Dr.TJさんのマイ★ベストレストラン 2012

Dr.TJのラーメン館

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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■2012年総括■
私の場合ラーメンを中心にレビューしているため、ラーメン店からの候補が多くなっています。また、お気に入りのラーメン店と言うのはだいたい固定しており、また地元の通いやすい店に偏ってしまうため、本当にお気に入りの店をここに登録してしまうと毎年同じような店が同じような順位で並んでしまうことになります。
なので昨年同様、今年も下記の要領で順位を決めています。
①今年初めて食べた店であること
②ラーメン店に限らず、気に入った店を選ぶこと
③必ずしも味だけではなく、その店の雰囲気を含めて印象の強かった店を優先的に選ぶこと
それでは2012年 Dr.TJが選んだマイベストレストランです。参考にしていただければ幸いですw

マイ★ベストレストラン

1位

レストラン・テル (平沼橋、西横浜、戸部 / 洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/03訪問 2013/01/24

店に漂うB級感とゆるい接客が素晴しいw 400円激安ランチの洋食店

【2012.03.04初訪】
この店は知り合いの噂話で聞いていました。何でも400円でランチを食べることが出来る店が横浜にあるとか…最寄り駅は平沼橋なので横浜駅からはかなり離れていますので、仕事のついでに出かけるには億劫な距離でなかなか訪問の機会が無かったのですが、今回は仕事の前にかなりの時間的余裕があったので出かけて見ました。

かなり前にこの近くのラーメン店で食べたことがあるので、場所はすぐに分かるだろうと高を括って歩きますが、なかなか見つかりません。何度か道を間違えながらやっと辿り着いたのは13:10頃。
それにしてもこの店構え…まず看板が出ていません…と思ったら店の物と思しきバイクに隠れて見えなかったのでした。この小さな看板はほとんど用をなしていないのではないでしょうか。店先の窓ガラスには決して達筆とは言えない手書きでランチメニューが張り出されています。確かに400円と書いてありました。しかし外から見る店内は薄暗く、本当に営業しているのかどうか怪しさを感じるほど。
しかしこうしたB級感が大好きな私は躊躇なく店の扉を開けます。
客席は全てテーブル席で構成されていて、3人のお客さんが食べていました。右手の厨房には店主と思しき男性が控え、フロアー係の奥様?がいらっしゃいませと迎えてくれました。店内には書棚があり、恐らくほとんどがマンガ本で、食べ終わってもしばらくマンガを読み続ける人が多いようです。
やる気があるのかどうか良く分からない外観、この店全体を覆うB級感は、相模原の迷ラーメン店『肥後っ子 大石家』に通じるものがあります。違いは店の方が機関銃のように喋るのではなく、ゆる~い接客であること。この雰囲気が素晴しいw

この日は4種類の400円ランチメニューがありました。「カツカレー(600円)」など、その他のレギュラーメニューも安いです。さすがにここまで安いと料理については全く期待していないわけで、むしろこのB級感を味わう事こそが醍醐味だろうと勝手に決めていました。なのでメニュー選びも、「ビクトリアカツのランチ(400円)」という出来るだけ訳の分からないものを注文してみました。(ちなみにビクトリアカツは縦書きの手書きメニューの右端に書いてあったので、店の一押しなのかも知れません)

待つこと数分。最初にスープが出てきました。恐らく既製品のコンソメスープだと思いますが、この値段でスープを付けてくれるなんて良心的!アツアツで冷えた体にありがたいw
そしてすぐにビクトリアカツとライスが出てきました。これは予想以上にボリュームがあって驚きです。謎のビクトリアカツは、一見ポークピカタのように見えましたが、玉子ではなく揚げ物の衣で包まれていて、確かにカツなのでした。掛かっているソースはチョコレートシロップそっくりな色でギョッとしますが、決して甘い事はありません。何となくコーヒーのような苦味が感じられるデミグラスソースのような味。ちょっと独特で不思議な味だけれども、それこそB級感溢れていて美味しいw
カツは薄く延ばしたメンチカツのようなもの。衣が豚カツ屋のようにカリっとならず、ややしっとりとした揚げ方になっているのは洋食屋さんの揚げ物を感じさせます。何故“ビクトリア”なのかさっぱり分かりませんが、予想以上にまともで美味しいです。先程のソースがこのカツに良く合っていますね。味に全く期待しないなんて失礼でした。すみません。
薄いけれど決して物足りなさはなく、結構ボリュームもあります。

そしてライス!炊き方が上手で美味しい!
せっかく料理が旨くてもご飯がダメで残念な思いをすることが良くありますが、やっぱり日本人は美味しい白飯に遭遇すると嬉しくなります。量も決して少なくありません。

サラダにスープ、ライスもしっかり付いてこの価格は驚異的なCPです。味も良いし、言う事ありません。良くぞこんな価格でやっていけるな…このビルのオーナーなのでしょうか…?
この店のゆるい接客とB級感、料理の味とCP全て気に入ってしまいましたw
私の行動範囲からするとちょっと不便な場所ですが、レギュラーメニューも美味しそうなので、機会があればもう一度食べに行きたいと思いますw

  • ビクトリアカツのランチ
  • ビクトリアカツ
  • 店舗外観

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2位

中華料理 萬福 (日ノ出町、桜木町、関内 / 中華料理、ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/01訪問 2013/01/24

これぞ昭和の中華料理店 この懐かしいラーメンは一食の価値あり!

【2011.01.09初訪】
この日みなとみらい地区周辺に所用で出かける事になった私は、ついでに以前から行っておきたかった横浜市街地各所を歩き回ります。その途中、遅めの昼飯を食べるために野毛の繁華街を散策しながら店を探します。最初はタンメンの有名店『三幸苑』で食べるつもりでいましたが、以前に“麺々公平”さんがこちらの店を紹介していた記事を思い出し、携帯で調べるとしっかり登録してありました。急遽こちらに向かいます。

14:10頃店到着。店構えはまんま昭和です!良い雰囲気ですねw
昭和の中華料理店は何故かこんな装飾があしらわれた扉と窓が付いていましたね。そのまんまです。しかもメニューは達筆な手書きで書かれていて、写真などは一切無し。潔いです。店に入る前から期待させられます。
ガラッと扉を引くと、何と店内はほぼ満席!こんな時間で何故?…どうやら近くの場外馬券売り場で馬券を買ったお客さんが、中華料理をつまみにビールなど飲みながら店のテレビでレースを観戦しているのでした。ちょうど第9レース出走直前、友人同士でこのレースの薀蓄を語り合っている酔っ払いのオッチャンたちは楽しそうです。実は私、こんな雰囲気が嫌いじゃありませんw

店内壁面には所狭しとメニューの短冊が貼り付けられています。麺料理から一品料理まで、リーズナブルな価格で提供されています。私はもちろんその後の予定がありましたのでオッチャンたちと一緒に呑んでしまうわけには行きません。非常に残念でありましたが、「半チャーハンとラーメン(730円)」というセットメニューを注文します。
待っている間、私もオッチャンに混ざってパドックからの中継などを見ながらレースを予想します。私なら○-▽の馬単裏表及び□を加えたワイドで勝負!もし当たれば結構凄いな…などと、買ってもいない馬券を予想するのは結構面白い。そんな妄想をしていたら先に半チャーハンが出てきました。
半チャーハンですが量はそこそこだし錦糸玉子が散らされていたり、お新香を付けてくれたりと良心的です。しかしこの半チャーハンは、恐らく注文が立て込むので途中まで作り置きしたものを炒め直していますね。具の内容や味付けなどはとても良いのですが、ご飯がちょっとベチャっとしていたのが残念。忙しくない日であればもっと美味しいと思います。

そして程なくして出てきたラーメン。単品メニューでは「柳麺」と書いてありました。間違いなくそれと同じものでしょう。これは非常にシンプルなビジュアル。麺とスープとチャーシューが一枚。そして支那竹と葱だけ。私が子供の頃に食べた“ラーメン”の典型です。素っ気無いけれども綺麗なのです。早速いつもの通りスープからいただいて見ます。

予想通り鶏がらがメインと思しき動物系出汁が前面に出ています。もしかしたら豚ガラも少々使っているかも。そこにほんの僅かですが、煮干のような魚介系の出汁。海草出汁に由来するのではないかと思われる、ほんのり甘みを感じさせるスープですが、決してその甘みは厭味ではありません。業務用の中華スープを伸ばしただけのものとは一線を画していますね。これは美味しいです。

麺は細ストレート。加水率が低めでスープを良く掴みます。これは粉モノの旨さがしっかり味わえるもので、噛んだ時の適度なコシとノド越しの良さがあります。スープと良く合っています。

チャーシューは焼き豚タイプ。周りが赤くなっています。味付けは優しく、スープに良く馴染みます。結構肉厚でスープを良く吸い込んでいます。流行のトロトロとは真逆のしっかりした歯応えを持ったチャーシュー。今では珍しくなってしまったけれど、こういうチャーシューも私は好きです。懐かしい味わい。美味しいです。
メンマは柔らかめで特徴こそありませんが、スープの味を邪魔しないものです。全体がこの美味しいスープを中心にしっかりまとまっています。散られた葱も良くスープを落ち着かせます。

食っている最中に第9レースが始まりました。私が予想した馬は…最終コーナーを回った時点で先頭の2頭の内一頭が来ればワイドで勝てるかも!…麺を啜る私、大盛り上がりの店内、スープを飲む私、歓喜と絶望と嘆息の店内…気付けば丼持ち上げてスープまで飲み干して完食でしたw
写真判定までもつれたレースの予想は…完全にハズレでした^^;

  • ラーメン
  • 半チャーハン

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3位

キッチン ベルキッド (高津、武蔵溝ノ口、溝の口 / ステーキ、ハンバーグ、洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/09訪問 2013/01/23

こじんまりした街のステーキハウス 美味しくて素晴しいCP

【2012.09.08再訪】
溝の口ではリーズナブルかつレベルの高い食事を提供してくれる店だと思いますが、何しろ仕事がドタバタ過ぎて落ち着いて飯が食えません。この日は少々余裕が出来たので、チャンスは今しかない!と出かけました。
13:00ころ店到着。昼休み時間は過ぎていますが土曜日です。休みの方が多いので、ランチタイムも遅めにシフトします。店内はまだ5人のお客さんが座っていて、内二人はまだ待っている状態でした。なのでちょっと待たされます。

この日はハンバーグを食べようと決めていました。
デミグラスソースが美味しい店ですので、きっとハンバーグが旨いだろうと前回から決めていました。なので今回は、「ハンバーグステーキ&エビフライ(ランチ限定メニュー:880円)」を注文。カウンター席に座ってしばし待ちます。

相変わらず店主は仕事が丁寧です。ステーキの肉は脂身を丁寧に落とし、筋切りを行っていました。私のハンバーグもしっかり空気を抜いて、フライパンで一つ一つ焼いて行きます。
その間にエビフライをフライヤーで揚げています。付け合せの野菜類も、揚げて置きっぱなしにせずに注文の度に揚げているのは感心。ランチだからと言って手を抜いていません。

しっかり焼かれた鉄板の上に乗っかって登場したハンバーグ&エビフライ。結構なボリュームです。
焼かれて丸っこくなったハンバーグは肉質もなかなかしっかりしていて、予想通り、この店の自家製デミグラスソースに良く合って美味しいw
エビフライも揚げたてなのでアツアツ。カラッと揚がっていて尻尾までカリカリいただけますw

ご飯は大盛サービス。ここにミニサラダと味噌汁が付いてこの価格。仕事の丁寧さを勘案すると、非常にリーズナブルです。
調理は基本的に店主一人で行っているため、混雑すると注文の品が出てくるまでに相当な時間がかかるので注意が必要ですが、間違いなく溝の口駅界隈における優良店の一つだと思います。


【2012.05.30再訪】
溝の口で仕事があるうちにもう一度訪問しようと思っていたこちらの店、3月以来の再訪です。
店に入ったのは13:30頃。平日の昼休み時間をとっくに回っていたのでお客さんは一人もいませんでした。後から一組二名が来店。
前回食べた時に、別のお客さんが食べていたオムライスがとても旨そうでした。店のH.P.によると、この店のデミグラスソースはこだわりがあって、一から手作りしているとのこと。ならばハンバーグやオムライスにデミグラスソースが使われたメニューはきっと旨いだろうと思いまして、今回は「オムライス デミグラスソース(980円)」を注文します。他のお客さんがいないので早速取り掛かってくれました。

具の玉葱とベーコンは注文の度に刻むようで、冷蔵庫から取り出したそれらの材料を鮮やかに刻み、フライパンでバターを使って炒めて行きます。適度に狐色に染まってきたところで予め用意してあったライスを投入。鮮やかにパラパラに炒め上げられます。途中塩と、少々デミグラスソースが加えられたようです。

その間奥様と思しき方が準備していたとき玉子…2玉使い、ミルクを加えていました…を別のフライパンに流し、まだ表面がトロトロのうちに先ほどの炒めたライスの上に乗せ、真ん中を崩す作り方。なので玉子の表面がトロトロしています。
ここに例のデミグラスソースがたっぷり掛けられ、ミルクで仕上げました。見た目からして美味しそうw

早速一口いただきます。
玉子のトロトロ具合はまさに私好みで適度でした。ふわっとした玉子は美味しいです。そしていためたライスは玉葱が香ばしくかつ甘みがあって旨い。パラパラで上手に炒められています。
そして問題のデミグラスソース。これも非常に香ばしいもの。
牛骨や牛筋に加えて炒めた人参や玉葱と共にワインで何日も煮込んでいるそうですが、確かにじっくり煮込まれているために少々苦みばしって非常に香ばしい。ちょっとコーヒーを連想させるようなその苦味は、でん粉質の甘みが最低限に抑えられていて、甘い食事が苦手な私の好みの味でした。これは美味しい。

