Dr.TJさんが投稿した麺工房 隠國 愛川本店(神奈川/愛川町その他)の口コミ詳細

Dr.TJのラーメン館

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この口コミは、Dr.TJさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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麺工房 隠國 愛川本店番田、上溝/ラーメン

6

  • 夜の点数:4.7

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 3.6
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク -
6回目

2023/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

久しぶりの「隠國スペシャル」…当時のスープを思い出す

*公私ともに忙しく、すっかりレビューをサボってしまいました。少しずつ写真掲載を中心に再開します。

【2023.3.1再訪】
ある季節がやって来ると食べたくなる店ってものがあるものです。この店もその一つ。何故か春になると『隠國』で食べたくなります。過去の思い出と味が何かしらリンクするものがあるようです。
所用で厚木方面に出かけたこの日。帰りにちょっと遠回りして訪問しました。
13:30頃店到着。昼飯時は外したので空いているだろうと思ったら、まだ店の外も待ち合い席に並んでいる人がいて驚きます。私も最後尾に接続。
待っている間に店員さんが注文を受けてくれます。着席してから待たせない工夫です。個人店ですがこの店は早い段階からこうしたオペレーションがしっかりしていました。この日は「隠國スペシャル(1000円)」と「とっつぁん丼(350円)」を注文します。残念ながら定番の縮れ麺が終了したそうで、細麺での提供でした。
概ね10分ほど待って店内へ。指定されたカウンター席に座ると、数分で私の注文の品が出てきました。先ずはスープから一口、
魚介系出汁を中心に動物ガラを炊き出した和風スープ。この店で“隠國”らぁ麺の系統は明らかに”支那そば”のスープと違っています。これぞまさに大ブレイクした当時の味わい。旨いですね!旨味が体に染み込むようです。揚げ葱が添えられていて、これを混ぜることによって清端なスープにパンチが加わり、より美味しくなります。う~ん、やはりレベルが高いです。
麺は先述の通り。くつかある麺の種類の中に最もスープに合うものが用意されています。残念ながら今回は縮れ麺ではなく細麺でしたが、この麺も悪くないのです。麺量は推定茹で前120~130g程度。スープによく合います。量が少なめなので、男性ならサイドメニューを何か注文するのが良いと思います。
チャーシューはモモ、肩、バラの三種類。ちょっと燻製風味が感じられるのは当初のまま。それぞれ特徴があって旨いのですが、私は特に肩肉のチャーシューがお気に入りです。しっかりした歯応えを残し、噛みしめる度に旨味が溢れます。多くのお客さんが“スペシャル”を注文していますがそれも納得。この店のチャーシューはとてもオリジナリティーに溢れて美味しいのです。

この日の「とっつあん丼」は、良く煮込まれてしっかりした味が付いていて旨い!いくつかある丼飯メニューの中で、私が一番気に入っているもの。数種類の根菜がたっぷり。

相変わらず旨いです。こんな辺鄙な場所なのに今でも行列しているのは驚きですが、2000年代初頭に大ブレイクしたこの店の味は、ラーメンの味が多様化した今でも十分人を引き付ける魅力があります。

  • 隠國スペシャル

  • 完食!

  • とっつぁん丼

2023/04/15 更新

5回目

2022/07 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

隠國塩は当初の味のままだった

【2022.7.14再訪】
所用で厚木方面に出かけた帰り、ちょっと遠回りして食べてきました。
13:45頃店到着。こんな中途半端な時間でしたが、外の待ち合い席に1組2名が待っています。私の後にも2組4名が並びました。待っている間に掲示されているメニューを眺めながら何を食べるか決めます。フロアー係の店員さんが機を見て注文を受け付けてくれます。この日は「隠國スペシャル」をいただく予定でしたが、既に売り切れになったそうです…手もみ縮れ麺が終了していて、肩ロースチャーシューも完売になっていました。なのでいくつか他のメニューも品切れでしたorz
そこでこの日は「隠國塩らぁ麺(750円)」を注文。この日はお気に入りの「とっつあん丼」が無かったので、「森薫る丼(350円)」もお願いします。10分ほどで店内カウンター席に通されました。
先に注文を受け付けてくれているので、着席してからの提供は早いです。すぐに到着。それでは早速スープから一口。
鶏やゲンコツが使われている動物系出汁がベースで、魚介系出汁の旨味が前面に感じられるスープ。そこに香味野菜の味と香りが着いてきます。この味は大ブレイクして通い詰めた当時のまま。恐らくこの店も、いわゆる“神奈川淡麗系”に括られると思いますが、出汁の使い方は一種独特のものがあり、他とは一線を画す味わいなのです。
麺は細麺。前回の「醤油らぁ麺」と同じです。店主が独自に粉や塩を配合した自家製麺。当時はコヒーや若芽を打ち込んだ特製麺が定期的に提供されていましたが、最近はやっていないのかな…そんな独特な麺も食べてみたいです。この店の麺は、スープに合わせてよく考えられて作られています。ある意味完成の領域なのかも。
チャーシューはバラ肉です。この店のチャーシューは肩、もも、バラの3種類が使い分けられていますが、少々燻製された香りが着いていることが共通の特徴。現代風のトロトロチャーシューとは全くタイプが異なるもの。肉の旨味が凝縮されていてとても旨い。
その他の具は水菜とメンマと海苔。特に細切りメンマは食感良く、味付けも特徴があって、この店のメニューは全てにおいてオリジナリティーが感じられます。そして揚げ葱がスープに馴染むことで、適度なパンチと食べ応えを出しています。
ちなみに「森薫る丼」は、肩肉のチャーシューを炙ってご飯に乗せ、塩タレを掛けたもの。このチャーシューも燻製風味が付いていて、まさに“森薫る”イメージのもの。ご飯の炊き加減も良くて旨いです。
久しぶりに食べた塩味は当時の味が受け継がれていてなんだか嬉しくなりました。次回こそは“隠國スペシャル”をいただきたいです。

  • 隠國塩らぁ麺

  • 森薫る丼

  • メニュー(2022.7.14)

2022/07/28 更新

4回目

2022/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

久しぶりの隠國…スープがまた変化した?

