トントンマンさんが投稿したシルクロード料理 ブドウエン(神奈川/三ツ境)の口コミ詳細

トントンマンの“B級”の目線

メッセージを送る

この口コミは、トントンマンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

シルクロード料理 ブドウエン三ツ境/アジア・エスニック

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク -
1回目

2022/05 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

初めて食べたラグメンとベンシー。共に絶品!!

東急目黒線の8両編成運転が始まりました。
2022年4月上旬から東京メトロ南北線、2022年5月中旬から都営三田線にそれぞれ8両編成の車両が登場して目黒線への乗り入れも始まっているとのことですが、まだ運行本数が少ないこともあってお目にかかったことはありません。
それでも、相鉄直通線開通前に先行して8両化を進めてくれたことは有り難いですね。

と言うのも、この沿線では、私の地元武蔵小山でのタワマン建設(計4棟の計画中2棟が完成)が進行中ですし、日吉〜綱島エリアでも1,320戸の大規模マンション"プラウドシティ日吉"を始めとして相鉄直通線の開通も睨んだタワマンなども計画されており、沿線人口の増加が確実視されているからです。
新型コロナによる在宅勤務の進展などで多少緩和傾向にあった朝夕の通勤時間帯の混雑も復活していますし、今後について不安を抱いている人も多いと思われるだけに8両化を先行してくれたのは嬉しいです。

相鉄線開通時には目黒線からの乗り入れ車両は全てが8両編成になるとのことなので、それが直通化による利用客増を吸収してくれれば何よりだと思っています。

この日の食べログ活動で訪れた三ツ境は、東急〜相鉄の直通運転が始まれば、住まいから乗り換え無しでも行ける可能性のある駅になります。
もちろんまだ正式なダイヤは公開されていないのですが、ネットの世界では物好きがいて、予想時刻表を作ってくれている人もいますが、それによれば、武蔵小山〜三ツ境は40分程度で結ばれることになり、いずれにせよとても便利になることは間違い無いですね。

三ツ境は長女が生まれた病院のあるところでもあり、これからも縁が深まることもあるかもしれませんが、この日はそれに先んじた飲食店開拓の目的で訪れてみました。

この日のランチのターゲットは、珍しいシルクロード料理のお店である当店になりました。
ひと口にシルクロードと言っても広いのですが、一般にシルクロード料理と言えば、中国大陸の内陸部あたり(新疆ウイグル自治区やウズベキスタンなど)の料理を指すことが一般的と思われます。
当店は、その新疆ウイグル自治区出身のモンゴル人姉弟が営むお店です。
ブドウエンという店名は、新疆ウイグル自治区が世界でも有数のぶどうの産地であることに因んでいるそうです。

新疆ウイグル自治区と言えば、今は中国による人権問題が一番の話題になっていますが、中国に5つある自治区の一つです。

中国の自治区と言うのは、省と同レベルの一級行政区で、多民族国家である中国において、少数民族の民族区域自治を保障するために設けられたものです。
よって、それぞれに自治が認められ、自治区のトップはその民族の人物が務めていますが、トップを支えているのは実は漢民族なんですね。
つまり、トップは“お飾り”であって実質的な力は無く、自治区も漢民族の中国共産党が支配していると言っても過言では無いわけです。

イスラム教徒が太宗を占める新疆ウイグル自治区については、かつてイスラム過激派がテロを引き起こしたことがありました。
そもそも中国共産党による一党独裁体制の中国にしてみれば、イスラム教の神(アッラー)という中国共産党より大きな存在があること自体が共産党への忠誠心がないということになり、それが迫害の対象となる一番大きな理由になっているわけです。
ウクライナみたいなことにならないことを祈るだけですが。

その新疆ウイグル自治区に縁のある当店の場所は、三ツ境駅の南口側の裏路地になります。
駅前を走る厚木街道から細い路地を入り、坂道を下る途中の右手にあります。
駅から徒歩3分くらいの場所です。

ランチタイムは11時半からの営業ですが、11時半ちょっと前に訪れたところ、既にお店はオープンしており、私が一番乗りだったようです。
店内はカウンター席が5席のみですが、2階もあって、店舗情報では総席数は21席となっています。
私はカウンター席の一番端に座りました。

卓上にはメニューブックが置かれており、多彩な料理がラインナップしていますが、特筆すべきは、下手に「日本人の味覚に合うように」みたいに迎合したところが無く、ネイティブ感に溢れるメニューであることです。
それでいて、メニューはとても分かりやすく丁寧に作られており、日本語の表現も適切です。
この日一人でお店を切り盛りされていた男性は日本語がとても流暢なことからも、日本との関わりはかなり深いのではないかと思われます。

メニューには特にランチメニューといったものはありません。
先行レビューやホームページにはランチメニューがあるのですが、平日限定かもしれないですね。

注文は、羊肉としいたけのラグメン(950円+税)とベンシー(羊肉の餃子)6個(380円+税)にしました。

待つこと9分ほどでベンシーが提供されました。
ベンシーは、「扁食」と書き、中国大陸における餃子の古称だそうです。
このベンシー、粗挽きの羊肉がゴロゴロと入った餃子ですが、ジューシーで旨味たっぷり。
皮も手作りと思われ、もっちりモチモチです。
普通の餃子よりも遥かに美味しく感じました。
私の好みのツボにハマりましたね。

ラグメンは中央アジアで食べられている手延べ麺ですが、「世界で一番美味しい麺」と言う人もいるくらいの知る人ぞ知る名物料理です。
厨房の様子を見ていると、当店では、麺を打つところからやっていますね。
従ってベンシーの提供から19分ほど待たされての提供になりました。
打ちたて茹でたての麺を羊肉、しいたけ、野菜を加えて炒めた料理ですが、底にはたっぷりの汁があり、あんかけ焼きそばみたいな塩梅です。
麺は長くてコシがとても強く、小麦の香りがしっかりします。
これは美味い!
具の中ではやはりしいたけが良い働きをしており、これに羊肉や2色のピーマン、にんじん、玉ねぎなどが絡んでとても良い味わいです。
料理の提供に合わせて、黒酢と自家製ラー油が添えられるので、それらを投入して味に変化をつけてもいいですね。
特に黒酢はとても良いアクセントになりました。

ラグメンがかなり待たされたため、入店してから退店まで40分ほど要しましたが、とにかく料理が絶品だったので、待ち時間などは全く気になりませんでした。

これだけ希少価値のあるものを食べられましたので、お値段の1,460円も決して高いとは思えません。
初めて食べたシルクロード料理でしたが、感激しました。
ラグメンについては、都内でもいくつか食べられるお店があるらしく、ちょっと調べてみたら初台に「シルクロード・タリムウイグルレストラン」といったそのものズバリみたいな名前のお店もありますね。
早速BMしましたので、年内くらいを目途にチャレンジしてみたいと思います。

  • 羊肉としいたけのラグメン@950円+税

  • 羊肉としいたけのラグメン アップ

  • ラグメンの麺のリフトアップ

  • ベンシー(6個)@380円

  • ベンシーの断面アップ

  • シルクロード定番料理メニュー①

  • シルクロード定番料理メニュー②

  • シルクロード定番料理メニュー③

  • ブドウエン特製料理メニュー①

  • ブドウエン特製料理メニュー②

  • シルクロード前菜料理のメニュー

  • 炒め物メニュー

  • 店内

  • 外観

2022/06/21 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