小さな店ですが作りが非常に丁寧です。溝の口駅界隈は街がどんどん洗練されてしまい、大規模チェーンの飲食店が幅を利かせていますが、こうした個人の優良店には是非がんばっていただきたいです。


【2012.03.07初訪】
午後から溝の口で仕事があり、その前に昼食を食べに初めて訪問しました。
最近は歳をとってきたためか、基本的には魚が食べたくなる事が多い私です。そんな事をいいながらいつもラーメンばかり食べていますが^^;
ところが時々肉が無性に食べたくなります。今回はまさにそんな日。溝の口でお肉が食える店を探してみますと…おおっ!しっかりありますね!しかもファミレスみたいにでっかい店ではなく、個人経営の小さな店。まさに私好みの店みたい。一時期ステマ騒ぎで揺れたここ食べログですが、少なくとも掲載された店からの広告収益で成立する情報誌やサイトとは違い、多数の意見を見比べれば、かなり正確な店の姿が浮かび上がってくると思います。
ともあれ現代はこうした店情報などを得るのが容易くなりました。本当に便利な時代になったと思います。

溝の口駅に到着したのがちょうど13:00頃。駅前の商店街を抜けて10数分歩き、住宅街にさしかかる辺りに店がありました。看板のデザインやショップフロントが落ち着いていて良い雰囲気です。
ちょうどお昼時を過ぎた時間帯でしたが、店内には2組5名のお客さんがいました。私もカウンター席に座り、フロアー係の女性が持ってきてくれたメニューを眺めます。やっぱり肉が食べたくてわざわざやってきたのだからステーキだろうと、「ベルステーキランチ(980円)」を注文します。前のお客さんの注文が立て込んでいたらしく、概ね15分ほど待ちました。お腹空いた…

サラダに続いて全ての料理が揃ったところで写真を撮らせていただきますw
味噌汁がおわんで出てくるところが昔ながらの洋食屋さんを髣髴とさせて微笑ましいです。
肉は鉄板に乗せられ、アツアツの状態で出てきます。推定重量は100g少々。厚さはありませんがそれなりに大きなものです。ナイフでカットすると中身は柔らかく絶妙な焼き加減。柔らかく、肉質も悪くありません。醤油ベースにガーリックパウダーを和えていると思しきソースがたっぷりかかり、肉がそれを良く吸って美味しい。ご飯が進みます。
付け合せのコーンやフライポテトの味付けは薄めで濃い目のソースにちょうど良いです。

そしてご飯が美味しいw
先日平沼橋の『テル』で食べた時もそうでしたが、白いご飯が美味しい店は本当に嬉しくなります。後で良くメニューを見たらご飯大盛サービスだったのですね…こんなに美味しいご飯なら大盛でお願いすれば良かった!

シャキットしたサウザンドレッシングのサラダに温かい味噌汁。これだけ食べて1000円以内に納まるステーキ定食はなかなかお目にかかれません。素晴しいCPです。ディナーメニューもリーズナブルなようですので、夜は近所の家族連れで賑わうのではないでしょうか。使い方によってはファミレスよりもはるかに安く、良い物を食べることが出来ると思います。味、量、CPとも満足な店でした。
ちなみに店主並びに接客係の女性(ご夫婦でしょうか?)は接客も丁寧で好感が持てます。
駅から少々離れているので集客に難がありそうですが、この価格でこの内容の料理が提供されている事は、もっと高く評価されても良いと思います。
今年はあと数回溝の口で仕事があると思いますので、もう一度訪問して別のメニュー…自家製のデミグラスソースが自慢のようでしたので、ハンバーグかハヤシライス、又はオムライスを食べてみたいと思います。

  • ベルステーキランチ
  • ベルステーキ
  • オムライス デミグラスソース

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4位

らーめん きじとら (矢部、淵野辺 / ラーメン、つけ麺)

4回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2018/05訪問 2018/06/05

汁なし担々麺もこの店独特の美味しさが味わえる

【2018.05.28再訪】
所用で外出したこの日、昼飯を食べに久しぶりにこちらの店に寄ってみました。
近くのコインパーキングに車を停め、12:30頃店到着。まだ昼住み時だったので悪い予感がしたのですが…やはり当たってしまって店内はカウンター後ろの席に座りきれないほどお客さんが待っていました。しかしこれから店を変えたのではかえって時間が掛かりそうだったので、大人しく並ぶことに。
この店で最後に食べたのは昨年の7月末でした。券売機には新たに汁なし担々麺などの新作が並んでいます。その「汁なし担々麺 太麺(700円)」の食券を購入した直後に限定メニューも提供されていることを知って激しく後悔しましたが、汁なし担々麺も食べたことが無いので敢えて変更はしませんでした。

20分ほど待ってカウンター席に座る事が出来ました。カウンター上に食券を上げると店主が回収してくれます。その際麺量を中盛(茹で前300g)を伝えますと、ニンニクと生姜の有無を問われますので、両方お願いしました。麺量が同一価格で大盛まで同じと言うのは実に良心的。よく食べる学生さんが多いこの界隈。彼らにとってこの店はありがたい存在でしょう。その後待つことしばし。

概ね7,8分待って出てきた私の注文の品。極太麺に茹で野菜、そこに肉味噌と食べる辣油的なものが掛けられています。茹で野菜にはあらかじめドレッシング状のものが振りかけられています。汁なし担々麺とは言え、見た目はこの店独特のものです。
汁なし・まぜそばの系統を食べる時、私は味が均一に行き渡らないと気が済まない性質なので、まずは徹底的に混ぜます。そしておもむろに一口。
オーション粉を使った麺は、太麺にすると幅広で縮れの付いた個性的な麺になります。茹で加減はかためで、もう少し柔らかめの茹で方の方が私は好みですが、これは個人差があると思います。非常にコシが強い上にゴワゴワしているので、普通の麺みたいにズルっと啜り込む事が出来ません。モグモグと食べ進むことになります。流石にこの太さで汁なしにすると、タレとの絡みはあまり良くはないのですが、私はこの店の麺はやっぱり太麺が好きです。この独特の食感、噛みしめると粉の旨味を感じる事が出来る麺は美味しい。麺量も十分な食べ応えです。
他のメニューと違って豚が入らないのが残念ですが、肉味噌には挽肉がたっぷり。辛さはそれ程でもなく、ピリッとして心地良い辛さが感じられます。食べる辣油状のものに入ったフライドオニオン、無料トッピングで入れてくれたニンニクと生姜がとても良い仕事をしていて、より良い旨みを加えています。野菜も適度に歯応えを残し、キャベツ率が高いところは良心的です。

汁なし担々麺も旨いです!この店も何を作っても旨いですね。
最近は定期的に限定メニューも提供しているようなので、是非それらも食べてみたいものです。
【2017.07.28再訪】
この店のすぐ近くの病院に用があって出かけた時、昼飯を食べに久しぶりに訪問しました。
12:15頃店到着。何と店内に待っている人が5人います!ちょっと怯みましたが、移動していると余計に時間が掛かりそうなので私も待つことに。

券売機では…次回は絶対に食べようと決めていた「きじとら塩酸辣湯麺」にしました。レギュラーメニューの「らーめん(600円)」の食券と「100円券」を購入し、店主に渡す際に酸辣湯麺である旨を伝えるとやってくれます。その際券売機傍に置かれた籠から細麺の札を予め取りだしておいて、店主に一緒に渡します。麺量は大盛まで同一料金なので中盛(麺量茹で前300g)。辛さが選べるようですが、良く分からなかったので店主お勧めの中辛から試してみることに。無料トッピングのニンニクと生姜は両方お願いしました。

程なくして提供された私の塩酸辣湯麺は、いつものらーめんに予め辛みそが乗っかったような見た目。その辛みそが凄く辛そうに見えます。恐らく辛さはこの辛みその量で調整していると思われます。少な目にしなかった事をちょっと後悔。
とりあえずそれを混ぜずにスープだけいただいてみます。ベースは間違いなく基本のらーめんと同じもの。豚ガラ?が中心と思しき動物系出汁が主体で魚介風味は感じられません。そこに口当たりの良いまろやかな塩ダレが合わせられ、さっぱりだけどしかり旨味の強いスープに仕上がっています。そして何と言っても程よく効かされた酸味が心地良い!暑い夏にはこの酸味はありがたいです。そしていよいよ辛みそをスープに溶かし込んで行きます。最初は恐る恐る少しずつ溶かしていったけど、思ったほど辛くありません。全部溶かし切った段階でスープの色が真っ赤になりましたが、辛さに特別強くもない私でも、もう少し辛くても良いと感じたほど。この辛味も厚さでバテた体にキリっと染み入ります。旨いです。

麺は敢えて細麺にしてみました。初めてこの店で細麺を食べたような気がします。ちょっと縮れの入った低加水麺。麺量は茹で前300gと、非常に食べ応えあり。酸辣湯麺だからなのか?このスープには細麺が良く合っているような気がします。相変わらず麺の出来栄えは素晴らしい!

チャーシューは煮豚タイプ。味付けしっかりして、柔らかく煮込まれています。かと言って柔らかすぎて崩れるようなことはありません。適度な歯応えを残してくれているのは私好み。このチャーシューは前回以上に美味しく感じました。上ブレですw

この店はヤサイ増しについては有料になりますが、増しにしなくても結構な量が盛付けられて良心的です。ニンニクと生姜、そしてこのヤサイをスープに沈めつついただくと、その旨み成分がスープに溶け出してよりいっそう美味しくなります。

今回も美味しくいただきました。このメニューは気に入りましたよw
それにしても相変わらず素晴らしいCPです。近所の学生さん方も安くたっぷり食べる事が出来るのはありがたいのではないでしょうか。
【2017.02.28再訪】
きじとらで味噌味をやっているらしい!という情報を得て、久しぶりに行ってまいりました。
店到着は13:30頃。相変わらず変な時間に昼飯を食うていますが、この日はこんな時間であるにもかかわらず、席の半分くらいが埋まっていて驚きました。
この店で最後に食べたのは一昨年の8月。なので既に一年半もの月日が流れていたのでした。この日も、最後に食べた日に見かけた女性店員さんが厨房で働いていました。作りは基本的にこの人がやっていて、店主は仕込み中心に働いているようです。

券売機には聞いていたとおり、ポップで「きじとら味噌らーめん」が張り出されていました。基本の「らーめん(600円)」の食券と100円券を購入して、店員さんに渡す際に味噌味を告げるとやってくれます。麺量は今回は並でお願いしました。確か200gくらいだったはず。ニンニクと生姜はお願いすれば両方ともトッピングしてくれます。今回も両方お願いします。

待つことしばしで運ばれてきた私のらーめん。パッと見は、基本の塩味らーめんと見分けがつきませんが、スープをレンゲで掬って飲んでみると…おおっ!確かに味噌味。しかし“純すみ系”の味噌味のような超濃厚なものではなく、非常にさっぱりとしたもの。塩分濃度も低めです。ポップに書いてあった通りでした。昆布出汁を使っているそうで、確かにまろやか。私はどちらかと言うと味噌ラーメンはガツンとパンチが効いて濃厚な方が好きなのですが、これはこれで悪くない。

麺は相変わらずのクオリティー。前回食べた時はちょっと茹で加減が硬すぎでした。今回も硬めではありますが、十分美味しくいただけます。平たい断面で強くウェーブが付いた麺。恐らくオーション粉を一部使っていたはずで、コシが極めて強くて噛み応えがあります。恐らく硬めで注文するお客さんが多いので、敢えて硬めの茹で加減を基本としているのだと思いますが、この麺もちょっと柔らかめの方が美味しいかも…次回食べる時に、可能なら麺柔らかめでお願いしてみようかな…。

チャーシュー…というか豚も、相変わらず素晴らしいです。サイズは本家二郎に引けを取りません。味付けもしっかりしていて、しっとり柔らかく仕上がっています。提供前に温めているので、スープに浸してもスープがぬるくならないのも良いところ。

そして野菜。本家二郎同様、茹でただけの野菜。なので味噌らーめんであるにもかかわらずさっぱり感じるのでしょう。この店の野菜もシャキッとしているので、スープに沈めて少ししんなりさせてから食べるのが美味しい。そして食べ進むうちに野菜の旨み成分がスープに溶け出して、だんだんスープが美味しくなっていきます。

途中、ポップに特製の辛味で味変を図るのがお勧めとされていたので、卓上のボトルから味噌らーめん専用辛みそと言うのを注いでみますと…これは何とも形容するのが難しい味。なんとなく酸味を感じる気がするし、辛さも控えめ。ちょっと私の好みではなかったので、特製七味を加えてみました。唐辛子の他に鯖節など、幾種類かの旨み成分が和えられたもの。これは面白いです。

中々美味しい味噌らーめんでした。しかしやっぱりこの店では標準的な塩味が美味しいかな…。
一時期酢辣湯麺なんかも提供していたようで、また限定メニュー的なものがあれば食べてみたいです。
【2015.08.15再訪】
この店で食べるのは前回のレビューの時ですから…既に2年半も経過していたのですね!
毎年恒例の夏の繁忙期の真っ最中、通常であれば飯は自宅で適当に済ませ、夜まで仕事漬けになるところですが、この日はどうしても買い物に出かけなければならなくて、ついでにこちらの店に寄ってみたのでした。
12:30頃店到着。昼休み時間の真っ只中です。盆休み中ではありますが、近所の大学の学生さんと思しき人々、ご近所さんと思しき御夫婦、私のような単独客など、様々な顔ぶれのお客さんで店は混雑していました。

