Dr.TJさんのマイ★ベストレストラン 2010

Dr.TJのラーメン館

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

中華そば 麺や食堂 本店 (本厚木、厚木 / ラーメン、つけ麺)

12回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2024/04訪問 2024/05/01

ちょっとにぎにぎしくなり過ぎたか…味は微妙にリニューアル

【2022.1.23再訪】
所用で厚木方面に出かけたこの日、途中でラーメン食べて行く事に。本厚木駅界隈もラーメンの名店が多くて本当に迷うのですが、必ず候補に挙がるのは何と言ってもこちらの店『麺や食堂』なんです。
11:45頃店到着。日曜日でした。なので早い時間から行列が出来ていないかと心配でしたが、店の外に行列はありません。中央の大テーブル席がまだ空いていて、待たずに座れました。そして12:00を過ぎるころには満員御礼、あっという間に店外に行列が出来たようです。タイミング的にはラッキーでした。
この日は「しおそば(850円)」を食べることは決めていました。そして何気なくメニューを見ると…今まで無かったメニューがあって、ついつい「チャーハン 並(420円)」まで注文してしまいました。食い過ぎです^^;
店内のお客さんはまだ食べ始めていない人も多く、提供まで10数分かかりました。まず先にしおそばが、続いてチャーハンがやってきました。早速いただきます。
先ずしおそばのスープを一口。以前に比べると動物系出汁よりも煮干し出汁の比率を上げてきているのか?そんな味に変化していました。この店は過去に何度か味のリニューアルがされています。今のスープの基になっているのは…だいぶ前のリニューアル時ですね。それから少しずつ変化を続け、お客さんを飽きさせない工夫がされています。しかし今回は…ちょっと安定していない感がありますね。この手の端麗スープは微妙なさじ加減で大きく変化してしまうと思うので、たまたま下振れしただけなら良いのですが…。
麺は安定の自家製ストレート細麺。加水率低めでザクっとした食感が旨い。粉の旨味がしっかりと感じられるこの麺は好きです。スープにも良く合いますね。そして相変わらず盛り付けの美しさは特筆もの。
チャーシューは鶏胸肉とロースチャーシューでした。ロースチャーシューは前回リニューアルでとても美味しくなりましたが、ちょっとこの日は下振れ。う~ん、この店らしからぬ…全体的にまとまりが悪いです。
チャーハンは軽い一人前くらいあります。米がパラパラで白胡椒が強めに効いた、昔ながらの街中華チャーハンの趣。ちょっとジャンクでそれが悪くない。全部食べたらお腹いっぱい!

お会計後は店員さんが外まで見送ってくれます。相変わらず丁寧な接客です。しかし、ちょっと店内にぎにぎしくなり過ぎましたね。店員さんの声がいちいちデカいです。元気なのは悪くないけど、居酒屋の店員みたいな大声を出すのではなく、この店らしい優しい接客の方が気持ちが良かったです。ちょっと残念。
【2021.10.13再訪】
夏の繁忙期の仕事もようやく落ち着きを見せ始めていたこの頃、やっと買い物などが普通にできるようになりました。この日は野暮用で本厚木駅近くまで出向いたので、ついでにこちらの店へ昼飯を食べに訪問しました。
13:15頃店到着。昼休み時間は過ぎていましたが、店の外の待ち合い席には8人ものお客さんが並んでいますぞ!小雨が降っていたこの日、車に傘を置きっ放しにしてきたことを後悔。しばし雨に濡れながら待つ羽目に。
15分ほどして案内係の女性に促されて、中央のテーブル席に座ります。そこで店内の変化に驚き!いつの間にか内装改修されていました。これまで通り昭和30年代のラーメン店を模したようなイメージ。テーブル席が少々変化して、よりテーマパークのような印象が強くなっていました。
この日は平日なので、ランチメニューがありました。その中から「ランチAセット(980円)」を注文。内容的には中華そばとカレーライスのセットです。待つことしばし。
この日はかなりの混雑。ご近所の常連さんだけでなく、恐らく仕事途中の方と思われるグループが数組前に控えていて、恐らく厨房は大忙しだったでしょう。それでも概ね10分ほどで私の注文の品が出てきました。それでは早速スープから。
この店のラーメンは、ぱっと見は同じでも少しずつ変化しています。私が食べた中華そばは以前に比べると煮干し風味がよりくっきりしてきました。恐らくその時々の流行を敏感に察知して、お客さんに飽きられない努力をしているのだと思います。そしてスープの甘みがやや強めに感じるようになりました。その由来は不明ですが、乾物系の出汁かも。
麺は相変わらずの完成度の高さ。加水率低めでザクっとした歯触りの自家製細ストレート麺。粉の旨味が堪能できるとはこの事。提供される際には相変わらず奇麗に折り畳まれていて、箸を入れるのを躊躇ってしまうほど。
チャーシューは2種類。鶏の胸肉と豚ロース肉でした。鶏チャーシューはしっとりして柔らかく、相変わらずの素晴らしい出来栄え。そして豚ロースチャーシューが進化していました。肉厚になり、しっとっり柔らかく、それでいて噛み応えがあるもの。肉の旨味がしっかりと感じられます。
太目のメンマも私好み。今回はこのメンマに、強めに白胡椒が振られていました。ちょっとジャンクな感覚。これも変化の一つだと思いますが、恐らく今後代わって行くでしょう。そんな予感があります。
ちなみにカレーはラーメンのお供として実に適量。やや甘めの味付けで肉たっぷりで美味しい。もと食堂の面目躍如ですね。
きっと今後も時代とともに味が変化して行く事でしょう。今まで通り、変化の度に美味しくなっていくのだと思います。
【2021.4.19再訪】
所用で愛甲石田方面に出かける途中に昼飯を食べに久しぶりの訪問です。
店到着は13:30頃。相変わらず変な時間に昼飯を食べる私。しかしこの店はこんな時間でもお客さんがいっぱいです。カウンター席が3席しか空いていませんでした。その一席に通されてこの日のランチメニューを確認し、「Bセット(980円)」を注文します。これは中華そばに餃子ライスが付いたもの。
まだ食べ始めていないお客さんが多かったのでかなり待たされるだろうと覚悟しましたが、7,8分で私の注文の品が出てきました。早速中華そばのスープからいただいてみます。
この日は従前のスープに比べると動物系出汁がやや弱め。代わりに節…とりわけ古節?と思えるような旨味が強めに感じられます。どことなく酸味があるような感覚。私自身の好みとしては、もう少し動物系出汁がしっかりした方が好みですが、これはこれで美味しい。毎度この店のスープはレンゲが止まらなくなります。
麺は自家製のストレート麺で、以前からの大きな変化はありませんでした。加水率低めで実に美しく折りたたまれ、丼に寝かされています。噛みしめるとザクっとした食感で、粉の旨味が十分に感じられるもの。この麺は旨いですね。
続いてチャーシューをいただきます。鶏の胸肉と豚肩ロースチャーシューの組み合わせは近年のこの店の定番になりましたが、特にロースチャーシューが進化しています。しっとりして、このチャーシューに変えた当初に比べると肉の旨味がしっかりしています。
ちなみに餃子は餡がたっぷりで食べ応えあります。焼き加減も適度で美味しい。

最後に黒ウーロン茶が一口サービスされます。口直しに最適。
相変わらず接客も良く、絶え間なくお客さんが出入りしていました。
コロナ禍が長引きますが、ぜひ頑張ってもらいたいです。
【2020.11.6再訪】
毎年恒例で行っている西伊豆遠征釣行の帰りに食べてきました。毎度のことながらショボい釣果で滅入りますが、せめて食事だけは美味しいものをいただきたいものです。
 
この日食べたのは「しおそば(770円)」と「若鶏かつ丼(390円)」。
同じような遠征をした帰りに連れの高校時代の同級生にも食べてもらって、彼もすっかり気に入ってくれたこの店。清端なスープは丸鳥、ガラなどの動物系出汁と煮干しや鰹と思しき魚介系とが絶妙に調和されていて、さっぱりしているのに物足りなさは全く感じません。ビジュアルも相変わらず美しい!

ちなみに若鶏かつ丼など、ご飯もののサイドメニューがあり、とてもリーズナブルな価格ですが、ラーメンメニューを注文したお客さんだけがこの価格で食べることができるサービスメニューなので注意。もともと食堂から始まったこの店の面目如実。素晴らしい出来栄えです。

なお、タイトルにも書きました通り、最近では限定メニューなども提供されるようになったみたいです。基本メニューがあまりにも美味しい店なので凄く迷いますが、機会があればそんな限定メニューもいただいてみたいところです。

よく考えたら内科の主治医に「お前は飲みすぎの上食いすぎだ!」と言われていたけどこれだけ食って大丈夫かな~?私は大した量を食べているとは思わなかったんだけどな~…。
【2020.5.14再訪】
一番好きなラーメン店はどこ?と聞かれたら、恐らくこの店を真っ先に挙げると思います。他にも美味しいお気に入り店は沢山ありますが、常に変化し続け、常連客を飽きさせない努力をし、なおかつ何時も美味しく変化していく店…そんな店は中々出会えないものです。午後から平塚方面に出かけなければならなくなったこの日、久しぶりに寄ってみました。
13:15頃店到着。昼休み時間は過ぎていましたが、店内はほぼ満席。カウンター席が2席ほどしか空いていませんでした。
平日のこの日はお得なセットメニューがあります。その中から「ランチ Bセット(891円+税)」を注文します。これは「中華そば」と「ギョーザライス」がセットになったもの。

待つこと6,7分で先に中華そばが出てきました。奇麗に麺が折りたたまれていて、箸を入れるのを躊躇ってしまいそうな美しい盛り付け。早速スープを一口いただいてみます。
恐らくベースとなっている出汁は前回食べた時と変わっていないと思います。鶏や豚などのガラが主体と思われ、昆布などの海草、そして鰹と煮干の風味が感じられるもの。R246沿いの支店のスープは、かなり強めに煮干出汁が使われていましたが、本店であるこの店では煮干風味は控えめで差別化が図られているようです。非常にさっぱりしているけどそれぞれの旨味が喧嘩することなく調和され、物足りなさは一切感じません。相変わらず美味しい!
麺も変わっていませんでした。加水率低めのストレート細麺。ザクッとした食感の自家製麺で、噛みしめると粉の旨味が堪能できます。麺量は茹で前推定140g程度と思われ、標準的な量です。この麺も旨い!スープに良く合います。
2種類のチャーシューもここ数年の定番になりました。しっとり柔らかい鶏の胸肉チャーシューと豚のロースチャーシューが一枚ずつ。ロースチャーシューの方は明らかに進化していて、脂身バランスが良く、味付けも強すぎずスープの味を壊しません。
カリッとした食感の太メンマも美味しい!海苔も肉厚で麺に巻いて食べるのが美味しい。そして分葱が適度にスープを落ち着かせます。シンプルなビジュアルですが、どれも非常に良いバランスです。
ちなみに餃子ライスも旨いです。ライスはラーメンのお供に丁度良い小さなもの。餃子は餡がみっちり入って、挽肉と野菜の旨みがしっかりしています。流石元食堂!この店はサイドメニューの完成度の高さも特筆ものです。

相変らず美味しくいただけます!
この日はまだ緊急事態宣言が解除される前です。なのでカウンター席には衝立がされていました。従業員さん方の衛生管理も本当にご苦労されていると思います。
美味しい食事を提供してくれる全国の飲食店の皆様には、陰ながら応援させていただきます。
【2019.12.9再訪】
やっと少し仕事が落ち着いて、釣りに出かけたこの日。途中昼飯を食べる事に。そこで久しぶりに立ち寄ったのがこちらの店。例年だと、夏の超繁忙期が過ぎたらここか、246号店で早いうちに一度食べるのですが、何しろ今年は忙しかった…。気付けばこちらの店、1年以上ぶりの訪問なのでした。

11:20頃店到着。お昼休み時間にはちょっと早い時間でしたが、とにかくこの店は客足が早い!11:00の開店と同時に満席になってしまうこともしばしば。なのでちょっと待つことになることを覚悟していたのですが、駐車場もまだ空きがあり、店内もまだ8割の客入り。中央のカウンター席はまだ空いていました。
この日は平日なので、ランチサービスメニューがあります。今回は「ランチAセット しおそばに変更(941円)」を注文。通常のランチメニューは醤油味の“中華そば”ですが、差額の70円をプラスすることでやってくれます。なので今回のAセットは“しおそば”に“鶏マヨ丼”が付いたお得なメニューなのです。

待つこと6,7分で私の注文の品が出てきました。まずスープから一口。
何年も前から食べ続け、そして今もなお飽きることなく食べさせてくれる店はそう多くはありません。この店はそのうちの一つ。食べる度に少しずつ味に改良が加えられていて、通い慣れたお客さんを飽きさせません。このスープは鶏や豚のガラが中心の動物系出汁、海草出汁、そこに鰹と煮干の風味が感じられます。近年の煮干ブームに寄り添ったのか、ここ数年のこの店のスープは、それ以前に比べて煮干出汁が強めに出ていました。しかし、今回のスープは再び動物出汁と魚介出汁が適度にバランスされたスープに戻りました。味付けはどちらかと言うと薄口の部類だと思いますが、出汁がしっかり効いているので物足りなさが全く感じられません。焦がし葱の香ばしさも効果的で、何度食べても無化調というのが信じられないくらいに旨味がしっかり感じられます。やっぱり旨い!

麺は自家製の細ストレート麺。加水率低めで非常に重みのある麺。ザクッとした歯応えで適度にスープを吸います。噛みしめると粉の旨味が感じられる麺。二郎のようなモッチリした麺も好きですが、この麺は素晴らしくスープと合っています。加水率が低い割にダレにくく、いつまでも美味しい。

チャーシューは豚の肩ロースと思しき部位と鶏の胸肉。ここ数年、この組み合わせで落ち着いていますが、やはり食べる度に美味しくなります。鶏の胸肉は当初から完成度が高かったのですが、豚ロースの方は格段の進化を遂げています。どちらも味付け控えめでしっとりした食感。

メンマは太目でカリッとした私好みの食感のもの。これも素晴らしい出来栄え。すべての具は薄味で、スープの邪魔をしていません。

ちなみに鶏マヨ丼は、鶏のささみ肉をほぐして、ちょっと唐辛子が効いたマヨネーズで和えたものがたっぷりご飯の上に乗っかっています。しおそばの価格を考えると実質100円くらいのお値段ですが、ラーメンのお供に適度な量と良心的な内容。素晴らしいです^^

今回も美味しくいただきました。この店には今後も何回も通うことになるでしょう。
【2018.11.16再訪】
伊豆まで釣りに出かけた帰り、高速道路を降りて夕飯を食べに久しぶりの訪問です。今回は、是非一緒に釣りに行った高校時代の同級生に、この店で食べてほしかったのです。
19:30頃店到着。大抵の場合、人気のあるラーメン店でも夜の部は意外に空いているものです。しかし!こちらの店はそんなことはありませんでした。店の外まで行列が出来ていました。家族連れグループ数組が一緒になって店に入っていました。その他女子高生のグループや家族連れ、私たちのような数名の連れ、単独客…かなり座席数の多いこの店ですが、こんな時間に大混雑です!

待っている間、店員さんがメニューを渡してくれます。そんな中から、「味玉しおそば(850円)」と「若鶏かつ丼(380円)」に決定。概ね5分くらいでテーブル席に通され、上記を注文してしばし待ちます。R246沿いに支店が出来て、そちらでは最近も食べていましたが、本店のこちらで食べるのは何と2年ぶりでした。厚木で仕事があった頃は良く食べていたこちらですが、最近は滅多にこの界隈を訪れる事が無くなっていました。それにしても2年も経っていたとは…驚きです。

何度か味のリニューアルが行われてきたこの店ですが、驚くべきことは、リニューアルの度に美味しくなること。R246沿いの支店では、近年煮干風味がかなり強く主張し、今風の味わいが悪くなかったのですが、本店ではやや煮干が控えられたバランススープに仕上がっていて、これがまた凄く美味しい!
加水率低めの自家製細麺は粉の風味抜群です。スープに良く合っています。それにしても相変わらず美しいビジュアル。奇麗に麺が折りたたまれていて、箸を入れるのを躊躇ってしまうほど。
チャーシューは豚の肩ロース肉と思える部位のものと、鶏の胸肉。以前は肩ロースチャーシューの出来が今一つでしたが、美味しくなっていました。しっかりと肉の旨味が閉じ込められて、噛みしめると味が出ます。
極太のメンマはカリッとした食感で味付けは控えめ。この出来栄えも相変らず素晴らしい。一部がハート形にくりぬかれた海苔も可愛く、肉厚で良質なもの。

ちなみに、若鶏かつ丼はサイドメニューですが、単品注文は出来ません。あくまでもらーめんのお供として提供されております。しかし!こいつをサイドメニューと言ってしまうのはもったいないくらいの出来栄えで、凄く旨いのです。しっとり柔らかい鶏肉がカラッと揚げられ、味付け適度な出汁と卵でとじられた丼飯はまさに食堂の味。

相変らず接客も良く、お会計を済ませると店先まで店員さんが見送ってくれます。これには連れも感心していました。
*規定文字数を超えました。今後は古いテキストを削除しながら更新します

【2016.08.09再訪】
厚木で昼食…と言えば、必ず候補に挙がるこちらの店。この日は仕事で厚木まで出向きましたので、そのついでに食べてきました。
11:50頃店到着。昼休み時間ギリギリ前に到着しました。何しろ人気店ですので、昼休み時間に突入すると、続々とこの店の駐車場に車が集まってきます。最近では駐車台数が増えたので駐車場で待たされることはほとんどなくなりましたが、混雑すると店に入れないお客さんもいたりします。この日は駐車場にもまだかなりの余裕がありました。店に入ると、テーブル席が二つ埋まっていた他は中央のカウンター席にお客さんが二人座っていただけ。問題なく着席する事が出来ましたが、12:00を少し回った頃から続々とお客さんが入って来て、大人数のお客さんはちょっと待つことになっていました。

さてこの日は平日限定のランチメニューをいただきました。「ランチC(890円)」です。このメニューは基本の中華そば(醤油味)にメンチカツと小ライスが付いたもの。そしてトッピングにこの店で初めて「ふわとろワンタン(100円)」を注文してみます。待つことしばし。

出てきました私の注文の品。まずは中華そばのスープから。
前回食べたしおそば同様、やはり味がリニューアルされていました。従前のスープに比べ、煮干出汁がやや強めに感じられます。最近の流行を取り入れているのかどうかは分かりませんが、こうして一か所に留まることなく常に進化を続け、なおかつ常に美味しいというのは大変なことだと思います。以前の味だと私は塩味の方が好みでしたが、こうしてリニューアルされると醤油味の方が合っているかもしれません。しおそばに使われていた焦がし葱はここには使っていませんでしたが、動物系出汁とのバランスも絶妙でとても美味しいです。これが無化調というのは本当に信じられないほど。

麺はいつもの自家製ストレート細麺。加水率低めでザクッとした歯応えがあります。美しく折りたたまれた姿を見ると、箸を入れるのをためらってしまうほど。この麺はスープに良く合っています。噛みしめるほどに旨い麺です。

チャーシューに変化はありませんでした。ちょっとパサついた食感の肩?ロースチャーシューはもう少し改良の余地があると思いますが、鶏チャーシューの方はしっとりして絶品。
トッピングしたふわとろワンタンは、価格が価格なのでほとんど餡の入らない、皮を食べさせるタイプだと思っていたら、結構しっかりとした餡が入っていて凄く美味しい。これはお得なトッピングです。

ちなみにメンチカツはアツアツの揚げたて。“食堂”という看板の面目如実。ラーメンに引けを取らないほどの完成度です。

スープを飲み干し、食後に一口の黒ウーロン茶を提供されるのでそれも飲み干し、完食でお会計です。最後は店先まで客を見送る丁寧な接客は相変わらず。この店は今後も何度も食べに来ることになることでしょう。


【2016.02.11再訪】
仕事で厚木に出向いたこの日、久しぶりにランチタイムに訪問です。
開店時間直後の11:10頃に店到着。それでも既に店内には3組6名のお客さんが座っていました。流石人気店。こんな場所なのに!
この日は「しおそば(750円)」と「若鶏かつ丼(380円)」を注文。前のお客さんたちもまだ食事の提供を待っている状態だったので、少々待たされるだろうと思ったら、7,8分で私の注文の品も出てきました。

何度もレビューしているこちらの店ですが、決して今の状態に留まりません。少しずつ味のリニューアルがされて客を飽きさせず、そして毎回美味しくなっていきます。素晴らしいです。
「しおそば」もこれまでに何度も食べてきましたが、今回は従前のスープに比べて煮干出汁が強く効いていました。しかし今流行りのガツンと強烈な煮干出汁ではなく、じんわりとその旨みが感じられる使い方。間違いなく頭と腸は取り除かれていると思われ、えぐ味は感じません。
そして昨年頃から使い始めた焦がし葱が良い働きをします。煮干濃度の向上と焦がし葱の効果で、非常にさっぱりした淡麗スープのはずなのに、全く物足りなさを感じさせません。素晴らしい完成度です。
麺や具のチャーシューも相変わらず美味しく、そして盛り付けが実に美しいです。

ちなみに「若鶏かつ丼」も間違いのない美味しさ。柔らかな若鶏の身をサクッと上手に揚げて、適度な甘みを持ったタレを加えた溶き卵でとじたもの。ラーメンのお供に実に適度な量。

この店は今後も着実に進化し続けるのでしょう。
ラーメン店のレベルが非常に高い本厚木駅界隈にあって、その中でも頭一つ抜け出た存在だと思います。


【2015.03.13再訪】
本厚木駅近くで仕事があったこの日、久しぶりに訪問しました。
13:00頃店到着。駐車場の台数が増えていました!これまで何度か駐車場がいっぱいで諦めたことがありますが、助かります。
平日のこの日、ランチセットがありました。その中から「Aのセット」を注文。50円を追加してしおそばに変更してもらいました。都合1000円になります。
昼休み時間は過ぎていますが、店は常に満席に近い状況。相変わらずの人気ぶりです。お客さんの顔ぶれは相変わらず多彩で、私のような男性単独客だけでなく、近所の主婦友の集まり、外回りの営業風、近所の店舗勤めと思しき方々、作業着姿の現場の職人さん…いろんな人が食べています。老若男女を問わず支持されていることが良く分かります。

さてメニューの内容については何度も書いていますので端的に。
麺は綺麗に折りたたまれた状態で提供されます。本当に箸を入れるのがためらわれるほどの美しさ。
スープは動物系出汁をベースに、鰹や煮干などの出汁がしっかりと、そしてバランス良く摂り出されていて飲みやすいスープです。相変わらずその出来栄えは素晴らしいです。塩味のスープは往々にして寝ぼけた味になるものですが、この店のスープは実に美味しい。従前のスープにはなかった揚げ葱が加わり、適度なパンチが加わったのも悪くないです。

麺も相変わらず美味しい自家製細ストレート麺。加水率低めでザクッとした歯ざわり。噛み締めると粉の旨みが堪能できます。スープの持ち上げも良好。

チャーシューは2種類。一つは豚のロース肉。もう一つは鶏の胸肉と思しきもの。
前回食べた時は、豚ロース肉の方がパサついて今ひとつでしたが、今回食べてみたところ修正されていました。柔らかく、気持ち脂身を感じる肉になっています…とは言え脂身は客観的には見えないのですが…
鶏の胸肉の方は完成度が高いです。それこそパサつきがちな部位ですが、しっとりと仕上がっています。味付けも控えめでスープの味を壊さないところが◎

ちなみにカレーライスは、野菜や肉がゴロンとした家カレー的なもの。さすが元食堂の面目如実で美味しいです。一口目はそうでもないけれど、食べ進むと意外にピリ辛なところも好み。

やっぱりレベルが高いです。最近流行りの超濃厚なラーメンとは一線を画すので、さっぱりしたものに魅力を感じない向きにはお勧めできませんが、間違いなくこの界隈では頭一つ抜けでたラーメン店であると思います。


【2014.05.06再訪】
この日は訳あって、飲んだ帰りにわざわざ出かけて食べる事になったのでした。危険極まりない行為です^^;

21:30頃店到着。こんな遅い時間なら空いているだろう…と思っていたらとんでもない!店内満席!で、しばらく待つことになりました。10分足らずで中央の大きなカウンター席に座ることが出来ました。
この日は今まで食べたことのないものを食べようかな…と言う訳で新作らしい「梅しおそば(880円)」を注文。同行者は味玉中華そばにモヤシをトッピングし、更に分け合って「唐揚げ(値段失念)」を食べる事にしました。待つことしばし。

出てきました私の梅しおそばは、ビジュアルはシンプルで綺麗な塩ラーメンです。まずはいつものようにスープを一口。
…かなりしょっぱいです!この店のメニューはどれも味付け適度であっさりしたところが好きなのですが、このメニューに限ってはかなりしょっぱい。スープは酸味が効いています。別メニューの「ゆずしおそば」もかなり酸味の効いたメニューですが、酸味の種類が違います。ゆずしおそばの酸味はゆず果汁に由来するものと思われますが、この梅しおそばは梅干を漬け込んだ時の塩とその時に梅から抽出される酸味のような味わい。恐らく梅を漬け込んだ時に抽出されるエキスを使っていると思います。また、カエシは通常の塩そばと同様の量が投入されているのではないでしょうか?なのでかなりしょっぱいのです。ベースの鶏出汁、魚介出汁はしっかりしているはずなのですが、それがかき消されてしまっています。ちょっともったいない気がします。

麺はいつも通りブレがありません。茹で加減適度。加水率低めでスープを良く持ち上げ、なおかつ粉の旨味が十分に堪能できる自家製麺。これは間違いなく美味しい。今回も美しく折りたたまれていて、箸を入れるのをためらってしまうほどです。

チャーシューは前回同様。最近マイナーチェンジがされたようで、一つは鶏チャーシュー。これは柔らかく、しっとりした食感で味付けも控えめでとても美味しい。
もう一つは豚のロース肉。これは前回同様ちょっとパサついたところがあり、今後進化して行くと思います。
ちなみに唐揚げは注文のたびに揚げているのでアツアツ!かなりの量なので、数人でシェアして食べるのが良さそうです。

今回食べた梅しおそばも、とても美味しいラーメンであることには間違いありません。しかしこの店ではやはり、基本味のメニューが一番美味しく感じます。と言いつつ、まだ食べたことのないメニューはやっぱり今興味があるのですが^^;


【2014.04.16再訪】
今年は仕事で本厚木駅界隈に訪れることが多いのです。この店はお気に入りで毎回ランチの候補に挙がっています。
11:40頃店訪問。何とか昼休み時間に入る前に店に到着できました。12:00を過ぎるとすぐに駐車場が満車になってしまうのですが、この日は空いていましたw

店に入ると、店員さんが中央のカウンター席に案内してくれます。荷物置き用の籠を持ってきてくれるところも気が利いていますね^^
お昼時ならこの店ではランチがお得です。この日も数種類のランチメニューがありましたが、その中から「中華そばとヒレ串カツ」のランチを注文。味玉も付けてもらって950円です。しばし大人しく待ちます。

先に中華そばが出てきました。相変わらず美しいビジュアル。麺が綺麗に折りたたまれています。
先ずはスープを一口。
鶏がらが中心と思しき動物系出汁と鰹などの節が合わせられたスープ。どちらかと言うと魚介系出汁が前面に出ていて、さっぱりとした淡麗和風スープに仕上がっています。相変わらず旨い!
麺も毎回上出来です。加水率低めの細麺。この淡麗なスープを良く持ち上げます。自家製麺の出来もブレないのがこの店も特徴の一つです。
チャーシューが前回食べた時から変わっていました。豚のロース肉と鶏チャーシューの2種類。鶏チャーシューは独特の臭みはなく、しっとり柔らかくて味付けも繊細で言う事なしなのですが、豚のロースの方はやはりちょっとパサついた食感でした。きっとこの辺も進化して行くことでしょう。
味玉も黄身のトロトロ具合、味付け、ともに好みです。

ちなみにヒレ串カツは注文が入るたびに揚げているので提供される時はアツアツの状態で出てきます。これも美味しい。揚げ方が上手で、衣がカリッとして中はジューシーです。ご飯が進みます^^

相変わらず美味しくいただきました。私が店を出るころには待ち行列が出来ていました。店員さんが店先まで見送ってくれます。ちょっと恥ずかしいけどこうした気配りも嬉しいところ。


【2014.04.02再訪】
所用で本厚木に出かけた際に、久しぶりにこちらの店を訪問しました。
久しぶりに夜の部に訪問したわけですが、20:30過ぎと言う夕飯時には遅い時間であったにもかかわらず店内満席!前に一組二名が待っていました。待っている間にメニューを持ってきてくれたので、それを眺めながら待ちます。概ね10分ほどで中央のカウンター席に案内されました。