【2022.3.11再訪】
久しぶりに丸一日休みとなったこの日。新しい車の慣らしに走らせていました。せっかくなのでちょっと足を延ばし、久しぶりにこちらの店でラーメンを食べて行く事に。よく考えたらこの店で最後に食べたのは5年も前!
12:45頃店到着。店の外には3組5名が順番を待っていました。私の後からも3組6名が接続します。平日の昼休み時が終わろうという時間なのに、相変わらず人気があります。この日は結構待ちました。店内に入ったのはその20分後くらい。予め店の外の待ち合い席でメニューを眺め、店内に入る前に注文を受けています。今回は「肩ロースチャーシュー麺(900円)」と「とっつぁん丼(350円)」を注文。とっつあん丼を食べることが出来るのは久しぶり!
店内の座席レイアウトがかなり変わっていました。以前は厨房前のカウンターと、島状のテーブル席でしたが、厨房前のカウンターが撤去されて、中央のテーブル席が全て店員さんのサービス通路を取り囲むようなカウンター形式に変更されていました。当時より店員さんの数が減っていたので、フロアー係の方の動きやすさを確保したのでしょう。
ラーメンの仕上がりが早いのはこの店の特徴です。着席してからはほとんど待たされることなくラーメンが出てきました。そしてとっつあん丼も。早速スープからいただいてみます。
何しろ最後に食べたのが5年も前なので、その時の味は忘れつつあるのですが、やはりこの店が大ブレイクした頃に比べると、スープが変化していると思います。香味野菜の旨味と香りがやや強めに尖がっていて、魚介と動物系出汁がその陰に隠れて感じられます。今でも旨いスープだけど、絶妙なバランス感が無くなったかな…もしかしたらこれこそが最初に作っていた味なのかもしれません。足繁く通った当時、そんな説明がなされた夜専用メニューがあって、それを彷彿とさせます。
麺は細縮れ麺。加水率やや低め。麺ももっと細かったような気がします。当時に比べるとちょっともっちりした食感。現在は「隠國らーめん」と「支那そば」という2種類の醤油らーめんが提供されていますが、もしかしたら当時私が好んで食べていたのは「隠國らーめん」で、今回食べたのは「支那そば」の系列であって、スープも麺も別に作っているのかもしれません。麺量はやや少なめ。推定茹で前120~130g程度と思われますので、男性ならサイドメニューを注文して丁度良い量になると思います。
チャーシューは相変わらず旨いです。この店のチャーシューは今回食べた肩肉に加え、もも肉、バラ肉の3種類が用意されています。それぞれ特徴が良く生かされていて、どの部位の肉も軽く燻製されたようで香ばしい。肉の旨味がぎゅっと閉じ込められています。
好みだったカリッとした細切りメンマは乗っかていませんでした。この事からも、ベースは「支那そば」なのだと思われます。
ちなみに「とっつぁん丼」は根菜と豚バラ肉が炊かれて白飯に載せられたもの。以前のものに比べるとちょっと汁気が無くなっていたのが残念でしたが、懐かしい味です。

今回食べてわかったのは、私が食べ続けていたのは恐らく「隠國らーめん」の方だったということですね。次回食べる機会があったら、「隠國スペシャル」を食べてみます。

  • 肩ロースチャーシュー麺

  • とっつぁん丼

  • 駐車場側からの外観

2022/04/04 更新

3回目

2017/07 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

少しずつ変化するスープ 今回は香味野菜の旨みと香りが強く出たスープ

【2017.07.12再訪】
とにかく暑いです!外出仕事がある日は本当に大変です。外出仕事が無い日はなるべく家の中で過ごそうと考えているわけですが…野暮用で厚木方面に出向かなければならなくなりました。しかも厚木市街地からかなり遠い…こうなると車です。っで、昼過ぎくらいにようやく用事を済ませたのでこちらの店で久しぶりに食べようと思い立ったわけであります。そう言えば最近、季節限定で冷しつけ麺なるメニューを提供していたはず。楽しみです。

14:00頃店到着。思っていた以上に時間が掛かってしまいました。でも最近では、平日のこれくらいの時間になれば空いています。大ブレイクした頃は本当に凄い行列だったのですが、今は落ち着いて食べる事が出来ます。
店に入ると、お客さんはカウンターに3名。内一人は食べ終わって立ち上がるところでした。私の後からは2組3名。
さて、最初から食べるものは“冷やしつけ麺”と決めていたわけですが、メニューを持ってきてくれた女性店員さんから「つけ麺は終了しました」の一言。ガーン!やっぱり出遅れたか!こう暑いとアツアツのラーメンよりもつけ麺みたいな冷たいメニューが食べたくなるのはみな同じなのですね^^;