久しぶりで、何を食べるか少々悩みましたが、凄まじい暑さのこの日、やはり「つけめん(700円)」の食券を購入。ついでに「野菜増し(50円)」の食券も購入してしまいました。店員さんに食券を渡すと、麺量を問われますので中盛りでお願いします。更にニンニクと生姜の無料トッピングをお願いして待つことしばし。

出てきた私のつけめんは…野菜増しした分、凄い量になっています!久しぶりなので物量を勘違いしてましたよ^^;
では早速つけ汁をレンゲで一口。
うん、この味は変わらないですね。一見J系ラーメンのようですが、優しいですね。豚ガラと思しき動物系出汁がベースのはずですが、非常にさっぱりとしたスープに仕上がっています。塩味のスープはともすると単調で平べったい味になるところですが、香味野菜などの出汁もしっかりしていて物足りなさはありません。美味しい。

麺は前回食べた時に変更されて、かなり幅広のゴワゴワした食感の麺になっていました。今回もぱっと見は変わらないのですが、麺の厚さが変わったかも。前回はかなりの硬茹でで、ゴワゴワしすぎて今一つの食感になっていましたが、今回は茹で加減もよく、噛み締めるとオーション粉独特の甘みが感じられる美味しい麺に変化してました。これは嬉しい。麺量が大盛りまで無料になるところなど、CP面についても素晴らしいですね^^

そして増しにした野菜!やはり凄い量でした。もやし、キャベツなど、ただ茹でただけの野菜です。少々早めの湯通しで、野菜本来のシャキっとしたところを残した茹で加減。こいつがつけ汁に馴染んでしんなりしてくると、野菜の旨み成分がつけ汁に溶け出して旨みが高まります。ニンニクと生姜の味と香りも、この野菜と混ざることによって非常に効果的になります。

完食したら凄まじく腹一杯になりました^^;
味噌味もメニューに加わったみたいですので、次回食べてみたいものです。


【2013.02.27再訪】
気付けばこの店に訪問するのも半年以上ぶりになってしまいました。興味深い店が次々にオープンするので、気に入った店でもなかなか訪問の機会がありません。
この日も13:30過ぎと言うどうにも中途半端な時間に訪問しました。平日で、昼時を大きく外したにもかかわらず、店内8割方の席が埋まっています。学生、営業の外回り風、関係不明な男女…いろんな人が食べていますね。

今回は久しぶりだったので、この店で初めて食べたメニューと全く同じ、「らーめん(600円)」と「煮玉子(100円)」の食券を購入。麺量は300gにあたる中盛でお願いしました。その際ニンニクと生姜のトッピングも両方お願いしています。

どうやら麺が変わったようですね。細麺にすることが出来るのを忘れて後悔しましたが、オリジナルの太麺も変わっています。当初よりも幅広になりました。推定8㎜~10㎜あります。かなりの幅広です。相変わらずオーション粉を配合しているようで、かなり黒ずんだ色をしています。見た目からしてかなりゴワっとしていますね。

早速いつものようにスープから。
恐らく出汁のベースは当初と変わっていないでしょう。豚ガラ?が中心と思しき動物系出汁が支配的なスープで、魚介系の出汁は感じられません。非常に丁寧に炊かれているようで、スープは濁りなく透明です。魚介系スープに慣れてしまうと、動物系出汁中心のスープはくどく感じられそうなところ、このスープは非常にさっぱりといただけます。野菜または海藻系出汁とバランスさせているのでしょうか。じんわりと体に染み入るような味で美味しい。トッピングしたニンニクと生姜が馴染むと、また違った味わいで悪くない。

さて麺ですが、これは予想以上の堅茹ででした。本当にゴワゴワです。
麺そのものは粉の旨味がしっかり伝わってくるもので、コシが強く美味しいのですが、この麺はもう少し柔らかめに茹でた方が美味しいのではないでしょうか。加水率低めなのでスープを良く吸うだろうとの予想は外れて、意外にスープの持ち上げも良くないです。どうも麺が強すぎる印象があります。
私はオーション粉を配合した直後の麺が一番好みでした。

チャーシューはしっかりとした食感を残したもので、味付けもやや強めにつけていて美味しい。二郎に比べると小さ目ですが、普通のチャーシューに比べたらはるかに大きなものです。
野菜はシャキッとした食感が残ったもの。二郎のようにヤサイマシは出来ないけど、十分な量が最初から盛つけられています。
煮玉子は提供する前にしっかり温められています。黄身のトロトロ具合も私好み。

ちょっと麺が変わってしまったのが私にとっては残念ですが、相変わらずレベルの高い一杯でした。
温かい季節になったら、この麺をつけ麺で食べてみたいですねw


【2012.07.05再訪】
最近家の近所でラーメンを食べようと思うと、非常に迷います。KAZE、山猫亭、学、熱血…相模原ばかりではなく、近隣市内には非常に興味深い店が沢山あって、本当に迷います。各店とも魅力的な限定なども提供していますし…
そんなわけでこの日も大いに迷いました。前日まで非常に忙しかった仕事も、ここへ来て突然暇になりました。世の中うまく行かないものです。しかし久しぶりにまともな時間に昼飯が食える事になったのです。ところが迷っているうちに時間ばかりが過ぎて行き…そうこうしているうちに仕事の電話がかかってきて、これが思いの外長電話になり…気付けば13:30を過ぎていました。結局普段と変りません。
さて迷った結果、オーション粉を使うようになって益々私好みの麺を提供してくれるようになったこの店に決定。店に到着したのは14:00寸前でした。すっかり遅くなってしまった。しかしこの店は今日日珍しく通しで営業してくれるので、こんなときでも焦らずに店に向かうことが出来るのはありがたいです。
非常に蒸し暑い日だったので、最初はつけ麺を食べるつもりでした。しかし店の中に入ると涼しかったので、思わず「らーめん(600円)」に変更。さらに券売機を良く見ると、ごはんを注文すると生玉子の“相こっこ”か肉乗せがサービスになっていたので思わず「ごはん(100円)」の食券も購入。カウンターに座ります。

食券を回収される際にニンニクと生姜の有無を問われます。今回も両方お願いしました。麺量については、ごはんも一緒に食べるので並にするつもりが何故か“中盛”と口走っていました。まるで条件反射です。卑しい自分を呪います。
さて待つこと5分ほど。

良い感じで盛り付けられた私のらーめんが出てきました。相変わらずキャベツ率が高い野菜がたっぷりで嬉しいですね。麺は茹でる前の状態はオーション粉をブレンドした影響でかなり黒ずんで見えるけれど、茹で上がった状態ではそれほど感じないのが不思議です。
先ずはいつものようにスープから一口。
最初はニンニクも生姜も混ぜない状態でスープを飲んで見ますと、最初に食べた時のスープに比べると塩味がキリっと立っていて、甘さはほとんど感じられませんでした。動物系出汁が中心と思われるスープで、そこに海草出汁が絡んでいるのかな…詳細は良く分かりませんが、しっかりと旨味が感じられます。化調もそれなりに感じるけど、バランスが良くて悪くない。絶妙です。
そしてニンニクと生姜を混ぜて見ると…不思議です。それまで無かった甘みがスープから感じられるようになりました。生姜に甘みが付けられているのかと単独で食べて見ましたが、それ自体からは強い甘みは感じません。スープに混ざることによって、生姜の旨味成分が甘さを感じさせるのでしょうか。非常に不思議。そして旨い。

麺はやっぱりつけ麺だけでなく、温かいらーめんで食べても旨い。
非常にコシが強く、モグモグとした張りを感じる麺なので啜りこむことが出来ませんが、噛み締めるほどに粉の旨味が感じられます。最近は自家製で旨い麺を作る店が増えたけれど、特にこの界隈はKAZE、学、大石家、そしてこちらきじとらと、それぞれ特徴のある旨い麺を提供してくれる店が増えたのは、麺好きにとって大変ありがたいことです。
さすが中盛300gは食べ応えあり。


チャーシューは二郎と比較してしまうと確かに小さいですが、脂身少な目の部位と、ゴロッとして脂身が多めの部位の2種類が楽しめます。特に脂身が多めの部位が旨い。味付けもスープを壊さず適度なものです。

野菜も増しには出来ないものの、沢山乗っけてくれて良心的です。こちらの店も単に茹でただけのキャベツとモヤシですが、スープにニンニク、生姜、そして野菜が絡むと何とも言えない美味しさになります。

ごはんには先述の通り生玉子が付いています。ブランド玉子なのか、非常に黄身の濃度が高く、これをごはんに良く混ぜつつ、卓上にある醤油ダレ…本来野菜を食べる時に使うもので、魚介出汁が入ったもの…をやや薄味で仕上がる程度に加えていただきます。
らーめんスープを啜りながらこのご飯を食べるのも美味しい。
ごはんの量も結構なものだし、麺量を300gにしてしまったのでもの凄い満腹になってしまいました^^;
今回も満足ですw
ちなみに後から来たお客さんが“細麺”みたいなことを言っていた様な気がしたのですが確認できず。次回調査したいと思います。


【2012.06.01再訪】
前回初めてこの店で食べてみて、素晴しい出来栄えとCPに驚いて、必ず近いうちにつけめんを食べてみようと思っていたのですが、前回のレビューにも書いたとおり、私が食べたすぐ後に麺に使う粉の配合を改め、オーション粉を4割ほどブレンドしたそうです。オーション粉は本家二郎の麺に使われていることでコアな二郎ファンには有名ですが、この粉が元々は蕎麦の繋ぎ用として開発されたことは、この店の店主のブログで初めて知りました。だから少々黒ずんだ色をしていたのですね。
この店の店主がオーション粉を使い、あの独特の食感を再現するとどうなるのか、非常に興味があって早々に再訪です。

時間は14:30頃。相変わらずヘンな時間に昼飯を食べる私です。仕事の都合でいつもこんな感じ。なので中休みを取るラーメン店では昼の部に間に合わないこともしばしば。
この店は夕方18:00閉店と、営業終了時間は早いけれど、こんな風に昼飯が遅くなった時には通し営業をしてくれるので助かります。
こんな時間ですが前客2名、後からも2名。昼の一番忙しい時間に来たことはありませんが、恐らく人気店になってしまうので、食べるなら今がチャンスだと思います。

今回は迷うことなく「つけめん(700円)」の食券を購入します。つけ麺も麺量が細かく分かれていて、小(200g)、並(300g)、中(400g)、大(500g)…これら全て同一料金とは太っ腹!流石に500gは食べきれないといけないので、今回は中(400g)でお願いしました。その際、助手の女性(奥様でしょうか?)から、ニンニクと生姜は入れて良いか?と問われましたので、両方お願いしています。待つことしばし。

5分少々で先につけ汁の丼が出てきました。かなりデカイ!
その中にたっぷりの野菜。表層には生の刻みニンニクと生姜の醤油漬けが乗っかっています。麺の丼が到着するのを待って、今回は先に麺だけ一本そのまま食べてみました。なるほど前回と違う!オーション粉独特の歯応えのあるモグモグした食感。粉の旨味もしっかり感じられる麺です。

次につけ汁をレンゲで一口。
やや甘みが強く、豚骨・豚ガラと思しき動物系出汁がしっかり摂られていて、そこに甲殻類の旨味…恐らく擂り潰した干し海老だと思われます…が主張しすぎず適度に効いています。前回食べたらーめんと比較すると、動物系出汁以外の旨味がはっきりと感じられました。海老以外にも魚介出汁が摂られているような気がしますが、駄舌で分からず。ちょっと私には甘みが強すぎますが、非常に美味しい!
更にニンニクと生姜を和えて行くと、適度なパンチと爽やかさが出てこれがまた悪くない!茹でただけの野菜との相性も良いです。これはレベルが高いですね。

このつけ汁に麺を浸けて食べてみますと、予想通りの美味しさ。さすが製麺所で働いていた店主です。旨い麺を作ります。粉の性質を熟知しているのですね。茹で加減などについては、本家二郎よりも良いくらい。何しろ1ロットで大量に作り上げる二郎とは違い、今回は私の一杯分を丁寧に作ってくれるわけですから、そりゃ旨いわけですw
オーション粉をブレンドすることによって色が黒ずむので見た目はあまり良くないのですが、味と食感は素晴しい!前回の麺も旨かったけれど、今回の麺は本当に私好みです。

豚は…敢えて“豚”と書きますが…大判一枚と細かく刻まれたものがゴロゴロと入っていました。前回の豚に比べると味付けは優しくなっていて、適度に歯応えを残しつつスープに良く馴染む味わいです。

野菜は本家二郎に比べると量は少なめですが、キャベツ率が非常に高くて良心的です。先ほどのスープに良く馴染ませ、麺と一緒に頬張りモグモグ食べます。シャキシャキした食感が残っていて旨いw

麺量400gなので相当に食べ応えがありますが、とても旨かったのであっという間に食べきってしまいました。つけ汁はしょっぱすぎなかったので、麺を食べる間に大半を飲んでしまいました。なのでスープ割が出来るかどうかは分かりませんでした。
しかし食後に水を飲んだら相当な満腹感が襲ってきました。やはり相当な量です。
麺が変わったことで更に私好みにシフトしてくれました。今後も通うと思います。

