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醤油ラーメン(600円)をいただいた。 まず、なんとも複雑な匂いがした。悪くはない。しかし、芳香とも思わなかった。 澄んだ褐色の汁に、細かい焦がしネギ(?)や、背脂(?)のようなものが漂っている。 ダシは、豚骨、鶏がら、海老、ホタテなどでとったという。たしかにダシは出ているようだが、焦点が定まらない印象。また、どういう醤油や、その他どういう調味料を使用しているのかわからないが、甘じょっぱさが強い。また、正体がよくわからない面妖な酸味もつきまとう。とにかく雑味が多い印象を受ける。もしかするとあれこれ賑やかなトッピングからも出ている可能性もある。 研究熱心で頑張っていらっしゃるのはわかるが、足し算にばかり傾倒しすぎてはいないだろうか。 一方、麺は秀逸だった。卵麺だという。中細~普通くらいの太さ。縮れはわずかでストレートに近い。滑らかさ、剛性、弾力は適度。噛み応えがしっかりしており、好感した。箸さばきも容易。調子よく啜れる麺だった。
2009/11訪問
1回
(2010年記す) 「本日のサンドウィッチ」(500円)と「本日のコーヒー」(400円)をいただいた。計900円。 その日のサンドウィッチは、ピタパンらしきものに、豚肉、ほうれん草、バルサミコ、マスタードの入ったホットサンド。中身は、あまり経験したことのないなかなか面白い組み合わせの味わいだったが、これは案外いける。ピタパンも、もっちりした食感がいける。外側が少々粉っぽい感じがするのが面白い。 その日のコーヒーは、ヒップホップだかなんだかというもの。ホットでいただいた。苦味や酸味が突出している様子はなく、まろやかで飲み口の良いほんのり甘いような旨みを感じた……ような気がするが、あくまでも、コーヒーにあまりこだわりがなく舌も凡庸でコーヒーの吟味のしかたや表現法を知らないという私の甚だアヤシイ感想。大雑把な表現方法をとらせていただくと、とりあえず味は悪くなく、不満らしい不満はなかった、というところか。 コーヒー、サンドイッチのほか、カレー7種、アイスクリーム類、ビール、ワイン、焼酎、日本酒、カクテルなども出す。 スタイリッシュなお店を目指しているのだろうというのは想像がつく。 奥の壁がモケット張りだったほかは、床も大部分の壁も天井も硬質のマテリアルで仕上げられていて、そんな空間に音量の大きい音楽が鳴り響き、自分には耳障り。 暖房が強力に効いており、ハロゲン球を使用したダウンライトの数が多いのも相俟って、かなり暑苦しかった。 狭い店内の座席配置は、客同士の視線の干渉についてもっと考慮していただけたらありがたい。 現状は息抜きの場というよりは、息の詰りそうな空間のように感じられなくもなかった。カフェたるものに大切な、居心地の良さという点では、ひと工夫お願いしたい。 二冊のメニューのうちの一方は手書きのものだったが、これが全面的に丸文字やギャル文字のようなもので記載され、ちゃんと読む気がしない。商売には、おふざけが許される部分と、そうでない部分とがある。 かなり色々な客層をターゲットにしているようだが、どうも随所に見境のなさや中途半端さが感じられてしまった。
2010/02訪問
1回
ビルの二階の小ぢんまりとしたフランス料理店。「フランスの2つ星、3つ星レストランで修行し、東京の広尾にある『アラジン』を経て独立を機に地元・熊本でオープンしたフランス料理店です。」と宣伝されている。 夏のある日、ランチの「Bコース」(2,600円)をいただいた。プリフィクススタイルである。その日は、2種のオードブルから「季節野菜のスープ、ピストゥ」を、魚料理は1種類しかなく、「本日のお魚料理」(鯛のポワレ)を、3種類の肉料理から「シャラン産 鴨のコンフィ」(3種のうちこれだけ300円増し)を、4種類のデザートから「グレープフルーツとカンパリのテリーヌ、ヨーグルトシャーベット添え」を選んだ。これに自家製パンとコーヒーが付く。(ちなみに、「Aコース」は800円引きで魚料理を省いたもの。そして「おまかせコース」なるものは6,300円だったと思う。) 飲物は、最安のシャンパーニュの「シャルルプジョワーズ」(フルボトル6,500円)をいただいた。2杯目くらいまでは えぐみが気になり、失敗したかと思ったが、3杯目くらいからすっきりした味わいになっていった。