しかしこの店は、別のメニューも美味しいのでそんなに悲しむ必要はありません。気を取り直して「醤油らぁ麺(600円)」と「まかないメシ(350円)」を注文します。本当は「とっつあん丼」が食べたかったのだけど、今回もありませんでした。
細麺なので出来上がりが非常に早いです。5分と待たずに私の「醤油らぁめん」が出てきました。そしてすぐに「まかないメシ」も。それではいつものように、レンゲでスープをいただいてみます。

素材については当時から大きな変更はしていないと思われます。動物系出汁は鶏ガラ、モミジ、丸鶏。そこに頭と腸を取り除いた煮干しと他幾種類かの魚介。そして昆布と香味野菜。しかし調合についてはその季節やその日の天候などによって少しずつ変えているのではないでしょうか。この日のスープは、香味野菜、とりわけ生姜がかなりはっきりと効いていて、パンチの強いスープになっていました。香味油もちょっと強めになったようで、より分かりやすい味になったとも言えるかも。これはこれで美味しいスープです。もしかしたら、後述の「隠国らぁ麺」とは油の使い方などを変えているのかもしれません。

麺は、同じ醤油味のラーメンでも、私が今回食べた「醤油らぁ麺」は細ストレート麺で、手もみによるわずかな縮れが感じられるもので、「隠国らぁ麺」で使われているのは中太縮れ麺と言う具合に使い分けがされています。どちらの麺も自家製で旨い麺であることは間違いないのですが、私は従来からの細麺の方が圧倒的に好みなのです。これは本来「塩らぁ麺」に使われていたそうです。開店当時から変わらぬ粉配合と加水率で今でも作られているそうです。加水率低めでスープを良くつかみます。粉の旨味も感じられて旨い。麺量は推定茹で前で130g程度。少なめなので、男性ならサイドメニューを注文して丁度良いと思います。

チャーシューはモモ肉が一枚。この店のチャーシューは、トロトロのチャーシューが流行ろうともお構いなしに、頑なにしっかりした歯応えを感じるチャーシューを作り続けてきました。噛みしめるとしっかり旨味が出るチャーシューは私好みです。提供する度に塊から切り落とされます。仕事が丁寧です。
その他の具は水菜と葱、そして揚げた海苔。ただそれだけ。非常にシンプル。メンマも揚げ葱も入りません。しかし満足度は高いです。

ちなみに「まかないメシ」は、葱と切り落としチャーシューを細かく刻んだ物に辣油と調味料で味付けしたものを、刻み海苔がまぶされた白飯に乗っけたもの。この店の丼飯メニューはいくつも食べましたが、どれを食べても美味しい。店主は研究熱心な人であることがこんなところからも分かります。

久しぶりでした!美味しくいただきました。
今度こそ、冷しつけ麺を食べてみたいものです。

  • 醤油らぁ麺

  • まかないメシ

2017/07/14 更新

2回目

2017/01 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

やっぱり私は当初からの細麺が好みです

【2017.01.14再訪】
所用で厚木某所に出向いた帰り、久しぶりにこちらで昼飯を食べる事にしました。この店に通い始めてから何年になるでしょう。大ブレイクしたのは既に15年くらい前になりますね。その頃からです。当時はこの場所はスープ工房で、店は相模原市横山に『春夏冬』という名前で店を出していました。その本当の初期のころのことは私は知らないのですが、煮干のエグ味を敢えて出すなど、完全に店主の好みでスープを仕上げていたため一般人には理解されず、相当に苦戦されたそうです。そこで心機一転、現在のスープにつながる動物系出汁と魚介系出汁を組み合わせた穏やかな清淡スープ…神奈川淡麗系を牽引する一つの味…が完成していったそうです。
当時はとにかく感動を覚えました。こんな辺鄙な場所で、こんな淡麗な和風スープが提供されていたなんて…。

もちろん今でも人気店です。この日は12:30頃の訪問でしたが、外まで伸びる行列が出来ていました。しかしこの店は細麺なので麺の茹で上りが速い事、相当の席数があるので、家族連れなどが多い土日祝日でも比較的回転は速い方です。この日も10分くらいで店内に入り、さらに5分くらいで着席できました。着席している間に注文を受け付けてくれます。麺は前回食べた時、当時よりも太くなって違和感を覚えたので、当初と同じ細麺を使った「肩ロースチャーシュー麺(800円)」「くん製玉子(100円)」と「味噌ババ丼(400円)」を注文。空いたカウンター席に促されて着席すると、程なくして私の注文の品が出てきました。

先ずはいつものようにレンゲでスープから一口。
前回食べた時は魚介出汁が弱くなり、香味油が強くなりすぎた感がありましたが、今回は戻っていました。恐らく当時と同じくゲンコツ、丸鶏、鶏ガラ、モミジなどが中心と思われる動物系出汁に、頭と腸を外した煮干を中心とした魚介出汁、葱や生姜などの香味野菜でまとめられたスープ。今回は生姜の味と香りがやや強めになっていましたが、全体バランスは戻っています。美味しい。

麺は先述の通り細麺でいただきました。前回食べた麺は、中細の縮れ麺でした。ピロピロした食感で、それも悪くはないのですが、この繊細なスープにはやっぱり細麺が合っていると思います。私は圧倒的に細麺が好み。加水率低めでスープを良く持ち上げます。麺自体に味があって、旨い。麺量は少なめですが、当時よりもちょっと量が増えたかも。私の感覚で茹で前130gくらい。