*ちなみに夜20:30まで営業時間が延びたようです。


【2012.05.29初訪】
こちらの店主は東京の小岩で塩ラーメン専門店「はるかぜ」として営業していたそうですが、こちらに移転して二郎系として再スタートしています。
場所は横浜線に沿った道沿い。付近はちょっとした商店街ですが、駅からのアクセスは必ずしも良くないです。
この日はちょっと早めに夕食を済ませる必要があったので、出かける前に食べて行きました。今現在は昼休みを取らない通し営業ながら18:00終了と、事実上夜の部営業を行っていないのがちょっと痛いです。

17:15頃店到着。こんな時間ですが店内は何人ものお客さんが入っています。近所の大学の学生のようです。既に食べ終わっているようですが、一向に立ち上がる気配がない。何時までも喋り倒しています。

店内入り口近くに設置された券売機で「らーめん(600円)」と「煮玉子(100円)」の食券を購入。ちなみに麺量については、小(120g)、並(200g)、中(300g)、大(400g)、全て同料金というのは素晴しい!やはり自家製麺だから出来ることなのでしょう。
食券を店主に渡す際に麺量を伝えます。今回は中(300g)で。その際にニンニクか生姜の有無を聞かれます。面白そうなので両方入れられないか尋ねると快く了解してくれました。待つことしばし。

太麺と聞いていたので茹で時間も相当かかることを覚悟しましたが、思ったほど待たされません。『潮中華 KAZE』と同じくらいでしょうか。そういえば野菜の増量については一切問われませんでしたが、出てきた盛り付けを見ると相当な量です。先ずはニンニクと生姜を混ぜる前にスープを一口飲んでみます。

二郎系ではありますが、味はくどすぎません。動物系出汁は豚ガラが中心でしょうか、出汁はしっかり摂られているし、スープを摂る際に抽出されたと思しき背脂も浮かんでいますが比較的さっぱりしています。KAZEのように魚介も共存しているスープとは違って、動物系出汁がしっかりと主張しています。化調感もあるけれど、それがむしろ適度なジャンクさを出していて悪くない。これはなかなかレベルが高いです。

麺は先述の通り自家製麺。店主は元々製麺所で働いていたそうですね。だから麺作りはお手の物。粉はオーション粉ではないと思われます。なので本家二郎の麺とは趣が違います(店主のブログを拝読したところ、昨日5/31からオーション粉を4割ほどブレンドしたようです。また味わいの違う麺になったことでしょう)。太さも本家に比べれば細め。加水率はかなり低めでモグモグした食感ですが、噛み締めると粉の旨味が良く感じられて美味しい。
麺量は私が良く食べているKAZEの大盛である300gと全く同じ位に感じられましたので、どちらも正確なのでしょう。食べ応えあります。

チャーシューは“豚”と言うにはちょっと厚みが足りませんでしたが、普通のラーメン店に比べたら立派なサイズ・立派な厚み。
味付けはしっかりされていて、脂身部分がしっとりしてなかなか美味しい。

ヤサイは先述の通りたっぷり。テボで2杯分投入していました。キャベツ率も高めで良心的。
そこに先ほどのニンニクと生姜を良く和えて、スープに馴染ませて行きます。生姜の味の爽やかさと香りがなかなか新鮮。ニンニクは本家に比べるとちょっと少なめです。もう少し多めの方がもっと美味しくなりそうですが、この価格ですのであまり文句は言えませんです。

煮玉子は黄身のトロトロ具合は私好み。見た目はちょっとしょっぱそうでしたが、味付けはそれ程強くはありません。甘みが控えめです。

これは良い店です。つけ麺も旨そうなので後日必ず食べてみます。

ちなみに先ほどの学生は私が食べ終わる頃になってようやく店を出て行きました。空いている時間帯だったので問題はないと思いますが、一食あたりの価格が安いラーメン店での長居はいかがなものかと思います。

  • 汁なし担々麺 太麺 中盛
  • きじとら塩酸辣湯麺 中盛
  • きじとら味噌らーめん

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5位

イタリーノ (日ノ出町、関内、桜木町 / 洋食、ハンバーグ、イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 3.3
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/12訪問 2013/01/23

ちょっと怪しい街並みの中にある大盛洋食店

【2012.11.12初訪】
この日は雑用と会議のために再び横浜方面を訪れました。まずは関内方面に用があったのですが、その前に以前から非常に気になっていた店で昼食を摂ることに。福富町にある『イタリーノ』です。
かつてはどの町にも必ずあったであろう大衆洋食店は、ファミレスの台頭と共に次々と姿を消して行きました。しかし古い街並みの中には相変わらず昔ながらの店構えで美味しくリーズナブルな価格で食べさせてくれる洋食屋が必ずあるものです。
この店は福富町の繁華街の中にありました。真昼間でもどことなく怪しさが漂うこの界隈は、横浜の中で最もディープなエリアと言えるのではないでしょうか。
あまりにも店構えが地味なので、一度目の前を通りながら行き過ぎてしまいましたよ^^;
店の扉は開けっ放しでした。中に入ると、13:45に近い時間ながらお客さんが沢山。カウンター席は空いていなかったのでテーブル席に通されました。その後も地元の方と思しき人々が続々現れ、客足が途絶えることがありません。なるほど人気店です。

一応メニューに目を通しましたが、注文するものは決まっていました。「日替わりランチ(550円)」です。どんなメニューもリーズナブルなこの店ですが、日替わりランチは価格不相応のボリュームで腹いっぱいになれると聞いていました。続々と入ってくる他のお客さんも、いきなりビールを注文する人を除いてほぼ、この「日替わりランチ」を注文していました。
待つことしばし。

ランチは沢山仕込があるのでしょう。大して待たされることなく出てきました。
この日のメニューは“ハンバーグと魚フライ”。ハンバーグがでっかい!さくっとナイフを入れると、肉汁がじわっと出るようなものではないけど、柔らかく、思ったよりつなぎも少ないようで肉がしっかりしています。デミグラスソースは薄味で、昔ながらの洋食屋の味ですね。
魚フライはオヒョウかスケソウダラか、特別凄いものではないけど揚げ方が上手でさくっとしていてこれも予想以上に美味しい。

付け合せのキャベツにはワインビネガーとサラダ油で作ったと思しきドレッシングがかかっていて、こいつがさっぱりして美味しい。

そしてご飯!炊き方が良くて美味しいですw
料理が良くてもご飯が残念な店は時々ありますが、こうして美味しいご飯を食べさせてくれるのはポイントが高いですね。その量も凄く、お皿にみっちりと盛り付けてくれます。推定重量450g。凄い食べ応えです。

噂通り、昭和の雰囲気ぷんぷんの洋食屋でした。この内容と量で何と550円!
巨大資本に個人店が駆逐されてしまうけど、こうした店は末永く続いてほしいものです。

  • 日替わりランチ(ハンバーグと魚フライ)

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6位

めん屋 生竜 (二宮 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/03訪問 2016/04/18

出汁の優しさが体に染みる 店主の接客も優しく家族連れでも使える和風らーめん店

【2016.03.31再訪】
午後、早めに仕事が終わってしまったこの日、急遽夕方から釣りに行くことにしました。その帰りに立ち寄ったのがこちらの店。概ね一年ぶりの訪問となりました。
21:30頃店到着。比較的遅めの時間まで営業してくれるので、夜釣りの後に助かります。
この店では幾種類かのラーメンを食べていますが、私が最も気に入ったのは塩味でした。なのでこの日は「梅しそらーめん(850円)」と「味玉(100円)」を注文してみます。
待つことしばしで提供された私のラーメン。見た目が非常に美しいです。まずはスープをレンゲで一口。
澄んで透明なスープはとてもさっぱりしています。動物系出汁は恐らく丸鶏。そこに何かしら魚介系の出汁が加わっていると思われます。カエシは控えめで、そのままだと薄めに感じます。
梅干を叩いたものが大葉にくるまれて丼上に置かれています。これが混ざることでスープがしょっぱくなりすぎる心配がありましたが、そのためにカエシの量を調整しているみたいで梅がスープに馴染むことで味の濃さもちょうどよい塩梅になります。このスープはじんわりと体に染み入るよう。

麺も従前から変わっていないと思います。加水率低めの細ストレート麺で、ここ繊細なスープを良く持ち上げてくれます。スープとよく合った、絶妙な麺の選択ですね。
この店では主に「わんたん麺」を食べていたので、今回初めてチャーシューを食べることになりました。しっとり柔らかく、それでいて肉の旨みをしっかり残した美味しいチャーシューでした。この店の店主は仕事が丁寧です。
そして味玉はこの店では初めて食べましたが、黄身のトロトロ具合が私好みで◎

店主の接客も相変わらず優しいもので好印象です。
淡麗という言葉が似合うラーメンです。今度は「台湾醤油らーめん」なんていう変わったメニューも食べてみたいです。


【2015.02.19再訪】
釣りの帰りにまたしてもラーメンを食べてしまいました!
本当はあっさり塩味のらぁ麺を食べるつもりでしたが、メニューを観察すると期間限定メニューがありますね!寒い時期にピッタリな「牡蠣らぁ麺(980円)」。条件反射的に注文しました。ついでに「水餃子(420円)」も。
このらぁ麺は塩、味噌のどちらかが選択できます。今回は味噌味でお願いしました。
ベースはこの店のレギュラーメニュー?の中にある『塩野菜らぁ麺』ではないかと思います。とにかく野菜がたっぷり。別の方が注文していた上記メニューも野菜たっぷりでしたが、私のメニューには牡蠣がたっぷり入っていることが大きな特徴ですね。こいつがプリプリですw

味噌味ですが、札幌味噌ラーメンのようなガツンと旨ジョッパイ味噌ラーメンと違って、どちらかというと鍋料理のような穏やかな味わい。野菜の旨みとも相まって、まるで牡蠣鍋を食べているようです。寒さにやられた体にじんわりと染み渡ります。う~ん旨いな~w

麺はこの店のほかのメニューとは違うと思います。札幌の小林製麺の標準麺に似た、加水率高めで黄色みの強いツルツル食感の中太縮れ麺。熱々のスープの中でも伸びにくく、いつまでも美味しくいただけます。

そして何と言っても具の炒め野菜と牡蠣ですね。本当に鍋を食べているようです。味噌の適度なパンチがありますが非常に穏やか。白菜や葱など、鍋料理の定番の具材が使われているので、一層鍋料理のような感覚を覚えるのかもしれませんね。何れにしても美味しいです。できればご飯をぶち込みたかった…

ちなみに水餃子は、焼き餃子と同じものを茹でてるものと思われます。専用の餃子のタレを出してくれましたが、これだけではパンチ不足なので、卓上の酢と辣油を加えて味調整しました。
結論から言うと、餃子に関しては焼き餃子の方が好みでした。


【2014.03.17再訪】
この日は外出先から戻って一仕事を終えるとまだ15:00頃。久しぶりに早く仕事が片付いてしまいました。そうなると釣りに行きたくなるもので、疲れているのだからのんびりしていれば良いものを、伊豆方面まで車を走らせてしまいました。しかし全く釣れずorz
こうなったらラーメンでも食って帰ろう!と言う訳で下道に降りてこちらの店で食べてきました。

時間は21:30頃。前客は一組二名。
およそ2年ぶりの訪問ですが、店主は相変わらず穏やかで丁寧な接客です。前回は塩味を食べたので、今回は醤油味と決めていました。メニューから「醤油わんたん麺(850円)」と、お腹が空いていたのでついでに「焼き餃子(400円)」も注文。しばし待ちます。

こちらの店も神奈川淡麗系に分類されて良いと思います。澄んだ色をしたすっきり味のスープ。動物系出汁は鶏ガラがメインと思われ、その旨味が非常にしっかりと出ています。魚介系出汁は使っているとは思うけど控えめ。なので昔ながらの中華そばの味わいに近いものを感じます。恐らくこの店は、メニューの先頭に塩味が書いてあることから塩味のらーめんが一押しなのだと思いますが、醤油味もとても旨いです。

麺は細縮れ麺で低加水。非常に良くスープを持ち上げます。モチッとした食感も良くてこの淡麗なスープに良く合います。

チャーシューは入りませんが、わんたんは大きなものがたっぷり入っています。餡もしっかり入っていてかなりの食べ応え。つるっと加水率の高い皮と生姜の効いた餡の組み合わせはとても美味しいです。

今回注文した餃子も、価格に比して立派なものでした。餡がみっちり入って大きさもあり、焼いた面は皮がカリッとして香ばしい。美味しいし内容的にも良心的なものでした。

この店では台湾ラーメンなんて言う珍しいメニューもあるので、一度食べてみたいです。


【2012.04.05初訪】
大磯・二宮エリアは、私には仕事でもなければ訪れることは無い場所。しかし気になるラーメン店がいくつかありまして…こちらの店がその一つだったのです。
この日、夜から伊豆方面で夜釣りをするために出かけたのですが、ちょっと寄り道して食べて行く事にしました。

早起きして午前中のうちにやらなければならない仕事を片付け、12:00頃家を出ます。途中釣具屋に寄ったりするので早めに出たわけですが、年度末を過ぎて道路は驚くほど空いています。
この店は国道1号線沿いにありますが、店構えが地味なのでうっかりすると見逃してしまいそうです。注意していると店先にラーメンの幟が出ているのでそれと分かります。店の脇に駐車場が5台分くらい用意されているのがありがたいですね。

