6回
2017/07 訪問
今回は 「限定 ニボシ3SO」
【2017.07.27再訪】
8月から始まる繁忙期に備え、仕事の準備や日用品の買い出しに追われていたこの日、途中でこちらの店で昼飯を食べることに。味噌ラーメンをメインにしたこちらの店は夏の暑い盛りは苦戦しているようです。店主のツイッターをチェックしていると、平日はトッピングしたお客さんには麺量Lサイズに変更できるサービスを提供するなど、かなりお得な内容になっています。この日は限定メニューの提供もあるようで、その旨の告知がありました。
12:50頃店到着。平日の昼休み時間が間もなく終わろうというこの時間、店は半分くらいの席が埋まっていました。私の後からも2組5名。切れ目なくお客さんは入りますが、確かにいつもの混雑ぶりではないですね。
私は食べるものが決まっていました。ツイッターで告知されていた「限定 ニボシ3SO(800円)」です。合わせて「味付たまご(100円)」も購入。その食券を買ってカウンター席で待つことしばし。トッピングされたので麺量Lサイズにしていただきました。この日も店主と奥様の二人体制です。相変わらず丁寧な接客です。
程なくして提供された私の注文の品。見た目は基本の「3SOらーめん」と変わりません。しかしスープを一口飲んでみると…名前の通り、ガツンと強い煮干の風味が感じられます。味噌味スープに煮干だと、味噌の味と風味に煮干がかき消されるのではないか?と思いましたが、いやいやしっかりした煮干風味です。かなりダイレクトな煮干の味と香りが感じられ、時折砕いた煮干しと思しき欠片が見て取れます。恐らく一杯あたりに相当量の煮干が使われていると思われます。なかなか美味しい。
その他は基本の「3SOらーめん」と、内容的には同じでした。なので詳細は割愛しますが、豚骨や豚ガラがベースと思しき濃厚な動物系出汁に独特でマイルドな味噌ダレが合わせられたスープは相変わらず美味しい。炒め野菜の旨みが溶け出して、時間が経過するほどに美味しくなるスープです。
麺の美味しさも特筆もの。全ての面で出身店を超えていると思います。
最近は精力的に限定メニューを提供しているこちら。今後も目が離せません。
2017/08/01 更新
2017/07 訪問
夏の限定“ざる麺”を食べてみた
【2017.07.13再訪】
こちらの店も、最近精力的に限定メニューを提供してくれます。町田方面に所用で出かけることになったこの日、ツイッターをチェックしてみると、夏向きの限定メニューが幾種類か提供されています。早速出かけてみました。
13:15頃店到着。平日の昼休み時間を過ぎていたとは言え、店はかなり空いていました。そう言えば店主のツイッターにもそんなことが書かれていました。お客さんは前に一人だけ。やはりこの暑さです。どのラーメン店も苦戦する時期なのだと思います。どんなに人気店でも、この暑さの中でアツアツのラーメンを食べる気にならないものです。それでも私が食べている最中に3組5名のお客さんが入ってくるところは流石の人気店ですね。
この日の限定メニューは「ニボシ 3SOらーめん」「ざる麺」「鯖だし辛3SOつけ麺」の3種類。どれも魅力的でとても迷いましたが、一番気になった「ざる麺(800円)」に決定。一緒に「麻辣肉味噌ごはん(250円)」の食券を購入。カウンター席に座ってしばし待ちます。
概ね7,8分で提供された私の「ざる麺」は、揉み海苔が乗せられていて見た目はざる蕎麦のよう。つけ汁はちょっと濁った醤油色。薬味に葱と茗荷、そして山葵が添えられているところが和風を感じさせます。つけ汁だけちょっと舐めてみると、少々甘みがあって動物系出汁はほとんど感じられず、代わりに鰹を中心とした魚介出汁と昆布出汁でしょうか、そんな旨味が感じられます。純和風のつけ汁でした。冷蔵庫でキンキンに冷されていたようで、とても冷たくて熱された体にありがたいです。
麺は他のメニューで使われているものと同じだと思います。冷水できっちり絞められているのでかなり腰がと良く感じられ、加水率低めでつけ汁を良くつかみます。つけ汁はラーメンっぽくないのだけど、こうして麺を浸けて食べると、確かにラーメン店のつけ麺なのでした。麺量は推定茹で前250gくらい。食べ応えも十分です。
薬味の葱、茗荷、山葵も効果的。非常にさっぱりいただけます。
具の全てが麺のさらに盛られていました。
チャーシューは肉厚で脂身バランスよく、提供前に炙られていて香ばしいです。冷たいメニューに脂の多いチャーシューを使うと脂身がラード化して旨くなくなるのですが、つけ汁の中に入れずに麺の器に盛りつけたことが成功しています。そのままいただくと、柔らかくて味付け良く美味しい。
味玉が半分乗っかっているところは良心的です。黄身に甘みがあって美味しい。価格に比して、内容がかなり豪華です。
ちなみに「麻辣肉味噌ごはん」。これ私のお気に入りです。以前、この肉味噌が3SOらーめんの上に乗っかったメニューを食べたことがあります。それも旨かったけど、この肉味噌はご飯に乗っける方がより美味しい!サイドメニューにお勧めです。
今回も美味しくいただきました。
次回は「鯖だし辛3SOつけ麺」をいただいてみたいです。
2017/07/16 更新
2017/04 訪問
新作の「麻辣肉3SOらーめん」を食べてみた
【2017.04.07再訪】
所用で町田に出かける途中、昼飯を食べにこちらの店へ。
12:45頃店到着。まだ昼休み時間です。もしかしたら並んでいるかな…と心配していたのですが、駐車場には車は停まっていませんね。道路を渡り、店に入ってみれば、何とお客さんが一人もいませんよ!こんなことも珍しい。ちょうど昼時の2回転くらいが済んでしまった谷間の時間だったのかな。私の後からは3組5名のお客さんが入っていました。
この日は店主のブログで告知されていた金曜日限定の「麻辣肉3SOらーめん(880円)」の食券を券売機で購入。そして久しぶりに「味玉(100円)」も購入しました。カウンター席に腰かけて店主に食券を提示します。その際、トッピングしたお客さんには麺量Lサイズが無料とのことでしたのでありがたくいただきます。待つことしばし。