客席の大きなガラス窓いっぱいに、隣接した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)旧居を擁す蓮政寺公園の木々の緑が迫り、店内は自然光で適度な明るさ。そこにテーブルクロスの白さが好ましさを覚える。適度な隔離感と静謐さの中で、暢気にグラスを傾けていった。私にとってはずいぶん久し振りの、仕事からも家庭からも解放された、一人自由な昼下がりの憩いだったのである。(その後、いい気分は完全に台無しにされたが、顛末はここでは書けない。) オードブルのダシの味は豊かだった。鯛は、焦げた部分が硬く、内部は少々ぱさついていたものの、味は良く、お酒との相性も良かった。鴨は逆に、味はいまひとつだったが、食感が良好。腿の筋束のほぐれ具合や、一本一本の滑らかさや弾力がおおいに楽しめた。パンは焼きたてで熱々。デザートは、見た目に美しく、味は上品だった。 水は、ガス入りとガス無しとどちらがいいか、という問い方だったので、ガス入りを希望し、「バドワ」が供されたが、これは有料で、600円だったことは、最後に勘定書きを見るまでわからなかった。まあこれについては、たぶんそんなことだろうとは思っていたから、ああ、やっぱりそうだったか、という程度の感想。ただ、あの不親切な勧め方には小狡さを覚えなくもない。 お勘定は、現金なら10,000円。クレジットカードの取扱いは厳正であることが望まれる。店名を公開している修業元を貶めぬためにも。
2010/07訪問
1回
お昼の「このしろ寿司定食」
2010/11訪問
1回
2010年に開業なさったカレー屋さん。 このお店のカレーは、基本的に「チキンカレー」(480円)1種類。大盛は、店内で食べる場合・持ち帰りの場合は追加料金なし、配達の場合は80円増し。トッピングは、とんかつ・チキンカツ・ソーセージが200円、野菜・コロッケ・魚フライ・チーズ・納豆・茄子が150円、ゆで卵が100円。 私はトッピングなしの「チキンカレー」を大盛でいただいた。 カレーは、鶏ガラベースで、一日煮込むとのこと。色は、日本風カレーとして標準的な、まさに「カレー色」。とろみはあるが、ほぼ汁状といっていい。私は好きだ。具材は、野菜を擂りおろして入れたのか、とろけたのか、一辺1cmくらいの薄い座布団状のチキンがわずかに1~2片の他は、固形物らしきものはほとんど視認できない。口あたりの甘い、なにかフルーティな味もする。厨房には、「特製ヱスビーカレー」の大きな赤缶(カレー粉)と、「GABAN」の青缶(スパイシースパイス類)が数種あるのが見えた。良くも悪くも、野暮ったいほどにツーンと香り高く、いがらっぽいほどに刺激的でワイルドな味の、あの「特製ヱスビーカレー」の特徴が、あまり強く前に出てくるカレーではないように感じられた。過剰な塩辛さを覚えなかったのはよかった。後半は、唐辛子系の辛さが次第に強くなっていった。 お米は、「七城米」というものを使用しているとのこと。 このカレーライスには、真っ赤な福神漬けが直にどっさり載せられていた。この強力な味は、カレーライスの味わいを台無しにしているとしか私には思えない。知っていれば「福神漬け抜きで」とお願いするところ。このたびのような初めての訪問に際しては、用心して尋ねてみるべきだった。迂闊だった。 夜は、カレーの他に、日替りの晩御飯メニュー、お酒、居酒屋系おつまみなども出される様子。 客席は、カウンター4席、2人がけテーブル席、2人がけソファ席+スツール2席。店内には大きめの音量で音楽が流れている。お店の方と元より知り合いの若い方の集いの場としての性格もあるお店なのだろうか、という印象も受けた。 全面喫煙可。 駐車場は、1台分あり。 支払いは、クレジットカード不可。 営業時間は、11時半から15時半まで、および、18時から22時(金・土曜日は24時)まで。 (2011年記す)
2011/01訪問
1回
