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長短さまざまの様相
2010/09訪問
1回
熊本交通センターの地下の「センタープラザ」に所在している和食、郷土料理の色々なメニューを出す大衆的なお店。食堂としても居酒屋としても使える。 お寿司、鰻、天ぷらは、一応揃えています、といった感じのもの。 馬刺は1,500円。おいしかったが、やや割高な印象があった。 「さんまの塩焼きと貝汁の定食」といったものは780円と安い上に美味。秋にいただいたそれは、さんまの脂ののりは控えめながらサイズは大きかった。あさり貝は、名産地の宇土半島で個人で手掘りしたものだという。 「馬肉カレーコロッケ」(380円)という楽しいメニューもある。 「あさりの酒蒸し」(450円)や、「自家製ホルモン煮込み」(550円)を突付いて焼酎のお湯割りを飲むのも良い気分。ホルモンは、豚のホルモン。味噌で軟らかく煮込まれている。癖のある匂いがある。これが苦手な人もいるかもしれないが、私はこれは大切な持ち味であり、おいしさの要素だと思っている。 日本酒は熊本県産が7銘柄、焼酎は九州産が7銘柄お品書きに載っていた。 メニューによって、質の良し悪しや、割高割安感が まちまちといった印象。メニューを見極めて賢く選ぶことができれば、けっこう使えるお店かもしれない。 店内のど真ん中に年代物の大きなタワー型のエアコンが鎮座しており、この運転音がうるさいのが難点といえば難点。テーブル備え付けのお品書きに記された価格は外税表示、壁に貼られたPOPは内税表示だったりと、掲示物によりまちまちである点は心得ておきたい。電子マネーはEdyのみ使用可。オーダーストップは20時30分頃。 「さんまの塩焼きと貝汁の定食」(780円)
2009/11訪問
2回
2013/02訪問
1回
「指定農場特選豚」を使用したという「特選厚揚げ膳」カテゴリーのなかから、「厚揚げロースかつ膳(180g)」(1,890円)をいただいた。 以前、支店の大劇店でいただいたとんかつよりも、パン粉が粗く、刺々しい口触り。硬口蓋の粘膜を若干荒した。逆に、油切れのほうは良かったと思う。厚めだが、内部にまでしっかりと熱は通っているようで、断面は白っぽい。豪快な噛み応えを楽しむタイプのかつ。旨みのある脂っこい汁気は小じっかり。食べ応えを感じつつ、まあおいしくいただいた。 とんかつに付けるものとしては、塩、辛子、洋風ソース、和風ソース、胡麻が用意される。和風ソース、洋風ソースとも、九州のお店としてはやや甘みが少なめで塩気が強いように思った。 近隣にはとんかつで比肩しうるお店はあまり見当らず、熊本市中心部でとんかつといえばこのお店を筆頭に挙げる人も多いだろう。一方、広域で見ると、このレベルのお店は県庁所在地クラスの都市ならわりとどこにでもあるだろうと思われる。その意味では突出したものではない。価格相応というところか。 お膳には、お漬物、ごはん、口直しの大根おろし、せん切りキャベツ、赤だしが付いていた。 接客は、マニュアル一辺倒といったところ。従業員教育そのものは行き届いてはいる。ただ、その教育はけっこう偏っていて、最初から黙って置いておけば良いと思われる無料で取り放題の高菜漬の壷を、勿体付けた説明をしながら運んできたり、お替り無料のごはん、キャベツ、赤だしなどを、「お替りいかがでしょうか」と煩いほどに頻繁に訊いてきたり、というところばかりに力点がおかれている。こちらには今日は軽く奮発気分で入った、という人にとって、奮発したからには元をとらなくてはと思う庶民感覚を、上手にくすぐろうというものだろう。一瞬、私も少し嬉しいような気がしそうになったが、落ち着いて考えてみると、けっこう世知辛い、ちょっぴり悲しい風景にも見えてくる。 客席は全面禁煙とされているが、お店の出入りの際に、玄関とレジの間の、とくに仕切られてもいない喫煙所を通り抜けなければならないという、中途半端な分煙。 お店は昭和50年創業というから35年くらいこの商売を続けていらっしゃることになる。その歴史に恥じぬクレジットカードの取扱いの適正化をお願いしたい。 (2010年記す)
2010/08訪問
1回