この日は炒めものを奥様が作っていました。もしかしたら交代で調理しているのかな。奥様が調理するところは初めて見たけど、店主に負けず鮮やかに中華鍋を振っていました。
程なくして提供された私の注文の品。以前食べた「麻辣肉味噌ごはん」と同じような肉味噌が乗っかっています。それではいつものように、まずはスープから一口。
ベースは基本の3SOらーめんと同じですね。違いは先述の肉味噌と、大判の海苔が2枚乗っかっている事。少しずつ肉味噌をスープに和えて行くと、肉味噌の旨味と辛味が効き始めてパンチの強いスープになって行きます。この肉味噌、「麻辣肉味噌ごはん」で食べた時の物に比べるとよりスパイシーというか、ちょっとカレーのような風味も感じましたが気のせいかな?食べながら思ったことは、これは麺を食べ終わった後にご飯を投入すべき味。きっとスパイシーな雑炊になります。
麺は自家製。相変わらず美味しい。Lサイズにしてもらったので、ちょっと丼の大きさに比して麺量が多くなり過ぎていたのが残念ですが、この店の麺は出身の『日の出製麺所』『味の味噌一』を超えていると思います。いつでも美味しいです。
チャーシューはゴロンと角ばったものになっていました。以前はスープの中で煮込まれていましたが、今は温めてそのまま載せています。しっかりした食感で肉の旨味も感じさせるもので美味しい。味噌らーめんだと何故かチャーシューが入らないのが当たり前の関東のラーメン事情にあって、この店は良心的です。
トッピングした味玉は黄身がちょっとしっかりしすぎて残念でしたが、しっかりと味が染み込んでおいしく出来上がっていました。提供前にちゃんと温めてから丼に投入しています。仕事が丁寧です。
限定麺、堪能いたしました。この店も定期的に限定麺を提供してくれて目が離せません。
しかし何といってもこの店はレギュラーメニューが美味しいです。そんな店には長く通いたくなります。
2017/04/12 更新
2017/01 訪問
冬の風物詩になった3SOポタージュめん オリジナリティー溢れる緑色のスープ
【2017.01.27再訪】
この日は町田方面で午後から打ち合わせになり、それならと、昼飯はこちらの店でいただくことにしました。
13:30頃店到着。平日のかなり中途半端な時間だったため、店は比較的空いていました。それでも店内には既に5人のお客さんが食べていて、後からも3人入ってきました。相変わらず人気があります。
券売機には、近年毎年この時期になると提供されている「3SOポタージュめんM(850円)」のボタンがありました!思わず飛びつく私。ついでに「餃子」もいただこうかと思ったら、何と週末限定の提供に変わったようです。
カウンターの上に食券を提示し、席に座ってしばし待ちます。常連らしきお客さんは、やはりこの期間限定メニュー目当ての方が多いようで、ほとんどの方がこれを食べていました。
作りは相変わらず丁寧です。非常に手間がかかっていますね。スープは冷蔵されているようで、冷蔵庫から取り出したそれを雪平鍋で温めています。具については丼に乗せる前にバーナーで炙っていますね。程なくして提供された私の注文の品。緑色のスープが特徴的!そして乗せられた具…プチトマトの赤色、ベーコンの肌色、ホウレンソウの緑色、パプリカの赤と黄色、そして葱の白…彩りが非常に美しいです。それではいつものように、スープを一口いただいてみます。
ホウレンソウをベースにして作られたポタージュに、特製の味噌ダレを合わせて作られているというこのスープは、言われなければ味噌味がベースとは分かりません。まさにポタージュそのもの。近年、ラーメンとその他のジャンルの料理のクロスオーバーが良く見られますが、このスープは洋風のスープがイメージされ、なおかつ破綻することなくラーメンに昇華されているところが凄いです。素晴らしい完成度。
このメニューは提供時にグリーンタバスコを一緒に出してくれます。後半味変を図る意味で加えてみると、不思議と良く合うのです。ピリッとして刺激的なスープになります。
麺はレギュラーメニューの麺と同じもの。この店の店主の出身店である『味の味噌一』で先日初めて食べたのですが、こうして食べ比べてみると、修行先の良いところを踏襲しつつ、独自に変化を付けています。この麺は非常に旨いですね。
チャーシューの代わりは先述のベーコンです。丼の縁には練りワサビが添えられていて、ベーコンを食べる際にはこれを少しずつ付けながらいただきます。ベーコンはこのスープに良く合っていますね。
そして野菜類も美味しい。特にバーナーで炙られたパプリカは香ばしく、シャキッとして自然な甘みが感じられて良いです。
素晴らしい完成度です。レギュラーメニューも美味しいけど、このメニューはオリジナリティーという側面からも素晴らしいと思います。
店主のツイッターによると、以前に限定で提供して大好評だったタイ風の炒めそばも、材料が手に入った時には提供されるようです。今後が楽しみです。
2017/03/03 更新
2016/11 訪問
接客丁寧な店主がつくる濃厚な味噌ラーメンとエスニック麺
【2016.11.20再訪】
以前は仕事の都合で良くこの界隈に車を走らせていた私でしたが、最近は仕事で通る機会が全くなくなってしまいました。なのでこの店も随分とご無沙汰してしまっていました。この日はたまたま所用でこの界隈を通りかかることになったので、1年半ぶりに食べて行くことに。
11:40頃店到着。駐車場はまだ空いていました。良かった。しかし日曜日のこの日、昼飯時に差し掛かったこの時間、ご近所さんを含めて次々にお客さんが現れ、あっという間に満席の上、待合席まで一杯になりました。相変わらず大人気です。私の前には開店直後に店に入ったと思しきお客さんが既に6,7人ほど座っていて、私は3ロット目の提供となってかなり待つことになりました。
さてこの日は限定ラーメンは提供されていなかったようです。なので本当に久しぶりにこの店の定番メニュ「3SOらーめん M(750円)」の食券を購入。ついでに「麻辣肉味噌ご飯(250円)」という実に興味深いメニューがあったのでこちらも購入。カウンター席に座り、店主に食券を渡してしばし待ちます。