ビルの2階にある中華料理店。 ランチタイムに訪問。 客席は全てテーブル。4人用が8卓、2人用が2卓。 照明の数は多いが、透光性の低いカバーのせいで、やや暗め。 ランチタイムのメニューは、全て定食スタイルで、550円のものが9種類、650円のものが9種類、500円の曜日替わりの定食が月曜日から金曜日まで1日1種類ずつ。 私は、550円のものから、熊本で独自の発展を遂げた中華料理である「太平燕(タイピーエン)」の定食を選んだ。 太平燕は、大きな丼で熱々で出された。ボリュームは満点。 たっぷりの春雨と細切り白菜を主に、あれこれ具が入っている。食感は良い。 一般的な揚げた茹で卵ではなく、揚げていない鶉の茹で卵が載っていた。もともと揚げた茹で卵は、揚げ皺を燕の巣に見立てた代用品という意味がありはするものの、そうでないものを用いたからといって、私はその点には全く不満を覚えない。 スープは、塩気は適度。肉や野菜から出た味のほか、調味料の旨みがたっぷり。特に、食べ進むにつれてそれがどんどん強く感じられるようになった。黒胡椒もたっぷり入っており、その強い風味で喝が入れられている。私は黒胡椒の味と香りを好むほうではあるが、これはちょっとやり過ぎのように感じた。調味料の濃い旨みと相俟って、繊細さや上品さを欠いている。もっとも、こちらの太平燕は、もともと安価でもあることだし、ジャンクフード的な気分でいただくのがいいのかもしれない。 この定食には、ごはん、お漬物、サラダ、ウーロン茶、コーヒーも付く。これらの品質もあまり高いとはいえないが、まあ価格相応といったところか。 なお、ランチタイムの営業時間は、11時半から14時半まで、と表示されているが、これまで14時に数回訪ねてみて、入れたことは一度もなかった。ある程度の早仕舞いがなされている様子。このたびはなんとか13時に訪ねる機会を得て、初入店を果たした。
2010/07訪問
1回
沖縄料理のお店。ビルの4階にある。店内の照明は暗め。 店名の「友達」は、「どぅしぐゎあ~」と読むらしい。 昼は食堂、夜は居酒屋さん。日曜日も営業している。 お昼に3回訪問した。 ある日の「日替り定食」(580円)は、「冷やしソーミンチャンプルー」だった。 これは、素麺に、にら、もやし、スパム(?)、にんじん、といったものが入り、ねぎと紅生姜が載せられていた。爽やかな酸味のある冷たいダシがかかっており、サッパリとおいしくいただけた。 これに、簡単なサラダ、もずく酢、じゅーしー(沖縄でポピュラーな炊き込みごはん)、お吸い物、コーヒーが付いていた。じゅーしーの味もよく、非常に満足した。 またある日の「日替り定食」(580円)は、「冷しそば定食」だった。 これは汁無しの冷たい沖縄そばに、ソーキ(豚のあばらの肉)らしきもの、錦糸卵、キュウリ、ネギ、紅生姜、といったものが載っていた。これに、上から、強力なゴマやマヨネーズのような味のタレがたっぷりと掛けられており、全面的にこの味が支配していて、細かいことはよくわからなかった。「冷しソーミンチャンプルー」とはずいぶん印象の違う一品だった。 また、この日の定食に付いていた海苔のお吸い物がショッパイこともかなり気になった。 また別の日には「ソーキそば」(通常500円、毎月7日は300円)をいただいた。 ソーキは、ボリュームたっぷり。よく煮込まれておりトロトロの食感。こちらのソーキには骨は入っていない。麺は細め、やや黄色みがかっている。表面はつるつる。プリプリしている。もそもそ感はほとんどない。汁は、カツオの風味などは効かせないタイプの、ほぼ豚などの獣のダシの味だろうか。葱、紅生姜、錦糸卵が載っていた。 夜にも1回行ってみた。 「オリオン生ビール」は550円。お通しにもずく酢が出た。 沖縄訪問時にすっかり味をしめた「やぎ刺し」(1,480円)がメニューに載っていた。当地では沖縄料理店であってもあまり見かけないので嬉しくなって注文したが、残念ながら品切れ。 「ナーベラー」は700円。ナーベラーとはヘチマのこと。輪切りのヘチマと豆腐とニラとスパムらしきものの味噌煮込み。ちょっと味噌の量が多すぎたようだったが、その点以外、基本的には悪くなかった。 「島らっきょう」は600円。鰹節が振り掛けられていた。独特の風味と塩気がお酒に合う。量がたっぷりと奢られており、これだけでかなりお酒が飲めそうだった。 泡盛の「残波 白 25度」(500円)をロックで。 赤い発酵豆腐のとうふようをチマチマ突付きながら泡盛を飲むのが好きな私は、「とうふよう」もいただきたかったが、これも品切れ。 「チキアギー」は600円。魚のすり身を素揚げにしたようなもの。「薩摩揚げ」と呼ぶ地方が多い。薩摩(鹿児島)では「つけ揚げ」と呼んでいる。発音が似ている。油っこいこれをつまんでお酒を飲むのも悪くなかった。 お勘定は3,250円だった。
2010/09訪問
2回
讃岐うどんのお店