いわずと知れた大規模チェーン居酒屋さんである。こちらは「大庄」の直営店。 日曜日の21時過ぎ、一人で訪問。カウンター席に案内された。 お通し(強制)は春雨サラダのようなもので、315円加算されていた。 カウンター席限定サービスと称して、ところてんが出された。 料理は、「庄や」の共通メニューのほか、「熊本下通り店オリジナルメニュー」というものがあった。馬刺や辛子蓮根など、熊本らしいものが並んでいるなかから、馬刺以外の馬料理を4品ほど選んでみた。 「馬たん串」は250円。串焼であるが、馬の舌の類稀なる舌触りの滑らかさと、ザックリした噛み心地の良さと、肉の旨みがおおいに楽しめた。この250円は価値がある。 「馬心ぞう串」は250円。少し癖のある風味で、私は好きだ。弾力のある噛み応えがいい。 「馬すじ煮込み」は600円。煮込んだ汁は透明。添付されていた柚子こしょうを溶いてみると、相性が非常に良かった。刺激的で爽やかな風味が効果的。もしかすると独特の癖を気にして馬すじ煮込みが好きでない人でも、このお店のこれなら好きになれるかもしれないと思った。 「馬ホルモン煮込み」は700円。こちらは味噌煮込み。熊本の馬ホルモン煮込み自慢の他のお店のものと較べて特に遜色なく、おいしい。これはごはんとの相性も良いとおもわれる。お通しやらカウンターサービス品やらでお腹が膨れてしまっていた私は、そこまで手が出なかったが、「庄や」には、350円でごはん、みそ汁、お漬物がセットになった「ごはんセット」というものが用意されているようなので、これと組み合わせるのも良さそうだとおもった。 飲物は、「サントリーモルツ中瓶」(420円)と、赤ワインの「リバークレスト」のデカンタ(1,100円/500ml)をいただいた。 お勘定は、3,635円。クレジットカード払い可。 お店を出るときに「らくのうクロレラZ」というヤクルトに似たドリンクをお土産に持たされた。 有料強制お通しはいうまでもなく、カウンター限定サービス、お土産などのコストも、結局は全て客の支払いに転嫁されていることは、客だってバカではないからわかっている。こういう望まないものを押し付けられることについては、喜ぶ人よりも不快に思う人のほうが多いのではないだろうか。それらをカットして透明性を確保し、胡散臭さを払拭したほうが、気持ちよく利用できて、もう1品頼もうとか、もう一度訪問しようとかいう気になると思う。 席数は118席。個室あり。30人までの宴会に対応。 年中無休。 営業時間は、17時から翌4時まで。
2010/08訪問
1回
2009/12訪問
1回
「馬ホルモン煮込み」は600円。味噌煮込みである。熊本ではあちこちで見かけるメニュー。「生ビール(キリン)」(中/500円)のお伴によい。 熊本ならではの「馬カレー」(600円)なるメニューも楽しい。このカレーライスには、馬肉はミンチとして入っていた。 メニューは他にも、「焼ちゃんぽん」(650円)、「焼ぎょうざ」(40円/個)、「水ぎょうざ」(40円/個)、といったものや、夜は、刺身やその他酒肴となりそうなものもいくらかあるようだった。 「元祖熊本ちゃんぽん」は、650円。 ちゃんぽんの本場の長崎では鶏がらの割合が高いスープを出すお店が比較的多いが、こちらのは、「ど豚骨」であり、その濃厚さが追求されている。白茶色で、透明度は低い。かなりドロリとしている。少しだけある匂いは、全く悪いものではない。啜ってみると、コクのある濃い味だが、案外、重苦しくはない。濃いといっても、多量の調味料や油脂に頼った濃さとは違うように感じられた。私は濃厚豚骨信奉派ではないが、なかなか楽しいスープだと思った。濃厚好きな人にはお勧めできる。なお、後半は、塩辛さが私にとっては若干気になった。 具材は、もやし、ねぎ、きくらげ、キャベツ、ちくわ、豚肉など。長崎のように中国風の縁起担ぎをしないためか、鮮やかなピンクの蒲鉾などの彩りはなく、地味な色調。 麺は、炒めた具材、スープとともに、中華鍋でちゃんと煮込んだもの。ちゃんぽんの作り方を忠実に守っている。かんすいではなくきちんと唐灰汁を使ったのかどうかは私にはわからないが、煮込みという調理法で汁を吸ってもだらしなくならない、ちゃんぽんらしい麺だった。ただし、噛み心地は、ちゃんぽんとしてはずいぶん鈍重で、若干の粉っぽさもあった。 カウンターテーブルには、胡椒のほか、揚げにんにくチップが用意されていて、これをお好みでちゃんぽんに振り掛けることも推奨されていた。これは、熊本のラーメン店ではよく見かけるもの。一方、長崎はもとより、いずこのちゃんぽんのお店でも、私はこのようなものを見たことはない。 長崎以外の土地では、ちゃんぽんを注文しても、ぜんぜんちゃんぽんではないアヤシイものが出てきて唖然とさせられるお店も多いが、こちらはちゃんと、ちゃんぽん。それでいて、長崎ではあまり見ないスタイル。このお店流のものというべきなのか、熊本流といってしまってもよいのかは、私にはわからないが、ユニークなちゃんぽんだと思った。
