『今年も金木犀』しろくまだよさんの日記

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秋の花“金木犀”。

昨年も一昨年も今頃開花してました。現在休眠中の別ブログでエントリ立ててたな~。
私自身、今では大好きな花になっています。なぜに好きになったか…秘密だな…なーんてことを思い出すのがこの花なんで、甘く柔らかな香りがより心に沁みます。

「この季節にクルマで走ると、どこからともなく香ってくるのに、見回しても何処に咲いてるのかわからない。」
「毎日歩いている道なのに、今年、始めて香って金木犀だと知った。」
「去年あそこに咲いていた。今年も元気に咲いたかな?」
なんてシチュエーションが楽しい。


せっかくだから、金木犀のウンチクをひけらかさせてください…
・毎年、9月下旬から10月上旬に開花する。開花時期の気温との関係は不明で、全国的に毎年同時期に開花しているらしい。
・中国原産で、室町時代ころに渡来したといわれる。日本最大で最古の株は静岡県三嶋大社の金木犀(天然記念物)で、樹齢1200年といわれている。この三嶋の金木犀は甘い香りが2里(8キロ!)先まで届いたといわれている。これはいつか見てみたい!!
・もともとは、花が白い「銀木犀」の変種。日本国内のものはほとんどが「雄株」で、実をつける「雌株」は稀。一部のものは色の薄い「ウスギモクセイ」らしい。
・人間は薫りを好ましく感じるが、昆虫は金木犀の薫りを苦手としている。唯一平気な「ヒラタアブ」が花粉を運ぶらしい。
・トイレの芳香剤の「キンモクセイ」は合成物質。自然の金木犀の花からの抽出成分ではない。むしろ「キンモクセイ風の香り」と名づけるべき。「カニカマ」を「蟹」とは言わないのといっしょなんだけど。まあ、芳香剤の「キンモクセイ」も最近は柑橘系とかに押されてみかけませんが…

東北地方では一時開花がそろそろ終わりですが、もう少し可愛い花と豊かな香りが楽しめます。この季節、チョイと散歩をしてみませんか?
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