13:30頃に店に入りました。平日で、しかもこんな中途半端な時間なので空いています。前客は一人だけ。ご近所に住むらしき外人さんでした。外人さんも日本のラーメンが好きな方が沢山いらっしゃるようですね。ラーメンもいよいよ国際的な食べ物になってきました。

店内は店主一人での営業でした。接客は非常に丁寧。後から家族連れが大人数で入って来ましたが、一人で丁寧かつテキパキと捌いていました。一部テーブル席もありますし、これなら家族連れで訪問しても安心です。

さて初めての店なので、やはりメニューのトップに書かれたものを食べるのが基本の私ですが、今回はどうしても気になった「塩わんたん麺(850円)」と「小ご飯(100円)」をいただきます。待つことしばし。

作りを見ていると、スープは寸胴から雪平鍋に必要分を移して温めています。
麺茹ではテボによるもの。作業の動作も丁寧で、湯切はしっかりと行われていました。これは期待できそうです。

数分後に提供された私の「塩わんたん麺」は、スープが黄金色で濁り無く美しいw
早速一口いただいて見ます。
恐らく、丸鶏、煮干、香味野菜などが炊かれて摂られたと思しき出汁。そこに角が取れ、丸みのある塩ダレが加えられたスープはあくまでも優しく体に染み入ります。一部貝類の乾物なども出汁として摂られているかもしれませんが、それぞれが強く主張し合う事は無くあくまでも優しくまとまっています。塩分濃度も極めて控えめ。でもこれはレンゲが止まらなくなります。旨いですね。
葱の使い方が印象的で、ハラハラと散らされた白い葱がスープに馴染むと、一層落ち着いた味わいになります。

麺は細縮れ麺。加水率は低め。茹で加減適度で粉の旨味が感じられるもので、スープを良く持ち上げます。この麺は美味しい。好みです。

わんたん麺はチャーシューが入りません。その代わりわんたんは7個も入っていました。餡もしっかり入っていて、皮だけではなく餡と皮のバランスで食べさせるタイプのわんたんでした。皮はツルっとして中の肉はジューシー。これも旨いw

その他の具はメンマと水菜。全てスープの味を壊さず馴染んでいます。

最後残ったスープにご飯を投入。こうすると不思議なもので、出汁として摂られた香味野菜の旨味がしっかりと感じられ、味が気持ち濃い目に感じられます。

非常に優しいスープと、それの邪魔をしない具材選択などが見事でした。機会があれば醤油味も試してみたいです。

  • 梅しそらーめん
  • 塩わんたん麺
  • メニュー

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7位

麺屋 優創 (大久保、新大久保、西武新宿 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 2.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/11訪問 2013/01/23

洋風スープがラーメンに応用されたらこうなったw

【2012.11.25初訪】
この日は午後から新宿で打ち合わせがありました。その前に昼飯を食っていきましょうw
打ち合わせ時間よりもかなり早く新宿に到着したので、今回は散歩を兼ねてちょっと遠くまで歩いてみます。目的の店がこちら。今まで何度も訪問しようと思うも、場所柄なかなか用事がないので行けなかったのです。念願かなってやっと訪問です。

2年以上前に開店し、瞬く間に人気店に上り詰めたこちら。なんでも店主はフレンチ出身なのだそうですね。近年ラーメンと他のジャンル…蕎麦やうどん、あるいはエスニック料理…との融合が目覚ましいですが、やはりフレンチ来ましたかw
今までもフレンチ出身の店主が調理を行う店はいくつか食べましたが、決してフレンチが前面に出たものではありませんでした。この店はそれをはっきりと打ち出しているそうで、非常に楽しみでした。

11:25分頃店到着。まだ開店前です。しかし既に店先にはカップルが一組待っていました。もうすぐ開店時間なので、私も待とうと思ったら突然の電話!店先からちょっと離れて電話をしますが、その間に店の扉が開きました。このまま電話が長引くと早く来た意味がなくなるので慌てますが、すぐに電話を切ることが出来て店内に入ります。
店はもともと和食系の店と考えて間違いなさそうですね。カウンター席は普通として、掘りごたつ形式のテーブルがあるのは新鮮w
初めての店では基本メニューから注文することが多い私ですが、今回は暖かいラーメンにするか、あるいはつけ麺か…非常に迷いましたがやはり暖かい方で。「魚介味噌ラーメン(880円)」を注文しました。基本ラーメンとしてはかなり高価な部類に入りますが、さてどんなものが出てくるのか楽しみです。

程なくして出てきたラーメン。決してビジュアル的に美しいわけではありませんが、海老のような香ばしい薫りと味噌の強い色が食欲をそそります。早速スープを一口レンゲでいただきます。
これは驚くほど濃厚!ベースは豚骨か豚ガラか、動物系出汁が味噌の強い味に負けずにしっかり感じられます。そこに魚介系の旨味と香り…主に海老によると思われる濃厚な旨味と香ばしさが同時に口の中に広がります。
これは確かに独特です。オリジナリティーという角度から判断すると、大いに評価されて良いと思います。ブイヤベースのような洋風スープがベースとなった味わい。でもしっかりラーメンスープに昇華させて適度なジャンク感が良いです。しかもこけおどしではなくしっかり美味しいw

麺はどことなくパスタのような味わいで、このスープに良く合っています。むっちりした食感で、濃厚なスープに負けない。粉の味が堪能できる麺で、これまた独特で美味しい。

チャーシューはバラ肉を提供前にバーナーで炙ったもので、これも香ばしく、適度な歯ごたえを残していて私好みでした。見た目は脂身が多くてしつこそうに見えましたが、食べてみると全くそれは感じません。美味しいw

アサリが入っているところはまさにブイヤベースの趣です。これら魚介系素材は間違えると生臭くなったり動物系出汁と喧嘩するところですが、見事にまとまっていました。

ちょっと価格的に高い所が気になりますが、完成度は非常に高いと思います。
機会があれば、是非つけ麺も食べてみたいものです。

  • 魚介味噌ラーメン

もっと見る

8位

光来 (新宿西口、西武新宿、西新宿 / ラーメン、肉まん、中華料理)

7回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2024/01訪問 2024/01/13

今でも「中華そば」が460円!圧倒的CPとクオリティー!

【2024.1.6再訪】
ここのところ公私ともに忙しく、以前のようにこまめな投稿が出来なくなってしまいました。今後は写真投稿をメインに、時折こうしてレビューを書き込むことになると思います。

打ち合わせで西新宿・新大久保方面に出向くことが多い私。この日も午前中の打ち合わせが終わって昼飯を食って帰ることにしました。時間は13:00になろうという頃。最近は昼休み時間をずらして取る企業も増えているのか、この時間になってもこの界隈の飲食店は混雑しています。
よく考えたらこの日は土曜日。定休の店も沢山あるようで、お目当ての店に振られてしまいました。それで何となくしばらく歩き、この店のことを思い出して向かってみます。もし大混雑だったら諦めるつもりでしたが、運よく前のお客さんが出て行くところで、待つことなく店に入ることが出来ました。
この店は久しぶりです。初めて食べた日のことを思い出します。あの時はあまりにも安いので、きっと量が少ないだろうと高を括って、中華そばと丼飯、餃子の食券を購入したら、とんでもない量で死にそうになりました。今回は反省して「中華そば(460円)」と「パリッと餃子(230円)」の食券を購入。食券をカウンターに上げて待つと、ほぼ満席でまだ食事が出てくるのを待っているお客さんがいるにもかかわらず、5分くらいで先に中華そばが出てきて、しばらくすると餃子が提供されました。店長と思われる方は恐らく初めてこの店を訪問した頃と変わっていないと思います。あの頃は一人ですべてを回していましたが、今は常に助手さんがいます。もともと恐ろしく仕事の要領が良い店長は、今ではこれだけ混雑していても余裕で店を回しています。凄いです。
肝心な料理ですが…十分すぎるクオリティーです!製麺所の直営店らしく、麺が美味しい。ちょっと餅っとした中細麺。一昔前だったらやや太めと言われたかもしれません。少々縮れの入った加水率中等のストレート麺は、多くの麺料理に共通だと思われますが、色んなスープに合わせやすいもの。量はやや少なめで、推定茹で前120~130g程度。なので男性ならサイドメニューと一緒に食べるのがちょうど良い量なのですが、先述の通り、一見少なそうに見える丼飯のシリーズが、意外に量が多いので注意が必要なのです。
スープは典型的な東京ラーメンのスープ。鶏ガラがベースで、恐らく昆布や煮干しで味を調えたもの。チャーシューやメンマ、青菜、ゆで卵などの具も豊富で、しっかり作りこまれています。これがこの場所で、今でも460円とは!
パリッと餃子はいわゆる焼き餃子です。その名の通り、皮がパリッとして一口サイズが6個。恐らく製麺所で作られたものを運んで焼いているものと思われますが、これも価格以上の出来栄え。ちなみに卓上に餃子のタレが置いてあるのですが、黒っぽい壺に入っていて何も書いていないので、一瞬戸惑います^^;
それにしても安い!そして素晴らしいクオリティー!全ての価格が高騰する今日この頃ですが、本当によくやってくれていると思います。メニューが豊富で何を食べても美味しいこの店は、最大級の評価をされて良いと思います。
【2021.7.29再訪】
*やっと夏の繁忙期が過ぎて仕事が落ち着きました。少しずつレビューを再開いたします。

仕事で大久保方面に出向いたこの日、午前中の打ち合わせを終えて帰る途中に昼飯を食べに久しぶりの訪問です。この店で最後に食べたのは…前回のレビューの時なので、何と2年もの時間が経過していました。偶然にも今回食べたのは前回と同じつけ麺でした。
13:30頃店到着。昼休み時間は過ぎていましたが、店内8割方の席が埋まっています。入り口の券売機で食券を購入するシステムです。ちょっと迷いましたが、とても暑かったこの日、「つけ麺(650円)」と「水餃子(250円)」の食券を購入。一直線のカウンター席の端っこに座ってしばし待ちます。

前回と同じメニューなので今回は簡単に。
ベースはこの店の基本メニュー「中華そば」と同じ醤油味のスープ。鶏ガラベースの優しい味わい。化調もそれなりに効かされていると思いますが、この価格で良くぞこのクオリティーを維持しているものです。酸味が適度に効いて胡麻が振りかけられているところが中華そばとの大きな違い。一般的なつけ麺に比べるとつけ汁自体はそれほど塩分濃度が高いわけではありません。麺をザブンと浸けて一気に啜りこむような、そんなつけ麺です。
麺は製麺所直送…そもそもこの店は製麺所の直営店と言った方が正確なので当然の事ですが、このスープに実に良く合う中細縮れ麺です。加水率中等でつけ汁をよく持ち上げます。つけ麺ではこの店の麺を2玉使っているようですが、1玉の量が少なめなのでそれほどの凄い量にはなりません。むしろ男性ならサイドメニューを一緒に食べても良いくらい。
具は中華そばに使われているものはそのまま使われていて、チャーシュー、メンマ、ほうれん草はかなりしっかりした量で良心的です。ゆで卵が半分ついてくるのは有難い。いやいや本当に素晴らしいCPです。

ちなみに水餃子は皮の厚みがあるしっかりしたつくり。ちょっと餡にうどん粉を混ぜているようでジューシーさに欠けますが、この価格でこのボリューム!お金を掛けずにたっぷり食べることができるこの店は、大都会の中でとても貴重な存在なのです。
【2019.8.19再訪】
この日は新宿駅近くで打ち合わせ。午後からの仕事に備えて昼飯を食べて行くことにしました。星の数ほど飲食店がある新宿です。食べる場所に毎回迷うわけですが、毎度候補に挙がる店もあります。そのうちの一つがこちら。
13:45頃店到着。相変わらず変な時間に昼飯を食う私。打ち合わせ時間に合わせると、ついこんな時間になってしまうのです。しかしどの店も比較的空いている事だけは助かります。昼休み時間ともなれば大混雑のこの店も、さすがに今時間は空席がありました。それでも半分くらいの席が埋まっているのは流石。

暑かったこの日は最初からつけ麺を食べるつもりでいたわけですが、券売機に初めて見るメニューを見つけて、ちょっと迷ってからその「味噌つけ麺(680円)」のボタンを押します。腹が減っていたので、ついでに「海老ニラまん(250円)」も購入。待つことしばし。
概ね6,7分で先に海老ニラまんが出てきました。この価格でこのボリューム!小さいがしっかり海老が入っています。ちょっと餡にうどん粉で伸ばしたようなチープさを感じるものの、価格不相応に美味しいです。

そして味噌つけ麺が出てきました。
つけ汁の器は麺の器と同じ。そこにたっぷりつけ汁…と言うよりもスープが注がれています。実際、通常のつけ麺に比べるとつけ汁の味付けは薄めで、味噌ラーメンの麺とスープが別々に出てきたみたいなイメージ。酸味は控えめで、麺をしっかりつけ汁に潜らせていただきます。一味が少々効いていて、夏の暑い盛りにキリッとします。
麺は2玉茹でていました。1玉が多くはない店ですが、それでも茹で前推定250gくらいはあると思います。結構な食べ応え。
具も立派です。巻バラチャーシュー1枚、青菜とメンマがたっぷりで、茹で卵が半分乗っかっています。相変わらず素晴らしすぎるCPであります。