2011/01訪問
2回
一人で訪問。明るいカウンター席に着いた。 焼き場はガラスの仕切りで隔離されているため、客席は煙くないし、暑くない。 店名のとおり、鶏と馬をいただいた。 鶏は、「朝引砂ずり刺し」(580円)、「地鶏のたたき」(680円)、串焼「こころ」(150円)と串焼「せせり」(160円)。 馬は、全て串焼で、「馬ひも」(240円)、「馬タン燻製」(240円)、「馬カルビー」(300円)2本。 それに、キリンラガービール中瓶(600円)を2本飲み、支払は、総計4,150円だった。 「朝引砂ずり刺し」は、新鮮さが楽しめた。 「地鶏のたたき」はモチモチした噛み応えがよかった。 「こころ」はジューシーで、はずむ噛み心地。 「せせり」は旨みが濃い。 「馬ひも」は肋間の「中落ち」のようなもの。弾力と汁気のある旨みがよい。 「馬タン燻製」はちょっと期待はずれ。パサパサして硬く、塩気が強く、胡椒が効きすぎ。 「馬カルビー」は、表面だけ焼けて、中は生。断面の舌触りは滑らか。噛むと柔らかく、脂ぎった旨みのある汁が溢れる。これはなかなかの逸品。甘みのあるタレとの相性もよいが、タレの甘さがちょっと過剰な気はした。そこで、追加のもう一串はタレをやめ、塩でお願いしてみた。これも肉の特性は同じで旨いのだが、予想よりは味気なく感じた。案外タレの果たす役割は大きかったようだ。「タレ少なめ」くらいでお願いするのがちょうどよかったのかもしれないと思った。 営業時間は、18時から24時まで(ラストオーダー は23時半) 定休日は、日曜日。 クレジットカード可。
2010/07訪問
1回
沖縄料理のお店。ビルの4階にある。店内の照明は暗め。 店名の「友達」は、「どぅしぐゎあ~」と読むらしい。 昼は食堂、夜は居酒屋さん。日曜日も営業している。 お昼に3回訪問した。 ある日の「日替り定食」(580円)は、「冷やしソーミンチャンプルー」だった。 これは、素麺に、にら、もやし、スパム(?)、にんじん、といったものが入り、ねぎと紅生姜が載せられていた。爽やかな酸味のある冷たいダシがかかっており、サッパリとおいしくいただけた。 これに、簡単なサラダ、もずく酢、じゅーしー(沖縄でポピュラーな炊き込みごはん)、お吸い物、コーヒーが付いていた。じゅーしーの味もよく、非常に満足した。 またある日の「日替り定食」(580円)は、「冷しそば定食」だった。 これは汁無しの冷たい沖縄そばに、ソーキ(豚のあばらの肉)らしきもの、錦糸卵、キュウリ、ネギ、紅生姜、といったものが載っていた。これに、上から、強力なゴマやマヨネーズのような味のタレがたっぷりと掛けられており、全面的にこの味が支配していて、細かいことはよくわからなかった。「冷しソーミンチャンプルー」とはずいぶん印象の違う一品だった。 また、この日の定食に付いていた海苔のお吸い物がショッパイこともかなり気になった。 また別の日には「ソーキそば」(通常500円、毎月7日は300円)をいただいた。 ソーキは、ボリュームたっぷり。よく煮込まれておりトロトロの食感。こちらのソーキには骨は入っていない。麺は細め、やや黄色みがかっている。表面はつるつる。プリプリしている。もそもそ感はほとんどない。汁は、カツオの風味などは効かせないタイプの、ほぼ豚などの獣のダシの味だろうか。葱、紅生姜、錦糸卵が載っていた。 夜にも1回行ってみた。 「オリオン生ビール」は550円。お通しにもずく酢が出た。 沖縄訪問時にすっかり味をしめた「やぎ刺し」(1,480円)がメニューに載っていた。当地では沖縄料理店であってもあまり見かけないので嬉しくなって注文したが、残念ながら品切れ。 「ナーベラー」は700円。ナーベラーとはヘチマのこと。輪切りのヘチマと豆腐とニラとスパムらしきものの味噌煮込み。