一時期は店主一人で営業していましたが、奥様と思しき女性店員さんが復帰していました。相変わらず物静かですが手際の良い調理で見ていて気持ちが良いです。
さて、10数分の後に私の注文の品がそろいました。何はともあれまずはいつものようにスープから一口。
相変わらずの豚骨出汁濃度。そして濃厚かつ口当たりの優しい味噌ダレの味。そこに炒めた野菜とミンチ肉の旨味が溶け出して、非常にコクがあり奥深い味わいになっています。このスープはやっぱり美味しい。同じ『日の出製麺所』出身の『大正麺業』の、胡椒が強めに効いたちょっとジャンクなスープも好きだけど、こちらのマイルドかつ上品なスープも大好きです。
麺はいつもの自家製麺。加水率低めでスープを良く持ち上げます。モチモチしたこの麺はスープにも良く合っていて、濃厚なスープに負けない強い麺に仕上がっています。この麺も好み。
チャーシューが入らないことが定番でもあるかのような東京近郊の味噌ラーメン事情にあって、この店は煮込まれて柔らかいチャーシューがゴロンと入っていて良心的です。
そして何と言っても、炒めた野菜が適度にシャキシャキ感を残しつつ、しんなりしてきて、スープを良く吸うと美味しい。
ちなみに「麻辣肉味噌ご飯」は、挽肉と玉ねぎを辣油で炒めて軽く味付けされたものがご飯の上に乗っかったもの。シンプルなんだけど、これが妙に旨い。炒めた玉ねぎの自然な甘さと辣油のピリ辛が良く合っています。
今回も美味しくいただきました。久しぶりにこの店の限定メニューも食べてみたくなりました^^
【2015.04.01再訪】
ひどい高血圧症が発覚して以来、外出時に一人で昼飯を食べる時ぐらいしかラーメンを食べなくなってきたので、近所のラーメン店を訪問する機会がすっかり減ってしまった私です。こちらの店もその一つ。大変お気に入りの店なのですが、なかなか訪問できなくなりました。しかしこの日、町田で仕事があり、車で大荷物を運ぶ必要があったのでついでに寄ってみました。何と一年半近くのご無沙汰でした。今回は店主のブログで見つけた限定メニュー狙いですが、まだ提供されているかどうか心配でした。でも限定がなくてもレギュラーメニューがとても美味しいこちらの店。そんな店は安心して出かけられます^^
13:30頃店到着。平日で、しかも実に中途半端な時間です。お客さんは少なめ。半分位の席が埋まっている程度。ところが私が席に座って間もなく、一気に3組7名のお客さんがが押しかけてきて満席の上待合席で松お客さんが出ました。なんという凄いタイミングで着席できたことか!
券売機で限定メニューを探すと…おおっ!ありました!まだランプが点いています。その「期間限定 牛骨3SO らーめん(880円)」の食券を購入してカウンター席に座って待ちます。このメニューはMサイズオンリー。一日約10杯という提供数なので、夜の部だと売り切れていることが多いのではないでしょうか。
ほどなくして岩塩とともに提供された私の限定メニュー。塩分濃度が不足する時はこの岩塩を使って自分で味調整を行うということみたい。真っ白でポタージュをイメージさせるようなスープ。チャーシューの代わりに牛肉を使っているところも特徴的。そして春雨のような透明な麺が入っているところも独特。それでは早速レンゲでスープを一口。
豚骨とはまた違ったまろやかさを感じるスープ。飲み口は豚骨ベースよりもさっぱりに感じます。しつこさがありません。そこに使われている味噌は、レギュラーメニューと違うのでしょうか?味付けもどことなくさっぱり。本当にポタージュスープを飲んでいるような気分になります。美味しいです。
麺はレギュラーメニューと違うものでした。てっきりいつもの太麺で提供されると思っていたので意外でした。中細ストレート麺。加水率は低め。なるほどスープがレギュラーメニューに比べると穏やかなので、麺を細めにして馴染みを良くしたのかも。このスープに合っていて美味しいです。
チャーシューの代わりは先述の通り牛肉でした。細切りされたもも肉?で、ローストビーフを彷彿とさせる味わい。これを食べる際に丼の縁に少量盛られた洋山葵をほんの少し付けていただくのが美味しい。
その他キャベツの細切り、貝割れ大根、糸唐辛子など、洋風スープを感じさせるこのメニューに良く合った具が選択されています。ちなみに春雨はやや太めで、麺とは違ったツルツル食感が面白い。
相変わらず限定麺の完成度も高い店です。美味しい店は、こうして一度食べると立て続けに食べたくなります^^;
また機会があったらレギュラーメニューを食べたいですw
【2013.12.28再訪】
気付けばこの店を訪問するのも1年半ぶりでした。お気に入りの店でも人気が出ると行列が激しくなってしまう事、更にこの店の場合、以前は昼の部開始時間が遅めだったので、なかなか上手いタイミングで入る事が出来なかったのです。この日町田方面に用がありました。久しぶりに店の前を通ると…おおっ!すでに開店しています!年末も押し詰まったこの日、偶然ここを通りかかったのも何かの縁。と言うより久しぶりに食べたかったので向かいの駐車場に車を入れます。駐車場はまだ空いていました。
店に入ったのは11:45頃。店内は満席ではありませんでしたが8割方既に埋まっていました。今回は「辛3SOらーめんM(850円)」と「餃子(300円)」の食券を購入。前回来た時まではお休み中だった奥様も、この日は一緒に厨房に立っています。やはり人が一人増えることで店主も余裕を持って調理に当たっていますね。スープを雪平鍋に取り分け、味付けの違うラーメンを同時に作って行きます。
概ね5,6分で私のラーメンが出てきました。盛り付けも非常に美しいのがこの店のラーメンの特徴です。このメニューを食べるのは2回目です。寒い日だったので、ピリッと辛い食べものが美味しい。早速スープを一口。
相変わらず濃厚なスープ。豚骨出汁の濃度十分。そして出身店のレシピを自分なりにカスタマイズしたと思しき味噌ダレもまた濃厚かつ絶妙な味わい。店主自ら調合しているという辛味も適度。この辛さは足りなければ調整してくれますが、私は特別辛いものが大好きと言うわけではないので、そのままでちょうど良く感じます。さすが近年味噌ラーメンの部で全国指折りの人気を誇るだけのものです。旨いです。