今回は今まで食べたことのなかった「辛味塩そば(830円)」をいただいてみます。待つこと数分で提供されました。細麺を使う店の良いところですね。ほとんど待たされません。

まずいつものようにスープから一口。パッと見はスープが赤いわけでもないし、大量の唐辛子が見えるわけでもないので辛さは大したことなさそうですが、実際にスープを飲んでみるとピリッと切れのある辛さが口の中に広がります。はっきりしたことは分かりませんが、既製品の唐辛子粉ではなさそう。もしかしたら生の唐辛子を使っているのかもしれません。そういう若々しい辛さを感じます。
ベースのスープはノーマルの塩そばと共通のものと思われますが、辛さが加わることで清淡なスープに微妙なジャンク感が出ます。

麺はいつものように美しく折りたたまれた状態で出てきます。箸を入れるのもためらわれる美しさ^^
この麺も相変わらず美味しい。細麺ですが加水率低めで重みのある麺。ザクッとした歯触りは健在で、粉の旨味がしっかり感じられます。

チャーシューが変わっていました。2枚の内、一枚は豚のロース。これは以前のチャーシューに比べるとちょっとパサついた食感になっていて、前の方が良かったな…
もう一枚は鶏チャーシューでした。これは柔らかく味付けも控えめ。しっとりしていて上出来です。塩スープに良く合っています。

ノーマルの塩そばではトッピングされないモヤシと白髪葱が乗っかっていましたが、辛味のあるスープに良く合っています。
太目のメンマも相変わらずの出来栄えで私好みです。

とても美味しいメニューでした。
しかし、やっぱりスープはそのままの方がその良さを感じられるかもしれません。


【2013.05.09再訪】
厚木に用事が出来たので、久しぶりに食べて来ました。
ランチサービスメニューを食べようと思ったら既に若鶏唐揚げが終わってしまったとのことorz
それならと定番になりつつある「しおそば(730円)」と「若鶏かつ丼(380円)」も注文します。

前回と食べたものが全く同じなので簡単に。
相変わらず奥行き深いスープです。動物系出汁と煮干、鰹などの魚介出汁がふんわり効いたスープ。しかし今回はどうしたわけか、少々カエシが尖がった印象を持ちました。動物系出汁の柔らかさがもう一つ感じられません。やはり名店でもブレるのか、あるいはマイナーチェインジをしている最中なのか…

麺は素晴らしいです。重みがあり、噛みしめると粉の旨味が堪能できる絶品麺。
チャーシューも流行のトロトロ肉ではないが、柔らかく、サイズの良いものが2枚。スープに良く馴染む薄味浸けで好み。

若鶏かつ丼も、サイドメニューにしてしまうには惜しいほどの旨さです。唐揚げも食べてみたいけど^^;

スープは前回までの方が好みでした。今後変わって行くのか、あるいは単なるブレなのか、今後を見守りたいです。


【2012.12.26再訪】
厚木方面に用事が出来たので、再び訪問です。
近所にあれば何度も通いたい名店です。気付けば半年以上のご無沙汰だったのですね。
平日の14:00頃の訪問とあって、店は空いていました。それでも単独客含め5組くらいのお客さんが食べていました。
久しぶりなので、基本ラーメンの内から「しおそば(730円)」を注文。お腹が空いていたので「若鶏かつ丼(380円)」も注文します。

相変わらず美しいビジュアル。綺麗に折りたたまれた麺の姿がなんとも言えません。
スープは鶏ガラと鰹が中心だと思われます。流行の超濃厚とは違いあくまでも“淡麗”ですが、しっかりと出汁が摂られています。味付けも濃すぎず薄すぎず適度。相変わらず甘みが控えられたスープは私の好みです。塩味でこういう味を出せる店は少ないので貴重です。

麺は先述の通り美しく折りたたまれていて、箸を入れるのをためらうほど。自家製の細麺は見た目とは裏腹にしっかりとした重みを持っています。加水率低めでザクッとした歯ごたえが心地よく、粉の旨味がしっかり感じられる麺です。スープとの相性も素晴らしい。

チャーシューもしっかりしたものが2枚。これも流行のトロトロではなく、しっかりとした歯ごたえを残したもので、噛みしめると肉の旨味がジワッと感じられるもの。味付けも薄めでスープの味を壊さないところが好み。

メンマもカリカリで好きなタイプですね。そしてこの店の海苔がまたおいしい。麺をこの海苔で巻いて食べると非常に美味。

若鶏かつ丼は相変わらずサイドメニューにするのが惜しいほどの出来栄え。柔らかい若鶏肉をカリッと香ばしく揚げ、サッと卵でとじたもの。ラーメンのお供なので少な目だけど、注文の度に揚げてくれてアツアツで素晴らしい味。380円では申し訳なくなる内容です。

流石厚木の老舗。県内でも有数の名店だと思います。


【2012.05.24再訪】
本厚木まで打ち合わせで出かけたついでに食べてきました。気付けば随分ご無沙汰してしまいました。最近は新しく開店した店や、以前から行きたくて宿題店になっていた店への訪問が多かったのでなかなかこちらの店に来ることが出来ませんでした。

14:00頃店到着。相変わらず中途半端な時間ですが、駐車場は何と満車!しかしちょっと待っている間に食べ終わったお客さんが出て行きました。ラッキーです。店内には3組8名のお客さんがいました。こんな中途半端な時間ですがお客さんは多いです。後からも3人入って来ました。さすが人気店。

この店に平日のランチタイムに来ることができれば、毎週変る曜日別のセットメニューがお得です。今回は「中華そばとハヤシライスのセット(880円)」を注文。しばし待ちます。

概ね5分後に、先に中華そばが出てきました。相変わらず澄んだスープに丁寧に麺が折りたたまれた美しいビジュアル。早速スープを一口。
鰹が中心となった魚介系出汁が前面に出た淡麗和風スープは健在。動物系出汁は魚介出汁の邪魔をすることなく裏方に回っていますが、両者共にしっかりと摂られていて奥行き深い。最近は以前に比べるとちょっと甘みが強くなってきましたが、甘い食事が苦手な私でもまだ大丈夫なレベル。素晴しく旨い。
このスープは強い和風を感じさせるものなので、和風を好まない方の中には、そばつゆみたいで旨くないと仰る方もいますが、そ逆にの手のスープが好きな方は必ず満足できるはずです。この界隈のラーメン店では間違いなくトップレベルだと思います。

麺も歯応えのあるザクッとした食感が心地良い自家製細麺。これも絶品。粉の旨味がしっかり感じられます。

チャーシューは少し変っていました。以前に比べるとかなり柔らかくなっています。味付けもしっかりしていますが、スープの味を壊すことなく調和されていています。以前のように少々歯応えを感じる程度の方が私は好みですが、これはこれで美味しいです。

この店のハヤシライスは初めて食べました。これも旨いです。さすがもと食堂。こうしたサイドメニューも充実して、しかも美味しいところもこの店の特徴です。

久しぶりでしたが今回も満足できました。次回は塩味を食べたいです。


【2011.10.06再訪】
厚木方面に用事があったので、ついでに食べてきましたw
ちょうど4ヶ月ぶりの訪問です。
店への到着時間は11:50頃。12:00を回ってしまうと外回りの営業をしている方々、近所の住人たち、本厚木駅界隈で仕事をしている人々…などが一斉にランチを食べに動き出します。本厚木駅界隈では屈指の人気ラーメン店であるこちら、当然お昼時は大混雑となりますので、平日ならできれば少し早目か、又は昼休みを遅らせて13:00以降に到着するのが理想。つまるところ今回は思惑通りの時間に到着した事になります。

4台ある駐車場も、まだ2台分が空いていました。私が店に向かおうとすると、立て続けに2台が入ってきて、1台は待つ羽目に!危なかった!なんというタイミング!

店はまだ空いていました。3組5名が食べているだけ。私の注文もすぐに通りました。今回もランチメニューです。「Aランチ:中華そばとミニカレー(790円)」をいただきます。この店のカレーを食べるのは初めてです。

注文した品が出てくるのを待っている間に続々とお客さんがやって来ます。近所の主婦仲間風、学生の友達同士、近所の現場の職人さん…いろんな人がやって来ます。皆この店の美味しさを知っているようで、注文の仕方が慣れています。その他、会話から察するにわざわざ遠くから電車を乗り継いでやってきたらしき人々もいます。もはや全国区の店になってしまったようです。12:00を回ると外に行列が出来ました。

待つこと数分で提供された私のラーメンたち!通常単品では680円の中華そばに、ミニカレーと小鉢が付いてこの値段は絶対にお得!
先ずはいつもの通りスープを一口いただきます。
以前に食べたものに比べ、少々スープの甘みが強くなったかもしれません。乾物に由来するものか、あるいは調味料によるものか。あまり甘みの強いスープは好きではありませんが、元々甘みを排除した味付けだったので、過度ではなく良い線でまとまっています。美味しいです。

麺も相変わらず美味しい。
ザクッとした歯応え。細いが重みがあり、粉本来の旨味が凝縮した麺。素晴しいです。

チャーシューは少しずつ進化しているのではないでしょうか。決して脂身が多いわけではないのにしっとりしています。今風のトロトロチャーシューとは違ってしっかりした歯応えも感じられるもの。噛むとじわっと旨味が染み出してくるのです。
その他メンマも海苔も相変わらずの美味しさ。言う事ありません。

ちなみにカレーは意外なほど野菜がゴロッと入っていて家カレーの雰囲気があります。ラーメンのお供にカレーは定番と言えば定番だけど、実はカレーの味にラーメンが負けてしまう事が良くありますが、これは辛すぎず味付けも優しいので違和感がありませんでした。

今回も美味しくいただきました。毎回微妙な変化が楽しい店です。


【2011.06.01再訪】
厚木で仕事があったので行って来ました。
平日なのでランチメニュー狙いです。メルマガ登録すると、お得な情報やその週のランチ情報を受け取る事が出来ます。

13:30頃店到着。平日で、しかもお昼休み時間は過ぎていたので、お客さんは数名だけでした。私の後からはお一人だけの来店です。
店に入ると女性店員さんが席を案内してくれます。店の真ん中に島状に配置されたカウンター席に座ります。黒板には今週のランチメニューが書かれていることを丁寧に教えてくれました。私の場合は既にメルマガで知っていたので、明太子ごはんのセットと決めていました。通常は醤油味の“中華そば”とのセットなのですが、お願いしたら+50円で“しおそば”との組み合わせに変更してくれました。従って注文の品は「しおそばと高菜明太子ごはんのランチ(840円)」となります。
ランチのセットには、これ以外におまけで切干大根の煮物をお好みで付けてくれます。

店が空いていたせいか、思ったよりも早く注文の品が出てきました。
相変わらず美しいラーメンです。澄んだスープに麺が綺麗に折りたたまれて沈んでいます。
まずはスープから。
しっかりとした鶏の出汁が効いています。下処理が丁寧に行われているのか、雑味や臭みが無くとてもすっきりとした味わいです。そこに鰹を中心とした魚介出汁がでしゃばり過ぎることなくじんわりと感じられます。相変わらず旨いです。甘みが排除されながら、物足りなさは全く感じません。
2種類の葱がスープに馴染む事によって、そこに落ち着きを与えます。非常に上手な葱の使い方です。レンゲが止まらないとはこの事だなと思いながら、何度もスープだけを啜ってしまいます。
前回食べたしおそばのスープがあまりにも出来が良かったので、今回は感動的とまでは行きませんでしたが、安定して美味しいスープを提供してくれます。素晴しいw

麺も相変わらずの旨さ。この細さにしては加水率が低めでザクッとした歯応えがあり、それでいて伸びにくい。噛み締めると粉の旨味をダイレクトに味わう事が出来る絶品麺です。

チャーシューも甘さが排除され、スープに良く合う優しい味付け。柔らかく、肉の旨味がしっかり味わえるものです。2枚入っているのは嬉しい。メンマも実に優しい味付けでカリカリとした食感が良く美味しい。
そして今回気付いたのは、海苔がとても美味しい事。麺を包んで食べると素晴しく美味しい!海苔増しのトッピングをしても良いかなと思ったほど。

高菜明太子ご飯は味付けが優しい高菜と明太子、海苔がたっぷりかかったご飯。お茶碗は小さめですが、たっぷりよそってあるのでかなり食べ応えがあります。最後に少しご飯を残してスープを掛けて食べようと思っていたのに、すっかり忘れて食べきってしまいました^^;

食後にはお猪口に入った黒烏龍茶を口直しとして提供されました。素晴しいサービスw

さすがの味です!
本厚木駅界隈のラーメン店の中では頭一つ抜きん出ていると思います。
今後私は何回も通う事になると思われる厚木の名店です。
店を出る際、店員さんが外で見送ってくれるなど、接客に関しても文句の付けようがありません。素晴しい店です。


【2011.02.23再訪】
昼間池袋での仕事を終えた後、今度は厚木で打合せ。今日はしんどいorz
せっかく厚木に来たのですから、旨いラーメンが食べたいです。およそ3ヶ月ぶりにこちらの店を訪問しました。
19:00頃店到着。良く考えたらこの店の夜の部に来るのは初めてです。昼間に比べれば遥かに空いています。しかしお客さんは次々に現れますね。さすが人気店。

今回食べるものは予め決めていました。今まで気になっていながら食べなかった「柚子しおそば(850円)」です。一時期期間限定メニューとして提供されていましたが、人気があるようで今ではレギュラーメニューに加わっています。しっかり食べたかったのでついでに丼飯でも食べようかと思いましたが、今回は食べた事の無い「焼餃子(380円)」を注文します。店の方は皆さん相変わらず丁寧な接客で気持ちが良いです。女性店員さんが注文を受ける際にお客さんの目線まで遜るのはファーストクラスのCAの常識だそうですが(未知の世界)、ようはそんな感じ。

先に提供されたのは焼餃子でした。もっと小さなものを想像していたのですが、一個一個がなかなか立派な大きさ。調味料として自家製の“具入りラー油”があったので、醤油と酢で作ったタレにこいつをたっぷり入れて餃子に浸けて食べてみます。餡も結構入っていて、自家製ラー油の具が良く絡んでとても旨い。値段以上の価値が絶対にあります。次回は「特餃子」を食べてみようw

餃子を食べていたら「柚子しおそば」が出てきました。以前食べたしおそばのスープが少々濁ったような見た目。
一口啜ってみると…
これは予想以上に強い酸味!柚子の皮で香りを摂るというよりも、柚子果汁をスープに入れているのでしょう。独特で驚きましたが、不思議と厭味は無く、清涼感のある口当たり。季節外れになるかもしれないけれど、暑い時期に食べたらもっと美味しいと思います。
しかしその柚子の味が支配的なので、この店独特の鶏と魚介の旨味のバランスが損なわれているかもしれません。

麺は相変わらずザクッとした歯ざわりの自家製細ストレート麺。この麺は素晴しく旨いです。細麺では私が食べた中で指折り。スープを良く掴み、かつ小麦の旨味がダイレクトに感じられる絶品麺です。

チャーシューは2枚入り。柔らかく、箸で摘まむと崩れるほどですが、肉の旨味がしっかり感じられます。
メンマもカリカリ食感。味に主張があるわけではないけれど、その分スープと良く合っています。
丼上にふわっと載せられた白髪葱も瑞々しくこのスープの酸味に良く調和しています。良いバランスです。

神奈川ラーメンのレベルの高さを認識できる素晴しい店だと思います。


【2010.11.12再訪】
こちらのお店は、携帯メール会員登録をすると定期的に平日のランチセットの情報などを配信してくれます。良く考えたら私はこの店で平日に食べた事が無かったのです。ランチセットは醤油味の定番「中華そば」に日替わりのおかずとごはん、おまけがついて概ね880円で提供されます。とてもお得なセットなのです。
昨日厚木に出向いた際に寄って来ました。お店到着は11:50頃。あまり時間が無かったので、駐車場が一杯だったら諦めようと思っていましたが、ちょうどタイミング良くお店から出てきた人が車に乗り込みました。
店内は7割くらいの客入り。その後私が食べている最中に次々とお客さんが現れ、お昼休み時間に突入するやあっという間に満席となりました。さすが人気店。外回りの仕事をされているお客さんも多いようで、ランチ目当てで駆けつけるようです。

金曜日のこの日のランチは、Aランチ=チキンカツごはん、Bランチ=カレーライス、Cランチ=Mixフライごはん(大海老フライとチキンカツ)が中華そばに付いて来ます。おまけはひじきの煮物でしたw
私は今回は迷わずCセットを注文。これは絶対にお得です。

先に中華そば、ごはん、ひじきの煮物が出てきました。撮影のためにMixフライが来るのを待とうかと思いましたが、時間がかかりそうなので中華そばをいただきます。
今回もとても美しいビジュアルです。本当に箸を入れるのがためらわれます。
相変わらず淡麗なスープ。鶏がらに鰹と煮干と思しき魚介系の出汁が絶妙にバランスされ、いきなりレンゲが止まらなくなります。余計な甘みは一切排除されているのに物足りなさは全くなし!私好みの素晴しいスープです!旨すぎます!

麺は自家製の細ストレート麺。かん水の配合が少なめなのでしょうか、ザクッとした歯応えの麺で素晴しくスープを良く運んでくれます。この淡麗和風スープとの相性が抜群です。

チャーシューはセットメニューだけど基本と変らず2枚入りなのは嬉しい。これも余計な甘みは付けておらず、スープに良く馴染んでいます。肩ロースだと思いますが、柔らかく味付け絶妙で本当に旨いw
メンマもカリカリで私の好きな食感。これも薄めの味付けでスープに良く馴染んでいるところが好印象です。
中華そばだけでも十分満足してしまいます。

厨房から揚げ物のいい音が聞こえてきます。
中華そばを食べていたらMixフライが出てきました。注文が入る度に毎回揚げているのでアツアツです!
エビフライとチキンカツ、これだけで定食メニューになりそうな結構なボリューム!大海老に偽りは無く、サクサクの衣の中には太い海老がプリプリのアツアツの状態で入っています。
チキンカツも素晴しい!驚くほど柔らかく、鶏肉なのにパサ付いたところが全く感じられません。絶妙な揚げ方です。さすがかつて食堂であったお店ですね。手を抜いたところが全く感じられない丁寧な仕事で敬服いたします。
ひじきの煮物は嫌いな人への配慮として、最初に食べられるか聞いてくれます。この辺の配慮が嬉しい。甘みが抑えられた味付けは私好み。全てが淡麗なラーメンを引き立てる味付けになっていて、それでいて物足りなさを全く感じさせません。

中華そばのスープも含めて完食となりましたw
最後に食後の口直しとして黒烏龍茶を一口いただけます。細やかで嬉しいサービスです。
かなりお腹一杯のはずなのにまだ食べたい気分です。こんな素晴しい店が行動範囲の中にあるのは幸せですw


【2010.07.25再訪】
二日続けて厚木に出向くことになりました。ならば今日こそ『麺や食堂』です。
午前中早くからから動いていたので、ちょっと早めではありましたが開店直後の11:05に店に向かいます。さすがに開店直後なら空いているだろう、何て思っていたら…
Σ( ̄口 ̄;)
既に駐車場が満車になってますorz
駐車場が空くまで待とうかとも思いましたが、さすがに開店直後の時間ではすぐに出てくる客はいないだろうと、諦めて隣のコインパーキングに車を入れます。
店に入ると、何と早くもテーブル席はいっぱい!カウンター席も2人のお客さんが座っていて、私が席に着くと同時に3組のお客さんが入って来ました!
さすが某ラーメンサイトの醤油味部門で全国30位に入る実力店。人気も半端無いです。最近益々人気が出てきたみたいですね。食べてみればその理由が良く分かります。

さて今回は前々から気になっていたメニューの一つである「かけそば(580円)」を食べてみました。そして前回食べてあまりの旨さにもう一杯食べたくなった「若鶏かつ丼(380円)」も追加です。

「かけそば」は、日本蕎麦のかけと同じく麺とスープだけ。一切の載せ物がありません。これはスープと麺が素晴らしく良くないと全く旨くないわけですが、この店のスープと麺の美味しさを堪能するならこれだろうと思っていました。
刻みネギだけは別皿で付けてくれます。この辺の配慮が嬉しいですね。
そのビジュアルは…なんと言う美しさw
綺麗に折りたたまれた麺が美しく澄んだスープの中に見えます。箸を入れるのが惜しいほど。

先ずはスープを一口。
最初鶏がらと思しき動物系の旨みが来ます。カエシは適度で濃すぎず薄すぎず絶妙!そして後から優しく節の味と香りが付いてきます。これは旨い!いきなりレンゲが止まらなくなりましたw

麺は自家製の細ストレート麺。細いが加水率低めでザクッとした歯応えを持ち、粉の旨みがしっかり堪能できるもの。スープとの相性も抜群ですね。

途中からネギを加えてみました。ネギによって味に変化が出ます。これは楽しい食べ方が出来ます。私はネギが入らない方がスープの旨さが良く分かって好みでしたが、人それぞれ楽しめると思います。

「若鶏かつ丼」も前回同様美味しいw
味付けが薄めなのでラーメンのお供にしても全く問題ありません。肝心なラーメンの味を壊すことがないのはとても良いですね。
かつは柔らかく、揚げ方もとても上手で380円とは思えないほどボリュームがあります。

お腹一杯ですw
思ったとおり、「かけそば」はこの店の良さがしっかりと堪能できるメニューですね。お店の基本メニューを食べたことのある方には一度試してみていただきたいです。絶品ですw
メニューには書いてありませんが、塩味でもお願いすれば「かけそば」を作ってもらえるそうです。次回はそれ行って見ますw

  • しおそば(160211)
  • 中華そば(120524)
  • 100725かけそば

もっと見る

2位

○屋製麺店 (本厚木、厚木 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/03訪問 2013/01/24

地産地消へのこだわり 淡麗で奥行き深いオーガニックラーメン

【2012.03.22再訪】
ここのところ週末が必ず仕事になるので、この日はお休みにしました。仲間と示し合わせて夜釣りに出かける事になりましたが、唯一休みの私は早めに出かけることに。ちょっと遠回りしてこちらの店に立ち寄って昼飯を食べて行きました。9ヶ月ぶりです。またしても間があいてしまいました。
目的は季節限定で提供されていると言う“味噌味”を食べること。3月も終盤に差し掛かったこの日、まだ提供されているかどうか心配しながら店に向かいます。時間は11:30頃。店の駐車場は空いていました。店内はお客さんは一人もいません。私が一番乗りのようです。(恐らく奥様と思われる)女性の助手さんに、まだ味噌味はあるか尋ねると、まだやっているとのことでしたので「季節限定味噌らぁめん(720円)」に「味玉(100円)」入りでお願いします。

早速店主が取り掛かってくれるわけですが、相変わらず作業は鮮やか。特に湯切の作業は見ものです。
麺は他のメニューと共通の自家製細麺を使っているようで茹で時間は短いです。数分で出てきました。

かつて『なると商店』時代にも味噌味が提供されていましたが、醤油、塩に比べると淡麗な出汁がベースとなっていたためにパンチが弱く、ちょっと物足りなさを感じましたが、ずい分前の記憶と比べても今回の味噌らぁめんは香ばしい香りが強い。
スープを飲んでみると、なると商店時代のものとは、味噌ダレの配合が大きく異なっている事が分かります。恐らくベースの味噌は二種類以上をブレンドしていると思われます。赤味噌の香ばしさがあって、軽すぎず、適度な濃厚さがここから感じられます。また、一味唐辛子他幾種類かのスパイスとともに玉葱の極めて細かいみじん切りが和えられていて、これが自然な甘みと野菜の旨味を味噌ダレの中に溶け込ませ、奥行きのある味噌ダレに仕上がっています。調味料による余計な甘みは控えられていて、鶏と魚介を使った各メニュー共通の淡麗出汁がベースであるにもかかわらず、適度なパンチと濃厚さが感じられます。なると商店時代の弱点が克服されていました。この店主はやっぱり研究熱心ですね。

麺は予想通り各メニュー共通の細麺でした。この自家製麺も間違いのないものです。味噌ラーメンというと太麺がポピュラーですが、ベースの出汁が淡麗な味噌ラーメンにはこうした細麺が合っています。これは藤沢の『ら塾』でも感じました。

チャーシューは開店当初の歯応えがあるタイプから変ってトロトロと柔らかい物に替わっていました。味付け適度でスープに浸すと脂身がしっとりして更に美味しい。でも以前の歯応えがあるチャーシューも良かったな…

メンマは色が強いものでしたが決してしょっぱくはありません。カリっとした歯応えがが残ったメンマは好みです。
そして味噌らぁめんだけはモヤシが乗っかっていました。炒めたわけではなく、ただ茹でただけのものですが、味噌ダレが濃厚なのでさっぱりした茹でモヤシは悪くありません。

そして味玉。店主の親戚が経営される養鶏場から仕入れていると言う玉子はやはり黄身が濃厚で、それ自体に自然な甘みが感じられてとても旨い。味付け自体は極めて薄いですが、だからこそ玉子そのものの味が良く分かります。

今回も美味しくいただきました。昨年食べることが出来なかった夏季限定のメニューも今年こそは食べてみたいです。


【2011.06.26再訪】
私が最も気に入っているラーメン店の一つですが、場所柄なかなか出向くチャンスがありません。今日は本厚木に仕事で出かける用がありました。時間的にかなり余裕がありましたので、およそ10ヶ月ぶりに訪問しました。

ちょうど13:00頃店到着。店内は6人ほどが食べていていました。皆さんご年配で、近所の方のようです。この店のラーメンはとてもサッパリしているので、老若男女問わず人気があります。

今回は特に限定メニューなど無かったので、開店当初に食べたものと同じ「味玉醤油らぁめん(780円)」にします。夕食が遅くなる事が予想されたので、サイドメニューの「メンマごはん(250円)」も注文します。
店主の仕事は相変わらず鮮やか。見ていて楽しくなります。特に麺の湯切は非常に丁寧です。中村屋のような大袈裟なパフォーマンスではありませんが、スープがブレないように丁寧に湯切する基本姿勢はひしひしと感じられます。

2年ほど前に食べた「醤油ワンタン麺」は、カエシが尖って味が濃い目になり、開店当初の淡麗さが失われていましたが、今回はどうでしょうか…
出てきたラーメンは見た目こそほとんど変化はありません。開店当初から変わったことといえば、節粉が最後に丼上に載せられていることくらい。早速スープからいただいて見ます。

開店当初から比べると、やはり味付けは濃い目になりました。それでも他の店に比べれば薄めの方でしょうか。丼上に載せられた節粉がスープに混ざる事によって、魚介の風味がより鮮明になって分かりやすい味になります。
ベースになっているのは鶏がらであると思われますが鶏独特の臭みは無く、非常にすっきりしています。口に含んだ瞬間はあまり感じないけれど、飲み進むと鶏の旨味がじわじわと広がって行きます。当初の良い部分が復活していますね。そしてネギの扱いが絶妙です。長ネギを細かく刻んだものに加え、わずかながら玉葱のみじん切りを加えていて、スープに落ち着きを出すと同時に玉葱の歯応えが心地良く感じられます。
それでも私は、開店当初の味…一口目は、いくらなんでも味が薄すぎではないか?と思わせながら、飲み進むとレンゲが止まらなくなるあの淡麗さが一番美味しく感じました。分かりやすい味になった分、繊細さは少々そぎ落とされています。
そうは言いながらやっぱり旨いです。某ラーメン専門サイトで全国上位にランキングしているだけの事はあります。間違いなく私好みの味です。

麺は自家製の細麺。これは相変わらず美味しい。加水率低めでザクッとした歯応えがある麺で、粉の風味がしっかり来るもの。スープとの相性も抜群。茹で加減もこの麺が一番美味しいところをわきまえています。

チャーシューがちょっと変ったようです。バラに近い部位なのか?従前のチャーシューに比べ脂身が良い意味で多めになりました。柔らかく、味付けもスープに良く馴染むものでとても旨い!この店ではあまりチャーシューを重要視していませんでしたが、これは旨いです。チャーシューメンが食べたくなりました。

メンマはカリカリ食感で味付けが控えめなもの。これも私好みです。水菜がシャキシャキ食感で良い箸休めになっています。
味玉は店主の親戚が営む養鶏場から仕入れているそうで、黄身の濃さが素晴しいもの。今回はちょっと味付けが濃い目でしたが、出汁がしっかり効いてとても旨いものでした。

メンマごはんは半ライス程度の量のご飯に、甘いタレがかかったメンマが載せられています。もう少し甘さ控えめな方が好みですが、ラーメンに乗っかっているメンマ同様、カリカリの食感が素晴しく美味しいです。

久しぶりに開店当初に食べたものと同じメニューを食べて見ました。少しずつ改良が加えられているようで、恐らくこれからも少しずつ変わって行く事でしょう。
店主が求めている味は中々たどり着けるものではないのかもしれません。今後も味の変化を楽しみながら、見守って行きたいと思います。


【2010.08.27再訪】
厚木西部に用事が出来たので、久しぶりにこちらを訪問しました。半年のご無沙汰でした。
12:45頃に店に到着しましたが、あいにく駐車場が一杯。仕方なく周辺を流して時間調整をして戻ってきたところ、ちょうど一台分が空いたので即入庫。

店内前客は4~5人ほど。
店主のほかに、『なると商店』時代に見覚えのある女性…恐らく店主の奥様でしょう…が一緒に手伝っていました。店主はまた髪を金色にしたようです^^;

夏季限定の「トマトと水菜の冷し麺」なんて言うのがあってとても惹かれましたが、久しぶりなので定番を食べます。
開店直後に食べて以来の「味玉塩らーめん(780円)」にしました。
細麺なので茹で上がりは早いです。店主の湯切は毎度の事ながら鮮やか!テボを細かく揺すりながら湯を溜め、そして一気に大きく振って湯を切ります。大袈裟なパフォーマンスに走らない、プロの仕事を感じさせますね。『なると商店』時代は平ザルで湯切をしていたのですが、あれも鮮やかだった…もう一度見てみたい。

当初から比べるとビジュアルが少々変っています。青菜が水菜に変更されています。そして中央に盛られた節粉。
まずスープを一口…
しっかりとした鶏がら出汁が口いっぱいに広がると同時に、じわっと魚介の旨みが感じられます。開店当初のような奥ゆかしさはなくなったけれど、味も濃い目になって分かりやすい味になっています。丼中央の節粉をスープに馴染ませると、よりしっかり魚介が感じられ、味がはっきりします。
久しぶりだけれど、やっぱり旨いですね。『なると商店』時代から私好みの味だということもありますが、この店の味を超える店は早々見つかりません。それくらい好きです。
しかし…先に述べたように味の分かりやすさ、パンチを優先した結果でしょう、スープを飲み進むほどに感じる奥深さが失われてしまったのはちょっと寂しいです。もっと薄味でも美味しくいただける店だけに…

麺は細ストレート。加水率が高すぎず、しっかりとした重みがあります。噛み応えがちゃんとあって、非常にノド越しが良いのが特徴の麺。粉の旨みが堪能できます。スープを良く運んで相性が良いw

トッピングの味玉は、白身と黄身が同じくらいの柔らかさ。絶妙な茹で加減。味付けは優しく、スープの味にとてもよく馴染む。
味玉は白身が柔らかめだととても食感が良いのですねw
玉子そのものの味も甘みがあってとても旨いです。さすが地元のブランド玉子!