チャーシューは、私の好きな肩ロースチャーシューを増したものです。たっぷりと5枚入っていました。基本ラーメンはチャーシュー1枚入りで650円。なので4枚で150円分になります。かなりお得感あります。今風のトロトロチャーシューとは真逆で、しっかりとした食感を残し、肉の旨味が凝縮されたチャーシュー。噛みしめるほどに旨味が出ます。

トッピングしたくん製玉子は、メニューの説明書きにある通り、チーズのような、不思議な香ばしさを持ったもので、絶品です。相変わらず美味しい。この手の味付き玉子も、いくつかの店で食べたことがありますが、この店の出来栄えが一番です。
その他の具は水菜と刻み葱。そう言えば細切りメンマが入っていなかったような気がするけどやめたのか、あるいは私が勢いで食べちゃったのかな?

基本ラーメンは、私がこの店に通い始めた当初に比べて100円ほど値上がりしていますが、チャーシューメンは価格が変わっていないのです。内容を勘案すると、非常にCPが良いのでお勧めです。チャーシューは、今回食べた肩ロース、もも、バラの3種類(バラは+100円)。3種類全て入ったスペシャルも人気。この店のチャーシューは是非食べてみていただきたいです。

ちなみに「味噌ババ丼」とは、白飯の上に味噌を塗り、その上に塩コショーで下味を付けたバラ肉を、味噌とバター、酒、ネギをソテーしたものを乗っけて刻み海苔をまぶしたもの。この店のサイドメニューは変な甘みを付けないので、ラーメンのスープの味を壊すことが無くてありがたいです。
最近食べていなかった「とっつあん丼」も復活したみたいですので、今度来る時に提供されていたら食べようと思います^^

  • 肩ロースチャーシュー麺

  • 味噌ババ丼

2017/01/21 更新

1回目

2016/06 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.8
    • | CP3.6
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人
  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス3.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

強い和風が堪能できる絶品スープと自家製麺

【2016.06.18再訪】
前回のレビューがこの店で食べた最後でした。なので既に4年もの歳月が流れていたのですね…超高血圧が発覚して以来、わざわざラーメンを食べるためだけに出かけることがなくなりました。なので通常なんの用もないこの場所に、ほとんど行くチャンスがなくなったのです。今日はたまたま相模原北部に用があったので、ついでに足を延ばしました。
11:50頃店到着。本当はもっと早く到着する予定でしたが、高田橋が凄まじく混んでいます。橋の手前1kmくらいのところから全く動きません。この橋は渡ってはいけませんです。

大ブレイクしたのは既に10数年も前のことですね。私自身も足しげく通いました。あの頃は平日でも常に行列が出来ていました。こんな辺鄙な場所でも、旨いラーメンが提供されれば繁盛することを証明した店ですね。しかし最近ではすっかり落ち着いたみたいです。この日も駐車スペースにはかなり余裕がありました。店内入ると、テーブル席に2組、カウンター席には単独客が2人だけ。ところが私が座って数分もしないうちに、昼休み時間に入ったからなのか、一気にお客さんがやって来て、あっという間に待合席も満席、立って待つお客さんが出るまでになりました。未だに人気は衰えていなかったのですね。

さて、何を食べるかですが…久しぶりだし、定番メニューの醤油味のスペシャルと、何か丼飯をいただこうと決めて、新しくなっていたメニューを眺めてみると…醤油ラーメンとは別に店の名前を冠したメニューがありますね。しばらく来ないうちに変わっています。ということで、一押しらしき「隠国スペシャル(900円)」…「隠国らぁ麺」のチャーシュー増し…と、店の外に20周年記念のサービス丼が表示されていたので、その「薫カリー(350円)」を注文。しばし待ちます。

概ね5分ほどで提供された私のラーメン。以前に比べて少し醤油の色が薄くなり、白髪葱が刻み葱に変わっていましたが、それ以外のビジュアルは変わらず。相変わらず盛り付けもきれいです。それではいつものようにレンゲでスープを一口。
以前食べたスープに比べると、ちょっと魚介出汁が弱くなった気がするのと、最後に加える香味油の量が増えて、全体的なスープのキレが弱まってしまった感があります。たまたまなのか、あるいは味を変えたのか…。ほんの微妙な差なのですが、私は以前のスープの方が好みです。しかし、魚介出汁中心の強い和風が意識されたスープは、今食べても新鮮さを失っていません。密かにこの店の味を参考にした新しい店は数多いのではないかと想像してみます。

麺は明らかに太めになりました。単なる「醤油らぁ麺」は細麺を使っているようです。「塩らぁ麺」に使われている麺を醤油味にも使ったものがこのメニューなのだそうです。恐らくそちらの麺の方が昔に近いかも。今の「隠国らぁ麺」の麺は、中太の縮れ麺。どうやら意識して麺を強くしたみたいです。この麺も十分旨いのですが、スープとの組み合わせは圧倒的に細麺だった当時の方が私好みでした。ラーメン全体としてのバランスが崩れているように感じます。

チャーシューはスペシャルなので3種類が3枚ずつ入っています。どのチャーシューも、流行りのトロトロチャーシューとは一線を画し、しっかりした歯応えと肉そのものの旨みを凝縮したタイプで私好みなのですが、少々厚切りに変わったのは良心的として、それが災いしてか、どうも以前のようにスープに馴染んでいないのです。この店のチャーシューの方向性は好みなので、たまたま下ブレの出来だったことを祈りたいです。