麺は出身店の良いところを踏襲していると思います。加水率低めのモチモチ食感の自家製麺。ただでさえ濃厚なスープを良く持ち上げます。かなりの重さがある麺ですが、スープも濃厚なので互いに負けません。非常に良い組み合わせです。
スープと一緒に煮込まれたチャーシューも柔らかくて美味しい。そして何と言っても豚ミンチ肉と一緒に強火で炒められた野菜の旨味成分がスープに良く溶け出し、そのスープにヤサイを良く絡めて食べるのが美味しい。
味玉は半分入っています。味噌ラーメンにはチャーシューが入らないのが一般的な関東のラーメン店ですが、この店ではしっかり入っています。価格相応に内容が充実しています。
たくあんを細かく刻んでトッピングし、その食感が楽しめるようにするなど、アイデアも豊富に詰まった一杯です。
ちなみに餃子は出身店の良いところを踏襲しつつ、やはり店主がブラッシュアップしています。レンコンが刻まれて餡の中に入っているのですが、そのシャキッとした歯触りが何とも心地よい。
この大きさ、この内容で何と300円!価格も実に良心的です。
今年の夏は、昨年食べそこなったつけ麺を是非一度食べてみたいです^^
【2013.02.04再訪】
年末年始、何度かこの店の前を通りがかりましたが、いつもシャッターが降りていました。店主は足の持病の手術をされたのだそうですね。知りませんでした。そして先日再び通りかかった時、久しぶりに営業していたのでほっとしました。また機会がったら食べようと思っていましたが、何故か私が通りがかるといつも店が閉まっていました。
ちょっと心配になっていたこの日、店の前を通りがかると店が開いています!駐車場へ車を停めて食べて行くことにしました。時間は18:45頃。前にお客さんは一組二名。
久しぶりなので基本の3SOらーめんを食べるつもりでしたが、券売機に“3SOポタージュめん”があったので思わずMサイズ(850円)の食券を購入。カウンター席に座ってしばし出来上がりを待ちます。
前の2名のお客さんとロットが被ったらしく、同時の調理となりました。それにしてもこの“3SOポタージュめん”は作りに手間がかかりますね。
冷蔵されたスープを取り出し、専用の鍋に移して温め、その間に麺茹でとトッピングのパプリカ等を切り出し、盛り付ける際にこれらをバーナーで炙っています。仕上げは何やら香油らしきものを温めてスープに注いでいます。高めの価格設定ですが、これは手間がかかって大変でしょう。
さて出てきました。このメニューを食べるのは久しぶりです。
ホウレンソウを使ったポタージュに特製味噌を合わせたというスープは美しい淡緑色。そこへパプリカの黄色、プチトマトの赤、ホウレンソウの濃緑、白髪葱の白、ベーコンと生ハムのベージュ色の対比が非常に美しい。盛り付けにも気を使っています。見ているだけで楽しくなる食事です。早速スープを一口いただいてみます。
言われれば確かに味噌スープなのですが、ベースの動物出汁も非常にマイルドなので、本当にポタージュスープを飲んでいるかのような錯覚を覚えます。しかしやはりしっかりしたラーメンスープに昇華されています。青野菜独特の苦みや青臭さはなく、非常に飲みやすいスープ。これはきっと店主自信が作ってみたかった、または食べてみたかったラーメンなのではないかなと想像します。楽しみながら作っている感じが伝わって嬉しくなりますねw
麺はいつもの自家製麺です。修業先の麺の良いところをしっかり継承して、加水率低めながらコシがあって程よい食感。スープを実に良く持ち上げてくれます。Mサイズでも結構な食べ応えを感じることが出来ます。
丼の縁に添えられた山葵は、麺や具に好みで付けて食べるものだそうで、試しに麺やパプリカ、ベーコンに付けてみましたが、独特の辛味はこのスープの味に合っていてなかなか面白い。
このメニューはチャーシューが入りません。その代りに厚切りベーコンと、チーズの生ハム巻きが入ります。どちらもラーメンの具としては独特ですが、このスープだからこそ良く合って美味しい。特にベーコンは、先の山葵を付けて食べるのがとてもいけますw
その他パプリカやプチトマトなど、グリルされた野菜は清涼感があり、自然な甘みが感じられて良いですね。
後半は好みで使ってくださいと出されたグリーンタバスコソースを少々スープに垂らしていただいてみます。その酸味と爽やかな辛味がこのスープに良く合います。最後はもう数滴垂らしてスープに良く和えて完食。
やはりこの店は何を食べてもレベルが高いです。
この3SOポタージュめんは、冬季限定です。まだしばらくは提供されると思いますが、興味のある方は春が来る前にお早めにw
【2012.06.11再訪】
お気に入りの店ですが、新しい店の開拓などに追われてなかなか訪問できませんでした。この日はたまたまこの近くを通りかかる用があったので、久しぶりに食べて行く事にしました。
店到着は14:15頃。昼の部の終了時間間際で、駐車場にも車は一台しか停まっていなかったので、てっきり空いているだろうと思ったら、店内は6人のお客さんが座っていました。
今回は新しくメニューに加わったことを知りながらなかなか食べることが出来なかった「辛3SOらーめんM(850円)」の食券を購入します。ちなみに材料の都合上、Lサイズは出来ないそうです。
しばし待っている間に別に三人連れのお客さんも入ってきました。私の前に入ったと思しきお客さんは、気を利かせて席を移動し、ちょうどその三人も着席出来、この時点で満席となりました。
店主はしきりに恐縮するも、肝心な席を譲ってもらった後客の方がお礼もなし!挙句、馬鹿でかい声で騒ぐは携帯で電話を始めるはやりたい放題です。人気店になると釣られて色んなお客さんがやって来ますが、こんな風に店が荒れて、またややこしいルールが出来てしまわないかと心配になります。
この日は店主一人での切り盛り。最近一人でやられていることが多いです。接客から調理、洗物まで全て一人でこなしているのでとても大変そうですが、こちらの店主が立派なのはどんなに忙しくても決して切れることなく丁寧な接客をしている事。こんなに忙しいのに私のらーめんの辛さは適度か?と気を使ってくれます。
さて肝心な味ですが、最近食べた辛いラーメンの中では秀逸でした。完全に私好み!