チャーシューは巻きバラに変更されていました。柔らかく箸で掴むとホロホロと崩れそうになるもの。味付けはやや強めですが非常に旨い!この店主は何作っても旨く出来ます。器用なのですね。

メンマは太目でカリカリです。もう少し硬めの歯応えがある方が好みですが、なかなかの出来栄えです。ちょっと味付けが強すぎたのが残念。スープに馴染む薄口だったらなお良かった。

やはり旨いです。私好みのラーメンが地元神奈川で食べる事が出来るのは幸せです。
しかし繰り返しになりますが、開店当初の奥ゆかしさが失われたのは本当に残念です。
神奈川のブロガー仕切っているような人が良く、各店の味に対して「フックが足りない」「味が薄い」何てことを書いていますが、あまり惑わされずに(惑わされることは無いとは思いますが)店主自身の考える味を追求して欲しいです。そういう店です。

*******

2008年7月に衝撃的に閉店し、ご近所のラーメンフリークを悲しませた、あの『なると商店』店主が同年9月9日に装いも新たにオープンさせたのがこの店です。

店は厚木東高校近くのマンション1階にあります。
以前の店(内陸工業団地近く)に比べると、私の棲み家からかなり遠くなってしまったな…
(´・ω・`)
どうしたって車で行くしかないのだが、駐車スペースが店の横に2台分用意されているのは助かります。

新しい店も以前の店同様、店内はレトロ仕様で、昭和30年代を意識して造られたと思われます。
店の名前にもレトロ感覚がにじみ出ていますな…
古いテレビでは昔のアニメ映像が流され、BGMは昭和歌謡^^

さて、肝心のラーメンですが、従前のラーメンに比べるとかなり値段が高くなっていて驚きました!
従前は普通のラーメン500円!→現在の店680円!
私は味玉入りにしたので、780円になってしまった!

出てきたラーメンは、見かけは従前のものとほとんど変わらない印象でありました。器も以前の店のものと同様です。
スープの色が薄くなり、揚げネギが浮かんでいるのは変化した部分かな…?

そのスープは、従前のスープからさらに進化していました!
間違いなく鶏が中心として摂られた出汁でしょう。
『隠国』と違い、魚は脇役に回って強くは主張していない。
『中村屋』『ZUND-BAR』と同様、動物系と魚介系出汁のバランスを重視していると思うが、それらと違うのは妙な甘みが付いていないところ。
そして極めて薄味で、脂も少なめになっています。
揚げネギによってコクを増し、柚子によってサッパリした後味をかもし出しています。
極めて強い和風を感じる。味が薄いのでボケそうなところだが、いつまでもレンゲが止まらなくなるコクが兼ね備わっています!
これは絶品スープです!
最近私が食った中ではダントツです!完全に私のツボでした!

麺は自家製の細麺。
以前の麺と比較して更に細くなっているようで、極細に分類しても良さそうなほど細い。
以前は平ザルで湯切を行っていたが、振りザルに変更されていたのはちょっと残念。
もう一度あの鮮やかな湯切を見たかったが、厨房が以前より狭くなったから、平ザルが使いにくくなったのかもしれないですね。
しかし麺同士がくっつくことも無く、実に適度な茹で加減の麺ですw
これほどの細麺であるにもかかわらず、コシがしっかり残って粉の味がしっかり出た旨い麺でありましたw

チャーシューの味付けも薄味!
でもスープの味を邪魔せず、しっかりとした味を感じさせるのはさすがだ。
柔らかいが、流行のトロトロ肉ではなく少々歯ごたえが残ったもの。かなり大きく、厚みもあるので食べ応えがある。
これも旨い!

味玉も薄い味付けで、出汁の香りが利いている。
黄身がトロトロで完全に私好みwww
味付け・茹で具合ともに満点です。
これで供する前に暖めていたら言うこと無いのだが…

ネギの使い方は、細かくパラパラに刻んだもの。
これが器の中央に載せられている。
面白いのは、長ネギだけでなく、玉ネギのみじん切りも少々入っていること。
玉ネギは、“八王子系”ラーメンには必ず入る具材だが、八王子系のような濃い口醤油味ならその濃度を中和する効果が合ってよいと思うが、通常和風ラーメンには向かない。独特の甘みが全面に出すぎるからだ。
ところがこのラーメンに入った玉ネギは、甘みは顔を出さず、あの辛味が旨く利いて、シャキシャキした食感が得られ、成功している。
極少量に抑えられているのが成功の秘訣か?
青菜やのりも、和風の趣を助けて上手に使われていた。
これらの食材は、従前のものに比べていろいろ産地などに気を使っているらしい。店主は地産地消を目指しているとの事。

トータルでは指折りの私好みのラーメンです。


後日ワンタン入りのラーメンも食べてみましたが、少々味が変ったかも。
インパクトを追求したのでしょうか?少々カエシが尖がり、当初の極淡麗さが失われていました。
元の薄味極淡麗が好みだったのでちょっと残念。
しかし店主は研究熱心なので、更なる進化を遂げて行くことでしょうw

  • 味玉しょう油らぁめん
  • 味玉塩らぁめん
  • 味玉ワンタン麺

もっと見る

3位

ラーメン 岩佐 駅前店 (中央林間 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/02訪問 2013/01/24

濃厚な豚骨 このエリアで旋風が巻き起こるかも?

【2011.02.14再訪】
何だかバタバタしているうちに、すっかりご無沙汰してしまったこちらのお店。何と5ヶ月ぶりの訪問となってしまいました。
こちらは昨年の私の豚骨部門No.1店。ブログやネット情報でたちまち噂が拡散し、すっかり人気店になっています。
12:00ちょうど開店時間に訪問。何と!行列が出来ています!ついに行列が出来る店になってしまったか…
お気に入りの店が人気店になるのはとても嬉しいけれど、行列店になっておいそれと食べる事が出来なくなるのは悲しい。かつて何店もそんな思いをしました。しかしまあ、人気が出るのは何よりです。
相変わらず物腰優しいご主人と奥様の接客は気持ちが良いです。今日はもう一人男性の店員さんが入っていました。

15分ほど店外で待ち、やっと空席が出来たところで食券を購入。迷ったがやはりガッツリ食いたかったので「太麺野菜豚増し(880円)」を購入。豚が旨いのできっとご飯が食べたくなると思い「ごはん小(100円)」の食券も購入。食券を渡す際にニンニクの有無、麺の硬さとコッテリにするかどうかを問われましたが、ニンニクをお願いして他は普通にしてもらいました。
店内を見回しながらしばし待ちます。奥様によるものか、相変わらずさりげなく花など飾ってあって雰囲気作りに気を使っているようです。食べログのBest Ramen 2010の楯が飾ってありました。

それからおよそ5分後に出てきました。
野菜の彩が美しく、豚が豪快に乗っかって素晴しく豪華なビジュアルです。
先ずはスープ。背脂が浮いた濃厚スープはあくまでもマイルド。口当たり良く飲みやすいスープに仕上がっています。やはり旨いですね。このスープは「塩豚骨」と同じだとは思いますが、今回は豚と野菜の上に醤油ダレが掛かっていました。これが溶け出す事によって味に変化が出ます。醤油の味が尖り気味に出て、より二郎に近い味わいになっています。それもあってか、前回かなり強く感じた業務用刻みニンニクの調整剤風味はあまり感じられませんでした。

麺は黄みがかった太麺。茹で加減普通でお願いしたところちょうど良い茹で加減でした。モチモチ食感の麺で、スープを良く持ち上げ、粉の旨みもしっかり感じさせるもの。自家製で良い麺作っています。

そして本日の目玉“豚”は、味付け、サイズ、柔らかさ、脂身のバランス全てにおいて素晴しい出来でした。厨房から引っ切り無しに聞こえてくる機会音は豚を炊いている圧力鍋の音のようです。スープに良く浸し、温めてから食べるのが美味しいw
やっぱりご飯を注文して良かったと思いました。

野菜はキャベツとモヤシながらキャベツが相当量入って嬉しい。ともにかなり歯応えを残し、生に近い食感なので好みが出そうですが、シャキシャキした瑞々しい食感が好きな私にとってはちょうど良い茹で加減。これもスープに良く和えて食べると旨い!

久しぶりでしたが相変わらず美味しく食べることが出来ました。人気店になっても店主の優しい人柄は変りません。良い店です。


【2010.09.28再訪】
ちょうど3ヶ月ぶりの訪問となりました。豚骨スープの新しい店としては恐らく私の今年No.1となるであろうこちらのお店。ついに二郎インスパイヤーに近いものが登場したようなので行ってまいりました。
平日の13:30過ぎと言う中途半端な時間でしたが、引っ切り無しにお客さんが出入りします。常に8割方席が埋まっている状況。女性の単独客もいらっしゃる。すっかり人気店の仲間入りですね。

さて券売機もすっかり賑やかになって、目的の「太麺野菜盛(700円)」もレギュラー表示されています。後から来るお客さんもこのメニューを選んだ人が多かったようです。

太麺なので茹で上がるのに結構時間がかかります。6、7分は茹でていたかな…
つけ麺と同じ麺が使われているのかと思ったら、このメニュー専用のようです。つけ麺用のような黒ずんだ色ではありませんでした。綺麗な白黄色で、太さも二郎ほどではありませんでした。

スープのベースは最初期からある「こくと旨みの塩豚骨」と同じものだと思われます。野菜の影響か、単なるブレか、ちょっと出汁の濃度が薄く感じられましたが、相変わらず旨いです。本当に好みの味です。某ラーメン専門サイトで、今年開店した新しい店であるにもかかわらず塩豚骨部門で何と全国第3位にまで上り詰めたのは伊達ではありません。塩分濃度も高すぎず、それでいて食べ進んでも飽きさせない深み。素晴らしい!
しかし、ニンニクが残念!どうやら業務用の既に刻まれたものを使い始めたようで、独特の化学調味料テイストが感じられます。気にならない人にとってはなんでもない味だろうと思います。しかし私これ苦手なんですorz
これが二郎同様生の刻みニンニクだったら…

麺は先述の通り最近のゴン太麺に比べれば細身ではありますが、細身の割り箸の先くらいの断面です。スープに良く合っています。二郎のようなモグモグした食感ではなく、この太さなのにツルツルでコシもあり、粉の旨みがしっかり来ます。少々伸びやすい印象でしたが、とても旨いですw

野菜はこの店の自慢のようですね。茹で加減適度でシャキシャキw
塩豚骨に大量野菜はどうかなと思いましたが、以前食べた野菜盛同様素晴らしくスープと麺に馴染んで違和感がありません。

そしてチャーシュー…二郎流に言えば“豚”…も相変わらずの旨さ!この日は部位によるものか、少々パサ付いた印象で味付けも濃い目でしたが、味そのものは本当に旨いw
かなりごつい塊りを2個入れてくれるのも太っ腹!
色々な意味で本当にバランスの良い一杯でした。
ニンニクだけが非常に残念。生に変更されることを熱望いたします。


【2010.06.28再訪】
「つけ麺」がレギュラーメニューに加わったと聞いて再度訪問しました。
平日の昼間13:00過ぎの訪問でしたので空いていると思いましたが、入れ替わり立ち代りお客さんが現れます。既に人気店になりつつあります。

予定通り「つけ麺(700円)」の食券を購入します。「味玉(100円)」もいっしょです。
券売機には、「つけ麺の麺は太いため茹で上がりに6分ほどかかります」といった旨の注意書きがありました。その通り、少々茹でるのに時間がかかっています。
先に麺が供されましたが、全粒粉を使用しているのか、細麺に比べてかなり黒い色で非常に艶やかな見た目です。
麺だけで食べてみました。茹で加減は普通でお願いしましたが、かなり硬め。硬めが好きな方でも、つけ麺に限っては“普通”から始めた方が良いと思います。
加水率が非常に高く、四角い断面で見た目どおりツルツルの食感ですが、粉の旨みがダイレクトに来ないのはもったいない。もう少し加水率低めでも良さそうです。そうは言いながらかなり旨い麺ですが。

つけ汁は定番の豚骨出汁に節粉を投入したものだと思います。そして意外にも辛味がかなり強い!ピリ辛で悪くないです。
節粉を投入するやり方は現代的というか、最近では定番の作り方で新しさには欠けますが、私はこのつくりは結構好きなのです。茶濁するほどに節粉が効いていますが、ベースの豚骨出汁がしっかりしているので負けていません。非常に旨いです。余計な甘みが付いていないところも私の好みでした。

全ての具はつけ汁の中に予め投入されていて、もの凄くアツアツです。味玉もアツアツ!
その味玉は、今回は茹で加減が抜群でとても美味しくいただきました。

チャーシューは食べやすく熱いラーメンに比べて小さめにしていますが、他の店のつけ麺のチャーシューに比べれば大きい。
柔らかく味付け良く、サイズも大きくて嬉しいです。肉増しにしてご飯と一緒に食べたら最高でしょう。

メンマもかなりの量入っていました。具の量が良心的です。

これも旨いです。
熱いラーメンに比べれば劣るだろうと言う予感は覆されました。出来栄えは予想以上でした。
お店は店主と奥様でしょうか?お二人で切り盛りされていましたが、オペレーションもすっかり慣れて、店主は余裕のある接客をしていました。非常に丁寧です。
今回の訪問でレビューのポイントアップをしています。
二郎インスパイヤーがいよいよ楽しみになってきました。

【2010.05.24再訪】
“二郎インスパイヤー”が始まっているかどうか確認してきました。
始まっていなければ「特製ぶたそば」を食べるつもりでしたが、結果…二郎インスパイヤーは始まっていませんでした。特製は売り切れorz
何にしようか迷いましたが、「コクとうまみの塩とんこつ野菜もり(750円→700円)、「宝夢卵味玉(100円)」、「おいしい旬のごはん小(100円)」を食券で購入しますw

野菜が盛られることでスープが薄くなる心配がありましたが、前回食べた感じでは十分に濃厚なスープだったので大丈夫だろうと言うことで。

19:00ちょっと前の訪問でしたが、前客は私とほとんど同時に店に入りました。その後バタバタと客が増え、全部で6人が同時に食べる事になりました。すでに人気が出てきているようです。

客捌きや調理のオペレーションは大分落ち着きが出ていて、前回は一杯一杯の感じだった店主の表情も柔らかくなっていました。今回は一人で問題なくこなしていました。

さてラーメンですが、スープは前回ほど粘度を感じませんでした。わりとサラッとしています。また、前回感じた昆布のような旨み成分…化調だったと思うのですが、それもほとんど感じません。塩分濃度はやや高めですが、野菜と混ざることで私にはちょうど良くなりました。前回よりも旨いですね!スープも落ち着いてきたのかもしれません。
野菜が盛られたことでスープ濃度は少々下がっていたのは否めません。しかし十分に美味しくいただけました。

野菜は自販機の説明によれば無農薬野菜を使っていると書かれていましたが、それを振りざるで茹でただけのようです。キャベツとモヤシが中心で、インゲンが彩りを与えています。茹で加減がちょうど良く、シャキシャキ食感でとても綺麗な色をしています。これも旨いですw
メンマもカリカリしてなかなか旨いです。

チャーシューは大きく柔らかく味付けも良くて本当に旨いw
前回食べたのはどうやら端の部分で、それで最初は少々パサ付いた感じがあったようです。
今回のチャーシューは前回みたいに分厚くないけれど、質の良いところで脂身のバランスが良くとても旨かったです。

味玉は相模原のブランド卵を使っていますが、もう少し味が薄めで黄身ももう少し柔らかな方が好みです。卵そのものの味があまり感じられなかったのは残念。

最後に残ったスープに残ったご飯を投入!
これをやるならスープ濃度が高いままの方が良いので、“野菜もり”以外のメニューの方が良さそうです。それでも十分旨かったですが。

恐らくこの店はまだ美味しくなりますね。
二郎インスパイヤーと特製が楽しみですw

*******

先月オープンしたばかりの新しいお店です。

店主は『小川』出身で、『ラーメン二郎 めじろ台法政大学前店』での修行経験もあるそうです。
修行先のスープ同様、こちらの店でも豚骨スープを提供しています。
お店の場所は同じく豚骨の人気店『のすけ』のすぐ近くなのですね!
12:15頃お店到着で先客は2名。私の後から1名が入って来ました。座席はコの字型のカウンターで、今回は空いていたので問題なかったですが満卓になったらちょっと狭そうです。人の良さそうな店主が一人で切り盛りしていました。

今のところ全てのメニューは“塩とんこつ”がベースで、そこにトッピングがプラスされる形式になっていました。自販機には「特製豚そば」のボタンがありましたが、売り切れの表示が出ていました。5月現在新規開店のサービスで各ラーメンと餃子が50円引きになっています。
そんなわけで「コクとうまみの塩とんこつ(期間中600円)」の食券を購入します。

カウンターと厨房の間にはちょっとした高さの仕切りがあるので中が見えませんが、なにやら大きな機械音を立てていますね!食器洗浄器かな?
まだオペレーションがこなれていないようで、提供までに少々時間がかかります。
6、7分して出てきました。

さて、出てきたラーメンの見た目は非常にシンプル。
臭みの無い綺麗な色をしたスープです。
スープをレンゲで持ち上げると、粘度もかなり高く背脂が少々浮かんでいます。
一口目、豚骨スープに時々あるザラつきや猛獣臭さは全く無く、非常にマイルドかつ濃厚です。これは出汁として野菜系は使っていないか、使っていてもわずかなのではないでしょうか、動物出汁の旨みがダイレクトに来ます!
この味の系統は、相模大野の『葵亭』や、既に閉店してしまった相武台下の『刃』が限定で提供した濃厚豚骨に近いと思いますが、それらとも少し違う。当然九州ラーメンの系統とはまた違う。少々私には塩分濃度が高く感じましたが、かなり旨いです!!!

麺は九州ラーメンくらいの細麺。茹で加減を先に聞いてくれるので“カタメ”でお願いしました。思っていた通りのかなり硬めで出てきましたが、スープとの絡みは申し分無しです。ポキポキした食感が良いですw

チャーシューは、写真では全く分からないと思いますが、かなり大きくて肉厚で驚きました。一口目はちょっとパサ付いた印象でしたが、スープに良く浸しておいたら、脂身が良い感じで馴染んでとても柔らかくなりました。ちょっと味付けが強めで、ご飯のおかずに最適ですw
メンマもカリカリでなかなか旨いです。

これはなかなかレベルの高い新星です。
スープには自信があるようで、「すっぴんラーメン(450円)」や「替汁(100円)」のメニューがあります。確かにこの出来ならうなずけますね。
何だか『のすけ』のそばにあるのがもったいないな…どちらか相模原に来てくれませんでしょうか?

近日中に修行先の経験を生かして“二郎インスパイヤー”も提供するようです。そちらにも興味がありますので再訪必至です。

最後に電話番号を伺いましたら、まだ設置されていないとの事です。
もう少しオペレーションがこなれて、さらにスープに落ち着きが出来たらもっと美味しくなりそうな予感があります。

  • コクとうまみの塩とんこつ
  • メニュー(’10.05現在)
  • 外観

もっと見る

4位

麺肆 秀膽 (平塚 / ラーメン、餃子、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/01訪問 2013/01/24

深みのあるスープ 三位一体の見事な味

【2011.01.02再訪】
地元の友達と初釣りに行って来ました。最近好調だった茅ヶ崎のヒラメ釣りです。寒い中張り切って6:00amから釣り始めましたが、結果はボーズorz…正確に言うと、外道でフグが釣れたのでボーズではないのですが、食べられませんからね…
すっかり心も体も冷え切ったので、帰りに旨いラーメンを食べて帰ろうということになりました。
しかし世は正月休みの真っ最中。開いている店を探すのが一苦労なのですが、先日ちょうどネット上のブログや食べログの情報を漁っていて正月休みも休まず営業している事を確認していたこちらの店に向かいます。

箱根駅伝や初詣の影響による渋滞が心配されましたが、R134はとても空いています。平塚駅近くのコインパーキングに車を入れ、店に着いたのは15:30を過ぎた時間。通し営業をしてくれているので本当に助かります。前客は家族連れの5人さんがいましたが、ちょうど帰るところだったので客は私たちだけになりました。
今回は「塩らーめん(660円)」と前回旨かった「ねこまんま(200円)」の食券を購入します。

出てきたラーメンは、見た目は前回と変りません。まるで豚骨スープであるかのような白濁したスープ。一口いただいてみると、薀蓄の通り肉の出汁が前面に感じられ、飲み進むに従って何種類もの魚介がじわじわと感じられるようになります。優しい味です。やっぱりこの店の味は私の好みだなw
友人が頼んだ「本塩らーめん」のスープと味の比較をしてみましたが、本塩らーめんの方が野菜の旨みが効いて、よりマイルドな口当たり。どちらかと言われれば本塩の方が好みですが、どちらもレベルが高く、大変美味しくいただけます。

今回は麺については標準のものをいただきました。これは細ストレート麺でザックッとした歯応えがあり、粉の旨みが感じられます。スープの持ち上げも良く旨いです。前回食べた「いったんも麺」の食感は面白く、麺単体としては非常に良いものでしたが、スープとのバランスでは標準の麺の方が優れているように思えます。

チャーシューが旨いです。圧力鍋を使ってトロトロに仕上る現代的なチャーシューとは一線を画し、ローストビーフのような食感で肉の旨さがしっかり堪能できるもの。柔らかく、味付けも優しくスープとの相性がとても良いものです。
メンマもカリカリで好みの食感。
全体的にスープとの相性が良く計算されていると思います。

「ねこまんま」は相変わらず古節の旨さが引き立っていて旨い。少しご飯を残してラーメンのスープをかけて食べると2度美味しくいただけます。

移転以来厳しい評価がされることが多いようですが、私はこの味好きです。
若いお二人で切り盛りされていましたが、接客も丁寧で非常に満足度の高い店です。


【2010.10.13初訪】
連休の二日目。この日も茅ヶ崎まで釣りに出かけました。午前中で敢え無く撃沈orz
翌日の仕事もあるので早めに切り上げます。帰りに長らくの宿題店となっていたこちらのお店に寄りました。
何しろ今の場所に移転する前から何度も行こうと思っていたのですがタイミングが合わず、気付けば駅前に移転しておりました。

店は間口が狭く奥行きの深い間取りで一直線にカウンターが並んでいます。昼休み時間はとっくに過ぎていましたが5割くらいの席が埋まっていました。人気があるのですね。
入り口近くの券売機前でしばし迷います。塩がメインのようですね。初めてでどれが良いのか分からないまま何となく「本塩らーめん(660円)」に決めました。また、移転前から噂に聞いていた「いったんも麺(+20円)」を加え、さらにお腹が空いていたので「ねこまんま(200円)」も購入。毎度の事ながらつい食べ過ぎます。

最初に告白しておきますと、店に入った瞬間は大して期待していませんでした。店長?は若く、フロア係の女性も未だ不慣れな様子。駅前の一等地に移転して店主は裏方に引っ込み、昔の名前でやっているなと…ところが驚きでありました。

待つこと5分ほどで提供されました。
塩ラーメンですがスープは白濁しています。店の薀蓄によりますと“肉、魚介、野菜”の三位一体のスープとなっています。鶏白湯なのかな…見た目はさして好みである事を感じなかったのですが、スープを一口飲んで驚き!確かに鶏と魚介のバランスされた出汁が同時に押し寄せます。そして野菜出汁の優しさ…三位一体に偽りはありません。
これは私の好みの味!どんぴしゃです!もっと早く食べに来ればよかったな^^;
いきなりレンゲが止まらなくなりました。
そして疑ったりしてゴメン。

麺は上記の通り「いったんも麺」と呼ばれる平打ち麺。コシが強くツルツルで、面白い食感です。もう一つスープの持ち上げが悪いかな?という印象でしたが、麺そのものが美味しいw

チャーシューは流行のトロトロタイプではなく、しっかりとした歯応えが残って肉としての食べ応えがあります。味付けは優しくスープの邪魔をしません。これも好みでした。

大き目の海苔が添えられているのですが、スープに直接入れずに丼の縁に沿え、レンゲで挟んだ状態で提供されます(写真参照)。食べる前に海苔がヒタヒタにならない工夫ですね。なかなか感心。

「ねこまんま」は、2年物の鰹枯節を使用しているとの事で、なるほどとても旨みの強い鰹節で、醤油の加減もちょうど良い。
少しだけ残してらーめんのスープを注いで食べてみたら…絶品!