ちょっと味噌の量が多すぎたようだったが、その点以外、基本的には悪くなかった。 「島らっきょう」は600円。鰹節が振り掛けられていた。独特の風味と塩気がお酒に合う。量がたっぷりと奢られており、これだけでかなりお酒が飲めそうだった。 泡盛の「残波 白 25度」(500円)をロックで。 赤い発酵豆腐のとうふようをチマチマ突付きながら泡盛を飲むのが好きな私は、「とうふよう」もいただきたかったが、これも品切れ。 「チキアギー」は600円。魚のすり身を素揚げにしたようなもの。「薩摩揚げ」と呼ぶ地方が多い。薩摩(鹿児島)では「つけ揚げ」と呼んでいる。発音が似ている。油っこいこれをつまんでお酒を飲むのも悪くなかった。 お勘定は3,250円だった。
2010/09訪問
2回
このお店には入りやすい雰囲気があり、これまでに三回ほど訪問した。けっこう重宝している。 看板メニューは、餃子。お品書きの筆頭に、「焼き餃子」、「水餃子」、「茹で餃子」、「揚げ餃子」、「炊き餃子」の5種類が並ぶ。餃子以外の中華料理メニューも、大衆店として豊富なほうだと思う。 「茹で餃子」は1人前6個390円。餃子をテボに入れ釜のお湯で茹で、湯切りをして皿に載せ、刻みネギと酢醤油をかけて出された。茹で上げた餃子の皮は皺が寄っているが、表面は期待どおりつるんと滑らか。普段は忘れている「餃子は麺類」だということを思い出させてくれる。中身は口の中でホロリと崩れる。にんにくの効きは適度。外部のネギと内部のキャベツとのサクサクした食感は良いアクセント。酢醤油のさっぱりした味付けが実によくあう。 「焼き餃子」も1人前6個390円。皮の片面がこんがり焼けており、ザックリとした歯触りが良い。反対側の皮はモッチリ感。やや油っこいが、まずまずの味。平凡ではある。 「炊き餃子」は1人前750円。これは、早い話、餃子の鍋である。土鍋に、スープ、餃子、キャベツ、モヤシ、ニラ、にんにくスライス、鷹の爪、黒胡椒、などといったものが入っており、これを卓上で炊いて(煮て)いただく、というもの。福岡で流行っている炊き餃子のスープはとんこつが多いが、こちらは鶏がらスープ。独自性のある料理で、これはおいしかった。野菜がたくさんいただけたのも嬉しかった。 「ニラ玉」は690円。こちらのニラ玉は、卵を静かに流し入れて薄板状に成形するタイプではなく、ジャンジャン掻き混ぜながら炒めるタイプ。ニラと卵のほか、モヤシ、タマネギ、シメジなども入っている。サクサクした食感が良かった。ボリュームあり。 「チャーハン(小)」は490円。スープ付きだった。やや茶色っぽい色調の仕上がり。一口目には炒めの香ばしさが楽しめた。艶々で油っこい。硬めでふっくら感の無いハードタイプ。わずかにしょっぱめだが、悪くはない。 こちらのお店で出される瓶ビールは、アサヒスーパードライ中瓶のみ。580円。 このお店は、席による冷房の効きの良し悪しの差が大きい。混雑時は諦めざるを得ないが、閑散時ならば、天井の冷風吹き出し口を確かめて席を選ぶのもよい。 (2010年記す)
2010/08訪問
1回
なかなか意欲的で、凝ったお店。 その名の通り、甘味処としての性格が柱。ぜんざい、パフェ、あんみつ、氷、といったものの種類が非常に豊富。とりわけ、抹茶を使用したものに力が入っている。それ以外に、数多くの創作性の高いうどん類、丼類、カレー類、お膳、定食、コース料理まで出す。果ては、パーティや宴会にも対応するという。 お品書きは手書き。大半のメニューに、詳細なイラストと説明がついているのがユニーク。どれも魅力的に見え、選ぶのが楽しい。 私はこれまでのところ、こちらのお店には、残念ながら、甘味とともにのんびりとした時間を楽しむために訪問するような機会には恵まれず、手早く晩ご飯を済ませたいというような目的で2回訪問したのみ。ある夜は、「グラスワイン」(赤/350円)を1杯と「スパイシーカレー」(750円)を。別の夜には、「冷し黒胡麻担々うどん」(800円)のみ。 「スパイシーカレー」は、昆布・鯖・うるめ・鰹・煮干でとった和風だし、鶏がらスープ、数種類のフルーツ、スパイスを2日間煮込んだ、という凝ったもの。骨付き鶏、人参、ジャガイモ入り。ごはんは雑穀入り。ゴマがトッピングされている。なにか香ばしいような風味があり、深みのある旨みと、品のある辛さが良かった。