スープは、ノーマルの3SOらーめんとは別の鍋で仕上ています。店の表示によりますと、“韓国産唐辛子+荒唐辛子等々をブレンドし、特製味噌とダシで合わせた辛いらーめんです☆”と書かれているように、単に丼に辛子を投入しているのではなく、出汁に辛子と味噌ダレを加えながら合わせています。
ベースの出汁はいつもの通り、非常に濃厚で豚骨の自然な甘みが出たもの。ここにその辛味が加わることで、今まで食べたことのないタイプの辛いらーめんに仕上がっています。炒め野菜に使われた胡椒とも合わさってスパイシーです。
辛さはデフォルトではそれ程凄いものではなく、恐らく辛い物好きの方では物足りないでしょう。先に書いたとおり、辛さは調節してくれるそうです。私はこのままの方がこのらーめん本来の美味しさが堪能できると思ったので、デフォルトのままいただきました。これは旨いです。
麺はいつもの自家製太麺。加水率低めでスープの持ち上げも素晴しい。粉の自然な甘みが感じられて、今回の辛味の付いたスープを一緒に啜ると、何故か美味しい明太子のような感覚を覚えました。
チャーシューもいつものようにスープを温める鍋の中で一緒に温められています。これも柔らかく、味付けはスープに良く馴染んでいて旨い。
味玉が半分乗っかっているのは嬉しいですね。これも味付け適度。黄身に甘みが感じられて旨い。
もちろん炒め野菜もシャキッとした食感が残って、その旨味成分がスープに溶け出していて味に奥行きを出しています。胡椒のパンチと適度なジャンクさが良いw
丼表層に黄色く刻まれたものは、てっきりパプリカだと思っていましたが、何と沢庵でした。これは意外な食材ですが、彩が美しくなるだけでなく、カリットした食感と絶妙なショッパさが、自然な甘みのあるスープに意外なほど良く合います。
ノーマルの3SOらーめんのMサイズが700円であることを考えるとちょっと高めの価格設定ですが、食べて納得。これは旨いです。私個人的には、人気店になりすぎてハードルが高くなりすぎないで欲しい店です^^;
【2012.02.02再訪】
年が明けてからバタバタしていて、思うようにラーメンを食べに行く事が出来ませんorz
レビュー自体もサボっていました。久しぶりの更新です。
この店を訪れるのも何と半年振り!
仕事が終わって戻ってきたのがちょうど19:00頃。こちらの店の近くを通るので寄ってみました。寒い時期になると何故か味噌ラーメンが食べたくなります。
先客4名の分は既に調理が済んだところ。以前食べたポタージュ麺を食べている方がいます。私は迷いましたが、久しぶりなのでやはり食べたかった「3SOらーめん M(700円)」の食券を購入。ちょうど私の直前に店に入ったと思しき方のラーメンと同じロットで作ってもらうことが出来ました。
何度も書いているので今回は簡潔に。
相変わらず豚骨が中心と思しき動物系出汁が濃厚で、僅かな甘みとスパイスが効いた味噌ダレとの相性が抜群のスープ。
加水率低めでスープを良く持ち上げる自家製の麺も旨い。
炒め野菜たっぷりな上、スープと一緒に煮込まれたチャーシューも柔らかくて美味しいw
最近では女性単独客の姿も見えるようです。この味、店の雰囲気から、いつかは女性に人気の店になるだろうと思っていましたがやはり!
この日も女性だけの3人組が、私の後から入って来ました。
私が店を出る時には店内ほぼ満席!
すっかり人気店になってしまいましたw
【2011.08.01再訪】
午前中に所用で外出し、その帰りに食べてきました。
今回は、先月初め頃から提供が始まった「Sioしょうゆらーめん L(750円)」と「餃子(300円)」です。店外の立て看板には今年も「冷し3SOらーめん」が始まった事が告げられていました。
13:30頃店到着。前客5人。内4人は私の直前に入ったようで、券売機で食券を買っているところでした。皆顔馴染みの常連客のようです。
この日は店主一人での営業で、奥様はいませんでした。
私も続いて上記の食券を購入。ちょうど前客4人と同じロットで作ってもらうことが出来ました。
調理の手順は、「3SOらーめん」と同じです。ミンチ肉と野菜を炒めています。野菜はモヤシが中心。そこにキャベツが加えられます。キャベツはかなりザク切りのものを、中華鍋に投入する際に更に手でちぎって入れているところにこだわりを感じます。
出来上がった私のらーめんは、上記野菜がたっぷり乗っかったもの。当初は店主の出身である『日の出製麺所』の「東京らーめん」や、その関連店である『大正麺業』の「ラーメン」と同じように、シンプルな具が載った典型的な東京ラーメンのビジュアルを予想していましたが、ちょっとタンメンにも似た趣です。
早速いつものようにスープから一口。
ベースの出汁は鶏ガラや豚ガラなどの動物系出汁と思われます。そこに炒め野菜から溶け出した旨味成分が加わる事で、奥行きの深さと同時に不思議なジャンク感があります。炒め野菜を仕上る際の胡椒がそう感じさせるのでしょうか。
カエシは“Sioしょうゆ”という名前のとおり。醤油は香りが感じられる程度で、主な味付け要素は塩であると思います。上記の出汁とこのカエシが合わせられる事で、さっぱりした味のはずが全く物足りなさがありません。とても旨いですw
麺は各メニュー共通の自家製太麺。手もみによると思しき縮れが少々入って破水率は高すぎず適度。なのでスープをよく吸って美味しくいただけます。麺自体の粉の風味も良くて、私好みの麺です。
チャーシューは薄切りタイプが一枚。味噌味と扱いを変えています。ロースタイプのチャーシューで柔らかく味付け良く美味しい。炒め野菜の中のミンチ肉もかなり入っているので、満足出来ます。
野菜は先述の通り。炒め加減がちょうど良く、モヤシがシャキっとした食感を残して歯ざわりが良いです。加えて白髪葱もたっぷり載っけてくれるので、野菜だけでかなりの量です。スープに良く浸していただくととても美味しく満足できます。