最近初めて訪れた店としては一番の好みの味でした。
是非また訪問して別のメニューを食べて見たいです。

  • 本塩らーめん+いったんも麺
  • ねこまんま
  • 塩らーめん

もっと見る

5位

大正麺業 寒川店 (寒川 / ラーメン、焼きそば、餃子)

23回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ¥1,000~¥1,999

2023/10訪問 2023/11/03

くせになるこの味…ジャンク感満点の焼メン

【2022.11.15再訪】
釣りに行く途中で久しぶりの焼メンを食べてみました。
何度も同じメニューについてレビューしていますので今回は簡単に。
恐らく味噌ラーメンに使われているものと同じと思われる自家製太麺を、やはり味噌ラーメンに使われているものと同じミンチ肉とともに中華鍋で濃い口ソース(オタフクソースと思われる)とともに炒めて、千切りキャベツたっぷり盛り付けた上に、仕上げにケチャップとマヨネーズをぶっかけた、極めて危険な(笑)食べ物。見た目通り凄まじくジャンクです!ソースでコッテリ味付けされているのでかなりの濃い口!千切りキャベツの量が半端ないので、凄まじいボリューム!エエ歳こいたオッサンが食うには危険極まりないのです^^;
ところがこいつ、一度食べるとくせになる味で、時折無性に食べたくなります。醤油味のラーメンスープと思しきスープを付けてくれるところが気が利いています。店主の出身である『味の味噌一』『日の出製麺所』から受け継がれたものを、店主がさらにアレンジしたこの味は、屋台のヤキソバとは違うし、大阪の鉄板ヤキソバとも違う、当然街中華で時折見かけるソース焼きそばとも違う…一食の価値ありなんです^^
【2022.10.18再訪】
ようやく仕事が落ち着いたこの頃、早速釣りに出かけたわけですが、その途中で食べたのがこの店。ほとんど毎年のルーティーンのようになっています。
丁度12:00頃店到着。以前なら駐車場が一杯でお昼時はとても食べることが出来ない状態でしたが、駐車場の空きこそあと2台でしたが、この日店内は空いていました。
カウンター席に案内され、「味噌ラーメン 並(900円)」と「餃子三個(240円)」を注文します。この店に来るのは夏以来でしたが、いつの間にかまた価格改定されていました。恐らく小麦粉の世界的な高騰などによるものだと思いますが…それにしても随分高くなっちゃったな~。この店で初めて食べたのは既に13,4年前です。その当時は麺量並と大共通で650円でした。そして価格改定された10年前に並盛が700円で、大と価格に差がつけられました。そして5年前くらいまでは価格が変わらずにいたのですが、ここにきて度重なる価格改定…今に至ります。
最近は主に大将が厨房に立っています。一時期川崎や厚木にも支店を出していましたが、それらをすべて整理したようですね。やっぱり大将の味が一番好きなので、私にはありがたいです。
スープは相変わらず濃厚な豚骨ベース。そこにスパイスその他調味料が加えられた白味噌ベースのタレで仕上げられています。モヤシとミンチ肉を中華鍋で炒めて、恐らくそこに直接出汁を注いでいるものと思われ、炒め野菜の旨味が余すところなくスープに取り込まれます。だから旨い!粗挽きのブラックペッパーが強めに効いた炒め野菜はどことなくジャンク感があって、それが悪くない。
そこに自家製のモチモチ太麺が合わせられ、全体的に非常に濃厚な味噌ラーメンに仕上がっています。う~ん何度食べても旨いな~^^
チャーシューは入りませんが、食べ応えが十分でかなり満足度が高いです。しかし流石にこの価格になると…CPが良いとは言えなくなってしまったな…ちょっと残念。
【2022.7.11再訪】
この日は所用で茅ヶ崎北部を訪れました。そのついでに、帰りに昼飯を食べに訪問です。
13:00頃店到着。私がこの店に通い始めた頃はいつ行っても満席で、駐車場もいっぱいだったわけですが、周辺に好評価のラーメン店がいくつか定着し始めた今日では、平日なら昼飯時を外せばそれほどの混雑にならなくなりました。この日も平日とは言え、駐車場も空いていて、カウンター席に待たずに座ることが出来ました。
この日も大将が中心になって作っていました。ちょっと迷って平日限定の「Bセット(680円)」と「餃子三個(240円)」を注文します。このセットは通常なら700円の「ラーメン並」に小ライスが付いたもの。とてもお得です。お願いすると、「しょうゆラーメン(黒)」でもやってくれますが、確かラーメンの差額の20円分高くなったはず。
前のお客さんの注文が立て込んでいたようですが、「ラーメン」は仕上がりが早いです。5分くらいで注文の品が出てきました。早速いただきます。
このスープは、ベースは鶏ガラだと思います。昔ながらの中華そばの風情。魚介風味がほんのり効いて、看板メニューの「味噌ラーメン」に比べるととても優しい味わい。このメニューもとても美味しいのです。ですが他の方も書いていましたが、最近ちょっと塩分濃度が高くなった気がします。せっかくしっかりとした出汁が摂られたスープなので、もう少し塩分少なめの方が好みです。
麺は味噌ラーメンとは違って中細ストレート麺。メニューに応じてわざわざ別の麺を作っています。加水率中等のこの麺は、恐らく切刃を変えただけではなく、粉や水、かんすいなどの調合も変えているのではないか…と想像してみます。スープをよく持ち上げて粉の旨味がしっかりしてます。旨いですね。
チャーシューはバラ肉。良く煮こまれて柔らかく、素晴らしい出来栄えです。半分入った味付き玉子も美味しい。そしてメンマと刻み葱、海苔、なると…中華そばの具が全て乗っかっています。とてもきれいです。
餃子は価格が上がっていしまいました。でも出来栄えは素晴らしい。またいつか、当初の餡がパンパンのでっかい餃子も食べてみたいです。
この店は店員さん方の接客がよく、安心して使えます。ご近所の常連さんと良く談笑されています。この店はきっと、今後もこの方面に出かける時には、必ず食事の候補の一つになっていくと思います。
【2022.6.14再訪】
所用で茅ヶ崎に出かけた帰りに食べてきました。この方面に出向くと必ず食事の候補に挙がるこの店。今回も定点観測です。
11:50頃店到着。平日の昼休み時間前に滑り込むことが出来ました。なのでこの時点では7割程度の客入り。一人の私はカウンター席に通されます。その後12:00を過ぎるころ、一気にお客さんが入ってきて、いつの間にか満席になりました。一昔前はこの界隈では独り勝ちだったこの店ですが、徐々に旨いラーメン店が増えてきて、以前のような酷い行列にならなくなったのはありがたいですが、ちょっと寂しさも感じます。
久しぶりだったので、この店の看板メニューである「味噌ラーメン 並(900円)」と「餃子三個(240円)」の食券を購入。何だか来るたびに価格改定がされていますね。ついに900円か…。
概ね7,8分で私の注文の品が出てきました。この日は大将が自ら鍋を振っていたようです。対象が作ると何故かスープがより濃厚で、炒め野菜の胡椒が強めに効いてちょっとジャンク感があって旨い。味付けも適度。この独特のトロンとしたスープは、ミンチ肉と炒め野菜の旨味が溶け出して絶妙な甘みが感じられて実に旨いのです。
麺はいつもの自家製麺。醤油あじのスープ用と味噌ラーメン用の麺を使い分ける丁寧さ。味噌ラーメンの麺は加水率低めの太麺。モチモチの食感。濃厚なスープをよく吸って美味しい。
チャーシューが入らないのがちょっと残念ですが、それでも十分な食べ応えを感じます。
ちなみに餃子はやっぱり美味しい。しかしこれまた価格改定されていますね…。
とても美味しくいただきました。やはりこの独特な味噌ラーメンは、定期的に食べたくなる味です。
しかし随分高くなりましたね…小麦粉の高騰などがもろに影響しているのだと思いますが、以前のようなCPの良さが感じられなくなったのは残念です。
【2021.12.20,30再訪】
この日も釣りに出かけたついでに食べてきました。
まずは12/20。平日の11:30頃店到着。昼休み時間にはまだ早かったせいか、この店にしては比較的空いていました。店員さんに促されてカウンター席に座ります。
この日も初めは看板メニューの「味噌ラーメン」か、平日限定のセットメニューを食べるつもりでしたが、なにやら新しいメニューが加わっています…それが「しょうゆラーメン(黒):720円」でした。思わずこれを注文します。もちろん「餃子三個(180円)」も忘れずに。
空いていたので5分少々で私のラーメンが先に出てきました。メニュー表にあった写真と説明からも何となくイメージ出来ていましたが、このビジュアルは八王子系ですね!濃い茶褐色…ほぼ黒と言っても良いです…のスープに細麺の組み合わせ。そして何と言っても八王子系のイメージを決定付けているのが玉葱のみじん切りが丼表層にたっぷり盛られている事。この店の定番メニューの一つとしてかつてから存在した「ラーメン(今は、しょうゆらーめん(金)に名称が改められている)」と同様、どこかノスタルジックな雰囲気を纏った見た目です。では早速スープをいただいてみます。
説明書きにもあった通り、味付けは醤油によるもの。色は真っ黒でしょっぱそうに見えますが、味付けは意外に優しいもの。出汁は説明書きによれば国産黒豚のラードの旨味で仕上げたとありますので、ベースは豚骨や豚ガラ、あるいは動物系出汁「しょうゆらーめん(金)」と共通の出汁を使っているかもしれません。魚介系出汁は感じませんでした。使っていても隠し味程度なのでしょう。
もしこれを八王子系に括るなら、かなりライトな八王子系になると思います。味付けも優しいので八王子系特有のパンチは感じませんでした。これはこれで決して悪くはないのですが、ちょっと物足りなさを感じます。麺は恐らく「しょうゆらーめん(金)」と共通のもの。自家製のストレート細麺。一般的な中華そばの麺に比べるとやや加水率低め。この店の自家製麺は、味噌ラーメン用の太麺もこの細麺も美味しい!
チャーシューも共通のもの。バラ肉で良く煮こまれ、柔らかく味付けよく旨い。メンマもカリッとした食感。そして海苔が一枚。全体的なバランスは悪くないです。しかし既存のメニューに比べると、ちょっと物足りなさも感じますね…。
ちなみに餃子はサイズダウンしてから少しずつ改良が加えられていると思われ、安定して美味しくなってきました。

そして後日、12/30という年末も押し迫った日。やはり釣りのついでに寄りました。
この日も昼休み時間前の訪問でしたが、お客さんはほぼ地元の方々。年内最後の一杯を求めてやってきたようです。
この日の私は「味噌ラーメン(並):850円」と「餃子三個(180円)」を注文。やはりこの店はこの独特の味噌ラーメンが一番ですね。地元の方の多くも味噌ラーメンを注文していました。
この店は今後も、湘南で釣りをするたびに食事の候補になるでしょう。
【2021.10.18再訪】
長い繁忙期から解放され、やっと釣りに行けるようになったこの頃、先ずはラーメン食べて腹ごしらえしてから釣ることにしました。このエリアでラーメンと言えば、やっぱり外せないのが『大正麺業』です。
11:15頃店到着。以前は独り勝ち状態だったこちらの店ですが、周辺にいくつかの実力店が開店し始めたことで、最近はそれほどの大混雑に遭遇しなくなりました。大幅な価格改定があって、特に看板メニューの「味噌ラーメン」が以前のようなリーズナブルな価格で食べることが出来なくなったことも、客足に影響しているかもしれません。この日もこの時間は6,7割程度の席が埋まっている程度でした。
この日も定番の「味噌ラーメン 並(850円)」と「餃子三個(180円)」を注文。いつの間にかまた少し価格が上がっていました…。
何度もレビューしていますので今回も簡単に。
最近は大将が調理場に立つケースが増えています。レシピは同じでも、作り手によって味が微妙に変わるわけですが、対象が鍋を振ると、本来のこの店の味がはっきり出ています。濃厚な豚骨ベースのスープに、幾種類かのスパイスがブレンドされた味噌ダレが加えられ、スープは少々とろみがついています。そこにシャキッと炒めたモヤシとミンチ肉。その旨味がスープに溶け込んで、何とも言えない奥深い味。強めに効かされた粗挽き胡椒がちょっとジャンクな感覚を出していて、それが悪くない。
モチモチの自家製麺も、その日によって微妙に変化します。この日は良い意味でデロンとした食感に仕上がっていて、このスープにぴったりな麺でした。一瞬軟らかめに感じる麺ですが、しっかりしたコシを備えています。
餃子は出来栄えが安定してきました。中の餡がしっとりして美味しくなっています。しかしもう一度、当初のでっかい餃子を食べたいですね…
この店は今後も、この方面に出向く機会がある度に、必ず食事の候補に上がり続けるでしょう。
【2020.11.4再訪】
釣りに出かけると度々この店の前を通ります。ところが表題の通り、定休日の水曜日でもないのに休業していることが度々あります。
大好きなラーメン店なので、ちょっと心配しております。もしどなたか詳細ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願いいたします。

写真は11/4に食べたもの。この時は通常通り営業しておりました。
「味噌ラーメン 並(830円)」と「餃子(三個:クーポンサービス)」
お馴染みのメニューで間違いのない味。なのですが、今回の麺は加水率が低めでかなり硬めの食感でした。いつものようなモチっとした食感が好みなので、ちょっと残念。
スープは炒めたモヤシとミンチの旨味が溶け出して、濃厚な豚骨出汁と独自配合の味噌ダレの組み合わせが抜群。美味しいです。
今でも開店10周年のサービスクーポンで餃子三個がサービスされます。これも安定した美味しさ。
【2020.1.11、1.20再訪】
湘南まで釣りに出掛けた際、昼飯を食べに訪問しました。この店は湘南に釣りに出かける度に、今年も食事の候補になる事でしょう。

1/20は平日でした。本当はやることが一杯だったけど、「釣れている!」という噂に居ても立ってもいられず出かけました。っで、途中に食べたのが平日限定のランチメニューでした。以前食べた「生姜焼き丼」がなくなり、新たに「Aセット(600円)」として登場したのが“ラーメン小+麻婆丼小”でした。ついでにクーポン券を使って「餃子(三個)」もいただきます。

この店については何度もレビューしていますので今回は簡単に。
セットのラーメンは醤油味です。味噌ラーメンが一番人気のこの店ですが、じつは醤油ラーメンもとても旨いのです。
スープは鶏ガラを中心とした動物系出汁。ちょっと懐かしい味わいながら洗練されています。通常だと550円の「ラーメン 小」に「麻婆丼 小」が付いて600円とは!そのラーメンは、具に関してはレギュラーサイズと全く同じものが乗せられています。チャーシューもメンマもしっかり作り込まれていて美味しい。麺量は恐らく茹で前120g程度と思われます。少なめなので、セットで丁度良いです。
麻婆丼はやや甘口でした。万人に受け入れられるように味付けを調整しているのだと思いますが、私にはちょっと甘すぎでした。
そして餃子…名物だった大きな餃子が今の大きさに改められて大分経ちますが、当初は餡と皮のバランスが変わったために違和感を感じましたが、今ではすっかり美味しく安定しました。卓上の自家製辣油と醤油、酢を使って自分好みのタレをつくっていただきます。

これだけ食べて600円!素晴らしすぎるCPであります!
【2019.6.19再訪】
久しぶりに丸一日休みが取れたこの日、良く晴れました。せっかくなので湘南まで釣りに出かけました。その途中、昼飯を食べにまたしてもこちらの店へ。

11:45頃店到着。昼休み時間に入る前だったので、まだ駐車場も店内も空いていました。しかし私が着席して10分もすると、一気にお客さんが流れ込んできてあっという間の満席。
今回も超お得な平日限定のランチセットをいただく事に決めていました。今回はAセットです。これはしょうが焼き丼にスープが付いたもの。さらに前回食べた時にいただいていた餃子三個のクーポン券も利用しました。待つことしばし。

この店では同じメニューの注文が入ると、一気にそれらを仕上げていくので、ロットの都合でちょっと時間が掛かることがあります。今回がそうだったのですが、それでも10分ほどで私の料理が出てきました。
しょうが焼き丼は大きめの丼にご飯を敷き、その上に甘辛く炒められたしょうが焼きとキャベツがたっぷり乗せられています。マヨネーズが乗っけてあるのもありがたい^^
サッと強火で炒められた豚バラ肉と玉葱は、味付け濃いめなので、多めのキャベツが丁度良いです。とてもこの価格で食べる事が出来るとは思えない美味しさ。
量的にはそれほど多くはないですが、開店10周年記念のクーポン券でいただいた餃子も食べたら結構満足でした。
その餃子、サイズが小さくなってしまったばかりの頃は、何となく以前に比べてジューシーさに欠けるところがあったのですが、徐々に良くなってきて、最近はとても美味しくなりました。餡の仕込みか、あるいは焼き加減などを工夫しているのだと思います。

お会計は、今回も本当にワンコイン!素晴らしすぎるCPです!
【2019.6.4再訪】
何度も同じものを食べているのでここには書いていませんでしたが、前回レビューから何度か訪問しています。今回も湘南まで釣りに出かけたついでに食べてきました。

実はこの日、その前に食べた時に気になっていた平日限定のランチを食べる事に決めていました。3種類あるランチメニューの中から今回選んだのは「Bセット(500円)」。これは醤油味の「ラーメン 小」と、ご飯 小がセットになったもの。通常時に「ラーメン 小」を注文すると550円。数量限定とは言え何と太っ腹なメニューなんでしょうか!
この日私は、以前いただいた餃子三個のサービス券(開業10周年記念)を使って餃子までいただいたので、結構なボリュームになりました。でも支払ったのは本当にワンコイン!素晴らしいです!

ラーメンも餃子も、何度も同じものを食べていますので今回のレビューは簡潔に。
鶏ガラと思しき動物系出汁が中心のスープは相変らずどことなく懐かしさを覚える味。凄くさっぱりしているのにしっかりとした旨味が感じられるスープ。味噌ラーメンがあまりにも有名すぎるけど、この醤油味のラーメンも捨てがたい美味しさなのです。
味玉半分にとても柔らかくて味付けもしっかりしたバラチャーシュー、メンマや青菜もたっぷり入っていて、ランチメニューだからと言ってレギュラーメニューとの差をつけていないところが素晴らしいです。

餃子はサイズが小さくなった当初は、それまでのしっとりした食感が失われてちょっと残念な思いをしましたが、少しずつ進化しています。焼き加減などを工夫しているのでしょう、餡の具合がかなりしっとりしてきました。その餡は小麦粉で伸ばしたようなチープさがなく、しっかり作り込まれています。

このランチは本当に凄いCPです!Aセットの生姜焼き丼やCセットの餃子7個の定食も興味深いです^^
【2019.4.9再訪】
久しぶりに午後から暇が出来たこの日。良い天気だし、湘南まで釣りに出かける事にしました。その前に昼飯を食べに立ち寄ったのがこちらの店。湘南で釣りをする際、必ず昼飯の候補に挙がる定番の店です。
14:00頃店到着。こんな中途半端な変な時間、昼飯時ともなれば行列が出来るこちらの店も、流石にこの時間になれば空いていました。しかし、私の前には3組5名、後からも3組7名のお客さんが入ってきました。流石人気店は客足が途絶えません。

この日も定番の「味噌ラーメン 並(800円)」と「餃子三個(150円)」を注文。しばし待ちます。
何度もレビューしていますので今回は簡単に済ませます。この日は大将が鍋を振っていたようです。大将が作る時は炒め野菜がシャキッとして私好みなのです。味噌ダレは毎回仕込みによって少しずつ味に変化を感じます。この日はちょっと麹のような旨味を感じました。薄すぎずしょっぱ過ぎず、適度な味。濃厚な豚骨ベースのスープに強めの黒胡椒が効いた炒め野菜の味が馴染んでくると、ちょっとジャンクさを感じさせる、癖になる味。相変わらず美味しい。
麺は自家製。モチっとした食感が大好きです。加水率低めで非常に食べ応えのある麺。この濃厚なスープに負けず、最後まで美味しくいただけます。

餃子はこの時間になると作り置きせず、注文が入る度に包んでいるようでした。仕事が丁寧です。冷凍された餃子とは違い、皮がダレていません。そして餡もしっかり入って美味しい。そして何と言ってもこの価格。以前提供していた大きな餃子が無くなってしまったのは残念ですが、この餃子も進化していました。美味しいです。以前の餃子もメニューに復活してくれないかな…。

この店は今後も間違いなく通い続ける事になると思います。
【2017.07.13再訪】
午後から仕事が切れたこの日、釣りに出かける事にしました。その前にラーメンを食べて行くことに。こう暑いとアツアツのラーメンなんて食べる気にならないのですが、何故か『大正麺業』の「焼メン」が食べたくなりました。

12:10頃店到着。ちょうど昼休み時間に入ったところです。もしかしたら凄い混雑になっているかも…もしそうだったら諦めて別の店にしようかな…なんて考えていましたが、店内は7,8割の客入り。駐車場もまだ空いていました。

カウンター席に座り、予定通り「焼メン 並(750円)」を注文します。
待つこと7,8分で私の注文の品を店主が運んでくれました。今ではいくつも支店を出すに至ったこちらの店ですが、店主が相変わらず店に立って仕事をしているのは素晴らしい事だと思います。

以前にもレビューしていますので今回は簡潔に。
この店の一番人気メニューは「味噌ラーメン」ですが、それに使われている麺をミンチ肉と共にオタフクソースと思われる甘辛いソースで炒め、揚げ玉をまぶし、千切りキャベツをドッカリと乗っけ、ケチャップとマヨネーズをぶっかけた一品。味玉が半分ついていて、「ラーメン」で使われていると思しき中華スープが添えられて出てきます。
無茶苦茶ジャンクな味付け!キャベツたっぷりですが、体に良いのか悪いのか…どちらかと言ったら悪いに決まっているメニュー。でも一度食べると癖になる味。
キャベツたっぷりなので、かなり食べ応えがあります。お腹いっぱいです^^

最近良い店が次々に出来始めた寒川産業道路界隈ですが、やはりこの店は私の一番のお気に入りなのです。
【2018.06.07再訪】
所用で茅ヶ崎方面に出向いたこの日、久しぶりにこの店で食べました。
今回も「味噌ラーメン 並(800円)」と「餃子三個(150円)」です。
何度もレビューしているメニューですので、今回は簡潔に済ませます。

私が店に入ったのは13:00を過ぎたころ。昼休み時間は過ぎていましたが、近所の高校生の一団、営業の外回り風など、沢山の人が食べていて相変わらず大人気です。
この日は店主がフロアーに出て接客をしていました。沢山の従業員を使うようになり、支店も出していても店主自ら店に立っている店は安心できます。
日によってスープに違いが出るこの店、この日はベースの豚ガラ濃度が高く、味噌の風味はマイルドで、炒め野菜を作る際に効かされた黒胡椒が強めに振られていて適度なジャンク感が出たスープ。旨いです。ミンチと一緒に炒められたモヤシがスープに馴染んで、その旨みも溶け出していて美味しい。
麺はいつもの自家製太麺。加水率低く、濃厚なスープを良く持ち上げます。モチっとしたこの麺はこのスープの実に良く合います。以前は普通に大盛りを食べていたけど、最近は並で十分になってきました。

ちなみに餃子は、以前のジャンボ餃子から、昨年一般的な一口サイズに変わりました。見た目のインパクトが無くなってしまったけど、確かにラーメンのお供に食べるにはこれくらいがちょうど良いのですね。
卓上の具の多い辣油と多めの酢、そこに少量の醤油を加えて好みのタレを作り、それをたっぷり使って食べるのが旨いです。

この店は今年も釣りに行く時などの食事の候補に毎回上がることになると思います。
【2017.12.15再訪】
この日、数日前から仕事を前倒しに進めていた甲斐あって、一日休みに出来ました。そこで早朝から釣りに出かけたのですが…結果は惨敗。12:30頃には早々に諦めて、昼飯を食って帰ることにしました。
湘南方面で釣りをする時に昼飯と言えば…やっぱりこの店ですね。今年も何度も食べました。恐らく今年、この店で食べる事が出来るのも最後になります。なので店の一押しである味噌ラーメンで締めくくりといたします。

13:45頃店到着。昼休み時間を大きく外れていたので、店は空いていました。お客さんはカウンター席に二人、テーブル席は一組だけ。しかし私の後からも3組8名ほどが入ってきました。昼飯時を過ぎても切れ目なくお客さんが入ってくるのは流石人気店。
さて、予定通り「味噌ラーメン 並 (800円)」と「餃子3個(150円)」を注文します。待つことしばし。

同じメニューについて何度もレビューしていますので今回は簡単に。
豚骨・豚ガラと思われる動物系出汁に、特製の味噌ダレを合わせたスープは、少々トロミを感じるほど濃厚。炒めた野菜とミンチ肉の旨味が徐々に溶け出して、食べ進むほどに美味しくなるスープ。粗挽きの胡椒が強めに効かされて、ちょっとジャンクな味わいも悪くない。この日はちょっと味が薄めでした。高血圧症の私が言うのもなんですが、もう少し味濃いめの方がこのスープは美味しい。
麺は加水率低めの自家製太麺。この麺の完成度は高いです。モッチリして適度なコシがあり、濃厚なスープに負けません。スープをしっかりと持ち上げます。
そして炒めた野菜とミンチ肉がシャキッとして美味しい。食べ進むと徐々にしんなりしてくるのもまた美味しい。

ちなみに餃子は、以前よりも小振りになってしまいました。前回食べた時は、餡のジューシーさが失われてちょっと残念な思いでしたが、今回はかなり改善されていました。小振りになった分、焼き方によっては本来の味にならないのかも。
十分に美味しくなったと思いますが、以前からの餃子のファンにとっては少々物足りなさを感じます。

ちょっと価格が高くなってしまいましたが、やはり完成度は高いです。
この店には来年も湘南に釣りに来る際には何度も通うことになると思います。
【2017.11.15再訪】
湘南で釣りをするこの時期には毎年何度も訪問するこちら。この日も友人と釣りに出かけ、予想以上に海が荒れていたために早めに切り上げ、遅めの昼飯を食べに訪問しました。

14:30頃店到着。昼飯時はいつも混雑しているこの店も、さすがにこの時間になると空いています。テーブル席に通されました。
この日注文したのは「焼きメン 並(700円)」。食べたことのない友人に内容を説明すると、興味を示して一緒に同じメニューを注文しました。待つことしばし。

程なくして到着した私たちの注文の品。そのビジュアルに友人はドン引きしていました。確かに始めてこの姿を見ると驚きますよね、何しろラーメンじゃないのですから^^;
麺は恐らく味噌ラーメンと同じ自家製の太縮れ麺。一旦軽く茹でて、それを中華鍋状のもので、ミンチ肉とオタフクソースではないかと思しき甘辛いソースと一緒に炒められたもの。仕上げは揚げ玉を振りかけ、大量の千切りキャベツを乗せ、ケチャップとマヨネーズを千切りキャベツを覆いつくすようにぶっかけたもの。味玉が添えられていて、別のお椀に「ラーメン」で使われているものと同じと思われるスープが付いてきます。
ハッキリ言ってジャンクそのもの!体に良いか悪いかと言われれば、きっと悪い方の部類なんでしょうね^^;しかしこのジャンク感がたまりません!癖になる味なんです。
大量の千切りキャベツが乗っかっているので、量的にもかなりのものです。もしかしたら麺量も、味噌ラーメンに比べて多めかもしれません。凄い食べ応えなのです。

数年前まではこいつの大盛を普通に食べ切っていましたが、今は並でも多すぎるくらいです。腹いっぱいになりました。
ちょっとジャンクで、モチモチ麺のソース焼きそばが食べてみたい…そんな風に興味を持った方にはお勧めです。ただし、量が多いので、注文の際には自己責任でサイズを決めてください^^
【2017.11.05再訪】
湘南で釣りをする時によく利用するこちらの店。朝一番から釣りをして、その帰りに寄ってみました。
11:45頃店到着。この日は日曜日。店内は既に混雑していました。駐車場は、店の向かいのスペースがなくなった代わりに、店脇の路地を進んだところに数台確保されたので、駐車待ちになることはほとんどなくなりました。これはありがたい。

この日は久しぶりにオーソドックスな中華そばメニューの「ラーメン 並(650円)」を注文。朝っぱらから動き回ってお腹が空いていたので、ついでにサイドメニューの「めんたいマヨ丼(200円)」を注文。カウンター席に座ってしばし待ちます。

この日は店主の出番ではなかったようで、全体的に若いスタッフが中心となって立ち働いていました。非常に忙しいと思いますが、皆さん接客が丁寧だし、調理のスピードもしっかりしてます。この店の店主の出身である『味の味噌一』『日の出製麺所』の接客も非常に丁寧でした。そんな良いところが弟子の店にもしっかり受け継がれているのは素晴らしい事です。
程なくして提供された私の注文の品。それではいつものようにスープから一口いただいてみます。
出汁のベースは動物系出汁…恐らく鶏のガラが中心と思われます。すっきりした正統派の中華そばですが、出汁がしっかりしているから物足りなさは感じません。スープの色が薄いので一見塩ラーメンのように見えますが、飲んでみるとしっかり醤油の風味があります。塩をベースに味付けを行い、香り浸けに醤油を使っているのでしょうか。とても旨い。でも今回はちょっとしょっぱかったですね。

麺は加水率低めの細ストレート麺。味噌ラーメンの麺同様自家製麺ですが、スープによって麺を使い分けています。このスープに実に良く合っています。麺量も推定茹で前150g。十分な食べ応え。

チャーシューはバラ肉です。しっとり柔らかく仕上がっていて味付けも良し。実はこの店のチャーシューはお勧めなのです。とても美味しい。
味玉もしっかり作り込まれています。黄身がゼラチン質で自然な甘みが感じられるもの。そして青菜、メンマ、葱、具の全てがバランスよく出来ていて破綻がありません。

味噌ラーメンが有名すぎる店ですが、実は醤油味のこのメニューもとても美味しいのです。
味噌ラーメンは価格が随分上がってしまったけど、この「ラーメン」は未だに並盛で650円。内容と完成度を考えたら、非常にCPの高いラーメンなのです。