ただし、塩分は1.7gと表示されていたが、けっこうショッパイのが気になった。(このお店には、他に、一品に含まれる塩分が5gくらいに及ぶメニューもある。スイーツ以外のメニューで1.7gというのは、このお店ではけっして多いほうではない。)このカレーには簡単なサラダも付いていた。量的には満足。 「冷し黒胡麻担々うどん」もやはり凝っている。黒胡麻と生野菜がたっぷりトッピングされている。小さな鶏唐揚げ付き。汁はクリーミーな白練り胡麻の風味が豊か。辣油の辛味も効いている。「担々」というだけのことはある。ただしやはりこれも塩分量1.7gでかなりショッパイ。うどんは細め。断面は正方形に近いもの。少し透明感のある灰色がかった色調。表面はたいへん滑らかな舌触り。プルプルした弾力と剛性のある面白い麺だった。 このお店は、上通に面した狭い入口から階段を上がった二階にある。玄関で履物を脱いであがり込む。 水、お茶はセルフサービス。 個室っぽい掘座卓と、入れ込みの座卓とがある。前者は着座姿勢がいまひとつしっくり来ない。後者は座卓のサイズが小さく、座卓同士の間隔も狭く窮屈。だが、雰囲気自体は、質素なようでありながら、華やかさも覚える、和やかさと可愛らしさが宿ったものであり、それは悪くない。 店内の温度は暑がりの私にとってはかなり暑苦しいように思ったが、まあ、寒がりの女性がかき氷を食べたりするのには良いのかもしれない。ユニークで夥しい数に上る甘いもののメニューは、辛党の私が見てもなかなかそそるものがあったので、いつかそういうものをのんびりいただく機会を持ちたいものだと思う。 (2010年記す)
2010/06訪問
2回
和食、寿司のお店。夜1回、昼2回お邪魔した。 夜は、気楽な居酒屋さん的な使い方ができる。 ある夜、一人で訪問。サッポロ黒生中瓶(520円)、サバ刺(980円)、白岳しろ水割り(420円)、このしろ握り(105円×2)、馬赤身握り(262円×2)馬タン刺(価格不明)といったところをいただいた。 サバ刺は、鮮度は上々。プルンと軟らかくとろける感じのタイプのもので、おいしかった。 馬タン刺は冷凍モノ。解けるのを待って食べたら表面の滑らかさとザクッとした噛み心地は少し蘇ったが、新鮮なものと較べると劣る。それでも寄生虫対策としてはこちらが正解かもしれない。 このしろは、こはだと呼んでいる魚と同じ種類の大きさ違いだと言われている。軽く酢などで下ごしらえされている。安くておいしい握りだった。 暢気に軽く飲み食いして45分間滞在、お勘定は3,854円だった。 お昼は、ランチのセットメニューが豊富で、「きまぐれ焼魚」(850円)から「一水昼膳」(1,600円 または 上等なお寿司を付けて3,000円)まで13~14種類くらいある。とくに1,050円から1,260円の間のお寿司のセットメニューが数多く用意されている。 ある日の「すしランチ」(1,050円)は、小鉢(おから和え)、茶わん蒸し、お吸い物、一口デザート(ぶどうのゼリー)、握り寿司12貫(湯葉、海老、まぐろ、鮭、イカ、焼鮭、エリンギ、ネギトロ軍艦、たこ、それから、なかなか質の良い鯛(?)その他、よくわからないおいしい白身2種、など。このお店の得意とする「野菜にぎり」「焼寿司」「創作すし」も一部に含んでいる様子)。 またある日の「野菜にぎり」(1,050円)は、小鉢(おから和え)、すずらん豆腐、お吸い物、一口デザート(メロンのゼリー)、飲み物(コーヒーを選択)、握り寿司8貫(たけのこ、麹のような発酵豆腐のようなもの、エリンギ、みょうが、かいわれ、やまいも、アボカド、アスパラガス)。 いずれも、1,050円で提供するという制約のなかで、ボリュームも持たせながら、あまり安かろう悪かろうにならないよう、よく工夫されていて、なかなか満足いくものになっている。 ほかにも、焼寿司、鯖棒寿司、創作すし、穴子ちらし、海鮮ちらしなどの安価なセットランチがある。上等なお寿司にしたいなら「特上ランチ」(2,500円)などの上位の選択肢もある。ランチタイムのオーダーストップが14時半と遅めなのは個人的に助かる。 接客はさっぱりしたものでありながら、同時に親しみ深さを感じるもので、気分がほぐれる。 なにかと気軽に利用し易いお店だという印象を受けた。
2009/05訪問
1回
長短さまざまな様相