ちなみに餃子は相変わらずのボリューム。餡の中のシャキシャキしたものが何なのか不明でしたが今回確信。これは蓮根ですね。蓮根を賽の目上に刻んで餃子の餡の中に入れられています。独特の食感で美味しいです。
Sioしょうゆという意味が不明でしたが、今回良く分かりました。非常に完成度が高いラーメンです。レギュラーメニューが充実してきましたので、大変使い勝手の良い店になりました。定期的に提供される限定も毎回面白いものですし、なかなか目が離せない店ですw
店主は相変わらず優しく丁寧な接客で気持ちが良い店です。
【2011.05.20再訪】
今月の初めから新しいメニューが加わっていたので、それを食べに訪問しました。その名は「干しえびの肉3SOまぜそば(700円)」。一日15食程度の限定です。夜の部でしたがまだ残っていました。夏向きのメニューですね。
18:40頃店に到着。夜の部一番乗りでした。何と厨房の照明は夜でも点けずに営業しているのですね!お客さんの席は明るくしていましたが、節電に対する配慮でしょう。薄暗い中仕事がやりにくいと思いますが感心してしまいます。電力会社にもこうした努力を良く見せてあげたいです。
予定通り先述の食券と「餃子(300円)」の食券を購入。今回は照明の真下になる入り口入って左手一番奥の席に座ります。店主に食券を渡すと早速つくり始めてくれました。その間にお客さんが次々と入ってきます。やっぱり人気がありますね。近所の家族連れなども来て和やかです。
まぜそばですが、上に乗っかる炒め野菜とミンチ肉は他のラーメンと同じようです。麺を茹で、その間に沢山のモヤシとキャベツを少々、そしてミンチ肉を強火で炒め始めます。時間が来たら麺を上げ、その上に先ほどの炒め野菜を乗せ、更に温めた肉味噌、揚げ玉、水菜などがまぶされて出来上がりです。
写真でお分かりかと思いますが、スープとレモン、刻んだたくあんが別皿で提供されます。レモンとたくあんは好みで振りかけて食べてほしいとの事。そしてスープは、そのまま飲んでも良いし、好みで付けたり掛けたりして食するもの出そうです。
よくかき混ぜてから食べてほしいとの事だったので、少々汚らしくなりますがしっかり混ぜます。この肉味噌は混ざりにくい^^;
全体に行き渡るまでにかなりの時間がかかりました。そして一口。
色合いからもっと味付けが濃い肉味噌をイメージしていましたが、意外に薄味です。暑い日にはサッパリしていて良いかも。たっぷりの挽肉と干し海老の香ばしさが口の中一杯に広がります。強烈なジャンクさがない代わりにさっぱりといただける混ぜそばであると思いました。なかなか旨いw
麺量はMサイズのみの販売になっています。しかしこの店のMサイズは十分大きめなので、かなり食べ応えがあります。
そのまま食べても美味しいのですが、半分くらい食べたところでレモンを部分的に振りかけてみました。更にサッパリします。今回はスープも使ってみたかったので全体に振りかけることはしませんでしたが、夏はレモンを多めにかけていただくのが良いかも。
そしてスープを先ずはそのまま飲んでみました。豚および鶏のガラから摂られたと思しき出汁は『大正麺業』で食べた醤油ラーメンのスープに良く似た味。やっぱりベースの出汁は似ているのですね。当然そのまま飲んでも美味しい!
しかし店主に言われたとおり、最後にこのスープを麺にかけてみました。するとしっかりとした動物出汁が加わって、味噌ラーメンとも醤油ラーメンともつかぬ不思議な味わいになります。干しえびの香りも良く出てこれはこれで旨い。やっぱりこの店のラーメンはスープがあった方が良いかな。
餃子は相変わらず大きくて食べ応えがあります。特製餃子のタレに具沢山のラー油をたっぷり入れて、餃子をヒタヒタにしていただきます。餡の肉や野菜もたっぷり入って美味しい。この店の餃子を食べるとそのCPから他の店で食べられなくなりますw
独創的で美味しいまぜそばでした。でもやはりレギュラーメニューの3SOラーメンが一番美味しいかも。
それでも今後も独創的な限定メニューの開発などに期待したいです。店主と奥様の物静かで丁寧な接客も相変わらず素晴しい店で満足です。
【2011.04.06再訪】
店主のブログでもともと夜の限定だった季節限定麺が期間を延長して提供している事と、昼の部でも食べることが出来るようになった旨が告知されていました。早速食べてきました。夜だとハードルが高くなりますが、昼に提供してくれるのはありがたいことです。
12:40頃店到着。ちょうど満席でしたので少々待ちます。
券売機では予定通り「3SOポタージュめんL(900円)」を購入。一日限定10食なのであるかな?と心配しましたが間に合いました。ついでに「餃子(300円)」も購入します。5分足らずで席が空き、着席して待ちます。前の注文の作りが既に始まっていたため更に1ロット後になりました。今回はいつもの女性スタッフがいません。店主一人で全てをこなしていて忙しそうです。しかし手際が良い!麺を茹で、野菜を炒め、餃子を焼き、限定麺の具を別に作る…全て同時に行っています。限定麺は他の定番メニューとは全くの別物。共通は麺だけなのでもの凄く手間がかかるようです。
先ず餃子が出てきました。相変わらずの大きさ!今回は片栗粉がコゲ気味で黒っぽい色になっていましたが、こげた部分がカリカリして旨い。見た目は少々悪くなるけど味はむしろ好みでした。
たっぷりの餃子のタレに具入りラー油を沢山入れていただきます。相変わらず野菜たっぷりの餡が旨い。この味このボリュームで300円は絶対にお得。
さてお目当てのポタージュめん、何とも美しいビジュアル!グリーンのスープに白髪ネギ、ベーコン、生ハムチーズ、ホウレンソウ、グリルされたパプリカとプチトマト、フライドオニオン。具も非常に凝ったものでした。