ちなみにめんたいマヨ丼はかために炊き上げたご飯にめんたいマヨがたっぷりで、刻み海苔がまぶしてあります。ラーメンのお供に丁度良いサイズでありがたいです。
【2017.10.10、10.26再訪】
仕事の方も落ち着き、やっと釣りに行けるようになりました。私の場合、釣りの復帰戦と言えばこの店で食べるのが定番になっています。
11:10頃店到着。開店後間もない時間でしたが、既にカウンター席は半分埋まり、テーブル席も2席ほど埋まっていました。そして私が店を出るころには既に満席の上待っているお客さんがいました。この日は特別混雑したようですが、平日でこの状態!相変わらずの人気です。

そして復帰戦と言えば“味噌ラーメン”なんです。この店の味噌ラーメンは、日によって微妙にスープが変化します。恐らく味噌ダレの熟成のさせ方とか、モヤシとミンチ肉の炒め具合、あるいは炒め野菜の仕上げに使う胡椒の効かせ具合とか、そんなことによるのだと思うのですが、決してその変化は悪いものではなく、通っているとその変化が楽しみだったりします。
着席後5分少々で提供された私の『味噌ラーメン 並(800円)』、今回のスープは味噌ダレにちょっと麹味噌のような味を感じ、炒め野菜の胡椒の利かせ方は優しめ。全体的にマイルドな印象でした。

麺もやや柔らかめの印象で、良い意味でデロンとした食感。これが美味しい。とろみの付いた濃厚なスープに負けない強い麺です。この自家製麺はとても美味しい。量的には茹で前150gで、一般的な店と比べて標準的かやや多めの部類。

そして炒め野菜は、先述の通りモヤシとミンチ肉。カウンター席からは、厨房内の、強い火力で一気に炒めているであろう軽快な音が聞こえてきます。
この店の作り方はいわゆる札幌方式ではないので、炒め野菜に直接スープの出汁を注いで仕上げるわけではなく、別の鍋で出汁に味噌ダレを投入して伸ばしてスープを仕上げ、炒め野菜は麺の上に乗せられた形で提供されます。しかしこの炒め野菜がスープに馴染むことでその旨み成分がスープに溶け出し、徐々にスープが美味しくなってきます。そういうところも好みです。

この日はついでに「めんたいマヨ丼(200円)」も食べてしまいました。お好みの麺メニューと共に注文する事が出来るこの店の丼飯は3種類ありますが、どれも内容的に良心的でCPが高いです。


そして後日、再び訪問。
この日もまた『味噌ラーメン 並(800円)」を注文。ついでに「餃子三個(150円)」も。餃子がいつの間にか“三個”と“五個”に変わって、価格も下がっていました。

この日の味噌ラーメンは、炒め野菜の胡椒がやや強め。味噌ダレの味もガツンと強めになていました。なので前回よりもジャンク感が高まっています。これも美味しい。
麺はこの日も良い意味でデロンとした食感でスープによく馴染み、私好みでした。この店はとにかく麺が美味しい。

ちなみに餃子は…一個がちっちゃくなっていました。具の内容は変わっていませんでしたが、ちっちゃくなった分、そのジューシーさが失われた感があって、ちょっと残念な内容でした。恐らく元の大きさだと多すぎて食べ切れない方が多かったので変更したのだと思いますが、以前からのファンとしては元の大きさのメニューも是非残してほしかったです。
【2017.06.20再訪】
何だかバタバタしてました。この日はやっと一日自由にできることになりました。そんな時はやっぱり釣りに行きたくなります。
前日の疲れが残っていたので、午前中は寝たいだけ寝て、午後から始動の予定…ところがエエ歳こいてくると長い事寝ていられなくなります。悲しいものです。
そんなわけで7:00には起き出して、10:00頃には出かけてしまいました。こんな時間に出撃となると、ラーメン食っていかないわけにはいかなくなるわけです、私の場合。
数あるラーメン店の中で、この日選んだのは寒川の『大正麺業』です。湘南で、シーズン最初の釣りをする時にはこの店なんです。何故か?…釣れるからなんです^^;
メニューも選定する必要があっります。釣りのシーズン最初は“味噌ラーメン”と決めています。これが釣れる!今回は『味噌ラーメン 並(700円)」に「チャーシュー(200円)」をトッピング。

この店も作り手によって味付けにちょっとした違いが出ます。この日は大将が作っていたのかな?炒め野菜の胡椒が強めに効いて、味噌ダレも強めで濃い口の味付け。ベースの豚骨出汁の濃度が高いので、味噌ダレと合わせられると少々粘度を感じるほどのスープ。しかし今流行りの根菜によるトロミと甘みは排除され、ガツンとパンチの強いもの。胡椒の味と香りが不思議なジャンク感を出していて、それが凄く美味しい。

麺は自家製の太麺。加水率低めでモッチリした食感。このスープとの相性が素晴らしい。並でも麺量は茹で前150gくらいあったはずで、たっぷりの炒め野菜と一緒に食べるとかなりの食べ応えを感じるはず。

その炒め野菜はモヤシだけです。そこに沢山のミンチ肉が入っています。強火で一気に炒められたモヤシとミンチの旨味がスープに溶け出して、スープの味に奥行きが出ます。

トッピングしたチャーシューは、味噌ラーメンの標準では入りません。今回は別注でトッピングしてみました。柔らかく作り込まれたバラチャーシュー。脂身バランスよく、スープの味を壊さない薄味のもの。この店のチャーシューは侮れません。旨いです。

肝心要な釣果はと言いますと…ご想像にお任せします^^;
*規定文字数がオーバーしたので、今後は古いテキストを削除しながら書き込むことになります。
【2016.10.14、11.09再訪】
夏の繁忙期が過ぎて落ち着きを取り戻したこの日、久しぶりに釣りに出かけました。本当に久しぶりなので丸一日中釣りをすると、きっとクタクタになるので午後から釣ることにしました。っで、その前に恒例のラーメンを食っていくことにしたわけです。釣りの復帰戦と言えば必ずここと決めている、寒川の『大正麺業』です。

11:30頃店到着。この店は11:00から開いています。なので早めに昼飯を食って釣りをしたい時にも重宝なのです。まだ昼休み時間にはなっていませんでしたが、既に駐車場は半分くらい埋まっています。相変わらずの繁盛ぶり。

カウンター席に座って、やはり釣りの復帰戦ではこれを食べると決めている「味噌ラーメン 並(700円)」を注文。腹が減るといけないのでついでに「餃子(350円)」も注文しました。

もう何度も紹介しているこちらの店ですが、何度食べてもやっぱり旨い!
豚骨・豚ガラがベースと思しき動物系出汁に、白味噌ベースのタレで味付けされたスープは、口当たりは優しいけど実はとても濃厚。そこに炒めたモヤシと挽肉から溶け出した旨み成分が加わって、非常に奥行き深い味噌ラーメンに仕上がっています。
私はこの店の店主が修行した『味の味噌一』『日の出製麺所』の味よりもむしろこの店の方が好みです。

そして餃子も旨い!
一個が凄く大きくて、中の餡がみっちり詰まった餃子。自家製と思しき辣油と醤油、酢を使って好みのタレをつくり、それを浸けながらいただきます。この辣油は辛さが控えめなので、多めに使い、醤油はほんの少し、酢をたっぷり使うのが私好みの食べ方。この価格でこのボリュームと味は絶対にお得です。

そして後日も同じく釣りのついでに味噌ラーメンを食べたのですが、この時は「明太マヨ丼(200円)」を一緒に注文。
この店の丼飯メニューは3種類あるのですが、そのうちの1種類。麺メニューを注文した場合に限り、これらの丼飯をサイドメニューとして注文する事が出来ます。シンプルな丼飯はラーメンのお供に丁度良く、そして美味しいです。

この店には、今後も何度も足を運ぶことになるでしょう。


【2016.07.01再訪】
翌日は朝早くから外出仕事だったので、本当は家で大人しくしているつもりでした。ところが海の状況を確認すると、とても穏やか…ということで午後から急遽釣りに出かけたのでした。その途中で食べたのがこちらの店。湘南で釣りをする時、私の昼飯の定番となっている店の一つです。

12:30頃に店到着。ちょうど昼飯時で、店は混雑していましたが、駐車場が広いので車は問題なく停める事が出来ました。
この日食べたのは「ラーメン 並(700円)」と「餃子(350円)」です。以前に何度もレビューしているので詳細は割愛しますが、この日のスープはちょっと塩分濃度高めでした。夏の暑い盛りなので塩加減を変えているのかな?
それでもシンプルな鶏ガラスープ主体のスープと細麺の組み合わせ、香り浸け程度の醤油の使い方…相変わらず美味しくまとまっています。
餃子の味とボリュームも言うことなし。
今後も湘南に釣りに出かける時の昼飯の候補に必ず上がることになると思います。


【2015.12.14再訪】
今回も従前食べているメニューと被っているので、ラーメンについては割愛します。
今回初めて食べたのが「鳥そぼろ丼」。
この店の丼飯メニューは、ラーメンなどの麺メニューを注文した場合に限り、そのサイドメニューとして注文することができます。その4種類ある中の一つ。
非常にさっぱりしています。なので濃厚な「味噌ラーメン」のお供に最適でありました^^

【2015.11.03再訪】
この日は祭日でした。普段日祭日はどこに行っても混雑するので、釣りには行かない私ですが、なんとなくやることもなく、出かけてみたのでした。その途中、定番となりつつあるこちらで一杯食べていきました。
この日は「味噌ラーメン並(700円)」と「餃子(350円)」を。
今シーズンはどこに何を釣に行っても不調です。っで、よく考えたらまだ今シーズンに入ってから味噌ラーメンを食べていないのでした!毎年シーズン初めにこの店で味噌ラーメンを食うのが習わしでした。それが原因だ!

ラーメンの内容については何度も書いていますので詳細は割愛しますが、やはり炒め野菜を作り、その中華鍋の中に出汁を注いで味付けまで仕上げる札幌方式の作りは炒め野菜の旨みがスープにしっかり染み出ていて旨いです。
自家製麺も相変わらずもっちり食感で美味しい。

っで、肝心な釣果なんですが…全く振るいませんでしたorz
食物とはあまり関係がないようです^^;


【2015.10.09再訪】
やっと夏の繁忙期が過ぎて、落ち着いて釣りに行けるようになってきたこの頃、本当は早朝から出かけるつもりだったけど、結局寝坊して気付けば9:30orz
しばしだらだらと過ごしますが、このままではいけないと道具を積み込んで出かけたのであります。その途中食べたのがこちらの店。もはや私の定番であります。

ちょうど12:00頃に店到着。昼飯に来る人たちの出足は遅めだったみたいで、店はまだ空いていました。その後10分ほどで次々にお客さんが現れ、駐車場は満車、店内もあっという間に8割型の席が埋まってしまいました。タイミングとしては絶妙でした。
この日は久しぶりなこともあって、定番の「味噌ラーメン」にするつもりでした。ついでにラーメンのお供として「チャーシュー丼(200円)」を注文します。この丼飯、単品では注文が通りませんが、価格的には凄くお得。っで、待つことしばし…

出てきたのは…「ラーメン 並(700円)」でしたorz。店員さんに変えてもらおうと思ったのですが、スープの良い匂いを嗅いでしまったらどうでもよくなって食ってしまいました^^;
スープは相変わらず鶏ガラが主体。魚介系出汁は使っていないか、極微量、旨みを整える程度に使うに留めていると思われます。大正麺業店主の修行先である『日の出製麺所』で同じようなメニューが「東京ラーメン」と呼ばれているとおり、この店の「ラーメン」も昔ながらの東京風ラーメンを彷彿とさせて懐かしい味です。しかし間違いなく当時のラーメンの味から進化していますね。実に美味しい。

麺は味噌ラーメンとは違い、中細のストレート麺。加水率低めでスープをよく持ち上げます。麺は味噌ラーメンの麺同様自家製のようで、この麺も非常に旨い。

チャーシューも柔らかく味付けがしっかりしています。大判で良心的。味玉が半分はいるところもポイント高いですね。青菜もメンマも良い出来だし、内容的に豪華です。

ちなみにチャーシュー丼は刻んだチャーシューを白飯に乗っけて刻みネギと刻み海苔を乗せ、甘辛いタレをかけたもの。価格に比して内容がしっかりしていてCP高いです。


【2015.07.28再訪】
この日は休みが取れたので釣りに出かけました。7月の台風に翻弄されて海は大荒れの状態が続いていましたが、やっと落ち着きを取り戻しました。しかし…釣れないんですorz…雰囲気だけは良いのだけどな…

そんなわけで午前中のうちに早々に撤収してきました。帰りに寄り道して食べたのがこちら。
11:10頃に店に到着しましたので櫂伝馬もない時間でしたが、すでにカウンター席に2名、テーブル席に1組のお客さんが入っていました。この日は店の定番メニュー「味噌ラーメン 並(700円)」と「餃子(350円)」を注文。

何度も同じメニューを注文しているので詳細は書きませんが、やっぱり美味しいです。味噌ダレはその日によって微妙に味が変わります。気温や湿度などによって熟成具合が変わるのかもしれませんね。この日は少々酸味を伴った味わいでした。

麺も相変わらず美味しい自家製麺。加水率低めで実に良くスープを絡め取ってきます。もちっとした食感が好みです。

毎回このクオリティーを維持しているのは大したものですね。この店は今後も何度となく通い続けることになると思います。


【2015.07.07再訪】
この日は久しぶりに丸一日休みが取れました。本当は早起きして釣りに出かける予定が、前日までの疲れが出ていて寝坊^^;
それでもこのままではいけないと、9:00過ぎに出発したのです。結果は…海が荒れすぎて思うような釣りにならずorz
14:00頃、早々に引き上げてきました^^;

っで、遅い昼飯を食べたのがこちら。前回この店の前を通りかかった時、「夏の冷やしやってます」の看板が気になっていました。なのでこの日は「夏季限定 冷し味噌 中(850円)」を注文。腹が減っていたので「めんたいマヨ丼(200)」も思わず注文。相変わらず食いすぎでした^^;

ほどなくして提供された冷やしメニュー。胡瓜の細切りが乗っかっていて味噌の冷やし中華と言った風情。冷製スープに麺が浸っているわけですが、その麺の上には肉味噌が乗っかっていて、これで味変を図ると同時に肉の旨味を出そうということみたい。では早速レンゲで冷製スープをいただいてみます。
基本的には暖かい味噌ラーメンとベースは同じだと思います。マイルドな口当たりの味噌味。豚骨がベースと思しき出汁が感じられます。しかし通常の味噌ラーメンのように炒め野菜が乗らない分、その旨味成分は当然感じられないし、炒め野菜を作る時に強めに振られる胡椒のジャンクさもありません。非常に穏やか。そして薄味です。なのでここから一気に肉味噌を崩して全体に和えていきます。するとようやく味がくっきりしてきて、なおかつひき肉の旨みが効いて美味しくなります。

麺は醤油味の「ラーメン」に使っている細い方の麺でした。冷やしメニューでは味噌ラーメンに使っている太麺は確かに太すぎるかもしれません。この自家製麺はつるっとして加水率中等。喉越しも良くて美味しい。麺に関しては毎回出来が良いですね。

ちなみに「めんたいマヨ丼」は3種類の丼飯メニューの内の一つです。麺メニューを注文するとそのお供として注文することができます。ご飯の炊き方が良くてこれも旨い^^

暑い盛りに熱々のラーメンを食べるのは苦痛を伴うほどですが、こうした冷やしメニューはありがたいですね。
しかしやっぱりこの店では熱々のラーメンが一番美味しく感じます^^


【2014.12.12再訪】
この日は休みが取れました。年末にかけて忙しくなることが確定していたため、先日久しぶりに結果が出た湘南まで再び釣りに出かけたのです。ところが結果は…ボーズorz
全く釣れないどころか、アタリ一つ感じられないまま完封負けを喫しました。
と、いうわけで早めに切り上げたわけですが、道が空いていたので調子に乗ってラーメン食って帰りました。それがこちら、寒川の『大正麺業』です。

この日は「味噌ラーメン 並(700円)」と「めんたいマヨ丼(200円)」を注文。
味噌ラーメンについては何度も書いているので今回は簡単に。
濃厚な味噌味が美味しいこのラーメン。日によって味噌の味に違いがあって、前回食べた時は麹のような微妙な酸味が感じられましたが、今回は本来の極めてマイルドな白味噌の味。野菜炒めに使われているラードで蓋がされて熱々のスープ。体が温まります。

ちなみに丼飯の価格はラーメンのお供として注文した時のもの。単品注文はできません。この「めんたいマヨ丼」の他に「鳥そぼろ丼」と「チャーシュー丼」の3種類の中から好きなものを選べます。ご飯の炊き方も良くて美味しいw
価格改定前はラーメンの並と大が同一価格だったので、貧乏性の私は毎回“大”を注文していました。なので丼飯メニューは食べたことがなかったのです。今回初めて食べたわけですが、なかなかイケます^^


【2014.10.23再訪】
夏の超繁忙期が過ぎ去り、やっと釣りに行けるようになっていたこの頃、台風で海が荒れてなかなか良いコンディションで釣りができませんでした。やっと海況が落ち着いたこの日、張り切って出かけたわけです。
さてその前にラーメン食って行くことにしました。湘南で釣りをする時に食べるラーメン店では必ず候補の一つに上がるこちら『大正麺業』です。

店に到着したのは11:50頃。昼休み時間の直前でした。しかしこの店はさすがの人気店。駐車場は8割方埋まっていて、店内もカウンターは空席が二つだけ。テーブル席も半分以上が埋まっていて、12:00を迎えると同時にほぼ満席となりました。お客さんはご近所の友人同士と思しき老夫婦のグループ、営業の外回り風、作業着を着た一団など様々で、幅広い人気を博していることが良く分かります。

この日は食べる物が決まっていました。久しぶりだったので、この店の代表的メニュー「味噌ラーメン並(700円)」です。
価格改定されていました。恐らく春の新消費税導入の影響だと思います。
何度も書いているので詳細は避けますが、炒め野菜の旨味成分が溶け出したスープは本当に美味しい。加水率低めの自家製太麺との相性も抜群です。この店は食べる日によって味噌の味に少々違いが出るのですが、この日は少々麹のような味と香りが感じられました。

基本はチャーシューが入らないので、価格改定によって少々割高感が出てしまったのと、かつては大盛りと並が同一料金だったので、大盛りにすると非常にCPが高かったのですが、大盛りは50円増しになっていました。そこが少々残念ですが、やはりレベルの高い一杯であることは間違いありません。

この日はついでに「餃子(350円)」も食べています。こちらも価格改定されて50円UPしてしまいましたが、元々が素晴らしいCPだったので、価格改定後でも十分お安いものです。
相変わらず餡がみっちり入った大きな餃子。自家製ラー油を多めに入れた醤油と酢でいただきます。これも旨いw

以前のような凄いCPを感じることができなくなってしまったのは残念ですが、やはりこの界隈のラーメン店の中では味が突出しています。今後も通う事になると思います。


【2013.12.16再訪】
湘南方面に釣りに行くとついつい寄ってしまうこちらの店。この日は張り切って朝早くから釣りをするもほとんど釣れずorz
身も心も冷え切ったので、帰り道に寄り道して食べてきました。何度も書いていますので今回は簡単に。
今回食べたのは「味噌ラーメン大(650円)」に「チャーシュー(200円)」のトッピング。もともと価格設定がリーズナブルなので、チャーシューをトッピングしても1000円以下で食べることが出来ます。そしてそのチャーシューは大きいものが4枚も!良心的です^^

相変わらず濃度の高い豚骨出汁と味噌ダレの組み合わせ。非常に濃厚なスープです。炒め野菜を作る際に強めに効かされた胡椒がジャンク感を出していて、それが悪くない。
しかし今回のスープはいつものスープと比べて不思議な酸味を感じました。恐らく味噌ダレの調合によるものだと思いますが、ちょっと気になる酸味でした。

加水率低めでもっちりした自家製麺は健在。濃厚スープを良く拾い、しっかりとしたコシも感じさせます。噛みしめた時の粉の旨味も抜群ですね。

デフォルトの味噌ラーメンでは全く入っていないチャーシューですが、これはお勧めです。柔らかく味付け良くスープにも良く馴染むもの。

麺量大盛が並と変わらぬ価格で食べることが出来るのはありがたい事です。
完食したらお腹いおっぱい^^
高血圧でスープを全部飲めなくなったのが本当に残念ですorz


【2013.11.18再訪】
週末に仕事が立て込んでお休みが取れなかったのですが、週末に頑張った甲斐あってこの日は午前中に概ね仕事が片付きました。なので午後からは釣りに出かけることにしました。その途中、再びこの店へ。本当は別の店も考えていたのですが、お昼時にも関わらず珍しく駐車場が空いていたので、思わず入ってしまいました。

それでも店内はかなりの数のお客さんが食べていました。カウンター席は既に二つしか空いていません。そちらに座って…ちょっと迷いましたが、久しぶりに「焼メン大(650円)」を注文。
この焼メン、写真でお分かりかと思いますが、厳密にいうとラーメンではありません。ソース焼きそばと言った方がぴったりくるメニューなのです。
味噌ラーメンと同じ麺を使い、こいつを中華鍋で炒めて甘辛いソースで和え、揚げ玉を振りかけてその上に千切りキャベツ大量。仕上げにマヨネーズとケチャップをぶっかけたもので、ご飯の代わりに食べるのが躊躇われるほどのジャンクさがあります。
高血圧故、医者から塩分摂取を控えるように言われている私です。この焼メンならスープがないし、野菜もたっぷりだからラーメン食べるよりも罪は軽いだろうと思ったのですが、良く考えたらスープを付けてくれるのでした。そもそも濃口のソースまみれ。マヨネーズもケチャップも大量にかかっているから、ラーメンよりもよっぽどやばいかもしれません(/∀`;)

しかしこいつは病み付きになります。夜店の焼きそばの怪しげな魅力とジャンクさと、的確な味付けと炒め具合。麺が大盛でも並と同一料金なところも嬉しい^^
この日も満員御礼でした。この界隈ではダントツの集客数を誇るこの店。味の方も伊達ではありません。


【2013.10.23再訪】
毎年このシーズンになると仕事が暇になるので、まとめて釣りに出かけている私ですが、シーズン最初は必ずこの店で味噌ラーメンを食べます。数年前にこの店で食べてから釣りをして以来、良く釣れるジンクスに恵まれているからです。そんなわけで今シーズンもすでに数回訪問しているこちらですが、以前に書いたメニューとほとんど被ってしまうため、今回は「ラーメン並(650円)」と「餃子(300円)」を食べた日の記録だけレビューしておきます。

11:50頃店到着。この店が凄いと思うのは、開店からすでに何年もの年月が流れているはずなのに、一向に客足が鈍る気配がない事。むしろ年々人気が高まっているように見えます。この日もお昼休み前に店に到着したものの、駐車場はほぼ満車の状態。辛うじて少々停めにくい場所が空いていたので苦労しながら駐車し、店内に入ります。店内も半分以上の席が埋まっていました。私が入った後も続々とお客さんが現れ、あっという間に満席になりました。

私は先述のメニューを注文してカウンター席に座ります。ちょっとタイミングが悪かったようで、提供までに10分ほど時間がかかりました。

この店はたっぷりのモヤシをこれまたたっぷりひき肉と一緒に炒めたものがどっさり入った味噌ラーメンが人気ですが、実はシンプルな東京風のラーメンも旨いです。
醤油ラーメンですがスープの色は澄んでいて一見塩ラーメンであるかのよう。ベースは鶏ガラがメインと思われ、そんな懐かしい味がします。すっきりとシンプルな味わいは飽きのこないもので、最後までさっぱりいただけます。

麺は自家製。味噌ラーメンに使われている麺と比べると細目で、加水率はやや低め。なのでスープを良く持ち上げます。このもちっとした食感は東京ラーメンでもあまりお目にかかれないタイプで美味しい。

チャーシューもしっかり作りこまれています。トロット柔らかく、味付けも適度。味噌ラーメンにはデフォルトでチャーシューが入りませんが、トッピングで別注文をする方が多いのも納得の美味しさです。

その他味玉半分に青菜、メンマも多めで価格に対して内容が良心的です。さらに同一価格で大盛まで出来るところは太っ腹。

ちなみに餃子は相変わらずの大きさ。この価格でこの物量は素晴らしいの一言です。
食べ終わり、店の外に出ると、待合席に座りきれないほどの人が行列していました。味と価格、ボリュームを考えれば納得です。


【2012.12.10再訪】
ずっと週末に仕事をしていたので、この日はお休みにしました。丸一日まとまった休みがとれる日は釣りに出かけます。この日は全く釣れず、寒さにやられて早々に引き揚げ、その帰りに食べたのがこちらの店。湘南方面に出かける時、毎回候補に挙がるお気に入りの店ですw

11:45頃店到着。私にしては早めの昼食になります。この日は平日で、昼休み時間にはまだ早いというのに店内はお客さんで8割方席が埋まっていました。この店の人気が伺えます。

この日は遅めの朝食だったのであまりがっつり食べるつもりではなかったのですが、大盛同一料金と言われるとついつい貧乏性が出て大盛を注文してしまう私です^^;
結局注文したのは「味噌ラーメン(650円)」。この日は久しぶりに「チャーシュー(200円)」もトッピングしてみました。

混雑していたので普段よりも少々待ちました。概ね10分後に出てきました。

相変わらず豪快なビジュアル。大盛にするとかなりの迫力です。
スープは相変わらず濃厚です。調味料の甘さが控えられ、代って豚骨出汁による自然な甘みと味噌ダレが合わさることでなんとも濃厚なスープに仕上がっています。少々とろみを感じるほど。モヤシは挽肉とともにシャキッと炒められ、中華鍋に直接出汁を注いでいるわけではないけど、炒め野菜の旨味成分がスープに溶け出してくるのが分かります。だからこのスープは飲み進むほどに美味しくなります。強めに振られた粗挽き胡椒のパンチも適度なジャンク感を出していて良いw

麺は自家製太麺ですが、加水率がその時々によって違っていると思います。この日はかなり低め。したがってただでさえ濃厚なスープを、これでもかと麺が持ち上げます。もっちりしていて今回の麺は好みです。

そして相変わらずチャーシューが美味しいw
柔らかい巻きバラ肉で、これをスープに良く浸しておくと脂身が一層柔らかくなり、甘みを感じます。

やっぱりお気に入りの店は間違いのない旨さでしたw


【2012.04.09再訪】
茅ヶ崎経由で沼津に出かける用事が出来たので、途中昼飯を食べに寄りました。昨年は何度か茅ヶ崎方面に出かける機会があったのですが、最後に食べたのは昨年の6月だったとは…お気に入りの店ですが、新規開店した店や宿題店をめぐっているうちにすっかりご無沙汰してしまいました。

時間は11:00の開店直後。しかしかなりお客さんが入っています。早めの時間から開けてくれて、しかも夜もかなり遅い時間まで営業してくれるこの店は重宝します。
何を食べても旨いこの店ですが、久しぶりだったので一番お気に入りの「味噌ラーメン大盛(650円)」と「餃子(300円)」を注文。カウンター席に座って待ちます。
かなり混んでいたので少々時間がかかりました。それでも概ね10分。久しぶりの味噌ラーメンは丼が黒い色に変っていました。炒めたモヤシと挽肉は相変わらずたっぷり。その旨味がスープに取り込まれていてアツアツでとても旨い。舌を火傷しそうなほどアツアツ。

今回の麺は加水率がやや高めに感じられ、初めて食べた時の感覚に近いものがありました。季節やその日の天候によって加水率に変化を付けているのかもしれません。しかしスープが濃厚なので、今回は麺とスープの絡みは申し分ないものでした。少々ピロピロした食感、茹で加減で美味しい。

今回も炒め野菜には強めに胡椒が効いていて、その辛味がパンチを出し、良い意味でのジャンク感が出ていてとても旨い。
久しぶりに食べたらやっぱり旨かった。また焼きメンも食べたくなりました。

ちなみにこの日の餃子はいつものように厚めの皮がモチモチで餡はパツパツに詰まっています。ただ焼き加減がいつもよりも控えめ。なので表面のカリっとした食感が不足していました。私はもう少し強めに焼き色が入るくらいが好み。
しかしこんなに大きな餃子が4個で300円とは…相変わらず太っ腹ですw


【2011.06.06再訪】
平塚に急用が出来て出かけることに。ちょっと不便な場所なので車で出かけたのですが、カーナビによるとR129は激しく混雑している模様。なので茅ヶ崎側から入る事にしました。産業道路は比較的空いています。今日の道路選択は正解でした。
そしてこちらの道を通るとやっぱりこの店に寄ってしまいます。