ちなみに「薫カリー」は、以前定番のサイドメニューとして提供されていた「キーマカリー」に、「森薫る丼」で使われている燻製チャーシューを加えたもの。写真では肉はトッピングされたように後乗せのイメージでしたが、実際にはカレーの中に和えられていました。燻製の香りが心地よいカレーです。とても旨い、でもこの店の丼と言ったらやはり根菜が煮込まれたものを飯にぶっかけた「とっつぁん丼」ですね。カレーはこの店の繊細なスープの味が分からなくなってしまいます。

いろいろ書きましたが、未だにハイレベルであることは間違いありません。次回はいつになるか分かりませんが、また良い方向に変化してくれていることを祈ります。次回は久しぶりに塩味かつけ麺を食べたいです。


【2012.03.08再訪】
春が訪れると何故か隠國で食べたくなります。この味に何か摺りこみがあるのでしょうか…
最後に訪問してから既に10ヶ月以上が経過してしまいました。色々食べてみたいラーメン店が増えて行く一方で、お気に入りの店ですらなかなか訪問できなくなってしまいます。この日も花粉が飛んでいたようで目の周りが痒くなりましたが、昨年のようにクシャミがいつまでも止まらないほどの酷い症状が出ないのはありがたい事です。

年度末のドタバタと、相変わらずの不規則な仕事のおかげでここのところ全く休みが取れなかったのですが、この日は久しぶりに急ぎの仕事が切れたのでお休みにしました。なので普段なかなか出向く事が出来ないこちらの店に向かいます。この店は場所が場所だけに仕事のついでに立ち寄る事は私の場合まず不可能で、わざわざ食べに出かける事になるわけです。
12:30頃、店の近くまで来たところ、ずっと私の前を走っていた車が路地を曲がりました!つまりこの方も隠國を目指していたわけですね!更に私の後ろを走っていた車も路地を曲がって入ってきました!相模原・厚木界隈のラーメン好きには相変わらず人気の店のようです。

予想外に駐車場が空いていたので店内も空いているだろうと思いきや、概ね9割の客席が埋まっていました。この界隈は工場や運送会社の配送センターなども多いので、そこで働く人々も多くこの店を利用しているようで、作業着姿のお客さんが沢山います。家族連れも多く、幅広い人気が伺えます。
私は一人だったので直ぐに空いているテーブル席の一角に座る事が出来ました。同時にメニューと冷たい水をフロアー係の女性店員さんが運んでくれます。注文はちょっと迷いましたが、久しぶりに「スペシャルチャーシュー麺(900円)」を注文します。

この店の麺は細いので、茹で上がりは非常に早いのが良いところ。お客さんが沢山入っているにもかかわらず、5分足らずで提供されました。相変わらず綺麗なビジュアルです。まずはスープを一口。
変らない端麗かつ淡麗な飲み口。魚介が前面に感じられ、動物系が一歩引いたところで優しくフォローするこのスープは、今では一つのジャンルすら確立されている和風らーめんの先駆け的な存在だと思います。今回のスープは少々香味野菜の香りが強めに感じられましたが、相変わらず私好みの味で旨いです。

麺はいつもの自家製縮れ細麺。この麺もほぼ完成型と言えるもので、その縮れで相性良くスープを持ち上げます。加水率が適度なのか、意外に伸びにくく、ツルツルした食感が素晴しい。

そして何と言ってもこのメニューの目玉はチャーシューです。
この店のチャーシューは、流行のトロトロ路線とは真逆の方向性で、どれもしっかりした歯応えを残したもので、肉の旨味がしっかりと閉じ込められていて、噛み締めるとそれがじわりと口の中に広がります。トロトロのチャーシューに飽きたという方あるいはトロトロのチャーシュー以外の美味しいチャーシューを食べたことがないという方にはオススメです。
スペシャルチャーシューメンはそのチャーシューが3種類、各3枚づつ入っています。
1)肩ロースチャーシュー
  この店で一番人気が高いのがこの肩ロースを使ったチャーシューなのだそうです。
  柔らかいくせに弾力があり、噛み締めるほどに味が出る。
  脂身と赤身のバランスが絶妙で、肉の旨味が最も良く堪能できるチャーシューです。
2)もも肉チャーシュー
  脂身が極めて少ない部位で、そうしたチャーシューが好きな方にはぴったりなもの。
  脂身がほとんどないのでパサついたものになりそうですが、仕込が上手いようでしっとりしています。
3)バラ肉チャーシュー
  脂身がやや多めの部位ですが、少々燻製されたような香りが付いていて、適度に脂が抜けています。
  やはり歯応えが適度に感じられ、噛み締めると脂身の部分から滲み出る燻製風味の味が独特で旨い。
これらチャーシューは、基本ラーメン(550円)では一枚のところ、スペシャルチャーシュー麺では全部で9枚も入っています。なので8枚で350円に相当するわけですが、味と物量を勘案するとお得なトッピングです。麺大盛が200円であることと比べると、チャーシューについてはかなり良心的な店です。