もとのつけ汁が薄味なので、麺を食べ終わった後はスープ割りせずともそのままいただく事が出来ました。高血圧故半分くらいで我慢しましたが^^;
今回も美味しくいただきました。お腹いっぱいです。つけ麺であれば、以前に食べた醤油味のつけ麺の方が好みですが、この味噌つけ麺も十分美味しいです。
【2019.6.18再訪】
新宿で夕方から打ち合わせがあったこの日、遅くまでかかりそうだったので、早めに夕飯を済ませて行くことに。どこで食べようか…新宿も飲食店は星の数ほどありますので、毎回迷うことになるのですが、久しぶりにこちらの店に向かってみます。
17:00ちょっと過ぎに店到着。夜の部開店間際だったので、私は一番乗りでした。
この日は食べるものが決まっていました。「タンメン(680円)」です。凄くリーズナブルな価格で多くのメニューを提供しているこちらの店。そんな中ではちょっと高価なメニューです。ちょっと楽しみ^^ とは言えこの店の麺メニューは少なめなので、これだけでは足りないと判断して「水ギョーザ(200円)」の食券も購入。タウンたー席に座って食券を上げると、水を運んでくれた店員さんが回収して早速取り掛かってくれます。

待つこと6,7分で私のタンメンが先に出てきました。調理の過程を見る事が出来ましたが、しっかりと炒め野菜を中華鍋で作っています。そして寸胴から出汁を摂り出してその中華鍋に注ぎます。味付けまで中華鍋の中で行っていたかどうかは確認できませんでしたが、この作り方は間違いなく炒め野菜の旨み成分を余すことなくスープに取り込む事が出来ます。私がタンメンを美味しいと感じる店は、大抵この作り方なんです。
そのスープをいただいてみれば、予想通り、炒め野菜の旨みがしっかり出ています。しかもアツアツ!野菜の種類も、キャベツ、モヤシ、人参、筍、木耳、そして豚コマ肉と豊富。かなりの量が炒められていて、結構なボリュームです!仕上げに軽く白胡椒が振られているかも。
麺はこの店のメニューに共通のものと思われます。手もみした程度のウェーブが入った中細麺。加水率は中等。スープの旨味が素晴らしいので、もっと加水率高めで一回り太めの麺でも合いそうだけど、これはこれで旨い。流石製麺所直営の店。麺量はやや少なめで、推定茹で前130g程度。なのでサイドメニューと一緒にいただくのが丁度良いです。
炒め野菜は絶妙にシャキッとした食感を残していて、しかも相当な食べ応えです。そして食べ進むほどに炒め野菜から旨み成分が溶け出して、後半になるほどスープが美味しくなります。

ちなみに水ギョーザですが、これまた200円とは思えない出来栄え!
モッチリした皮(恐らくこれも製麺所による自家製)としっかり詰まった餡。中は適度にジューシーです。卓上の調味料で好みのタレを作って食べます。胡麻と葱が最後に振りかけられているのも気が利いています!

多くのグルメサイトで高評価を得ているこちらの店。
以前は店主一人の営業で本当に大変そうでしたが、最近は昼・夜共にサポートのスタッフが入っていて、サービスの質も格段に向上しています。もともと店主は凄まじく調理の要領が良い人だったので、今ではかなりの混雑時でも、れほど待たされずに食べる事が出来るのも素晴らしい!
【2018.09.13再訪】
この店は新宿で仕事があると、必ず昼飯の候補の一つになるのですが、前回レビュー以来、何度か訪問するもタイミングが悪く、なかなか食べる事が出来ませんでした。今回は早めの夕飯を食べるために、初めて夜の部に訪問です。
17:15店到着。夜の部開店時間直後でしたが、既に3人のお客さんが入っていて驚きました。店員さんはいつもの男性店員さんと助手の女性店員さんの二人体制。私が初めて訪問した頃はワンオペで、それはそれは大変そうでしたが、常に二人体制になったことでサービスも安定しました。調理係のいつもの男性も、かなり余裕をもって調理ができるようになったみたいで、提供も早くなりました。
この日は券売機で「中華そば(430円)」と「海老ニラ饅頭(230円)」の食券を購入。カウンターに食券を置くと、女性店員さんが回収してくれます。待つことしばし。

前のお客さんの料理がまだ提供されていなかったので、ちょっと待たされることを覚悟していましたが、7,8分で全部出てきたのにはちょっと驚き!物凄く要領の良い調理をしています。

先ずは中華そばです。見た目は非常にシンプル。スープは鶏ガラが中心と思しき典型的な中華スープ。そこに昆布、煮干しなどがほんのり効かされたような味わい。化調もそれなりに感じますが、バランス良くまとまっていて、下手なラーメン専門店よりも数倍美味しい!
麺は中細のストレート。手もみした程度の軽い縮れが入っています。加水率はやや低め。なのでスープを良く持ち上げます。麺量は少なめ。恐らく茹で前130g程度。なので男性なら、サイドメニューと一緒にいただくとちょうど良いと思います。
チャーシューは巻バラタイプ。味付け適度。サイズは小さめだけど、しっかり作り込まれています。旨いです。その他メンマ、青菜、ゆで卵半分。西新宿のこの場所で、価格不相応にしっかりした内容です。素晴らしい!

ちなみに海老ニラ饅頭は餡がみっちり!ちょっとうどん粉で伸ばしたような味ですが、この価格で一つ一つしっかりと海老が入っているのは驚きです。こうしたサイドメニューも充実し、しっかり美味しいのは本当に驚きです。

この店は今後も新宿で仕事がある時に、必ず食事の候補に挙がると思います。

【2016.03.22再訪】
新宿で仕事をしていて、昼飯を食う時間が限られている時、あまり迷っていられない時には必ず候補に挙がるのがこちらの店。この日もそんな忙しい日でした。
13:50頃店訪問。オフィス街で働く人が多い平日とはいえ、さすがにこれだけ中途半端な時間になるとお客さんは少ないです。それでも5人くらいのお客さんが食べていました。この日は券売機で「ワンタンめん(550円)」と「パリッと餃子(200円)」の食券を購入。店員さんはこの日2名。いつもの店長と思しき男性と、アルバイトらしき女性での営業でした。

出てきたワンタンめんは…こうしてあらためてよく見てみると、丼が非常に小さく見えます。実は昭和30年代頃の中華そばの丼は、概ねこれくらいのサイズだったのだそうですね。年々お客さんが食べる量が増えて、なおかつ様々なメニューが開発されることによって、丼のサイズや形状も進化していったのでしょう。そうした意味では、この店は丼も懐かしさを感じさせます。雷門模様の典型的な中華そばの丼。

さて早速スープから一口いただいてみます。うん、これまた典型的な中華そばのスープ。この店ではいろいろなメニューを食べてみて、それぞれ美味しいのだけど、やっぱりシンプルな醤油味や塩味がベースになったラーメンが一番美味しいのです。恐らく鶏ガラ出汁が主体で、もしかしたら煮干も使っているかも。化調もそれなりに感じられるけど、この価格でこの味は毎度のことながら驚きです。

麺もいつもの麺。流石製麺業者が経営する店。麺についてもしっかりしています。スープによく合っていますね。

そして今回の具の中心であるワンタン。これは皮を食べさせるタイプのもので、ツルツル食感で啜り込むのが心地よい。麺とはまた違った加水率の高い食感は独特で、これも美味しい。
そしてチャーシュー、たっぷりメンマ、青菜、ゆで卵半分までついてこの価格。素晴らしいです。

ちなみに「パリッと餃子」は、特筆するところこそないけれど、200円でこのボリュームは立派の一言。
この大都市にあって、素晴らしいCPで私たちの懐を支えてくれます。


【2016.01.26再訪】
新宿で仕事があったこの日、久しぶりにこちらの店で昼飯を食うことに。
12:00ちょうどに店訪問。久しぶりにまともな時間に昼飯を食うことになったのですが、新宿で、平日のお昼休み時間に昼飯を食おうと思うとどの店も大混雑であります。こちらの店も案の定、店内に5人ほどの待ち行列ができていました。しかし回転の速い店なので待つことに。その間に券売機で食券を購入します。今回はまだ食べたことのなかった「担々麺(620円)」と「パリパリ餃子(200円)」です。予想通り5分ほどで着席することができました。食券をカウンターに上げてしばし待ちます。

この日は調理担当の男性が二人、接客と配膳中心の女性が一人、都合3人での営業になっていました。以前は男性一人で全て回していましたが、限界があったのでしょう。当然だと思います。3人体制になって接客や調理に余裕が出ました。それにしても相変わらず要領の良い調理で、私のメニューも他の注文が立て込む中、5分少々で出てきたのには驚きました。

そして「担々麺」は…この店の基本である「中華そば」をアレンジしたものでした。具にモヤシが使われるなど、本格的な担々麺とは趣が違うし、独特の花椒の香りや舌を刺す感覚もありません。唐辛子の辛さも控えめで、ベースの出汁は恐らく中華そばと同じ。したがって非常にさっぱりした味にまとまっています。つまるところ担々麺風中華そばと言った方がぴったりする味わいなのです。しかしこれはこれでとても旨いです。なにしろ相変わらずこの場所で、この価格でやっていることは驚きであります。

しかし、やっぱりこの店では「中華そば」か「塩らーめん」をベースにしたシンプルなラーメンが一番旨いですね。
夏のつけ麺もおすすめ^^


【2015.10.08再訪】
この日は午後から新宿で打ち合わせ。その前に某ラーメン店で食べていく予定が…あれ?何か改修工事やってますよ!臨時休業だったようですorz
思い切り予定が狂いました。あまりあちこち迷っていられません。っで、そんな時に重宝するのがこちらなんです^^

12:15頃店到着。平日の新宿はビジネスマンだらけでどこの飲食店も満員御礼であります。中には行列ができている店もちらほら。大都会の胃袋の大きさには毎回圧倒されるばかりなわけですが、ここ、光来も満席でした。しかも待っている人が二人もいます。しかし非常に回転が速い店なので、ものの5分足らずで着席できました。
今回は券売機で「塩ねぎそば(550円)」と「ナムル丼(280円)」の食券を購入。カウンターの一番奥の席に座ってしばし待ちます。

店員さんが増えていました。男性二人に女性一人。おそらくランチタイムだけだと思いますが、3人体制です。それでも次々にお客さんが現れるので、3人とも休む暇もなく働き続けます。そして相変わらず凄まじい手際の良さ。こんなに混雑していても、私の塩ねぎそばも、ナムル丼も、5分少々で提供されました。
では早速ですが、塩ねぎそばのスープから一口いただいています。
間違いなくこの店で一番最初に食べた塩ラーメンのスープとベースは同じでしょう。鶏がらと思しき動物系出汁が主体となっていて、香味野菜などが一緒に炊かれたものと思われます。非常に清淡ですし、化調もそれなりに感じるけど物足りなさは全くなく、非常に美味しい。

麺も各麺メニュー共通のもの。この店は中華食材の製造会社が直営で経営している店らしいので、当然麺もその会社のものなのでしょう。一見何の変哲もない麺ですが、この店のスープによく合っていて旨いです。

チャーシューや青菜など、基本のトッピングも立派。特にチャーシューは巻バラ肉みたいですが、味付けが控えめでスープによく馴染ませて食べると美味しい。ねぎは辣油で絡めてありました。白髪ねぎが沢山乗るものと思っていたのでちょっと意外でしたが、シャキっとして旨い。ただ、辣油によってスープの清淡さが損なわれます。やっぱり普通の塩ラーメンの方が良いですね。

ちなみにナムル丼は読んで字のごとく、ナムルが沢山白飯に乗っかって、コチュジャンが添えられたもの。酸味がなかなか良いです。半分ほど食べたあとでラーメンのスープを注いで食べてみましたが、これもいける^^

最初に食べた頃から比べると、数十円ずつ値上がりしたみたいですが、それでもこの価格!
内容を勘案すると、普通はとてもではないがこの価格ではできないでしょう。流石食材メーカーの直営。そして味についてもしっかりしていて、ラーメン専門店に引けを取らないものです。この土地にして貴重な存在だと思います。

【2014.07.22再訪】
新宿で打ち合わせがありました。その前に昼飯を食べる事に。
この日も朝から凄い暑さ。しかも都内の暑さはちょっと特殊ですね。アスファルトが、ビルのコンクリートが、蓄熱してその熱を発散。その繰り返し。夏場は街が冷されることが無いのではないかと思わせる酷暑。加えてビルの空調屋外器から発散される水蒸気や熱気の量…日差しの強さだけではない特殊な暑さを感じます。
そんな中を歩いていたら、とてもじゃないけどアツアツのラーメンなんて食べる気になりません。つるっと冷たいつけ麺なんかが最高です。そんなわけで、まだ食べたことのないこちらの店のつけ麺をいただく事に。

11:10頃店到着。普段は遅い昼飯を食うことが多い私ですが、この日は逆に早めに済ませる必要がありました。11:00から開いている店はこんな時に重宝します。それでも店内には数名のお客さんが既に食べていました。
入り口近くの券売機で予定通り「つけ麺(620円)」の食券を購入。値段が値段なので麺は少なめだろうと高を括って「ぱりぱり餃子(200円)」の食券も購入。カウンター席に座ってしばし待ちます。

この日も男性の二人体制での営業でした。以前一人で全てをこなしていた時は倒れてしまうのではないかと言うくらいの忙しさでした。こうして二人になっても尚、ピーク時にこのメニューの数をこなすのは並大抵ではないはず。したがって二人とも恐ろしく要領よく注文をこなして行きます。私のつけ麺は麺茹で係りの方がテボを取り上げ、奥の店員さんが引き継いで冷水で締めます。水切りは手でグイグイときっちり行っています。そして提供となりました。