12:45頃店到着。まだお昼時間なので店は混んでいます。駐車場は私が停めて満車となりました。あぶないあぶない。
テーブル席は全て一杯。カウンターはちょうど食べ終わったお客さんが立ち上がるところで、店員さんがすぐに卓上を片付けてくれたのでタイミング良く座る事が出来ました。注文はちょっと迷いましたが、やっぱり「味噌ラーメン大盛(650円)」と、久しぶりに「味玉(100円)」です。
私が座ってからも入れ替わり立ち代わり引っ切り無しにお客さんが出入りします。さすが人気店。

厨房係りの方が店主なのでしょうか?まだ若く見えますが…調理の手際は素晴しく良く、続々と入ってくるお客さんの注文を次々と仕上て行きます。やはりメニューをある程度限定しているのが良いのかもしれません。基本ラーメンが美味しければメニューが少なくてもこれだけ繁盛するのですね。

今回はやや味が薄めでした。しかし出汁がしっかり摂られた上に炒め野菜の旨味がにじみ出て、甘みの少ない味噌ダレで仕上られたスープはドッシリとした味噌ラーメンのスープに仕上がっています。ミンチ肉が適度に焦された香ばしさと強めの荒挽き胡椒も抜群に良いです。何回食べても美味しい。

麺は自家製の縮れ太麺。加水率低めでスープを良く持ち上げます。スープに馴染んでプリッとした食感になって旨い。並と大盛が同一価格と言うところも嬉しい限りです。大盛りにすると麺量は200g以上あるのではないでしょうか。かなりの食べ応えです。

チャーシューは入っていませんが、炒め野菜にミンチ肉がかなりの量使われています。このミンチ肉がスープの旨味に大きく貢献しているのは間違いありません。そして炒めたモヤシの旨味成分もろともスープに溶け込んでいます。スープにコクが出ています。
モヤシはシャキシャキの食感。スープに良く浸しながらいただくと美味しい。丼が大きいので大した量に感じませんが、これもかなりの量が入っています。普通の店のモヤシの何倍かの量に相当すると思います。

味玉は味付けがしっかりされたものですが、今回はちょっと味薄め。黄身に甘さがあって旨い。何だか今回は全体的に味が薄めに感じます。でもやっぱり旨いのです。最近塩分摂りすぎだからちょうど良いかなw

今回も美味しくいただきました。もう少し暑くなったらつけ麺をもう一度食べてみようかと思います。


【2011.04.21再訪】
先週「焼メン」を食べたばかりですが、やっぱりこの店では味噌ラーメンが食べたくなるのです。
そんなわけで再びこの方面に出向く機会がありましたので食べてきました。
11:15頃店到着。開店から15分ほどしか経過していませんが、この時点で既に10名以上のお客さんが入っています。さすが人気店。その後も続々とお客さんが現れ、私が食べ終わる頃にはほぼ満席の状態となりました。

今回はもちろん味噌味を食べます。「味噌ラーメン大(650円)」に「チャーシュー(200円)」をトッピングします。待つ事しばし。

さすがに大盛となると凄いボリュームです。デカイ丼にたっぷりと入っています。
スープはしっかり摂られた動物出汁に白味噌ベースのタレが加えられ、白味噌特有の甘みを感じさせながらそれが突出せず、ブレンドされたスパイス類と絶妙に調和しています。今回はモヤシを炒めた時に加えられた胡椒が強めに効いて、かなりピリッとした口当たりになっていましたが、それも悪くない。何となく最初に食べた頃よりも濃厚に感じられ、スープの粘度が高まったように感じられました。

麺は自家製の太縮れ麺。以前食べた時は少々スープの掴みが悪く感じましたが、スープが濃厚になったのか、あるいは麺の加水率を調整したのか、今回は非常に良い感じでスープを持ち上げます。季節によって加水率を微妙に変えることもあるかもしれませんので、麺の出来もその日によって多少のバラツキがあるということでしょうか。ともかく今回は非常に良い出来でした。
麺量は大盛で推定220g前後。並と大盛が同一料金で提供されるのは大変ありがたいサービスです。

トッピングしたチャーシューが旨い!とても柔らかく、味付けもスープに良く合っていて素晴しいもの!食べた瞬間にご飯が欲しくなりました。
このチャーシューが4枚!大判で食べ応えもあるので、値段以上に満足度の高いものでした。味噌ラーメンはデフォルトではチャーシューが入りませんが、これはお勧め。本当に旨い。

炒めた野菜とミンチ肉はシャキットした食感を残し、そして良い旨味をスープに提供しています。恐らく炒め野菜の中華鍋に直接出汁を注ぐ札幌方式とは異なる作りだとは思いますが、この野菜をスープに良くなじませる事で一層スープに奥行きが出ます。

今回も美味しくいただきました。この店も行くたびに美味しくなって行く気がします。
大盛でチャーシューが4枚も入って850円!今日日のラーメン店と比較するとかなり良心的な価格で良質なラーメンを提供してくれる貴重な店だと思います。
店員さん方の元気で丁寧な接客も◎


【2011.04.14再訪】
kuroたんさんの『日の出製麺所』のレビューを拝見し、私も食べに行きたいなと思っていたところでしたが、早くも食べることとなりました。『日の出製麺所』ではありませんが、『大正麺業』の店主は“日の出”の出身です。

午後からこちらの方面に出向き、ついでに訪問。13:30頃店到着で前客3名。平日でお昼時を外せば混雑はしません。予てから食べてみたいと思っていた「焼メン大(650円)」を注文します。この店の裏人気メニューとされるこの焼メン、単なる焼そばではなさそうですが、詳細は知りませんでした。
この店はカウンター席に座ると厨房の様子が見えます。焼メンは、てっきり専用の麺をおもむろに炒め始めるのかと思っていましたが、いつもの麺を茹で始めました…コシの強い自家製麺なので茹で上がりに時間がかかります。その間に味噌ラーメンに使うミンチ肉を炒めはじめました。そして茹で上がった麺を良く湯切し、中華鍋へ!軽快に炒められた麺にごそっとソースが投入されます!皿に盛り付けた後、何かをまぶし、キャベツみじん切りをどっさり乗っけてマヨネーズとケチャップを振りかけたら出来上がり。味玉が半分乗っかっているのはポイント高いです。別のおわんにスープを付けてくれます。

スープの無い麺なのでキャベツと一緒に麺を豪快に持ち上げてみます。真っ黒にソースが絡んだ麺は、間違いなく味噌ラーメンに使われている物と同じ。味付けはかなり濃いめ!いきなりセルフの水をおかわりしながらガツガツ喰い進みます。
この味を一言で表現するなら“ジャンク”!!!ジャンクなラーメンその他麺類を結構食べたつもりですが、これはその最高峰でした。何しろ祭の夜店のメニューそのものですから。ちょっと酸味と辛味が感じられる味付け。本来なら大量のキャベツによってジャンクさが中和されそうなものですが、マヨネーズとケチャップによってよりジャンクさに磨きをかけています。途中まぶしていたのは天カスのようです。これもよりジャンクになろうというもの。これは癖になる味ですねw

大と並は値段が同じく650円。良心的です。大の麺量は推定200gですが、それ以上に食べ応えがあります。スープ無しで、こんな風に炒めてしまっても美味しくいただけます。味がかなり濃い目ですが、だからこそ最後まで飽きずに食べることが出来るのかも知れません。

付け合せのスープは、中華そばで使われているものと同じでしょう。醤油味のスープでした。こんな濃厚ソース味なので口直しに美味しい。

念願叶ってやっとこのメニューを食べました。これは突然無性に食べたくなる種類の味ですね。

【2010.11.29再訪】
10月に川崎店が開店し、勢いに乗るこのお店です。友人と平塚で待ち合わせがあり、途中で食べてきました。
今回こそ「焼きメン」を食べる予定が、暖かいものが欲しくなってつい「ラーメン大盛(650円)」に^^;
並と大盛が同一料金なのは嬉しいです。お腹が空いていたのでつい大盛を頼んでしまいます。
さらに、系列の各店で食べてきた「餃子(300円)」もお願いします。

このラーメンはとても美しいビジュアル!典型的な東京ラーメンの風情ですねw
味玉が半分可愛く乗っかっているのも綺麗。

スープは非常に透明度が高いもの。醤油よりも塩の比率を高くしたカエシなのでしょう。実際に飲んでみると、醤油味の尖がりは抑えられ、マイルドな飲み口。
動物系は鶏がらが中心と思われますが、それが突き出ることなく昆布などの海草や、わずかに煮干の風味も感じられます。どの出汁も突出させず、上手にバランスさせたスープです。刻みネギが良い働きをしていて、このスープに更なる旨みと落ち着きを与えています。塩分濃度も適度でとても旨いです。

麺は味噌ラーメンと使い分けているのでしょうか?味噌ラーメンの時に比べて細めの中太麺で、縮れもわずかに入った程度。しかしこれが茹で加減良く、モチモチした食感でスープを良く掴みます。さすが自家製麺で、粉の旨みがしっかり感じられました。スープとの相性も良いですね。

チャーシューはバラ肉と思われる部位のものが一枚。厚さこそありませんが大判で味付けはスープに良く馴染み、歯応えも残した食べ応えのあるもので旨い。
味玉も薄めの味付けですが出汁がしっかり染みていて旨い。
メンマは味噌ラーメンを意識して作られているからでしょうか、やや甘めの味付けでちょっとバランスが悪かったのは残念なところ。
しかし青菜も結構な量が入っていて、全体的に値段に比して内容が充実していて嬉しいですね。大盛りにしたので食べ応えもあります。

餃子は予想通り、系列店で食べたものと同じく一個が非常に大きい!
他の系列店で食べた餃子に比べると、餡が一番しっかりしていました。化調感もそれなりに感じますが、韮の配合が良いのか、その味と香りが良く出て私の好みです。300円でこの餃子を提供するとは…他の系列店も含めて敬服に値します。

今回も美味しくいただきましたw

  • 味噌ラーメン並(141023)
  • ラーメン大
  • 焼メン大

もっと見る

6位

肥後っ子 大石家 (淵野辺、矢部 / ラーメン、ちゃんぽん)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2013/05訪問 2013/05/17

緊急連絡です!おやじが店をたたんで漁師になると言ってます!

【2013.05.11再訪】
半年も伺うことが出来なかったので、まだやっているか心配しましたが、やっていました!
この日も昼飯時に食いそびれ、気づけば14:00になっていました。店の駐車スペースにはおやじの車以外にもう一台停まっていたので、お客さんがいるのかな…近くのコインパーキングに車を入れて店に向かいます。
お客さんはいませんでした。建物の買い手が付いたかどうか伺うと、いくつか話はあるものの、希望価格と折り合いがつかなくてまだ決まらないそうです。まだしばらくはやる事になりそうです。ほっとしました。

この日ははじめ、「海鮮豚骨」を食べる予定だったのですが、おやじは「これだろう!!!」と見慣れないメニューを指さします。「お餅でフォン・デュ熊本ラーメンだぁ(700円)」何と新しいメニューが出来ていました。それにしても相変わらず人を食ったようなネーミング。

このメニューは、通常の熊本ラーメンに三種類のチーズを加え、文字通りチーズ・フォン・デュのようなスープにしたもので、何とここに餅を加えています。薄切りタイプの餅ですが5枚。普通の切り餅にするとちょうど一個分に相当します。ただでさえ具沢山なところにチーズ大量、餅まで入るので大盛設定はないそうです。

他のメニューでもそうですが、手間がかかるので出てくるまでにちょっと時間がかかります。なので今回はスープがちょっと冷めていました。少々残念。
しかし中身は凄いことになっています。
まず麺を取り出そうとすると、否応なしに三種類のチーズが絡みついてきます。ものすごい濃厚。でもそのスープには不思議なことにチーズが良く合うのです。そしてふんにゃり柔らかくなった餅までもが絡みついてきます。一瞬何を食べているのか訳が分からなくなりますが、確かにチーズフォンデュ的であります。餅の上に乗せてあるかまぼこは、熱が逃げないように蓋をして、チーズが溶けやすくなるための配慮だとか。一見無茶苦茶に見えますが結構考えているのだな~と感心。そしてそれが旨いからまた不思議。

麺も旨いですね。加水率低めでスープをしっかりと持ち上げます。量も多くて食べ応えも十分。
そしてこの店のチャーシューは、改めて旨いと思いました。ただ塩茹でしただけの豚肉だとおやじは言うけれど、肉厚で適度に歯ごたえを残したチャーシューで肉の旨味がダイレクトに堪能できます。

完食したら腹いっぱいになりました。
おやじ曰く「店をたたむまでは全力でやるのさw まだ新しいメニューが出るかもよ。こんな男がラーメン作っていたっていう伝説にならねえかな。ガハハ!」
プロですね。恐らく既に生きる伝説ですが^^;


【2012.11.04再訪】
この日は打ち合わせで横浜に出ました。大石家には気づけば丸一年近くご無沙汰してしまったのですね!打ち合わせの帰りに寄ってみました。
19:00頃店到着。前のお客さんは3組4名。狭いこの店では混雑しています^^;
久しぶりなので何を食べようか非常に迷いましたが、非常に腹が減っていたのと肉が喰いたかったこともあって「豚蛸足ラーメン大盛(800円)」を注文しました。

おやじは相変わらず喋り倒しです。別のお客さんとの会話を聞いていると、何だか不動産の話をしていますね。何々…このビルの話ですな…○○○くらいで売れないかな~なんて言ってますね。いよいよN.Y.の息子さんのところに行くのが現実味を帯びてきたのかな…
で、私の方に話が振られました。
「○○○で売れれば御の字なんだよ」「もうそろそろ見積もりの連絡が入るはずなんだけどな…」って、もう売りに出しちゃったの?
良く聞くと、旧知の方の中に不動産関係者がいて、その方に売買の実務を任せてあるとのこと。もし買い手がつけば、来週にでも売りに出すと言ってます!何と急な!
っで、てっきりN.Y.の息子さんのところに行くのだろうと思ったら、天草で漁師をやるなんて言ってます!何だそれは!
おやじ曰く「ラーメンは極めたとは言わないけど、やりつくしたのさw」
それで第二の人生を漁師になって過ごすのだそうです。相変わらず超人的な発想です。そもそも今のラーメン店が第二の人生のような気もするが…
なのでビルが売れたらすぐに店をたたんでしまうそうです。おやじのことですからどこまで本気なのか全く分かりませんが…

そんなわけで、もしかしたらもう何回も食べることが出来ないかもしれないので、味わっていただきました。

初めて大盛で食べましたが、麺は2玉使うので相当な量になります。通常九州系のラーメンは麺が少なめですが、おやじが作るラーメンは並みでも恐らく150g近い量だと思います。大盛は凄まじい食べごたえ!丼がデカイ!

スープは相変わらず豚骨出汁がしっかり獲られていて、マイルドなのに物凄く旨味成分を感じます。東京に進出してチェーン展開し、成功した九州ラーメンの店はいくつかあり、そうした店は確かに成功するだけのクオリティーを維持していますが、この店のスープを飲んでしまうと他の九州ラーメンが食べられなくなります。質、量、価格、すべてトップグレード。素晴らしいですw

大量の蛸足や茹で豚は一見ぞんざいだし、実際味付けはほとんどなくて塩茹で。なのにこのスープに馴染むと絶妙な組み合わせになります。
溶けたスライスチーズが麺に絡んで、先ほどのスープに合わされると、素晴らしいバランスになります。適当に見えるのに本当に不思議です。

本当か冗談かよく分かりませんが、今回のおやじの話からは本気が感じられました。ビルに買い手がついたら本当にすぐにでも店を辞めてしまうかもしれません。
おやじのラーメンを食べた事がなくて興味津々な方、あるいはもう一度食べておきたい方は、お早めに!


【2011.11.06再訪】
茅ヶ崎で釣りをしていた時、現地の釣り師と知り合いになり、沢山の地元情報を教えていただきました。趣味を通して知り合えた方々との交流はとても楽しい。今ではお互いにメールで情報交換をし合うようになりました。
その方と話をしている中で、相模川でうなぎが釣れるという情報を得ました。これは間違いなく大石家のおやじが探していたポイント!
私はルアー釣りがメインなのでうなぎは釣りませんが、以前からおやじに調査依頼をされ、ほったらかしになっていた案件。早速おやじに報告に行こうと、仕事の帰りに印を付けた地図を持って店に出向きます。

19:00頃店到着。一組二名のお客さんが既に食べていました。
特に作業をしていないおやじに早速地図を広げて説明します。場所は非常に分かりにくく、地元の人でなければたどり着く事が難しい場所。おやじは感心仕切りでした。
そんなわけで大変感謝され、特別にちゃんぽんを500円で食べさせてくれました。
そのちゃんぽん、しばらく食べないうちに正規価格が1000円に値上がりしていました。手間と材料費がかかりすぎて価格を見直したのだそうです。一度1200円にしたら全く売れなくなったので、1000円に下げたとのこと。この辺の大雑把さ加減が素晴しいw

それにしてもこのちゃんぽんは手間がかかっています。野菜を炒め、海鮮材料を湯通しし、麺を茹で、スープを注ぎ…ちゃんぽん専門店ではないので準備にえらい手間がかかっています。
おやじは相変わらず作りながら喋り倒しです。手は止まらないけれど口も止まらない^^;
しかし釣りの話をしている時のおやじは楽しそうです。今でも相模川に鯉を釣りに行っているそうで、短時間ながら確実に釣果を上げているようです。

さて出てきました久しぶりのちゃんぽん!凄い量です!以前に食べたちゃんぽんに比べると明らかに量が増えています。
おやじの知り合いの大食漢が音を上げたという量なので、それは相当なものでしょう。おやじは無理しないで残しても良いと言います。早速スープからいただきます。

そのスープを掬うのも一苦労。何しろ大量の具によって麺も、スープも、覆い尽くされています。それらをかき分け一口。そうそうこの味です。初めて食べた時に衝撃を受けたこの味。ベースの出汁はおそらく他のメニューと共通の豚骨出汁だと思いますが、炒めた野菜や海鮮具材から摂り出された旨味成分がしっかりと効いていて、素晴しく奥行きの深い味わいw
これは美味しい!さすがです。

麺は他のメニューとは違い、太麺になっています。モチモチした食感で、噛み締めると粉の旨味がしっかりと感じられる絶品自家製麺。このスープと非常に相性が良いもので、さすが自分が作るメニューと麺の相性などを知り尽くした仕事です。お見事。

そして野菜、海鮮具材は驚くべき種類…詳細は従前のレビューをご覧下さい。
確かにこの内容で、つくりの手間を考えたら、以前のように700~800円では合わないでしょう。

それにしても凄い量でした。でも美味しいので丼持ち上げてスープ一滴残らず完食です!おやじは驚いていました^^
相変わらず旨いです。いつまでも元気で仕事を続けて欲しいです。N.Y.の息子さんのところに行くまでは。


【2011.07.11再訪】
napsさんのレビューを拝読して、大石家はもうすぐ夏休みに入ってしまうことを思い出しました!大石家の夏休みは長いですからね^^;
一昨年は忘れて9月まで食べる事が出来ませんでした。今年は夏休み前に一度食べておこうと思い立ち訪問。最近九州ラーメンは好んで食べなくなりました。他の店で食べると替玉をしないと物足りない量であるし、替玉をすると今度は割高感が出る店が多いのと、なかなか美味しい豚骨スープに出会えないからです。しかし大石家だけは別です!通って食べたくなりますw

午前中の仕事が長引き、店に到着したのは14:00ちょうど。平日の中途半端な時間でお客さんは後にも先にも私だけでした。
店に入ると、おやじは製麺機のメンテナンスをしていました。声を掛けると私に気が付き、顔を見るなり開口一番「うなぎ釣り場どうだった?」と聞かれました。実は平塚・茅ヶ崎方面に釣りに出向いた際に、2度ほど頼まれていたうなぎ釣り場のチェックをしてみたのですが、ここで間違いないというポイントを終に特定できませんでした。

今回は久しぶりに「海鮮豚骨ラーメン(700円)」を注文。
具は冷凍されたものですが、テボに入れて釜の湯で解凍されます。
ラーメンを作る間もおやじは喋りっぱなしです^^
場所さえ分かればがんばって行くのだけれど、平塚は遠いので場所が見つからないと残念だからあんた一度行って試しに釣ってきてよとか、勝手な事を言っています^^;
話しは黒鯛釣りの餌の獲り方から相模川の鯉釣りにまで多岐に及び、最近釣った鯉の写真を見せてくれました。50cmくらいある立派な鯉です。このサイズなら簡単に釣れるそうです。中々腕が良いのだなw

てな話をしているうちにラーメンが出てきました。相変わらず凄い具沢山。他の店ではありえないボリューム。近隣店舗から泣きが入らないかと心配になるほどです。
以前はイイダコのボイルが真ん中に可愛く乗っかっていましたが、たこ焼きに変更されていました。他の具もすこしずつ変化が見られます。モンゴウイカ、貝柱、カニカマ、カマボコ、角天、アサリ、タコ、ナルト、エビ(でかいのが切り分けて入っていました)…海鮮の具は、忘れてしまったけれどこれ以外にも入っていたような…加えてレギュラーメニューの具も全て入っています。煮玉子丸一個分、赤と黄色のパプリカ、チャーシュー3枚、細切りキクラゲ、コーン、スライスチーズ、浅葱、ニンニクチップ…
どう考えても値段不相応に豪華すぎます^^

napsさんのレビューにもあったとおり、スープがアツアツになっていました。最近開発されたメニューは全て具が多いのでスープがぬるくなりがちだったのですが、少々提供する際のスープ温度をあげたのでしょうか、本当にアツアツ。素晴しい!やっぱり暑い夏でもスープはアツアツの方が美味しいw
相変わらず豚骨濃度十分で、その旨味がしっかりと感じられるのに関東の人でも抵抗のない臭みが排除されたスープ。マー油とニンニクチップが絶妙で相変わらず旨いw

麺はいつもの自家製細麺。加水率はかなり低めで粉の味がしっかり来る麺。当然スープを良く持ち上げます。麺を下から穿り出すと、丼表面のチーズを嫌でも掬ってしまいますが、これが不思議にこのスープと麺に良く合っていて絶妙。素晴しい!

上記海鮮具材は先述の通りボイルしただけのもの。何だか豚骨スープの具とは思えない組み合わせなのだけれど、不思議に良く合ってしまいます。スープに良く浸して馴染ませて食べるのが◎
チャーシューは歯応えがしっかりして肉の旨味がギュッと詰まったもの。塩茹でだけしかしていないとの事ですが、本当にそれだけでこんなに美味しくなるのだと感心。今回は初めて端っこの部分が入っていましたが、凄い大きさ^^

大盛でもないのにもの凄い食べ応え!相変わらずの出来栄えに脱帽です!

食べ終わってもお客さんが来ないので、しばらく釣り談義が続きました。釣りの話をしている時のおやじは楽しそうです。
うなぎ釣り場が見つかったら場所の写真を撮ってメールをくれとの事。また新たな任務を仰せつかりました^^;


【2011.04.11再訪】
何と半年振りの訪問となってしまいました。最近週末に仕事が入る事が多いので、火水木休みのこちらはハードルが高いのです。
13:00過ぎに店到着。既に昼休み時間が過ぎていたので先客は一人だけ。その方も食べ終わっていて直ぐに帰ってしまいました。
おやじは私の顔を見るなり釣りの話を始めました。ウナギは手ごわくてなかなか釣れないこと、相模川のマブナは絶好調で釣っていること、最近相模川の河口付近でウナギが獲れるという情報を得たことなど、矢継ぎ早に話し始めます。私も昨年末の湘南ヒラメ釣りの報告をしておきました。
そんな話をしているといつまでもラーメンを作ってくれないので話しの途中で注文だけしておきます。新作の「熊本ラーメンにたこ焼き君とチャーシューだぁ(700円)」です。相変わらず人を喰ったようなネーミングセンスが素晴しい。しかし良くこんなに喋りながらラーメンを作れるものです。

いやしかし腹が減ったなと思っていたら注文の品が出てきました。久しぶりの大石家のラーメン。相変わらず豪快なビジュアルです。
その名の通り、たこ焼きが乗っかっています。しかも6個も!もの凄いアツアツで口の中を火傷しました!前回食べたメニューにもたこ焼きが入っていましたが、今回はそれが増量されたもの。レンジでチンする冷凍食品だし、はっきり言って邪道だと思うけど、何故かこのスープに合ってしまうから不思議。スープに良く浸して食べると、これはアリだなと思ってしまいます。
今回はスープもアツアツ。相変わらずしっかりと豚骨出汁が摂られていて臭みも無くクリーミー。マー油の香ばしさが良くスープを引き締めて旨い。完成度が高いスープですね。

麺はいつもより少々柔らか目の茹で加減でした。それでも独特のザクッとした歯ざわりの麺で、スープを良く持ち上げて旨い。ここに溶けたスライスチーズが絡んでくると更に美味しさが倍増します。たこ焼きといいスライスチーズといい奇天烈と思える具材がしっかり馴染んでしまうから不思議なものです。

更にもう一つのメイントッピングであるチャーシュー。これはいつものチャーシューが7枚になっていました。今日のチャーシューは素晴しい出来栄え。基本的には茹で豚で、塩以外の味付けはしていないとの事ですが、適度な歯応えを残し、肉の旨味が堪能できるもの。そういえばこのオリジナルチャーシューが増量されるメニューは初めてだったかも。今回のようにアタリの日に遭遇すると嬉しくなります。

その他、煮玉子一個分、プチトマト、コーン、海苔、細切り木耳、パプリカ、浅葱、フライドガーリックなど、基本メニューの具は全て入っています。あっ!かにカマボコも加わってる!つまり基本ラーメンにチャーシューとたこ焼き+αががっつり増量されているということ。これで基本ラーメンの600円+100円で良いのでしょうか?そもそも基本ラーメンも値段不相応に内容が良いのですが…

今回も美味しくいただきました。おやじは明日の休みは相模川にフナを釣りに行くそうです。この後の休憩時間にミミズを買って来ると言って張り切っていました。
ついでに私は、相模川河口部のウナギポイントを視察してくるように仰せつかりました。その内釣りに出かける時に見てこようと思います。いつになるか分からないけど^^


【2010.10.18再訪】
大石家の長い長い夏休みも既に明けています。私もやっと落ち着いたので、3ヶ月ぶりにおやじの顔を見に行きました。
中途半端な時間だったため前客なし。私の顔を見るなりおやじは釣りの話を始めました。元気そうです。その後すぐにお客さんが来るも注文をとらず放置^^;
私がお客さんを見やるとやっとおやじも気付いて注文を受けました。私もついでにお願いします。

家を出る前に某サイトで新しいメニューが加わっているのを確認していましたので、今回はそれをいただきます。「熊本ラーメン角天と海老(700円)」です。
おやじは相模川某所に新たに発見したと言うポイントの事や、鰻釣りに使うドジョウはペットショップで買えば良さそうとか、そんな話で大いに盛り上がりつつ二人分のラーメンを作ってくれました。

出てきたラーメンは…
店に貼ってある写真とちょっと違うな…丼中央のこいつはもしや…
たこ焼きでしたΣ( ̄ロ ̄;)
恐らくサービスで入れてくれたのだろうな…何だか10年以上も前に、デフォルトのラーメンにサービスと称してカールやコーンフレークをトッピングしてくれた事を思い出す。

とりあえずスープを一口。ややぬるめだな。しかし長い休みの終わりを待ち望んで食べたこの味!相変わらずの旨さw
最近の超濃厚やベジポタ等とは全く違う路線ですが、バランスでしょうか、本当に旨いなw
麺もいつもの自家製細麺がこのスープとの相性抜群。さらにチーズがコクを高めていて不思議だが絶妙な組み合わせなのです。

角天とは、関東で言う“さつま揚げ”の事ですね。ちゃんぽんの具としては定番で、その場合は刻んで入れられていますが、この角天は四角いままドカンと乗っかっています。こうした具材がいちいち豚骨スープに合うから不思議。
海老はボイルしたもので、大振りなものが3個も乗っかっています。
このラーメンもベースはデフォルトの「熊本ラーメン」なので、基本の具は全て入っています。
チャーシューは4枚!恐らく端っこの部分はサービスでしょう。他には前述のスライスチーズ、プチトマト、細切りキクラゲ、煮玉子丸一個分、ニンニクチップ…そういえばコーンは入っていなかったな…
凄まじいまでのCPの良さ!