今回も美味しくいただきました。
真夏になったら新作の冷しつけそばを提供する旨の告知がありました。今から楽しみですw


【2011.04.22再訪】
今年私は花粉症が本格化してしまいました。今年の花粉の飛散量は当初予想されていた通り凄まじいようです。その上地元相模原は山が近いので花粉が飛ぶ飛ぶ!車のガラスに、ボディーに、薄黄緑色の粉末がどっさりかかっている様には恐怖すら覚えます。なので外出にはいまだにマスクが欠かせません。釣りをする時も当然マスク着用です。マスクをして帽子を被り、サングラスを掛けて釣竿を振る姿は、傍目には単なるヘンなオジサンでしょう。

こちらの店はおよそ2ヶ月ぶりの訪問です。店の界隈は私の家以上に山が近く、なおかつ木が沢山生えているので当然マスクをして出かけるわけです。季節が良いので窓を全開にして走るのですが、すぐにクシャミが出ます。全く困ったものです。
13:45頃店到着。平日で昼休み時間はとっくに過ぎてしまっていますが、店内は8割方の席が埋まっています。さすが!相変わらず人気がありますね。

今回は久しぶりに「塩らぁめん(750円)」にしてみました。そして同じく久しく食べていなかった「燻製玉子(100円)」をトッピング。加えて「とっつあん丼」を食べたかったのですが、既に売り切れていましたので「小ライス(150円)」を注文します。
前の注文は全て作り終えていたようで、私の注文の品をすぐに作り始めてくれました。細麺なので茹で上がりは非常に早く、ものの数分で丼が出てきました。

スープは通い始めた6,7年前に比べると塩分濃度が高めになったと思います。この辺はお客さんの反応を見ながら少しづつ変えてきていると思いますが、私はもう少し薄味の方がこの繊細な魚出汁の旨さを良く感じられると思います。それでも鶏やゲンコツなどの動物系出汁を背景にして魚介出汁が前面に出たこのスープは相変わらず旨い。魚介系スープを使う店は今でこそ普通にありますが、この店から影響を受けた店は相当数あるのではないでしょうか。醤油味を一押しにしているこの店ですが、出汁については塩味の方がより感じやすくなります。揚げネギが混ざるとその香ばしさが出て、また味が変って行くのが面白い。

麺は切り歯24番の細ストレート麺。醤油味に使う麺は手もみにより縮れを出していますが、塩味用は夜の「復刻の醤油」と同じ麺が使われています。スープによって幾つもの麺を使い分けるなど、店主の凝り性が良く分かります。スープを良く掴み、細いのにコシがある。そしてノド越しも非常に良いもの。出来れば麺量をもう少し多めにしてもらいたいところ。

チャーシューはバラ肉でした。これはその日その時によって変わります。小さいけれど歯応えがしっかりして肉の旨味が凝縮されたもの。流行のトロトロではないけれど、これはとても旨い。好みです。
そして久しぶりに食べた燻製玉子。これも相変わらず絶品。チーズのような、あるいはチョコレートのような、不思議な香ばしさを持っています。味付けは優しく、黄身も濃厚で自然な甘みが感じられます。
メンマは極細に刻まれていてカリカリの食感が良く、白髪ネギもスープに馴染んで落ち着きを与えます。青菜は水菜に変更されていました。これは以前の通り小松菜の方が良かったですね。野菜の価格高騰で変更されたのでしょうか。

最後にご飯を残ったスープに投入!美味しい雑炊になります。

相変わらず私好みの和風ラーメンでした。今後も通い続ける事になると思います。しかし塩味が値上げされ、並で750円とは…独特の魚介淡麗ラーメンの店として塩味も貴重なだけに、その値段だけが残念です。


【2011.02.24再訪】
気付けば半年以上のご無沙汰になってしまったこの店。昨日の『麺屋食堂』に引き続き神奈川淡麗系の代表的なお店に行って来ました。
先日は久しぶりに食べに行ったのに振られてしまいました。そうなるとどうしても食べたくなるもので、今日昼の時間を使って行って来ました。
13:00頃店到着。平日だし昼休みの時間も終わりになるし、空いているだろうと思っていましたが、駐車場にはかなりの数の車!
当然店内も混みあっていて、カウンター席2席とテーブル席1席しか空いていません。相変わらず人気があります。

今回の目的は隠國早春の風物詩「めかぶらぁめん(800円)です。初めてこのメニューを食べたのは2008年早春。あれから早3年。あの日は醤油味で食べたので今回は塩味にしようと思って聞いてみたら、出来るが200円増しになるとのこと…メニューをよく見たら基本の「塩らぁめん」は750円なのでした!塩だけ値上がりしたんだ…ちょっとCPが悪くなってきましたね…
あまりの高さに醤油味にするせこい私。代わりに「とっつあん丼(350円)」もお願いします。

細麺なので仕上がりは早いです。前の注文が残っていなかったらしく、私の「めかぶらぁめん」は直ぐに出てきました。初めて食べた時はめかぶ特有の生臭さがかなり出て今ひとつでしたが、今回はスープを飲んでもそれ程の生臭さはありません。丁寧に麺茹での湯をまぶしながら洗い流しているからでしょうか。麺と一緒に啜ると独特の歯応えと海の香り。魚介系出汁が中心のこのスープだから合わせることが出来る難しい具材だと思います。季節感があって良いですね。

麺はいつもの細縮れ麺。相変わらず量は少なく、サイドメニューの丼飯と一緒に食べるとちょうど良いです。
この麺は細いがコシがあってノド越し良く旨いです。昨日の『麺屋食堂』とはまた違った方向性の絶品麺です。

