食べやすいように切って頂くがためのはさみという訳です。こしも 関西らしくないしっかりとしたもの。しかし讃岐のように固く感じたり、ごわごわした食感とは全く違う感覚、滑り落ちていくような喉ごし、驚きのうどんは全く今まで食べたことのない新たな食の発見です。あの長い麺をそのまま湯がいている当たりがこの素晴らしい麺を生み出している秘密なのかも。。この食感を残したままでべらぼうに長い麺のまま綺麗にゆであげる、恐ろしい技術 に裏打ちされた味という訳です。
薄切り土ごぼうのてんぷら。普通麺類についてくる天ぷらは海老、野菜もお芋、獅子唐、茄子などオーソドックスなもの。土ごぼうって!ところがこれが逸品。薄切りの土ごぼうに淡く衣を付けてあげた天ぷらは淡白に見えて意外にボリューム満点 、当然熱々揚げたて、こんなに乗せて採算会うの? という感じの盛り具合は十分に満足できます。これを添えてあるカレー塩で頂くとなんとも旨い。土ごぼうの野性味満ちた味、食感、ボリューム、いずれも経験が無い強烈なインパクトが得られます。
ささみ天丼はおつゆのかかったらご飯、天ぷらの下に卵黄、ねぎに千切りの海苔 、自家製昆布の佃煮つき 。ささみ天ぷらは3個 こちらも揚げたて 熱々(口にいれたらはふはふはぐらい) 、しかもささみの質がこれまた良い。良い素材をしっかりした技術で出来立てに。確かに土ごぼうもささみも高級食材ではありません。しかしどんな高級な素材よりも旨い!そしてボリュームの具合が素晴らしい 。ミニ天丼みたいにほんまに小ぶりでは物足りない感がある、しかしフルではうどんがけっこうびっくりするくらいのボリューム(ごぼう天ぷらもあり、女性だとお腹いっぱいになるくらいのうどんの量です)なので逆にもう一杯な感じになります。もたれないし満足もするギリギリの量、驚きの(こういう工夫もあるんだという)工夫です 。たれは京風の優しいたれなのもサイドメニューとして考え抜かれています。食後にはすべての料理に小ぶりの実にあっさりした杏仁豆腐が付いてくるので、少し重くなった口が甘味でさらっとしていい具合です。高級な素材ではないものの吟味された食材をぎりぎりの工夫で食べさせる、そしてこのホスピタリティー、さらに言えば値段は丼も込みで1460円とコストパフォーマンスも素晴らしい。非のつけどころがないお店に出会えた印象があります。ただ、が故の長蛇の列、来店にはこちら側の工夫も肝要かと思われる名店です。

2016/09/10 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