尚、たこ焼きはしっかりソース味が付いていましたが、豚骨スープに入っても違和感が無い!もの凄くジャンクだけれど、不思議な旨さ。とは言え冷凍の既製品ですが。

今回も不思議で美味しいラーメンでありましたw


【2010.07.10再訪】
マー油の香ばしい熊本ラーメンが食べたくて続けての訪問になってしまいました。
店に入ると先客一人。何でもおやじは本当は入院するところだったそうです。前回N.Y.行から帰ってから体調が優れず、何かが詰まったと言ってました(詳細は不明)。
「豚蛸足ラーメン」を食べようと思っていたのですが、上記理由から「ラーメン」しか出来ないそうです。久しぶりなのでOKして定番の「ラーメン(600円)」を作ってもらいました。
(今回レビューで「ラーメン」の写真を最新のものに入れ替えました)

相変わらず豚骨出汁がしっかり出て、なおかつ臭みが無くクリーミーなスープです。スライスチーズとマー油との相性がとても良いです。旨いなw

麺は極細に相当するストレート麺。加水率が極めて低く、独特のポキポキした食感が良い。当然スープの持ち上げは抜群です。スープに非常に良く合っています。

具のチャーシューは3枚!そして先述のスライスチーズ、味玉丸1個分、細切りキクラゲ、ホールコーン、プチトマト、浅葱、ニンニクチップ…もの凄く太っ腹な内容も相変わらずです。

今回も美味しくいただきました。

店内告知によりますと、今年の夏休みは7/27~9/9だそうです。なんという長い休みか( ̄∀ ̄;)
なお、「ちゃんぽん」はしばらくの間は夜の部(18:00~22:00)のみ提供とのことですのでご注意下さい。
それにしてもおやじには体に気をつけて末永く店を続けていただきたいものです。

*******

外観は…もの凄く怪しいです。
おやじの顔がでかでかと描いてあるしwww
ビルの屋上のパトランプが回っていたら営業中とかwww
初めての人は怖くては入れないかもしれません。でも味は保証いたしますwww

本来この店のメニューは「ラーメン」のみで、他は大盛しかできませんでした。
私が初めてこの店に訪れた時には、「アメリカンミックス」なるメニューがあり、フランクフルトやスペアリブ、タコスなんかが入って、ようはムチャクチャなラーメンがあったのですが、不評につき中止したみたいです。
しかし!!!
何と22年ぶりに「ちゃんぽん(700円)」を復活させたのです!!!
って本当に22年前まではこのメニューが存在したのかどうか、はなはだ疑問ですが、味は素晴らしいの一言!どのメニューも間違いなく私がかつて食べた九州ラーメンの中でNo.1です。この店を越えるのは相当に難しいでしょう。

さてその「ちゃんぽん」ですが、一見スープが非常に少ないです。私は本場でちゃんぽんを食ったことがありません。おやじを疑うわけではないですが、本場のちゃんぽんもこんなにスープが少ないのでしょうか?
おやじはこれが本当の「ちゃんぽん」であると豪語していましたが…
そのスープを無理やり麺をかき分けて一口頂いてみました。
おおっ!少々胡椒が強めに効いて、野菜の旨味が感じられます!旨いではないですかwww

写真でお分かりと思いますが、非常に具沢山です。
スープは丼の底の方だけ…麺がやっと浸る程度にしか入っていません。
麺の上にはキャベツ、モヤシ、イカ、ニンジン、エビ、ヤキチクワ、サツマアゲ、カマボコ、ナルト、豚コマ肉そしてコーン。
これらは一度麺と同じように一度茹でられていました。
それをフライパン(おやじは中華鍋が使える設備があれば…と嘆いていました)で炒め、スープを注いだのでしょうか、しっかり味付けがされていました。
しかし、麺を上げてから野菜などの具を盛り付けるまでに5分以上掛かっていますよ!麺が伸びませんかね?

っで、少々伸びてた( ̄∀ ̄;)b
でも致命的ではなく、むしろホンマモンはこれくらい柔らか目かも?と思える程度でありました。

麺は定番「らーめん」とは別に作っているそうです。
確かに定番の麺に比べると、明らかに太目で、かつ加水率が高めです。
したがって九州らーめん独特のポキポキした食感ではなく、モチモチしていて、ヤサイたっぷりのこのラーメンにぴったりだと思います。

食べ終わったら腹いっぱいになりました。
これは具がたっぷりなので、見た目以上に食い応えがあります。
ヤサイとスープ、麺それぞれの相性が良くて、「熊本出身のジイサンを痙攣させた」と豪語するおやじの言葉に偽りは無い…と思います( ̄∀ ̄;)

その他ノーマルの「ラーメン(600円)」、「海鮮トンコツR7百くまもとホッタイカABカー?(700円)」(←ラーメンの名前)、「豚蛸足ラーメン(700円)」など、写真をご覧いただければ値段に不相応な豪華な内容に驚くこと請け合い!素晴らしいCPです。これ以上やりすぎると近隣店の存続に関ります。

それにつけてもこの店で最も特徴的なのは、やはりおやじのキャラでしょう。
・店のあるビルの屋上にパトランプを取り付け、こいつが回転していたら営業中!
・建物の外壁に、おやじの似顔絵が描いてある!
・ラーメンを食えば、弁当やジュースの持ち込み自由!
・水は紙コップにてセルフサービス
・火水木休み!
・一度喋り出したら止まらないマシンガントーク
などなど。
おやじのキャラを確認するだけでも訪問の価値がありますwww

  • ちゃんぽん
  • 海鮮トンコツR7百くまもとホッタイカABカー?
  • 豚蛸足ラーメン(蛸足入れ忘れの図)

もっと見る

7位

町田汁場 しおらーめん進化 本店 (町田、古淵 / ラーメン)

2回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 2.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 2.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2017/05訪問 2017/05/11

この店の進化は留まるところを知らない…絶品しおつけ麺!

【2017.05.08再訪】
仕事中にPCのマウスが壊れましたorz
とりあえず予備のマウスで凌ごうと思ったのですが、小さすぎてやっぱり使いにくい。なのでついでにいろいろ買うものもあったので、急遽町田まで買出しに出かけました。朝飯が中途半端な時間過ぎて昼飯を食っていなかったので、ついでに昼飯を食うことにしたのですが、この店の事を思い出しました。この時14:15頃。店は昼の部15:00まで。よし間に合いそう。

この店で最後に食べたのは何時だったのだろう…写真を調べてみたら、何と2012年の12月!4年半も前だったとは…。当時は町田で仕事が多かったので、町田のラーメン店には良く通いました。最近はほとんど仕事がなくなってしまったので、買い物ついでに駅近くの店で食べる事はあっても、なかなか車でしかアクセスできない店に行かなくなってしまいました。

14:40頃店の駐車場に到着。店内にはお客さんは一人だけ。後からは無し。土日祝日には相変わらず行列が出来るらしいこの店でも、平日のこの時間になればさすがに空いています。
本当は久しぶりに基本のしおらーめんを食べるつもりでしたが、しばらく来ないうちにつけ麺メニューがレギュラーに加わっていますね!蒸し暑かったこの日、思わず飛びつく私。せっかくなので「しおつけ麺 鶏チャーシュー(1150円)」にしてみます。
空いていたので適当な席に腰掛けます。食券をカウンターに上げるとすぐに取り掛かってくれました。従前は店主一人でのオペレーションでしたが、この日は助手の男性が一人入っていました。この店で感心するのは、厨房のレンジフードや壁のタイルなどが、いつもピカピカに磨き込まれていて、店主は調理が終わると休むことなく厨房の中を清めています。

5分ほどで私のつけ麺が出てきました。相変わらず美しいビジュアル。カウンターには、「しおつけ麺の美味しいいただき方」が書かれています。
先ずわじまの水塩と昆布出汁が絡んだ麺をそのまま...海の香りと共に国産小麦の香りと旨味が感じることができるとされています。倣ってみましょう。…なるほど。極薄味ですが塩味がします。そこにしっかりとした昆布出汁。確かにこうして食べると自家製麺の粉の風味がしっかりと感じられます。このまま食べ続けたくなるくらい美味しい。
次に麺をつけダレに浸けます。つけダレに麺を半分くらい浸して食べる事が推奨されています。浸けすぎることで麺の風味が損なわれる恐れがあるのでしょう。確かに日本蕎麦をカエシで食べている時のように、浸けすぎずに食べると、麺の旨味が生きてきます。しかしつけダレの旨味もしっかり堪能したいので、ついついどっぷり浸けちゃいますね^^;
そのつけダレ、やはり素晴らしい美味しさ。恐らくベースは基本の塩らーめんと同じ。丸鶏やアゴ、昆布など、店主こだわりの食材がバランスよく使われています。決してどれかが強く主張することはありません。洗練された大人の味わい。
そして鶏チャーシューが絶品です。従前から好きなチャーシュー。しっとり柔らかく、ちょっと燻製されたような香ばしさが感じられるもの。独特の臭みは皆無。つけ汁の淡麗さを一切損なわないこのバランスは素晴らしいです。

最後にスープ割をお願いしますと、快くやってくれます。つけダレの器にたっぷり注がれたスープ。昆布出汁がよりくっきりと感じられて美味しい。思わず丼持ち上げて全飲みしてしまいました。

やっぱり素晴らしい出来栄えでした。
価格的には高価なものですが、それでもこの完成度で提供されたら納得せざるを得ません。
しばらく足が遠のいたけど、また通いそうですw

【2012.12.19再訪】
塩専門の店として、また、全てのジャンルのラーメン店を含めて、地元界隈では最も好きなラーメンを提供してくれるこちらの店ですが、何と最後に訪問したのは2年半近く前だったとは…
その美味しさが評判を呼び、今ではすっかり行列店になってしまいました。昼飯時はちょっと気後れするくらいの状況で、何度か諦めて帰ったものです。
この日は夜から町田で打ち合わせがありました。良く考えたらこの店に夜の部訪問したことがありませんでした。都内のような人が沢山いる街でなければ大人気のラーメン店でも夜は空いているものです。そこで打ち合わせ前に食べて行くことにしました。

18:30頃店到着。予想通り、限定麺の提供でもなければ夜の部は空いています。駐車場に止めることも出来ました。前客は2組3名。後から3組4名が入ってきましたが、昼の部のような大混雑はなく、終始穏やかでした。
さて久しぶりなのでこの店の基本ラーメンである「しおらーめん(700円)」と、まだ食べたことがなかった「鶏マヨ飯(250円)」の食券を購入。カウンターに座ってしばし待ちます。
店主は結婚してから接客がマイルドになったかな。以前も決して悪くなかったけど、優しさが出たような気がします。そして相変わらず店内は良く磨きこまれていました。

細麺なので提供までに時間がかかりません。すぐに作り始めてくれたので、着席から5分も待たずに出てきました。最近二郎をはじめ、太麺の店で食べることが多かった私にとっては凄い速さで出てきたように感じます。
早速スープをレンゲで掬って一口。

山水地鶏と甲州地鶏
長崎産あご
六種類の塩をブレンドしたタレ…
店主がこだわりを持って選択している材料に間違いはなく、それぞれが強く主張しすぎることなく綺麗にまとまっています。このバランス感覚は見事で、このレベルでまとまっているラーメンには滅多に遭遇しません。じんわりと体に染み入ります。やっぱり旨い。

麺は細麺。このスープに良く合うもので、ややザクッとした歯応えが感じられるもの。粉の旨味がしっかりしていて茹で加減適度。これも美味しい。

チャーシューは開店当初から何回かの変遷がありましたが、前回食べたものと同じだと思います。恐らく落ち着いたのでしょう。ちょっと生ハムを連想させるような、香草の香りが付いたもので、スープの味を邪魔しない作りは素晴らしい。
メンマも適度な歯ごたえを残し、余計な甘みを付けないシンプルな味付けは好みです。

ちなみに鶏マヨ飯は、ささみと思しき蒸し鶏をほぐし、マヨネーズと和えてご飯に乗っけたもの。思ったよりさっぱりしていて美味しい。
しかしこの店では、白飯を残ったスープに投入して食べるのが一番かな?とも思います。

相変わらず素晴らしい味でした。行列がなければもっと通いたい店ですが…好きな店が人気店になるのは嬉しいけれど、ハードルが高くなるのは悲しいものです^^;


【2010.07.28再訪】
所用で町田に出向いた際に再び行ってまいりました。
今回はつけ麺です。従前つけ麺は限定で提供されるだけでレギュラーメニューにはなっていませんでしたが、ついに券売機に名を連ねる事になりました。それが「白醤油つけ麺(850円)」です。
ついでに「鶏塩飯(350円)」の食券も購入。
今時点ではつけ麺のメニューは唯一この「白醤油つけ麺」がレギュラーメニューになっていました。

平日の13:30過ぎ。しかも暑い盛りのこの時期。さすがに空いています。
前客は4名。私の直後に2名。常に満卓にならない程度にお客さんが現れる程度。今まで食べてきた中でこれほど空いているのは新規開店直後以来です。

今回は店主一人でこなしていました。この程度の客数なら全く問題なく捌いています。
私の他につけ麺を注文した人はいなかったようですが、要領よくこなしてしっかり順番どおりに提供をしてくれました。
先に「鶏塩飯」が出てきましたのでそれを食べながらつけ麺を待ちます。この「鶏塩飯」が旨いw
ちょっと硬めに炊き上げられたご飯に鶏チャーシューを刻んだものがたっぷり乗っかっています。そこにネギが散らされ、ごま油を効かせた塩ダレがかけられたもの。鶏が柔らかく、塩ダレの味に良く馴染んでご飯と良く合っています。

さて問題のつけ麺です。ベースは以前食べた「白醤油ラーメン」と同じだと思います。
鶏がベースと思しき出汁に多彩な魚介出汁が合わせてあり、そこに海草系の旨みが少々甘みを伴って付いてきます。
ノーマルの「白醤油ラーメン」は“黒七味唐辛子”が別皿で提供されましたが、つけ麺では予めつけ汁の中にそれが投入されています。ピリ辛で少々山椒の香りが効いて、優しいスープのはずなのにパンチがあります。そこにほんのりとした酸味。何によるものか分かりませんが、実に優しい酸味でほっとします。

麺は地元町田のイチマツ製麺に特注したと言うこのメニュー専用の竹打ち麺。
通常のラーメンの麺に比べて太く、中太の縮れ麺。冷水できっちり〆られてコシが強く、つけ汁に良く絡んでくれます。麺量は250gとかなり多く食べ応えもあります(ちなみに麺大盛は1.5倍となり150円増し)。
とてもつけ汁との相性が良いです。スルスルといくらでも食べてしまいそうw

チャーシューはやはりこれが定番になったのでしょう。ちょっと燻製されたような…生ハムのような香りがするバラと思しき部位。つけ汁の中に結構入っています。味付けは優しくつけ汁に合います。歯応えがあって旨いですね。
メンマはちょと細くなりました。歯応えも少々柔らかめでしたが味付け良く旨いです。

スープ割をお願いすると、ポットに入った出汁を注いでくれます。鶏、魚介、海草、どれもが突出することなく穏やかにまとまっています。味付けが薄くなることで飲みやすくなり、レンゲが止まらなくなります!ここのつけ麺を食べると毎回こんな感じになりますw

鶏塩飯の残りにスープを注いで見ました。いつもは残ったスープにご飯を投入するところですが、鶏塩飯はごま油が効いているのでスープ本来の味が失われないように、逆にご飯にスープを注いで見ました。見事美味しい雑炊になります。こうした食べ方もこの店の楽しみの一つです。本当に旨いのでお勧めw

少々値段的に高い部類ですが、味はお見事!


【2010.06.26再訪】
別の店からの連食です^^;
久しぶりに基本の「しおらーめん(700円)」を食べました。

食材や器・水などに対するこだわりが強く、店先に原材料が表示されています。
丼:有田焼
水:純粋ROシステム
麺:北海道産小麦+内モンゴルかん水
汁:山水地鶏、甲州地鶏、島根産アゴ煮干、長崎産アゴ煮干、鹿児島県枕崎産本枯鰹節、高知産宗田節、鯖節、羅臼昆布、日高昆布、高知天日干塩、高知荒塩、宮城租塩、ベトナム天日干塩・・・
枚挙に暇が無いくらいに豊富な高級食材が使われているのですね!

非常に繊細な魚出汁と鶏、海草を中心に摂られたスープは優しく、今では開店当初の塩味のとんがった感じも無くなり、絶品スープになっています。

麺は丁寧に打たれた自家製細麺。
しっかりとしたコシがあり、ノド越しも抜群に良い。スープを良く掴んできます。

チャーシューは当初から変更になったようですね。先日食べた「白醤油らーめん」と共通で、バラ肉に歯応えを残し、香草で軽く香り付けがされたもの。塩味付けなのでスープとのなじみが良く、生ハムのような独特の味は悪くないです。

メンマは当初に比べるとやや細めになったのが残念ですが、カリカリと歯ごたえが良く、味付けも薄塩味。これは私の好みに合っております。

相変わらず素晴らしい出来栄えです。
具の量を考えると値段が少々高いですが、このグレードならむしろお徳であると思います。
「煮干塩」など、しばらく食べていない定番メニューもまた食べてみたいものです。


*******

開店当初から通っています。
先日本当に久しぶりに訪問しました。最近大変な人気になってしまって、あまりにも並びがきついのでなかなか行く機会がありませんでした。
今回は新作「白醤油らーめん」が出たとの告知が店主のブログにありましたので出かけて見ました。
このメニューは、上記ブログに、数ヶ月前から告知されていたものです。
有田焼の専用丼の完成を待って、満を持しての登場となりました。

愛知県産二種類と茨城県産一種類のそれぞれ白醤油をブレンドして作ったというカエシが使われ、鶏と魚介、海草などから摂られた出汁によって構成されたスープは、言われなければ醤油味であることが分からないと思います。しかし塩味とはまた違った香ばしさが感じられ、一口目からその旨さにうならされます。
他のメニューに比べるとやや濃い目の味付けながら、これは絶品!!!

麺は恐らく他のメニューと共通だと思います。
「支那そばや」の系統に似ているけれど、それよりも重みがあり、歯応えを感じられるもの。ノド越しも良く、スープの掴みも良好でスープとの相性がとても良い。

チャーシューは2枚。このメニューのための専用か、あるいは他のメニューと共通なのかは不明です。もし共通であれば、しばらく行かないうちに変わったのでしょう。
ちょっと脂身が多そうに見えますが、高級な生ハムのようにハーブのような香ばしい香りがして、味付けも塩によるもので余計な雑味がありません。これはとても旨いです!!!

メンマは太目でカリカリの食感。味付けも塩味でスープの邪魔をしないもの。これも旨い。“醤油”だからでしょうか、のりが一枚載っています。これも香ばしい。

やや多めのネギがスープに深みを与え、ラディッシュのみじん切りが独特の食感を与えてなかなか面白い試みだと思います。

このメニューに限り、“黒七味唐辛子”をいただけます(写真奥に写っているもの)。途中から少しずつ入れてみると、香ばしさの中にピリリと辛味が効いて悪くない。しかし、元のスープの出来が素晴らしいので、入れすぎるとちょっともったいないかも知れません。

久しぶりに食いましたがこの店は相変わらずレベルが高い!
お店は店主一人での営業だったため大変そうだったけど、手を抜くことなく一杯々々とても丁寧に作っている姿が印象的です。

他のメニューの丼に比べるとやや小さめに見えたので量が少ないかなと思っていましたが、、下膨れで容量はかなりのものです。実際、食い終わってみると予想以上に量的な満足感があります。

今まで食べたらーめん全てが旨かったです。激戦区町田の中でも、間違いなく指折りの名店です。

  • しおつけ麺 鶏チャーシュー
  • しおらーめん+しお味玉
  • 煮干塩+しお味玉

もっと見る

8位

潮中華 KAZE (上溝、南橋本、相模原 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2016/12訪問 2017/01/17

店主が代わっても美味しい! 神奈川淡麗系とは一線を画す独特な潮味!

*文字数制限をオーバーしました。今後は古いテキストを削除しながら書き込んで行きます。
【2016.12.24再訪】
前回食べた「鶏麺」が好みだったので、この日は再び新店主のオリジナルメニューを食べようと訪問です。
14:00頃店到着。中途半端な時間なので空いているかと思ったら、結構お客さんが入っています。土曜日で、お休みの人が多いのでしょう。皆さん昼飯時が遅めなんですね。この日はクリスマス・イブ。クリスマスと言えば…やっぱり鶏でしょう^^
そんなわけで今回は「鶏ソバ 中盛(800円)」を選択。そして前回は気付きませんでした「白飯(100円)」もいただくことにします。カウンター席に座ってしばし待ちます。

店主一人でのオペレーションである上、メニューが多いのでバラバラな注文が入るとかなり待つことになります。後から来たお客さんの「鶏郎」がロットの都合で先に提供され、私のらーめんは更に2ロット後になりました。概ね15分くらい待って出てきた私のらーめんは…前回の鶏麺同様鶏チャーシューが特徴的。沢山乗っかっています(これは店主が白飯とチャーシュー増しを間違えたらしく、サービスされたからです^^;)。そして同時に小皿に乗せたおろし生姜を出してくれました。好みで少しずつ加えながら食べるようです。鶏麺に比べるとスープは白濁せずに澄んでいますね。それでは早速そのスープからいただいてみます。
間違いなく鶏がベースのスープ。鶏肉出汁か、鶏ガラ出汁か、あるいはその両方のブレンドか…判別は出来なかったけど、しっかりとした旨味が感じられます。鶏麺の濃厚さと比べると、こちらは何ともすっきりした味わい。魚介は使っていても鶏出汁をフォローするような使い方。そして昆布などの海草も、もしかしたら使っているかも。味付けはシンプルな塩味で、このスープもなかなか美味しい。

麺は細ストレート麺でした。加水率低め。なので非常によくスープを持ち上げます。麺については先代店主の技術を良く伝承されています。とても旨い麺です。しかし中盛にしたのは失敗でした。器に対して麺量が多すぎて、スープに泳ぐようになってくれません。相対的にスープの量が不足するところも失敗。推定200gで食べ応えは十分なんですが…。

チャーシューは先述の通り鶏でした。前回食べたものと恐らく同じ。皮を残してあるけれど、適度に脂が抜けて臭みもなく、それでいて食べ応えもあります。
味玉が半分、基本で付いて来るところは内容的に良心的。
普段はラーメンに入るワカメを好まない私ですが、このスープなら悪くはありませんでした。なくても構わないけど…。大きめに刻まれた葱の扱いは好み。スープによく浸していただくのが美味しい。

麺量が多く、スープが実にすっきりシンプルな味わいなので、後半はちょっと飽きてきました。そこで生姜を少しずつ加えて味変を図ります。ピリッとした生姜の風味が心地よく、これまた美味しい。

最後は残ったスープをご飯にかけて、雑炊にしていただきます。ここでも少しずつ生姜を加えながらいただくのが美味しい。サラッとした鶏雑炊になって、麺とはまた違った味が楽しめます。

このメニューもなかなか美味しいですが、私は前回食べた「鶏麺」の方が好みでした。
曜日によって味噌味や醤油味も提供しているようなので、機会があったらそちらも食べてみたいです。


【2016.10.22再訪】
店主が緑区の大島に本店を構えてこの店を去った後は、店主のお弟子さんがこの店を引き継いでいます。看板も内装もそのままです。店主の味のファンであった私は、それ以降こちらの店を訪問することは一度もありませんでしたが、どのように変わったのか、あるいは変わっていないのか、確かめたくなって久しぶりに訪問してみました。

土曜日のこの日、時間は13:00になるところでした。店内はほぼ満席。かろうじて空いていた席に座って、メニューを眺めてみますと…相変わらず「鶏郎」は看板メニューのようですね。しかしそれ以外に元店主の頃とは違ったメニューがありますね。どうやら落ち着いてきて、新しい店主自ら編み出したオリジナルメニューも提供しているようです。その中から「鶏麺(800円)」なるメニューを選択。このメニュー、鶏がベースであることは間違いないのですが、「鶏郎」が鶏肉出汁を使っているのに対して、鶏ガラ出汁なのだそうです。しかも濃厚と謳われています。どんなものが出てくるか、興味津々であります。

程なくして提供された私の「鶏麺」。鶏郎とは違って、無料のトッピングはありません。出てくるまでは、今流行りの濃厚鶏白湯のようなスープを想像したわけですが、パッと見はオーソドックス。見た目はそれほど濃厚には見えないのだけど…とりあえずレンゲでスープを一口いただいてみる事にします。
一口飲んでみて分かりました。確かに濃厚です。透き通ったスープなので見た目では分かりませんが、この鶏ガラ出汁の濃度は相当なものです。しかも鶏特有の臭みは一切ありません。下処理を丁寧に行っている証拠ですね。そして白濁させないスープを作るということは、相当に丁寧な仕込みを行っていると思われます。シンプルな味です。しかしそれが非常に美味しい。驚きました。いつまでもお弟子さんだと思っていましたが、とても良い仕事をしていたのですね!

麺は元店主譲りの自家製麺。これは変わっていませんでした。相変わらず旨いです。KAZEはやっぱり麺が旨くないと本物ではありませんです。良いところを引き継がれていますね。麺量は恐らく150g程度。以前の並に相当する量だと思われます。

チャーシューは鶏でした。これも正解だと思います。このスープには豚のチャーシューよりも鶏チャーシューが絶対に合う。しかも流行りの胸肉を使ったものではなく、皮付きの肉。恐らく鶏郎に使われている肉と同じだと思いますが、しっかりと味付けされて寝かされて、美味しく仕上がってました。
そして野菜類は水菜、葱、木耳。元店主があまり使ったことのない食材も積極的に使っていて、そしてそれが成功しています。水菜はこのラーメンによく合っていますし、葱の扱い方もこのスープにぴったり。
このラーメンは残ったスープにご飯を入れたらまた美味しいと思います。ご飯がメニューにあったら…。

初めて代替わりしてからの訪問となりましたが、このメニューは美味しいです。気に入ってしまいました。相変わらず混んでいるのも納得です。
恐らく今後、もっと違うメニューも開発されていくのでしょう。もっともっと新しい店主のオリジナリティーが感じられるメニューが出てくることに期待したいです。


【2016.03.11再訪】
KAZE店主による営業が3/21で終了しました。本当は最終日に食べに行きたかったのだけど、仕事が忙しくて食べる事が出来ませんでした。残念です。

最後に食べたのが3/11.この日は限定の”担々麺”を提供するとの告知がメルマガでありました。これまで様々なオリジナリティー溢れる限定麺を提供してくれたこちらですが、担々麺は初めてではないでしょうか?早速訪問です。

13:00頃店到着。昼休み時間明けですが、店内はほぼ満卓。待合席で少々待ち、空いたカウンター席に座ります。注文はもちろんお目当ての「担々麺 中盛(800円)」です。しばし待ちます。
常連客と思しき方々のほとんどはこの「担々麺」を注文していました。どんな担々麺が出てくるかと思ったら…写真にあるように、豚バラ薄肉を辛味で和えたものがどっさり乗っかったものでした。そして葱もたっぷり。

スープのベースは「鶏郎」と同じではないかと思います。鶏肉から摂った出汁が中心。そこに辛味を付けた豚バラ肉から溶け出した唐辛子風味がガツンと効いて、予想以上の辛さ。寒かったこの日、体が温まって、額からは一気に汗が噴き出してきます。

麺も鶏郎に使われている標準の自家製麺だと思います。この麺の完成度は高いですね。粉の風味がしっかりと感じられます。加水率はやや低めで、見た目以上に重みのある麺。何度食べても旨いです。

中華料理で言う担々麺とは全く違ったテイストだけど、この店の店主の解釈で作る担々麺は、とてもオリジナリティーに溢れ、そしてどことなくジャンクな方向性も出ていて楽しいです。

何時頃新しい店を立ち上げるのか分かりませんが、新しい店がオープンしたら、必ず早々に食べに行くことになると思います。
そしてこの店を受け継いだお弟子さんの新たな展開も楽しみの一つです。


【2016.02.16再訪】
緊急連絡です!KAZEの店主ご夫婦は、今の店をお弟子さんに譲って移転されるそうです。再び原点に返って新たなメニューを創作するようです。恐らく『風と花』時代のような淡麗な塩味スープが復活するのではないかと思われます。場所は同じ相模原市内で、大島の方を予定されているそうです。
3/21が今の場所でのラストになるそうです。是非今のうちに!