今回のチャーシューは肩肉でしょうか。小さいがしっかり歯応えを残した旨味の詰まったチャーシューで旨い。メンマも青菜も少量ながら歯応えが良いのがこの店の特徴です。それぞれ美味しい。

めかぶは独特の食感と香りに好みが出てしまうと思いますが、それが好きな方、季節感を味わいたい方にはお勧めです。

ちなみに今回の「とっつあん丼」はたっぷりの酒で炊かれた根野菜とバラ肉がちょうど良い味付けでとても旨い。最近店のH.P.にこのメニューが出ていないけれど、今日はありました。私はこの店の丼飯の中でこれが一番好きです。

神奈川淡麗系の名店はやはり旨いです。こんなにも不便な場所なのに未だに人を引き付ける意味は食べれば理解できるのです。


【2010.07.01再訪】
文字数オーバーになりましたので、古い記述は削除しました。

1月半ぶりの訪問です。最近は平日ならば空いています。
今回は「醤油らぁめん(550円)」と「キーマカリー丼(350円)」を食べました。
「醤油らぁめん」は既に何回も食べています。相変わらず鶏と魚介のバランスが素晴らしい絶品スープです。寸胴から出汁を取り出す際2回に分けて行うのがこの店の特徴です。先ず深い部分から取り出し、次に寸胴表層を覆う油成分をざるでコシながら振り掛けるように注ぎます。
今回はこの油成分が多かったのでしょうか、いつもよりもアツアツ!その熱さは最後まで持続します。

麺は自家製の細縮れ麺。これも独特のもの。
細いのにしっかりしたコシがあり、ツルツルで食感が良くスープをしっかりと掴みます。相変わらず旨いです。私の好みです。

チャーシューは肩ロースでした。しっかりした歯応えがあって、味は薄めながら良く染みこんだもの。この店では肩、モモ、バラの3種類のチャーシューが使われ、それぞれのチャーシューメンがありますが、どれも遜色ない美味しさです。流行のトロトロ肉ではないけれど、しっかりした肉の旨みを堪能できる店が少なくなってきただけに貴重です。

その他の具は細切りメンマ、青菜、白髪ネギ、そしてスープにコクを与えている揚げネギ…
それぞれが良い仕事をしていて、サッパリしているのに非常に奥行き深い味を出しています。何度でも通いたくなる味なのです。 

「キーマカリー丼」はかなり本格的なものでした。注文を受けるとフライパンで再度煎られ、アツアツで非常に香ばしいです。
挽肉と豆類、ニンジンなどが一緒に炒められていますが、結構辛いです。
その他の丼飯も美味しくてお勧めです。ラーメンの麺量が少なめ(120g)の店なので、男性は丼飯を一緒に食べると良いと思います。値段相応に量もありますので、お腹いっぱいになります。


【2010.05.19再訪】
3ヶ月ぶりの訪問。夜は久しぶりです。夜メニューで「隠國つけそば」が始まったようなので出かけてみました。このメニューは『隠國別館(閉店)』で食べて以来です。当時の感想は、ほんのりと酸味が利いた塩味のつけ汁で、奥ゆかしく魚介が感じられる和風のつけ麺といったところでした。麺も茹で加減良く、美味しくいただけた覚えがあります。

それから数えて早4年。味は変っているのかいないのか…平日の19:00頃の到着でした。店内には小さな子供を連れた家族が一組だけ。さすがに空いているなと、ツイッターで“空いている”つぶやいたとたんに続々と人が入って来て、あっという間に店内満席となりました!驚きました!相変わらず人気があるのですね!

メニューが立派になっていました。早速「隠國つけそば」を注文します。良く見たら無くなってしまったと思っていた「とっつあん丼」が復活していたので思わず注文!どお考えても食いすぎです( ̄∀ ̄;)

運ばれてきた「隠國つけそば」は4年前と同じビジュアルです。麺は2玉になりますので、1玉が少なめ(120g程度)なこの店ですが、つけ麺系のメニューはさすがに食べ応えがあります。昼の部の「すおダレすっぱ麺」はゼブラーメンが使われていますが、この麺は「塩らぁめん」に使われているものと同じではないでしょうか。ノーマルの醤油らぁめん用の麺に比べてやや太く、ツルツルのノド越しにモチモチ食感が加わって旨いですw

つけ汁は…寸胴表層の脂分を多めに入れたのか、かなりコッテリとした印象を持ちました。そして塩分濃度がかなり高め。酸味もかなり強めに付いていて、魚介系の香りは陰に隠れたものでした。これはこれで旨いけど、当時のサッパリした味の方が好みだな…。
具は思いの外沢山入っています。チャーシューは2枚分が食べやすく細義理になって投入されたバラチャーシュー。やや脂身が多かったけれど、少々燻製のような風味があって旨いです。
定番細切りメンマと小松菜もシャキシャキと食感良く、麺と絡んで美味しくいただけます。

久しぶりに旨かったですw
しかし何だか昼の「すおダレすっぱ麺」との差異がほとんどなくなってしまったような味でした。スープ割をお願いしたら、夜専用の復刻スープで割ることになるので、これもやや魚介が弱め。全体的に魚介が弱くなった印象を持ちました。

ちなみに「とっつあん丼」は、大根と人参、豚バラ肉を醤油と日本酒で炊いたものがご飯にかけられたもので、これは薄味で根野菜と肉の旨みが凝縮してとても旨いです。オススメwww