スープは大量のホウレンソウを絞ってその旨味とトロミを獲得しているとの事ですが、本当だとしたら凄い!独特の青臭さは無く、代わりに自然な甘みとトロミがついています。牛乳系の材料も少しは使われていると思われますが、見た目ほどコッテリしていません。むしろホウレンソウの爽やかさを感じるくらい。
そこにいつもの味噌による味付け。これによってパスタではなく、ましてやエスニック麺でもない“ラーメン”としてまとまっています。これは面白い!そして美味しいw
麺はいつもの自家製麺。モチモチした食感でスープとの絡みも言う事無し。麺に関しては出身の『日の出製麺所』のものよりも好みです。
具も一つ一つ凝ったものですが、なかでも火を入れたパプリカがこのスープに素晴しく良く合っています。クタらずシャキッとした歯ざわりを残した野菜はとても美味しい。
丼の縁に乗せられたワサビはベーコンに付けたりスープに溶かしていただくようです。ベーコンに付けて見ましたがピリッとして悪くない。
後半は一緒に用意してくれたグリーンタバスコソースを少々スープに入れてみます。私はワサビよりもむしろこちらの方が好み。スープの変化が楽しめます。
Lサイズは麺量200g。さすがに食べ応えあります。餃子を完食し、スープまで全部飲み干したらお腹いっぱいになりました。
こちらの店は限定を提供するペースなども良い感じです。もちろん定番も旨いですが、時々こうした限定を提供してもらえると何時までも飽きずに食べることが出来ます。
最初は値段的に高いラーメンだなと思いましたが、手間のかかった丁寧なつくりと味に納得でした。
【2010.06.26再訪】
期間限定の「冷し3SO(800円)」を食べに行って来ました。一日限定20食です。
同時に「冷しの大盛(50円)」の食券を購入し、トッピングサービス券で味玉をいただきました。
土曜の13:00店到着で前客一人。土曜日とは言えお昼時を外せばまだ空いているのだな…なんて思っていたのもつかの間。次々とお客さんが現れ、最後は待ちが出ました!女性だけのお客さんや家族連れのお客さんも来るなど、着実に人気を獲得しつつあるようです。
麺はいつもの平打ち縮れ麺。冷水での締めが非常に丁寧でした。大盛りにしたのでかなりの量です。
ここに良く冷やされた豚骨ベースと思しき出汁に味噌ダレが加えられた濃厚スープがかけられています。このスープは基本は酸味がありません。代わりにライムがひとかけら器に添えられています。このスープはトロっとしていて麺に良く絡みます。濃厚だけど冷たいので暑い日でも食べやすいw
旨いですねwww
チャーシューはありませんが、代わりに肉味噌がたっぷりと乗っかっています。ちょっとピリ辛に挽肉と玉葱などの野菜が炒められ、これも良く冷やされています。少しずつ崩してスープに和えながら食べ進むと味の変化が感じられて面白いです。下に敷かれたネギとも相性が良いですね。麺とスープがより良く絡んでくれる気がします。
更にその上にカリカリしたものが振りかけられていますが…これは柿の種を砕いたものだ!ピリ辛い味とカリカリの食感は面白く、意外にもこのメニューに良く合っています。
メンマはカリカリで、味付けも控えめで旨いですw
味玉は半分がデフォルトで乗っかっているのですね^^;
トッピングのサービス券をもらっていたので味玉をいただきましたが、別のものにすれば良かった…とは言え他のトッピングって何かあったかな?次回確認しよう…
半分くらい食べたところで酸味が欲しくなったので、ライムを振りかけてみました。
清涼感が増します。
酢とは違う柑橘系の酸味なので、その味が飛び出ることが無かったのが好印象でした。
こうした食べ方をすると、もはやラーメンと言うよりはエスニックの麺料理のようです。
冷やし系は美味しい店が少ないので貴重だと思います。
【2010.06.04再訪】
先日味噌味を食べてとても旨かったので再訪。今度は一日30食限定の「エスニッQ 3SO L(800円)」を食べてみました。小ライスも一緒です。
これはカレー味のラーメンです。
カレー麺と言えば『大文字』が有名です。カエシを控えめにした醤油味で、他のラーメン同様和風の出汁がしっかり摂られたスープに後乗せでカレーがかけられているもの。いわゆる“カレー南蛮”のつくりで、とても旨いのだが何しろ価格が高い!
このお店は大文字とは違ってスープそのものをカレー味で仕立てています。名前の通りエスニックカレーで、タイなど東南アジアのスープカレーを髣髴させます。
スープ上に唐辛子の粒が見えましたが辛さは控えめになっているので、辛いものが苦手な方でも問題ないと思います。ベースの出汁は味噌味と同じ豚骨がベースであるようです。ココナッツミルクが効いていると思われ、とてもまろやか。
エスニックな食材として、ナス、トマト、ヤングコーンなどがあしらわれ、見た目も綺麗です。
予めネギと挽肉を炒めたものを用意していたのでしょうか、たっぷりの白髪ネギの下にこれらがナスと一緒に載せられていました。軽く味付けがされています。丁寧な仕事です。
麺は味噌味と同じ自家製のプリプリ麺。加水率が高くノド越し良いです。スープの持ち上げが若干悪い気がしますが、スープそのものが濃厚なので問題はありません。食感は好みです。
チャーシューは味噌味と同じくスープと一緒に温められ、スープを注いだ後に乗せられます。ホロホロに崩れるほど柔らかく、塊りが2個も入って食べ応えあります。味付けもスープを良く吸っていて旨い!
最後に残ったスープにライスを投入。スープカレーライスになって2度おいしくいただきました。
これをやるならMサイズでよかったかもしれません。Lでは最後苦しくなりました。
なかなか旨いエスニック麺です!