麺量は凄い力で水切りされていたので圧縮され、見た目は大した事がなさそうに見えますが、いったん箸を入れて崩れるとかなりの量であることが分かります。普通の温麺の麺量がやや少なめの店なので、恐らく2玉使っています。刻み海苔もたっぷり。ちょっと圧縮されすぎて麺同士が絡まってほぐれないのは閉口しましたが、加水率高めでツルッと冷たい麺はこの酷暑の中ではありがたいです。温麺とは違って平打ちのやや太めの麺。この手のメニューに向いた麺だと思います。

つけ汁の中に全ての具が投入されていました。そのつけ汁、ベースは間違いなくこの店の基本ラーメンである「中華そば」のものと、出汁もカエシも共通です。恐らくスープ寸胴の上澄みから油成分を掬って投入されていて、ちょっとこってり感を出しています。そこに酸味が効かされ、わずかに一味唐辛子が効いたもの。この酸味とわずかな辛みが暑い日に美味しい。このつけ汁と先の麺の相性はとても良いです。

具は茹で卵半分、刻みチャーシュー、青菜、メンマ、ナルト。つまり中華そばと基本は一緒です。各具材はこの価格とは思えないほど良心的な量が入っていて満足できます。特に青菜は冷凍物ではなく、店で茹でたものと思われ、シャキッとして美味しい。

ちなみに「ぱりぱり餃子」はこの価格とは思えないほどしっかりしたもの。餡がしっかり入っていて焼き具合も抜群です。食べ応えも十分。

スープ割は出来るかどうか不明でしたが、お願いしてしまうと全部飲まないと悪い気がしたので、高血圧故自重しました。ちょっと悲しい。
何れにしてもこれだけ食べて800円そこそこ。相変わらず素晴らしいCPでした^^


【2014.03.27再訪】
新宿で仕事があったこの日、昼食を食べに再び訪問です。
この日は「味噌らーめん(430円)」と「鶏カレー丼(200円)」の食券を購入。相変わらず素晴らしいCPで驚きです。

先に味噌らーめんが到着しました。この店の麺メニューに共通ですが、この価格にしては内容が良いです。関東では何故かチャーシューが入らないのがデフォルトになっている味噌らーめんですが、この店はしっかり入っています。ただしモヤシは茹でただけのもので、炒め野菜の旨味は残念ながら堪能できません。この価格では当然と言えば当然でしょう。

スープは出汁のベースは各麺メニューに共通だと思います。そして味噌ダレも優しい。なのでスープはいわゆるシャバシャバ味噌スープになっていて、これはある意味懐かしい味。しかし醤油・塩両方の味を試した後で比較してみると、やはり醤油や塩味の方が完成度が高いですね。味噌味はちょっと凡庸でした。

麺も各メニュー共通と思われます。これは特徴こそ乏しいですが、こうした中華麺料理に良く合って無難にまとまっています。
そして先述のチャーシュー、モヤシと青菜たっぷり、メンマもしっかりしていて、茹で卵まで半分入っています。価格に比してどう考えてもトッピングの内容が豪華で良心的です。その量が多いので、見た目以上に食べ応えがあります。

ちなみに鶏カレー丼もかなりのボリューム。挽肉カレーかと思ったら、ほぐしたような鶏肉が煮込まれていてなかなか美味しいものでした。
完食したら腹いっぱいでした^^


【2013.11.14再訪】
この日は新宿で夜から打合せがありました。あまり時間がない時、すぐに出てくる店を押さえておくのは不規則な仕事をする私にとってかなり重要です。昼の部は11:00から、夜の部は16:30からと早い時間から営業してくれること、なおかつすぐに出てくる店…そんな側面からも、この店を多用することになります。

17:00頃店到着。夕飯にはまだ早い時間帯。店は空いているだろうとの予想の通り、店内にお客さんは一人だけ。後からも一人入って来ただけでした。
最近高血圧で医者から塩分摂取を控えるように言われている私です。基本的には外出等で、どうしても外食せざるを得ない場合で、なおかつその回数の半分程度ラーメンを食べるように控えています。この日は最初からこの店の基本ラーメンである「中華そば(380円)」を食べることに決めていました。券売機でその食券を購入します。本当は加えて「茶碗鶏カレー(200円)」を食べてみたかったのですが、券売機に×が付いていました。そこで次の候補である「茶碗中華丼(300円)」の食券を購入。カウンター席に座ってしばし待ちます。
この日は店主と思しき男性一人での営業。恐らく忙しい時間だけ助手を務める方が加わるのでしょう。もともと素晴らしく調理の手際が良いので、これくらいの時間帯なら問題なく客を捌けるのだと思います。

およそ5分で私の注文したメニューが出そろいました。
まずは中華そばですが、澄んだ醤油色のスープ、手もみされた程度に縮れた細麺、チャーシューにメンマ、なると…昔ながらのいわゆる“ラーメン”の典型を表したかのようなビジュアル。加えて青菜が沢山。茹で卵が半分デフォルトで入っているのは、この価格としては素晴らしい内容で驚きです。
スープや麺は前回食べたワンタンメンと共通の物でしょう。懐かしい中華そばの味。でも私が子供の頃に食べた“ラーメン”からは、確実に進化したものだと思います。本当に日本の食べ物は美味しく進化していると思います。加水率やや低めでちょっとモチッとした麺はこのスープに良く合っています。

そしてチャーシューも素晴らしい出来栄え。トロトロに柔らかく出来上がっています。でも味付けは控えめで、スープの味を邪魔しないもの。脇役として好印象な味付けです。
その他の具もしっかり作り込まれています。特に青菜をたっぷり載せてくれるのは嬉しいです。

ちなみに茶碗中華丼は、大き目で深いお茶碗にご飯も餡かけもたっぷり入っています。麺の量はそれほど多い店ではないので、男性の場合はこうしたサイドメニューを注文するとちょうど良い量に感じます。

高血圧が指摘されてしばし控えていたラーメン。久しぶりに食べると本当に美味しいですね^^


【2013.09.05再訪】
新宿で昼飯を食べる際、必ず候補の一つに挙がる店です。この日は約1年ぶりに訪問しました。
平日の13:00頃、既にお昼休み時間は過ぎようとしていましたが、店内は満席!さらに待っている方が2名ほどいましたが、あまり歩き回りたくなかったので私も待つことに。概ね5分ほどで着席できました。

初めて私がこの店を訪れた日は、店主と思しき男性一人で全てをこなしていました。もの凄く忙しそうでした。ところが約一年ぶりに訪問すると、助手を務めていると思しき男性が一人増えています。これだけの繁盛店です。やはり一人で回すのは無理があるのでしょう。二人体制になったことで、店主の表情も穏やかになりました。料理の手際は相変わらず素晴らしいので、次々に訪れるお客さんの多様な注文も驚くべきスピードでこなしています。接客と配膳・片づけをやってくれる人が入ったことで、作業もスムーズになっています。

さて私が今回券売機で購入したのは「ワンタンメン(500円)」と「海老ニラまん(200円)」。前回は塩味のラーメンを食べましたので、今回は醤油味で。海老ニラまんは、前回お隣に座った方が食べているのがとても美味しそうだったので^^

調理は先述のごとくスピーディーです!ワンタンメンも海老ニラまんも、5分足らずで出てきました。前のお客さんの注文が立て込んでいたはずなのに!
早速ワンタンメンからいただきます。
スープは少々甘みがあり、豚や鶏などの動物ガラが中心となっていると思しき動物出汁が前面に感じられます。魚介は煮干か?ほんのり感じられる程度。そこにネギなどの野菜が炊き出されたものが加わっていると思われます。化調もそれなりに感じますが、さっぱりしていて美味しい。良くありがちな、既製品スープとは一味違うものを感じます。

麺は手もみした程度の軽い縮れがある細麺。加水率低めでスープを良く持ち上げます。特別凄い麺ではありませんが、このスープに良く馴染んでいますね。

ワンタンはツルンとした皮を食べさせるタイプ。かなりの数が入って食べ応えあり。
そしてチャーシューもしっかり一枚入っています。巻きバラ肉ですが、流行のトロトロではなくしっかりした歯ごたえを残したもの。味付けもスープに良く馴染み、甘さ控えめなのが好みです。
ホウレンソウやメンマもたっぷり。加えて茹で卵が半分入っているところが良心的。
何しろ価格不相応に内容が良いです。素晴らしい!

ちなみに海老ニラまんは、いわゆる韮饅頭です。韮がたっぷりの餃子だと思えば間違いないと思います。これは少々餡の片栗粉が強すぎたのが残念ですが、しっかりと海老まで入ったものが4個。これで一皿200円!

相変わらず素晴らしいCPで驚きです。この店で1000円分食べたら、満腹で動けなくなること間違いなし^^


【2012.08.27初訪】
私は良く出向く場所の地図は持ち歩いていて、そこに食事が出来る場所をプロットしています。
新宿は良く出向く街なので、もちろん地図を持ち歩いているわけですが、この店は以前から宿題になっていた店です。fiveroyalesさん他多くの方から高評価を得ている店ですね。

店に到着したのは14:10頃。平日のこんな中途半端な時間なので空いているだろうと思ったら、結構なお客さんがいて驚きました。流石人気があるのですね。
入り口近くに券売機があります。予想以上にメニューが多くて驚きです。初めての店ではなるべく基本メニューを食べようと思っている私は、醤油か塩でちょっと迷った結果「塩らーめん(430円)」の食券を購入。噂には聞いていましたが安いですね!実はこの時、皆さんのレビューの詳細を忘れてしまっていて、こんなに安いのだから量は少なめだろうと高を括り、「チャーハン餃子セット(380円)」の食券まで購入してしまいました。

カウンター席に座って食券を出すと、店主は寡黙に確認して調理に取り掛かろうとします。その内別のお客さんがゾロゾロ入ってきて、何だか本日2回目のピークではないか?というくらいに混雑してきました。そんな急がしさの中、店主はたった一人で、しかも凄い数のメニューをバラバラに頼まれる中、実に寡黙に、切れることなく淡々と仕事をこなして行きます。決して愛想は良くないけれど、プロの仕事を感じさせます。

っで、先ず最初に塩らーめんが出てきました。
透明に澄んだスープ。驚くのは青菜がケチることなくドッカリ乗っていること。チャーシューは細く裂かれたような見た目で、かなり白い。茹でたモヤシもたっぷり入って、更に茹で玉子も半分乗っかっています。確かに丼は大きくないけれど、内容が濃いです。
先ずスープを一口。
鶏がら出汁が中心と思しきスープ。化調もそれなりに感じるけれど、野菜を一緒に炊いたようなアッサリした味わい。味付け適度でとても美味しいw
430円のラーメンだとはとても思えません!素晴しいです。
麺は特徴こそありませんが、シンプルな細ストレート麺で、僅かにウェーブを感じます。スープに良く合っていて美味しいw
チャーシューは鶏でした!蒸し鶏のようなもので、この手の塩らーめんの具としては一番合うのではないでしょうか。これも悪くないです。
そして何と言っても青菜がたっぷり入っているのはありがたいですね。
玉子は黄味が極めて小さい不思議なものだったけれど、この価格で半分入るなんて良心的。

らーめんを啜っている最中に、餃子とチャーハンが出てきました。その量に唖然!
380円という価格からラーメンのお供になるくらいの少量だと思っていましたが、これだけで立派なチャーハン餃子定食です!後から来た三人連れは、私の注文した物量を見てぶったまげていましたが、一番驚いたのは注文した本人である私です。これは食べきれるかな…

チャーハンは流石に先に途中まで炒めてストックされていたようで、冷蔵庫から取り出されたボールにタンマリ入っている中からお玉でえいや!と気前良く中華鍋に投入され、炒め直されています。具などは決して高級なものではないけれど、十分に美味しいですよw
更に餃子。これも具がしっかり入ったもので、食べ応えあります。
休むと食べきれなくなりそうだったので一気に喰ったら…食べ終わった時には死ぬほどの満腹感でした^^;

これは驚きのCPです!
醤油ラーメンも気になるし、隣で食べていた方の「韮饅頭」が凄く旨そうでした。
こちらは機会があれば再訪必至の良店ですw

  • 中華そば
  • パリッと餃子
  • つけ麺+水餃子

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9位

麺や楓 (本厚木、厚木 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2012/12訪問 2013/01/23

虎一がメニューを一新 濃厚和風の三味

【2012.12.30】
愛甲石田の方面に用事が出来たその帰り、久しぶりにこちらの店に寄って帰りました。
行きがけに『麺や食堂』と『本丸亭』の前を通りかかると、年内最後の営業だからでしょうか、どちらの店も外までお客さんが溢れていました。
それにしても年末休みに入ったこの日の道路は空いていました。いつもはうんざりするほど混雑する本厚木駅周辺の道路は、普段の1/10も車が走っていないような状態。渋滞なんて皆無です。いかに普段は社用の車が多いかが分かりますね。

店には13:30頃到着しました。こちらの店は空いていました。たった一台しかない駐車場も、今日は空いていました。
店内に入り、まだ食べたことのなかった「きのこ肉味噌らーめん(800円)」を注文。平日ランチタイムはサービスになる「小ライス」もお願いします。

概ね5分ほどで出てきました。『虎一』時代からの全面リニューアルの末に変更された味噌味メニューには前から興味がありましたが、虎一時代のものとは全く違ったビジュアルで少々驚き。まずスープが白濁。味噌の色ではなく白いのです。丼上にきのこと和えられた肉味噌が乗っており、言われてみれば確かに“肉味噌らーめん”なのでした。