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誰にでも定期的に食べたくなる店があると思います。
この店はネットで評判が立ち始めてすぐの頃から通っていましたがその後大ブレイクし、一時期は平日にもかかわらず大行列が出来るほどの人気店になりました。今でこそ落ち着きましたが、土日祭日のお昼時は相変わらず混雑します。
私は定期的に食べたくなる店の一つです。温泉や釣りにに出向くついでに食べることが多いですね。周辺は景色も良いし、いつも気分良く食べることが出来ます。

この日は定番の「醤油らぁめん(550円)」+「燻製玉子(100円)」を頂きました。
本当は丼飯をいただこうかと思っていたのですが、大好きだった「とっつあん丼」がメニューから消えていました(つд`)

土曜日でしたが、お昼時を大きく外していたためか、何と前客無し!しかし、私が食っている間に次々とお客さんが現れました。やっぱり土曜日は皆さんも私と同じように昼食時間がまちまちになるのでしょうね。なのでお店の営業時間も土曜日は平日と比べて昼営業の時間が1時間長くなっています。

さて今回のスープは…相変わらず魚介が効いた強い和風を感じるものです。動物系出汁は裏方に回った印象ながら、スープを飲み進むと後からじわりと感じられます。絶妙な調合。和風好きならきっとはまります。

麺はいつもの自家製麺で、これまた旨いw
湯切は平ザルで鮮やかに行われています。素晴らしい手際の良さは、見ていて気持ちが良いです。
強めに縮れが入った細麺で、加水率が高めでツルツルとノド越しの良い麺。茹で加減も適度でいくらでも食べられそうw
しかし量が少なめ(恐らく120g程度だと思います)なので、男性は大盛りにするか、丼飯を一緒に食べないと満足できないかも。(大盛は200円増しなので注意です!)
その丼飯も皆美味しくいただけるのもこの店での楽しみの一つです。

チャーシューは今回はモモ肉でした。しっかりと歯応えが残ったタイプのチャーシューで、なかなかに食べ応えがあって旨いです。味付けも優しくスープの邪魔をしないのもGood!

トッピングした燻製玉子は一食の価値あり!
絶妙な燻製の香りと適度な味付けは絶品ですw

*******

別の日の夜に「特製味噌つけそば(800円)」を食べました。
このメニューをを最後に食ったのは隠國の前身にあたる『春夏冬』時代で、すでに5~6年以上が経過しています。
『隠國』のH.P.にはこのメニューがいつも出ていましたが、何故か店で見かけた事がありませんでした。それがついに復活!夜限定ですが嬉しいです。
力のある味噌味で、相変わらず魚介の香りもして食欲をそそります。ヘンな甘みが付いていないのも好印象。これは好みです!

当時と比べ、ちょっと香味野菜の香りが強い印象。つけ汁のベースが「復刻の醤油」と同じものを使っているからでしょうか?
当時のように、標準の「醤油らぁめん」に使われている出汁と同じものがベースの方が好みだが、これは人それぞれでしょう。
レベルの高いつけ麺です。

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さらに別の日に「復刻の醤油(600円)」+「燻製玉子(100円)」を食べてみました。
やはり夜の部限定のメニューです。
これは『春夏冬』時代初期の味を再現したものだそうです。ゲンコツやモミジなどを軽く白濁するまで煮出して節系を投入、香味野菜で整えるというもので、煮干などは敢えて頭やはらわたを取らず、独特のエグみを出したもの。
当時はマニアにしか認知されず、一日四杯しか売れなかった日もあったそうな。それを現在では『隠國』にて夜の部限定で提供しています。

薀蓄の内容にちょっとびくびくしていましたが、スープを一口飲んでみて安心。言うほどエグイ味ではないですよ!いやむしろ旨いではないですか!
確かに通常のスープに比べると、動物系と節系の個性がまともにぶつかり合った印象です。それを中和し、整えるための香味野菜…味と香りからして生姜が中心となっていると思いますが、こいつがかなり強く効いています。しかしパンチという意味ではなかなかです!食材の個性を無理にまとめることなく、むしろぶつかり合うままにさせています。そこがまた悪くないw

麺は昼の部の「塩らーめん」に使われている麺と同じものだとのこと。昼の部と夜の部で、同じ醤油味なのに使い分けしているのですね!知りませんでした。
この麺ももちろん旨いですw
この個性的なスープに良く絡んで、ツルツルの食感wノド越しも良いw

今回の燻製玉子は良かったw
黄身はもっとトロトロが好みではありますが、燻製なので難しいだろうな…
香ばしい燻製の香りと、適度な濃さの味付けは絶品w

チャーシューは小さなバラ肉がひとかけら。
値段が値段だから止むを得ないが、トッピングの内容はやや寂しい。

『隠國』ファンの一人として、これは食った甲斐がありましたw
確かに万人受けはしない味だと思います。しかし魚介出汁にこだわった店主が作り出すスープの原点には、試行錯誤のプロセスが感じられますwww

  • 隠国スペシャル

  • 20周年限定のサービス丼メニュー

  • 薫カリー

  • スペシャルチャーシュー麺

  • めかぶらぁ麺

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  • 塩らぁ麺+燻製玉子

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  • マサイめし

  • 隠國 外観

  • 醤油らぁ麺+燻製玉子

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  • めかぶらぁ麺(110224)

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2016/06/22 更新

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