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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
「ああ、はやりの魚介豚骨ダブルのつけ麺ですね」って先入観を振り払う、直球ストレートの美味つけ麺!!
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濃厚魚介しずくつけ麺(全部入り)(並盛)
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つけ麺やしずく・濃厚魚介つけ汁
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つけ麺やしずく・麺と全部のせトッピング
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2012/04/16 更新
はい、この店の枕詞は、「あの本竃で修行された」ですね。
オーナー店長の駒井氏は、宮城県でも屈指の名店とされる「らーめん本竈」の店長を長くと勤めらた好男子です。
本竈時代も丁寧な接客、確実な味の「本竃イズム」を体現するリーダーとして活躍されており、待望の独立開業ではあります。
・・・・・という先入観はナシにしても構わないでしょう。
満を持しての開店で、メインのメニューが濃厚魚介のつけ麺!?
「六厘舎」で一躍ムーブメントとなり全国に派生メニューを生んだダブル濃厚スープ?
おいらもあちこち同系統を食べたし、一時は「麺屋 とがし」をヘビロテしていたこともあり食傷気味。
・・・・・というネガティブ要素も追い払いましょう。
初訪問して食べてみた。
有名な球団から移籍したエースピッチャーが、初登板の試合で投げ込んだ初球。
バッターの様子をうかがう変化球、予想の裏をつくボールスレスレの際どい球、なんてわけがない。
ド真ん中のストレート、キレ・球威・コントロールともに一級品。
そんな感じ。
この感想でウスウス分かる人は、ここから後ろの駄文は読まずに錦町に行きましょうよ!
「おおお、これはスゴい」っていうビックリ要素はない。
普通の手順で作られ、配膳されたものも無難な姿。
しかし食べ進めるとわかる、その計算しつくされた完成度は、スバラシイの一言。
魚粉が盛り上げられたつけ汁。
魚粉の山を崩しながらレンゲで掬ってみると、濃厚な魚介の風味。単独のブシではなく、複数の魚介をバランスよく配合しているのであろう、複雑かつ濃厚な味でいながら、ノドにしつこく残留するエグ味は微塵も感じられない。
トロミも強く、とんこつ系のコクも感じられるが、ダブルのバランスは絶妙。
ネギの切り方は独特で、みじん切り・小口切りより大きい(何切りっていうのかわからない…無学なおいら)のでネギの風味はレンゲに入る数で決まる仕組みになっている。
メンマ、バラし肉が底に沈む。麺と一緒に箸で救い上げて口に入れると変化を微妙につけてくれる。
麺は中太ストレートで、モチモチとしてコシもある。
ストレートのツルツルなめらかに啜り上げられる感覚と、ウェーブ系の麺のようなスープを良くまとわりつける粘り。
喉ゴシ、歯ごたえ、すべてを計算し尽くした感がある。
煮卵、褐色の表面にトロトロの黄身。
うん、これだけで白ご飯を茶碗2杯食えそうだ、旨い。
煮豚。
大きなカタマリが、ゴロゴロっ!
でも簡単にハシで裂けて食べやすい、そのくせ口に入れると「ニク感」ががっつりで食べごたえストロング。
へー、なるほど、なんて思いながらモキュモキュ食べていて気がつく。
濃厚つけ麺の最大の弱点の、「冷えた後の苦痛」が来ない!!
どこの名店で食べても、つけ麺は食べ進めていくうちにつけ汁が冷えて残念感が強まる。
濃厚に作られたスープほど冷えた後のざらつきは耐えがたくなるものも多い。
コチラの店では、もともとつけ汁の器を温めているらしく、石鍋や焼石などのギミック無しでも冷めにくい。
さらに、「冷えてからも旨い」絶妙のチューニングが施されている模様。
(もちろん、熱々のスープで割って後半戦を楽しんでも良いのだが…)
今回は400グラムの並盛だから大丈夫だったのかな?600グラムの大盛り以上ではどうかな??
とまあ、おいらとしては、期待のはるか上を行く完成度で満喫できた。
濃厚つけ麺って、どんなに旨くても食べた後に「うまかったけどしばらく来なくてもいいな」って感じることが多かったが、今回は早速次の訪問が楽しみな状況。
店舗内装、接客、何をとってもさすがに問題なし。
駒井氏の「夢」を実現した、すばらしい店が完成していた。
で、なんで★5つでは無いかって?!
まだ1回目、開店したてなのでメニューが少ない。
夜営業で麺切れやスープ切れになってしまうことがあるらしい、ってのも不安要素。
錦町って場所が良いだけあって、コインパーキングに入れると食べている間に200円とかカウントされてる。ケチケチしたくはないのだけど、200円駐車代で1000円近くのつけ麺食べるのって、どーなのかな。チャリで来いってことならそれでもいいけど、半額サービスくらいしてくれるとありがたいのだなあ。ってやっぱケチかな。