まずはそのスープを肉味噌と混ぜずに一口。
ベースは「えび塩らーめん」と同じかもしれません。恐らく豚ガラか豚骨と思われる動物出汁がベースになっていて、えび塩と違って甲殻類系の材料は使われていませんでした。動物系出汁も非常にマイルドでさっぱりしています。味付けも薄めで、白湯系スープと言っても良いかも。
ところがこのあっさりスープに肉味噌を混ぜて行くと全く違った味に変化します。
このラーメンは辛さを選ぶことが出来ます。今回は中辛でお願いしましたが、それほど凄いからさではありません。その辛味がスープに溶け出し、肉味噌が溶け出し、最後はピリ辛の味噌ラーメンに変貌します。辛味は効いているものの、ベースはかなりマイルドな味噌味。虎一時代と比べると随分変わりました。
味が変化して行くこと、きのこの風味が豊かな独特な味噌ラーメンです。なかなか美味しい。

麺はすべてのメニューで共通になったのでしょうか、細ストレート麺でした。ザクッとした歯ごたえがあって、加水率低くスープを良く持ち上げます。相変わらず浅草開花楼製かどうか不明ですが、スープに良く合って旨い麺です。

このメニューはチャーシューが入らないところがちょっと寂しい気がしますが、代りに先ほどの肉味噌が入っているわけですね。
最後に残ったスープにライスを投入していただきます。そうしたら、先ほどまで全く凄さを感じなかった辛味が急に襲ってきて思い切りむせました^^;

味の変化が楽しめるところは今風でなかなか面白いラーメンでした。
でもやっぱり味噌ラーメンは虎一時代のような、強烈なパンチを感じられる方が好きです^^;


【2012.04.09再訪】
仕事の帰りに再度訪問です。すっかり遅い時間になってしまいましたが、リニューアル後は23:00までやってくれるので非常に助かります。
22:30に近い時間でしたが店内には3人のお客さん。この時間は店主一人での営業でした。カウンター席に座り、今回は何を食べようかちょっと迷いましたが、前回は醤油味だったので今回は塩味で。「えび塩らーめん(750円)」です。お腹が空いていたので「辛子高菜ご飯 小(200円)」も一緒に注文。しばし待ちます。

全く予備知識無く注文しましたが、私の予想では濁りの無い清淡なスープと細麺の組み合わせを想像していたのですが、出てきたラーメンは予想とは全く違って白濁していました。塩味もやはり豚骨出汁がベースなのでしょうか。早速スープを一口いただいてみます。

名前の通り、一口目から干し海老の味と香りが口いっぱいに広がります。そしてベースの動物系出汁は…恐らく豚骨だと思うのですが、海老の味が支配的になって動物出汁が陰に隠れています。豚骨出汁に海老の味が加わったものと言えば『大山』が有名で、もともとそこで働いていた『学』店主が作った「FO」もその流れを汲んだものだと思います。それ以外ではこの組み合わせはどうも好きになれなかったのですが、このスープは違和感が無いです。
そして柚子。豚骨スープに柚子の組み合わせは珍しい上に、数回食べたものはやはり良い組み合わせではないと思いました。更に今回のラーメンの柚子の量は、店の能書きのように“ほんのり”なんて量ではなくてかなり多く乗っかっています。恐る恐るスープに少しずつ和えて飲んでみましたところ…悪くないw
柚子は一度水にさらしているのか、香りが強すぎることなく適度です。そして豚骨と海老の風味に上手く調和しています。これまた濃厚和風の味わい。旨いです。

麺は醤油味の「楓らーめん」と共通の細ストレート麺でした。スープが濃厚なので麺との絡みが良く、麺自体も味があって美味しい。茹で加減適度です。

チャーシューは各メニュー共通と思われ、やや強めに味付けされて適度な歯応えを残したバラ肉。一緒に添えられたエリンギも同じ味付けで煮込まれて同じ色をしているので、チャーシューだと思ってかじった瞬間にちょっと驚きがあります。これも食感が良くて美味しい。

辛子高菜ご飯は結構辛いです。高菜の香りも良くて旨い。最後残ったスープをかけていただいてみました。高菜のピリッとした辛味とスープの海老風味、加えて柚子の爽やかさが同時に感じられて美味しい。
今回も満足です。


【2012.03.15初訪】
昨年末に虎一で食べた時、年明けにリニューアルオープンする旨が店内に張り出されていました。既に開店している事は知っていましたが年度末のドタバタで忙しく、なかなか訪問できずにいました。この度釣りに行く途中に訪問です。

店到着時間は14:15頃。夜釣りがメインとなるこの日の釣りなので、始動が遅いのです。またしても変な時間に昼飯を食う事になりました。虎一の頃と同じく駐車場は一台。流石にこの時間は空いていました。店内もお客さんなし。接客係の男性スタッフが注文を受け付けてくれ、奥から店主が出てきて早速取り掛かってくれます。
虎一時代は味噌味専門でしたが、リニューアル後のメニューは“楓らーめん(醤油味:750円)”、“えび塩らーめん(塩味:750円)”、“きのこ肉味噌らーめん(味噌味:800円)”の三種類となっていました。味が三種類になったとは言え、基本的にこの三種類のみ。ここにチャーシューなど好みのトッピングを加えてい行くシステム。これらのメニューは虎一時代に“限定”として提供されていたものですね。それらがレギュラーメニューとなったようです。
その他はご飯ものメニューのみという潔さ。しかし虎一時代と同様のクオリティーの高さを期待できそうなメニュー構成です。
今回注文したのは店の名前を冠した「楓らーめん」。お昼時は半ライス無料でいただけます。

待つこと数分で登場しました。
茶濁したスープと細ストレート麺の組み合わせ。丼中央に添えられた鰹節が印象的ですが、見た目はかなり濃厚そうです。早速スープから一口。
メニューに“三種の魚介と椎茸ダシのらーめん”と書いてある通り、最初に鰹を中心にした魚介の旨味が口いっぱいに広がります。鰹以外の魚介については判断できず。
魚介の後からは虎一時代のスープ同様まろやかで濃厚な豚骨がくっきり感じられてきます。続いて乾物系の旨味。豚骨出汁は白濁させるほどに炊いているわけではないので、流行の豚骨魚介とは違った趣。干し椎茸は強烈に効いている訳ではありませんが、じんわりと甘みを伴って感じる事が出来ます。もしかしたら他の乾物材料も使っているかもしれません。
これらの出汁は喧嘩することなくそれぞれが濃厚にまとまり合っています。“濃厚和風”と言う表現が一番しっくりしそうです。渡来地の頃と同様に良い仕事しています。

麺は今でも浅草開花楼製かどうかは不明ですが、以前の麺とテイストは似ている様な気がします。虎一の麺に比べると細めになったと思います。
加水率低めでスープを良く持ち上げ、ちょっとざっくりした歯応えを持った麺でスープに良く合います。

チャーシューは虎一時代のゴロゴロ形状ではなく、通常通りの薄切りタイプ。脂身バランスが良いバラ肉で、味付けも強めでスープに良く馴染む味で旨い。
水菜は葉の柔らかいところを除いて茎を中心に刻まれたもの。珍しい扱い方だなと思いましたが、シャキっとした歯ざわりはこうした方が鮮明になると、食べてみると分かります。
メンマは歯応えが良く、海苔は良質でスープに浸しても溶け出しません。良く浸してからご飯を巻いて食べるのが美味しい。

やはり期待通りの美味しさでした。塩味や、リニューアルした味噌味も楽しみになりました。
本厚木駅界隈は旨いラーメン店が多すぎて、何処で食べたら良いか益々迷ってしまいます。

  • 楓らーめん
  • メニュー
  • えび塩らーめん
  • きのこ肉味噌らーめん

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10位

めじろ 藤沢店 (藤沢、石上 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/11訪問 2012/12/17

藤沢にめじろが復活 和風スープと店主の優しい接客が心地良い

【2012.11.11再訪】
仕事で藤沢に出向く用があったので、昼飯を摂りに久しぶりに訪問しました。
午前中の打ち合わせを終え、12:15頃には店に到着。私にしてはまともな時間に昼飯を食べることが出来ました。
この日は日曜日。藤沢駅界隈も買い物客などで混雑しています。そしてこの店も、普段はあまり見られないだろう家族連れが3組も!

こちらの店は開店以来メニューを度々変えているようで、前回私が来た時には見られなかった「油ネギらーめん(750円)」がメニューの一番上に表示されていたので、こちらを注文してみます。

この日は店主と奥様と思われる女性二人での営業でした。さすがにこれだけのお客さんが入ってしまうと店主一人では捌き切れなくなるのでしょう。

程なくして出てきたラーメンは、前回食べた時の基本らーめんと同じように和風の丼で提供されますが、スープ上に浮かぶ油が名前の通り多めに感じます。
まずはそのスープをレンゲで一口いただいてみますと、確かにちょっとこってりした印象を受けます。恐らく鶏油によるものでしょう。こってりとは言いましたが嫌味にならず、鶏独特の臭みもなくて飲みやすいスープです。魚介系出汁は効いていると思いますが、前回同様前に出ることなく裏方に収まっています。第一印象は強い和を感じる見た目ですが、これはちょっと意外。しかし出汁の摂り方合わせ方がしっかりしていて実に奥行き深いスープです。

チャーシューは前回同様厚みのあるバラ肉。脂身バランスが良く、スープの味を邪魔しない控えめな味付け。適度な歯ごたえを残したこのチャーシューは好みです。
そしてメンマ。相変わらずの材木タイプ。これも味付けは薄めの塩味で、カリカリとした食感は特筆ものです。
葱はやはり大きめに四角く刻まれたもので、ぱらぱらと散らされたものがスープに良く馴染んで落ち着かせています。この葱の扱い方も好みです。

店のH.P.を除いたところ、既にこのメニューはやっていないようですね…うつろいが速い。
4月に店主が勧めてくれた味噌味も気になります。また藤沢に出向く機会があったら食べてみたいです。


【2012.04.02初訪】
この日はお休みとなり、釣りに出かけました。三浦方面へ出かける際、道路が非常に混雑していたのでいろいろ迂回ルートを探しつつ、気付けば藤沢駅近くに出たので、せっかくならラーメンを食べて行こうと立ち寄ったのがこちらの店。
めじろはもともと藤沢にありました。代々木に移転してしまったのはもう10年近く前でななかったでしょうか。実は店の存在は知りながらいつか食べようと思っているうちに移転してしまって、結局食べずじまいだったのです。
鵠沼本町にある『麺やBar 渦』はここ『めじろ』店主の息子さんが営む店ですね。この度親子二代で湘南地区に店を構える事になったのですね。

店に到着したのは13:30頃。途中『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の前を通ると行列が出来ていなかったので激しく惹かれましたが、この日は初志貫徹でめじろを目指します。店構えは非常に分かりにくく、一度店の前を通り過ぎてしまいました。月曜日のこんな中途半端な時間なので、流石にお客さんはいませんでした。店内は和風のつくり。銘酒の一升瓶などが並んで居酒屋のようだなと思ったら、壁にはおつまみメニューが沢山表示されています。夜は居酒屋になり、シメでらーめんを食べることが出来るようです。

花粉症が酷くてマスクをして店内に入った私に、店主は花粉症には蓮根が効く等、教えてくれました。
初めてだったのでやはり基本からいただこうと、「らーめん(750円)」を注文します。

スープは濁らず、表層に油を浮かべています。葱の使い方は四角くパラパラに刻んだもので、私はこの扱い方は好きです。
いつもの通りまずはスープを一口いただきます。
丸鶏か?ガラと言うよりも肉から摂られたと思われる動物系出汁がしっかりと効いたスープ。魚介は煮干などがほんのりと効いているとは思いますが、でしゃばっていません。乾物系素材に由来すると思しき僅かな甘みが感じられ、とても上品だが出汁が濃いので物足りなさはありません。加えて僅かな香味野菜の香りが感じられ、カエシも強すぎず絶妙。予想通り、パラパラに刻まれた葱が非常に良い仕事をしていて、奥ゆかしくも強いスープに仕上がっています。これは旨いですね。

麺は自家製だそうです。加水率低めの細ストレート麺。ザクッとした歯応えがあり、粉の旨味が出ています。スープを良く持ち上げて一体感があり、とても旨い。茹で加減もちょうど良いものでした。流石自家製麺。一番美味しいところをわきまえた調理です。

チャーシューはバラ肉と思われますが、脂身は多すぎず、肉の厚みがあって柔らかいながらも適度な歯応えもあって好みです。生姜などの香味野菜と一緒に炊いたような香りがしますが、それも強すぎないところが良い。味付けがスープに良く馴染んでいます。

メンマは移転前からこの店の名物と聞いていました。“材木メンマ”と称される極太。決して硬くは無いが、カリっとした歯応えは素晴しいもので、味付けも濃すぎず絶妙なところで仕上がっています。これは素晴しいメンマ。かつて私が食べたメンマの中でも指折りの美味しさです。

もともと神奈川の中でも和風ラーメンの店としては老舗に分類される店だと思いますが、流石の味でした。私好みです。
塩らーめんや煮干らーめんなど、その他のメニューも美味しそうなので、是非とももう一度訪問したいと思います。

ちなみに来週から味噌らーめんの提供が始まるそうです。材料が届かないので味噌ダレの仕込みが出来なかったのだそうですが、ようやく届きそうだとのこと。
味もさることながら、店主の優しい接客と会話も心地良い店でした。

  • らーめん
  • 店外観
  • 油ネギらーめん

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