丁寧なつくり、味、ボリューム…これらを勘案して800円はCPに優れていると思います。今回レビューでCPの評価を格上げしています。
店の向かいの駐車場から車を出そうと思ったら、女性店員さんが近づいてきます。てっきり忘れ物でもしてしまったか?と思ったのですが、帰りにトッピングのサービス券を渡し忘れたらしく、わざわざ届けてくれました。サービスが良いです。
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このお店の前は度々車で通るのですが、新規開店していたとは全く気付きませんでした。最近そんなお店にばかり訪問しています^^;
皆さん本当に情報収集が早いですね!既にブロガー諸氏も記事にしています。
券売機のボタン配置を見ると、味噌が上位に来ていますね。その下に毎日30食限定のエスニックがあります。
今回は初めてなので“初めての鉄則”左上のボタンを押します(味玉の食券も購入)。
3SOらーめん(味噌・L)+味付たまご(750円+100円)です。
元々どんなお店が入っていたかサッパリ思い出せませんが、店内は白の塗装で統一されたシンプルな造りで、カウンター上部に席毎のスポットライトを入れるなどデザインには気を使っています。ちょっと席のピッチと照明の位置がずれていたけど^^;
この内装の雰囲気は、デートで使っても違和感がなさそうです。
私のラーメンは前客のエスニックと同時に作業が行われました。スープは小鍋にとられた出汁にそれぞれカエシを直接投入し、温められています。味が2種類のため、二つのコンロを使っていましたが、上下2段重ねのガス台は初めて見ました!
チャーシューはこのスープの中で温められているようです。丼にスープを注ぐ際に鍋に入っているのが見えました。
その他の具材のメインは、まずミンチ肉。これを中華鍋で炒めています。そこに細かく刻まれたキャベツを少々投入し、最後にモヤシを一掴み入れて鍋をあおりながら炒めて行きます。
スープと野菜は別に作られるので札幌方式ではありませんが、最終的に丼の中で双方が全て投入されるので、野菜炒めの旨みが出ています!
このスープはかなり濃厚!豚骨と思しき動物出汁がしっかり出ていて、味噌のカエシは甘みが抑えられたもので好印象です。炒め野菜の油が丼表層を覆っていつまでもアツアツです。塩分濃度も適度で旨いですね!
麺はちょっと『弐重まる』の麺に似た印象でした。中太で少々縮れが入ったもので、加水率高めでプリプリした食感。スープとの相性が良いです。
チャーシューは柔らかく、繊維質に沿って箸でほぐせるもの。味付けは極薄味と思われ、スープの味を壊さず食べる事が出来ます。
炒め野菜はモヤシの食感がシャキシャキ!炒めたミンチ肉は香ばしく感じられます。白髪ネギが多めに盛り付けられていますが、これは濃厚な味噌味に良く合っています。具材の組み合わせが良く考えられていると思います。白髪ネギのてっぺんに乗っかっていたのは何だったのだろう…
さらにメンマが多めに入っていて、具の多さは結構なものです。
味玉は黄身がかなりトロトロ!最初は冷たいので、先にアツアツスープの中に沈めてしまった方が良さそうです。
いつまでもスープが冷めずにアツアツなので、食べるのに時間がかかります。パッと見は少なそうに感じるかもしれませんが、この丼は下膨れでかなりの量が入っています。結構食べ応えもありました。
トータルではかなりレベルが高いと思います。作りも手が込んでいますね。
すぐ近くの『ねぎぼうず』に強力なライバルが出現しました。それぞれ特徴のある味噌ラーメンを食べる事が出来ます。
味噌ラーメンといえばこの近くにもう一店『宝龍』という味噌ラーメンを売りにした店があります。この界隈は味噌ラーメン激戦区になってきました。家系の人気店『奥津家』もありますし、ラーメン好きには要チェックの地域になりましたね!
最後にこの店の店主はラーメンのつくりもさることながら、接客も非常に丁寧であることを加えておきます。
2016/12/25 更新
【2018.01.12再訪】
最近はお気に入りのラーメン店の情報をツイッターでチェックする機会が増えました。限定メニューの提供や臨時休業の情報などがリアルタイムで把握できるので非常に便利です。今日は金曜日…ここ3SOは“麻辣の日”です。ピリ辛の肉味噌を使ったメニューがいろいろ提供されているようでした。しかし、私の狙いは…もはや冬の風物詩となった「3SOポタージュめん」をいただくことなのです。この冬シーズン初めて食することになります。13:00頃からの販売と言うことだったので、時間を合わせて店に向かいます。
私が店に入った時にはお客さんがいませんでした。後から3組5名。場所が場所だけに結構苦戦されているようです。この店がもっと駅に近い場所にあったら…連日大盛況でしょう。
予定通り「3SOポタージュめん(880円)」の食券を購入し、カウンター席に座って店主に食券を渡します。この時間、店は店主一人での営業でしたが、非常に調理の手際が良いので空いていれば一人で問題なく捌いています。しかし私の「3SOポタージュめん」は炒め野菜を作るわけではありませんが、レギュラーメニューに比べて手間がかかっていますね。概ね6,7分で私のラーメンが出てきました。
何度も同じメニューについてレビューしていますので、今回は簡単に済ませます。
ホウレンソウをペースト状に伸ばして特製の味噌ダレと合わせて作られるというスープは、まさにポタージュ。言われなければ、味噌がベースの味付けとは気づけないかもしれません。スープの色は、一見驚くほど鮮やかなグリーンですが、スープを飲んでみると非常にマイルド。そして変な甘みを付けていないので飲みやすく美味しい。味も、オリジナリティーと言う側面からも、そして見た目の美しさも、全てにおいて完成度が高いです。
丼の縁に添えられた山葵は、チャーシュー代わりの厚切りベーコンや、生ハムで巻いたチーズに少しつけて食べると美味しくいただけます。
そして一緒に提供してくれるグリーンタバスコ…こいつは途中からスープに数滴たらしながらいただきます。その若々しい辛味と独特の酸味が、何故かこのスープに非常に良く合います。
そして加水率低めの自家製太縮れ麺は相変わらず旨い。このスープにも良く合います。
恐らく相当人気の高いメニューなのでしょう。最近では毎年冬のシーズンになると提供してくれます。ファンにはありがたい。
見た目からは際物を想像する方がいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありません。このオリジナリティー溢れるメニューは一食の価値ありです!