今回はメルマガで告知のあった“期間限定 鶏郎” カニ味噌味をいただきに。
平日の13:30過ぎという実に中途半端な時間でしたが、カウンター席は2席を除いて埋まっていました。早速お目当てのメニュー「期間限定 鶏郎 カニ味噌味 大盛(900円)」を注文。通常の鶏郎の50円増しの価格です。

コールタイムでは“野菜増し+ニンニク+唐辛子”をお願いします。野菜がどっさり乗っかるので、一見普通の鶏郎と何ら変わらないようですが、スープを飲んでみると納得。強くカニ味噌が効いています。下手すると生臭さが際立つばかりでその効果を出すのが難しい材料だと思いますが、これが破綻なくまとまっています。この店の店主はカニ味噌以外にも、鮟肝や牡蠣、鮑、イクラなど、海鮮素材の中でも他の店が滅多に使わない材料を好んで使うことが多かったですね。きっと店主の出身である茨木県北部…東北に近い料理がベースになっているのでしょう。
店が神奈川県の相模原市にあるので、初期のメニューは神奈川淡麗系に括られることもあるこちらの店ですが、根っこはきっと東北の味なのだと思います。

麺や具の内容については、以前にも何度も書いていますのでここでは割愛します。
新しい店の立ち上げが決まったら、一ファンとして必ずお伺いすることになると思います。
今や定番になった「鶏郎」はお弟子さんが受け継いでいくことになるでしょう。今後も同じように食べる事が出来るはずです。
そして新たな店で、再びこの店の初期の味が蘇ると思うと今から楽しみです^^


【2015.07.30再訪】
実に久しぶりのKAZEです。
メルマガで「つけ郎」が期間限定で復活したとのことなので食べに行きました。
11:40頃店到着。開店間もないはずなのに、既にカウンター席は5人のお客さんで埋まっていました。

予定通り「つけ郎 300g(900円)」の食券を購入。このメニューは太麺で冷水締めする手間もあるので提供まで少々時間がかかります。
コールタイムでは“野菜増し+ニンニク+とうがらし”をお願いします。出てきた丼を見ると、つけ汁の入った方は野菜が端に寄せられて麺をつけ汁に浸けやすくなっています。ありがたい気配りです。では早速そのつけ汁をレンゲで一口。
鶏肉出汁の旨味。そこにほのかに魚介系の出汁が感じられます。そしてちょっとしょっぱめの味付けが夏向きです。

麺は自家製の太麺ですが、この麺は完成の領域ですね。ブレ無く美味しいです。加水率中等ですがしっかりとしたコシがあり、それでいてつるっとしてのどごしもよい麺です。毎度思うけど、300gというと相当の麺量のはずなのに、つけ麺にするとあっという間に胃袋に収まりますね^^

チャーシュー替わりのチキンソテーも相変わらず大きくて、シンプルな塩だけの味付けも美味しい。周りの皮がカリっとしていて中の身の部分はしっとりしています。

そして増しにした野菜が旨い!この店の野菜の湯で加減は他のJ系の店の茹で方に比べるとかなりかため…シャキっとしています。こいつがつけ汁の中で徐々にしんなりしてきて、食感に変化が出るところが面白い。ただ茹でただけの野菜ですが、こいつからにじみ出る旨味成分によってつけ汁が食べ進むにつれて美味しくなってくるのです。

あっという間に完食です^^
スープ割りをもらおうとも思いましたが、汗っかきで体が塩分を欲していたのか、麺と野菜を食べ終わるまでにほとんど飲みきったしまいました。
またこの店の夏の冷やしメニューなんかも食べてみたいなと思う今日このごろです^^

そして私事ですが、当方8月から毎年恒例の繁忙期に入ります。しばしレビューはお休みとなります^^;


【2015.03.10再訪】
この日は朝からあちらこちら出かけておりました。一通りの用事を済ませ、家に戻る途中で再びこの店で食べることに。食べ損ねた味噌味の鶏郎が、ちょっと趣向を変えて提供されているようです。
13:45頃店到着。相変わらず中途半端な時間に昼飯を食っていますが、どんな店でも空いていることは助かります。それでもこの店の場合、ポツリポツリと客足が途絶えることなく、常に7~8割りの席が埋まっていました。

当然予定通り味噌味メニューの「鶏郎ニンニク辛味噌 中盛(850円)」を注文。コールタイムでは“野菜+ニンニク”をお願いします。早速スープから一口。
鶏郎シリーズは、中盛までが小さな丼で提供されます。なので中盛で野菜増しにするとちょっと食べにくい。モヤシがボロボロこぼれます^^;
苦労しながらレンゲですくい上げたスープは、ベースは間違いなくレギュラー鶏郎と同様のもの。鶏肉から摂られたという出汁がしっかりと効いていて美味しい。味噌味は札幌の“純すみ系”のような強烈なパンチはありませんが、唐辛子とスパイス、その他調味料があらかじめ効かされていて旨味が強いです。

麺やチャーシュー替わりのチキンソテーはいつもの通り。これらの完成度は相変わらず高いです。
野菜は茹でただけですが、スープによく浸して食べているうちにその旨味成分がスープに溶け出して適度にしんなりしてくると旨いです。そしてスープも、しばらく時間が経過すると美味しさが増します。

度々食べるならレギュラーメニューの塩味の鶏郎ですが、たまには味噌味も美味しいです^^


【2015.02.14再訪】
尋常ない高血圧が発覚して以来、一応ラーメンを食べる回数を控えております。基本的には仕事で外出した時だけ、しかもほぼ一人の時以外はラーメン店に入りませんので、以前に比べると本当にラーメンを食べる回数が減りました。かつては年間200杯くらいは食べていましたが、今ではその1/3~1/4くらいなものです。それでも普通の人に比べるとかなり多いと思いますが^^;
そんなわけで、近所のラーメン店にはなかなか行かなくなってしまったのです。こちらの店もかつては年に20杯くらいは頂いておりましたが、最近は滅多に行かなくなってしまいました。自分自身の高血圧もさる事ながら、すっかり人気店になってしまったこちらの店、限定メニューなど提供されると凄まじい並びになるので、ハードルが高くなってしまったのです。今日は午前中の仕事が終わったタイミングで店からメルマガが入りました。何でも店に空き巣が入ったそうで、朝一番は大騒ぎだったそうです。幸い犯人は見つかったようですが、物騒な世の中です。
そんなわけでこんなタイミングでメルマガを頂いたのもなにかの縁。最近は定番『鶏郎』の味噌味が提供されていて食べたかったのですが結局食べに行けず、残念に思っていたら今度は黒醤油味が提供されているようです。買い物をしなければならない用事があったので、ついでに出向いてみました。

11:50頃店到着。昼休み時間に入る前ギリギリの到着。ですが既に店内カウンター席はほぼ満卓でした。唯一空いていた席に座り、予定通り『鶏郎 黒醤油 大盛(850円)」を注文。しばし待ちます。待っている間にも次々にお客さんが現れ、ついには店内待合席に待たされるお客さんが出始めました。限定メニューがなくても、今では毎日必ず繁盛しております。
そして厨房には店主と奥様以外にもう一人店員さんがいるな…と思ったら、店主のお嬢さんでした。そういえばメルマガに「…お姉さんが手伝いに来る…」みたいなことが書かれていました。てっきり店主のお姉さんが手伝いに来ているのかと思った。おおボケかましました^^;
初めて店で見た時はまだ小学生くらいだったと思うけど…すっかり綺麗なお嬢さんになっていて驚きです。

ほどなくして無料トッピングのコールタイムとなりました。今回は“野菜+ニンニク”で。
こちらの店では大盛以上を注文すると、丼がでっかくなります。なので野菜を増しても食べやすいです。まずは天地返しの要領で野菜とニンニクを丼の下に沈め、下から麺をほじくり返してよく和えます。黒醤油のカエシが使われているのでスープは真っ黒!でも一口飲んでみると、決してしょっぱくはありません。適度な塩加減。定番メニューの鶏郎は、見た目こそ豪快ですが味は繊細なのです。さっぱりとしたタンメンを食べているような感覚。それに対して黒醤油のカエシを使った本作は、ガツンとパンチの強い醤油の味わい。加えてちょっとピリ辛風味で、適度なジャンク感が出ていて悪くないです。二郎のような動物出汁とカネシ醤油の強烈なパンチとは方向性が明らかに違うけど、これはこれでやはり美味しい。ベースの出汁は通常の鶏郎と同じく鶏肉から摂り出されているものと思われます。出汁濃度はしっかりしていますが、味わいとしては穏やかです。

麺は定番の中太ストレート麺。今回は普段食べている麺に比べると加水率がやや低めに感じられました。季節に応じて加水率を調整しているのかもしれません。それにしても相変わらずの美味しさ。この麺はある程度完成の領域に入っていると思います。厳選された粉を使って毎日打っているので、噛み締めると粉の風味がしっかりと感じられます。
大盛りなので300gという麺量ですが、相当の食べ応えのはずなのにすんなりと胃袋に収まってしまいます。

野菜はキャベツ率が高くて良心的!最近多く見かけるJ系ラーメン店で、これほどキャベツ率が高い店は見たことがありません。丼が大きいので大したことなさそうに見えますが、盛りつけも素晴らしく、たっぷりの野菜を摂取することができます。
そしてニンニク。コイツの果たす役割は非常に大きいです。最初から量は少なめですが、生の刻みニンニクを使っているのでパンチ力抜群。スープにしっかり混ざることで適度なジャンク感が増して、スープに奥行きが出るから不思議です。

チャーシュー代わりの鶏のソテーもすっかり定番になりました。都度フライパンでソテーして乗っけてくれるので熱々でジュージュー言ってます。皮の部分はカリっとして、中はしっとりと焼けています。味付けは実にシンプルな塩味。スープの味を壊すことがありません。

今回も美味しくいただきました。上記の理由からなかなか来ることができないけれど、是非また限定のラーメンなども頂いてみたいものです。


【2014.11.26再訪】
実に久しぶりの訪問です。最近は限定メニューが提供されると凄い行列ができるので、非常にハードルが高くなってしまいました。この日は翌日からの釣りに備えていろいろ買い出しに出かけていたのですが、その途中で寄ってみました。

12:50頃店到着。特に限定メニューの告知などがなかったこの日は空いていました。久しぶりだったので何を食べようかちょっと迷います。細麺メニューの潮らーめんも提供されていました。これはこの店が得意とする淡麗潮味メニューで私も大好きなのですが、この日はガッツリ食いたい気分。なので「まぜ郎 タイカレー味(レッド) 大盛(850円)」に決定。しばし出来上がりを待ちます。
全く関係のない話ですが、ガラケーからやっとスマホに変えた私。その写真の美しさに驚いております。一昔前の携帯の写真と言ったら…解像度もファイルサイズも仕事で使えるようなレベルではなかったわけですが、もはやデジカメ単体の性能と同様になっていますね。ここ数年の進化は驚くばかりです。ということで今回の写真は綺麗に撮れました。

まずはよく混ぜて…全体的に色が均一になるまで徹底的に混ぜてしまうのが私の油そば・汁なし系を食べる時のやり方。見た目はなんですが、これが一番美味しくいただけます。
このまぜ郎、タイカレー味ということで辛さについては警戒しながら食べたわけですが、火を吹くような辛さにはなっていないので安心です。適度な辛さ、そしてその独特な美味しさはクセになりそうなもの。
旨みのベースである“脂”はほかのメニューと同じ寸胴から取り出しているので、恐らく鶏なのでしょう。私自身勘違いがあったようですが、この店の鶏出汁はガラではなく、肉から摂っているのだそうです。そこで抽出された鶏の脂が笊で濾されて丼に投入され、その時にカレーも一緒に投入されているようで、一般的なカレールーが丼表面に乗っかったカレーラーメンとは見た目が全く異なります。

何と言ってもこの店は麺が美味しい。最近よく見られる信じがたい極太とは違うけど、一昔前なら極太と言われても良いくらいの太麺。加水率や粉の配合などが絶妙で、ツルツル食感かつしっかりしたコシを備えて粉の風味が抜群。このようにまぜそばに使われると、もちもちの食感が堪能できます。

チャーシュー替わりのチキンソテーも、シャキシャキの野菜も安定して美味しい。
麺を大盛(300g)にしたので食べ応えも十分でした。
次回は…定番鶏郎か、細麺の潮らーめんを食べたいですw


【2014.05.30再訪】
メルマガでこの日限定の「豚バラ野郎」が提供される旨、連絡が入りました。なんでも醤油味で大量のバラ肉…そんなメールだったので、勝手にかつて『風と花』時代に食べた「ぶた麺」に近いものを想像していました。早速訪問です。

平日のこの日、限定メニューの告知があった割にはそれほどの混雑ではなくて安心しました。それでも開店時間ピッタリに訪問したつもりが5番手の着席。後からも続々入ってきて、カウンター席後ろの待合席が埋まり始めました。流石人気店。
早速「本日限定 豚バラ野郎中盛(850円)」を注文。しばし待ちます。
前の方は皆さん鶏郎などの定番メニューを注文されていました。コールタイムが始まります。私のラーメンも当然コールが来るかと思ったら、はいどうぞとそのまま出てきました。J系メニューじゃなかったんだ^^;

それにしてもこいつ、凄い豚バラ肉の量。後から来た常連らしき学生軍団にも、店主はこの限定を勧めていました。
豚肉は勝手に塊みたいなバラ肉を想像していたのですが、薄めの肉でした。でもそれはJ系メニューの肉と比べるからであって、ご覧の通りのボリュームです。味付けは軽く塩でされていて、濃すぎず適度。なんだかご飯が欲しくなります^^

スープは溜まり醤油のように濃い色で、ガツンと旨じょっぱい。この店は塩味が基本だけど、このように醤油味や味噌味も時々提供していて、それらも旨いのです。
麺は鶏郎に使われているものと同じようです。この麺は今さら言う事のない旨さ。完成の域に入っています。大盛にするか今回迷った末に中盛にしたのですが正解。豚バラ肉のボリュームが凄いので、後半は中盛でもきつくなってきました。その他の具はキャベツ多めの茹で野菜。この野菜をスープに良く浸して麺と一緒に食べるのが美味しい。

とても美味しいのですが、さすがにこの量の豚バラ肉ばかり食べているとちょっと飽きてきます^^;
途中で辛味を加えることが出来るなど、味変が図れると良かったな~と思いました。


【2014.03.16再訪】
この日は八王子方面に外出になりました。せっかくなので八王子でラーメンを食べようと思っていたのですが、家を出る直前にKAZEからメルマガが届きました。この日限定の『くんせい鴨潮らーめん』を提供するそうです。この店はすっかりJ系メニューが定番となってしまいましたが、開店当初に提供されていたようなあっさりラーメンはとても旨いのです。なので急遽予定を変更してこちらで食べて行くことに。

この日は日曜日、ただでさえ日祭日は混雑する店です。限定メニューが提供されるような日は早い時間に店に到着できなければまずありつくことが出来ません。なので店には開店時間直後に到着しました。まだ並びは出来ておらず、すぐに座れました。
迷うことなく『本日限定 くんせい鴨潮らーめん(850円)」を注文。しばし待ちます。

出てきたラーメンは極めてシンプルなビジュアル。透明感のあるスープに鴨肉と葱が乗っているだけ。早速スープを一口。
恐らくですが、ベースとなっている動物出汁も鴨のガラで摂っているのではないかと思います。その旨味が非常に濃厚に出ていて、見た目とは裏腹に力強いスープになっていて驚きです。魚介系出汁は鴨の旨味を最大限に引き出すためでしょうか、控えめになっています。とても美味しいスープなのですが、個人的には魚介系出汁とバランスさせたスープの方が好みです。以前はそんな限定も食べたことがあります。完璧に自分好みの味に遭遇するのはなかなか難しいものですね…

麺は細麺ではないかと想像していたのですが、太麺でした。これは恐らく以前にメルマガで配信された試作麺で、太さや厚さがまちまちな面白い麺でした。製麺機でどうやったらこんな麺が作れるのか不思議です。この麺は加水率低めで実に良くスープを吸います。モチッとした歯触りが心地よい。やはりこの店の麺は絶品です。

鴨肉は燻製されたもので非常に香ばしい香りでした。噛みしめるほどに旨味が出てきます。

いや~今回は是非ご飯を一緒に食べたかったです。ご飯にこのスープをかけたら絶対に美味しいはず!
今はメニューから外されてしまったけど、ご飯は是非復活してもらいたいです^^


【2014.02.26再訪】
鶏郎シリーズのスープにイカ墨を加えた“ブラック”の販売が始まった告知がメルマガで届いていました。パスタのイカ墨味が好きな私は興味津々でありました。早速外出ついでに食べて来ました。

平日の11:45頃に店を訪問。最近はすっかり人気が定着して、平日でも昼時は待たされることがあります。この日は昼休み時間前に到着できました。それでも8割方席が埋まっております。
着席して早速「鶏郎 大盛 ブラック(900円)」を注文。通常の鶏郎に50円が加算された価格となっています。

コールタイムでは“野菜+ニンニク”で。トウガラシを加えようか迷いましたが、辛すぎるとイカ墨の味が分からなくなりそうなので自重。届いたラーメンは…なるほどスープが真っ黒です!早速そのスープを一口。
ベースになる出汁はもちろんいつもの鶏郎と同じ。しっかりとした鶏と思しき動物系出汁と魚介系出汁に裏付けされたスープは間違いがありません。そしてそれに被さるようにイカ墨の独特な風味と旨味が口いっぱいに広がります。ともすると生臭くなりがちな材料ですが、しっかり馴染んでいて臭みも感じません。なるほどこれは美味しい!

さてここから先は一気に野菜をスープに沈め、ニンニクを良く和えて麺と野菜を一緒に頂いてみます。どちらかと言うとややかための茹で上がりに仕上がった野菜はシャキッとした食感が残り、アツアツスープに沈めることで適度にしんなりして好みです。
定番となった太麺も相変わらず旨い。大盛は麺量300gとなり、二郎の“小”と同等の麺量で食べ応えも十分です。

食べ終わる頃には昼休み時間となり、一気に満席となりました。
今後も限定メニューについても定期的に提供されると思われます。常連客を飽きさせない店ですね^^


【2013.12.30再訪】
本当は大晦日の限定ラーメンを食べたいところでしたが、こちらの店もすっかり人気が定着し、限定ラーメンの告知が出た日は大変な行列が出来るようになってしまったため、なかなか食べることが出来なくなってしまいました。お気に入りの店が人気店になるのは嬉しいけれど、ハードルが高くなるのは実に辛いorz

11:50頃店到着。大晦日に限定をやることが確定しているので、恐らくこの店のファンの多くは明日食べに来るはず。なのでこの日は空いているだろうと思っていましたが、さすが人気店。年末休みに入ったこともあるのでしょう、残りの席は1席のみでした。ラッキーです。その後は長い行列は出来ませんでしたが、常に席が埋まり続ける状態が続きました。

さてこの日はこの店の定番中の定番メニュー「鶏郎 大盛(850円)」を注文。これを食べるのは久しぶりです。
ほどなくして提供された私のラーメン。無料トッピングのコールでは“野菜+ニンニク+魚粉+トウガラシ”を注文。
まずはスープを何も混ぜずにいただいてみます。少々味付けは濃いめ。鶏が中心と思しき動物出汁が中心。そこに優しく魚介系の風味を感じます。当初の鶏郎に比べるとこの魚介風味が大人しくなったかもしれません。魚粉が無料トッピングになったので、そこでバランスを取っているのかもしれません。
続いてニンニクと野菜をスープに沈め、いわゆる天地返しの要領で全体を良く和えてしまいます。すると…ニンニクによる適度なジャンク感が加わると同時に、野菜の旨味成分が溶け出すことによりスープに奥行きが出ます。凄く美味しいタンメンを食べているような気分になります。

麺は毎日店主が打っている自家製太麺。二郎の麺に比べれば細い部類になりますが、加水率やや高めでツルツル食感とのど越し。それでいてしっかりとコシを感じることが出来る麺。この店の麺はやはり旨いです。

チャーシュー代わりのチキンソテーも、肉厚で中がジューシー。皮の部分はカリッとして、その対比が面白く、味付けもシンプルな塩味で適度です。

このラーメンは一見二郎系のようですが、中身は全く別物です。そういうものだと思っていただくと、とても美味しくいただけます。

これが昨年のラーメン食べ納めとなりました。
昨年は酷い高血圧が発覚して塩分摂取を控えるように言われてしまいましたが、今年も細々とレビューして行こうと思います。


【2013.10.16再訪】
今年の10月はいつまでも暑い日が続きましたね。やっと夏の繁忙期が過ぎたこの日でした。遅い夏休みに入ろうというところで気分的には暑い方が雰囲気があって良いのですが、地球は大丈夫なのかと心配になります。また、アツアツのラーメンが美味し季節になっていたはずなのに、この日もそんな気分になれないほどでした。そんなわけでこの日は汁なし系を食べる事に決めました。7月以来のまぜ郎です。

この店のまぜ郎はこのメニューが登場して以来、数度のリニューアルがされています。7月に大きく変わったのは、“レッド”と“グリーン”にメニューが分かれたことです。前回グリーンを食べているので、今回はレッドで。

汁なしなので大盛にしました。無料トッピングは“ニンニク+野菜”で。そうしたら並盛用よりも一回り大きな丼にてんこ盛り^^;
まずはこいつを良く混ぜます。グリーンの時はその色がはっきり出ていませんでしたが、レッドははっきりとした赤い色が丼の底から出てきます。凄く辛そう!
チーズと生卵が全体的に馴染んで均一になったところで早速いただいてみます。麺を一つまみ。ずるっと一口。チーズが麺全体にまとわりついていて、汁なしなのにアツアツです。気を付けないと火傷しますね!
チーズと生卵で濃厚なカルボナーラのような雰囲気はグリーンと共通ですが、違いは言うまでもなくレッドペッパーの体の芯に響くような辛味。グリーンが舌先に刺さるような辛さなのに対し、レッドは口の中へ、胃の中へ、体全体に辛さが行き渡るかのような辛みが感じられます。どちらも美味しいですね。私にとってはデフォルトでちょうど良い辛さでしたが、辛い物好きの方は希望で激辛にしてくれるそうです。

チキンソテーは相変わらず食べ応えがります。特にこのメニューに向いたチャーシュー代わりの肉だと思います。

そしてやはりこの店の麺は旨いですね。“郎”シリーズのメニューに使われている麺は加水率やや高めの太麺。超極太麺が存在する今でこそそれほどの太さに感じられませんが、コシが強くかつのど越しもツルツルな麺はなかなかお目に掛かれません。以前は麺もたびたびリニューアルしていたこの店ですが、この麺だけは完成の域に達したようで、最近は変わらなくなりました。

パスタのカルボナーラのようでありながら生にニンニクによるジャンクさが強いパンチを醸し出し、独特の汁なしに仕上がっています。毎日食べられるものではないけれど、時々無性に食べたくなります。


【2013.07.16再訪】
暑さで食欲がありませんorz
ついでにちょっとお疲れ気味で、胃腸の調子も良くありません。そんな時は何を食べたらよいか迷うものですが、やっぱり好きなものを食べましょうw
と言う訳で、先日限定を食べたばかりのこちらの店ですが、まぜ郎の新作を食べに行ってみました。

13:30過ぎに店到着。連休明けの平日のこんな変な時間で、さすがにお客さんは少なく、私の前に一人、後から二人だけでした。予定通り「まぜ郎グリーン 中盛(800円)」を注文。その際にニンニクの有無を問われましたので、もちろん入れてもらいます。さてどんなものが出てくるのか楽しみです。
概ね7分後に出てきました。そのビジュアルは…グリーンカレーが上からどっさりとかかっている様を想像していたのですが、見た目はノーマルのまぜ郎と違いが感じられません。どうでもよいことですが、乗っかっている生卵は双子でした。何となく得した気分。

さて今回も一気に混ぜ合わせます。チーズが絡み、麺と野菜が均一に混ぜられ、更に丼下に溜まっているタレが全体に行き渡ったところでおもむろに一口。混ぜてもあまりグリーンカレーらしい感じにならなかったので、もしかしたら店主は間違えたのではないかと疑いましたが、食べてみると確かにグリーンカレーの味!
独特の爽やかな辛みとココナッツミルクの甘みが融合し、更に生卵とチーズによって、滑らかさと濃厚さが加わっています。パスタのカルボナーラか、あるいはエスニック麺か、そんな不思議な味わいで美味しい。そして生の刻みニンニクが良いジャンク感を出しています。動物系旨味の中心は笊で濾しながら投入された背油ですね。コクがあります。

“郎”シリーズ定番のチキンソテーも皮の部分がカリッとしていて美味しい。でもちょっとしょっぱめ。この店は豚で作るチャーシューも美味しいので、もう一度かつての「ぶた麺」で提供していた“豚”も食べてみたい気がします。

しかし胃腸の調子が悪いところにこのメニューはちょっと堪えました。中盛は麺量200g。普段なら何でもなく食べ切ってしまう量ですが、スープがないにもかかわらず、後半は相当にきつくなりました。
歳も歳なので、そろそろ無茶してはいけませんな^^;

  • 鶏郎大盛
  • つけ郎大盛
  • まぜ郎 大盛+スーパーブー(121027)

もっと見る

9位

下前商店 (元町・中華街、石川町、日本大通り / ラーメン、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/01訪問 2013/01/24

昔ながらの中華そば 現代でも色あせない旨さw

所用で元町を訪れた際に、以前から気になっていたこちらのお店に出向きました。
地図で場所を調べてはあったのですが、非常に分かりにくいですね。
寒い祭日の15:30という中途半端な時間だったからか、前客無し。しかし私が入った直後に二組が立て続けに入ってきました。

初めての店なので、先ずは基本の「ラーメン(630円)」から。
見た目は実に懐かしいビジュアル。味も昔ながらの中華そばそのもの。しかし、既製品のスープを使うそこいらの中華屋のスープとは訳が違う。鶏の旨味がじわっと感じられる旨いスープです。塩分濃度が控えめだが、しっかりとした出汁が感じられるので物足りなさはなかった。

麺はこのスープに良く合う細縮れ麺で、茹でる前に丁寧にほぐされ、手もみされていたのが印象的。スープを良く持ち上げ、ノド越しも良い。

チャーシューは周りに赤い色が付いて懐かしい。脂身のバランスが良く、味付けも適度でスープの邪魔をしないもの。

メンマもシャキシャキで良いし、ホウレンソウもくたらず良い箸休めになる。

これは好みでした。昔ながらのラーメンが好きな方にはオススメ!
内容に比して値段が良心的なのも良いwww

  • ラーメン

もっと見る

10位

麺やBar 渦 (本鵠沼、柳小路、石上 / ラーメン、油そば・まぜそば、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/03訪問 2013/01/24

業界のサラブレッド!

この店は、ラーメンを食うだけのために何度も出向こうと思っていた店です。元鎌倉の『ひなどり』。店主の父上はもともと藤沢に店を構えていた名店『めじろ』…今は代々木に移転…の店主。
つまりこの業界ではサラブレッドなのですね。
しかし用がない限り全く出向く理由のない土地。ターミナル駅でもないし地元相模原から出向くのはかなり億劫な場所であります。
昨年訪問のチャンスがやってきました。藤沢で仕事が始まったのです。そして藤沢方面に仕事がある度に訪問したいと思っていたのですが、結局昨年は行けずじまいorz
今日念願かなって初めて食べることが出来ましたwww

ちょうど12:00に差し掛かる時間だったので待ちを覚悟しましたが、幸い一つだけ席が開いていました。その後すぐに大勢のお客さんが現れ、外にまで待ち行列が出来た模様!タイミングが良かったのです!ラッキーwww
注文はちょっと迷いましたが、お店の一押しであると思われるメニューの筆頭に掲げられているもの…「醤油煮干らぁめん」にしました。

店主は噂どおりイケメンですね。
そして接客丁寧な女性スタッフがサポートしています。
店主の作業を見ていたら、非常に丁寧な作りをしているので驚きました。丼にお湯を注いであらかじめ暖める…これは比較的普通のことですが、湯を流した後にしっかり丼の水気をふき取っていました!!!スープの濃度を変えない心配りですね。感心してしまいました。

そのスープは一口目、以外にもそれほどの煮干濃度を感じませんでした。むしろ鶏を中心とした動物系出汁(ゲンコツも入っているかな?)が先に感じられたが、後からじわじわと煮干が主張をし始め、後半は魚介が勝ってくる印象。
それもそのはず、大量の煮干粉が、丼の底に沈んでいるのでありました。
このスープは旨い!!!一口目からレンゲが止まらなくなります。何によるものか判別できませんでしたが、ほんのり甘みが効いてそれが厭味にならず、絶妙なバランスを保っています。
焦がしネギと刻んだ浅葱がスープに馴染むと、味が変化していくのが面白い。しかし…そのままのスープが一番旨いかも知れない。このレベルはなかなかお目にかかれない(御口にかかれないか?)。

麺は細ストレート。『支那そばや』に少々似た印象を持ったが、細いのに伸びにくく、しっかりした重みを持った麺。粉の旨味も十分に感じられ、量も150gあり結構食いでがある。
このスープに良く合った組み合わせです。

チャーシューも旨い!
大振りで、供する前に切り出され、炙っている。
柔らかく味付けも適度で香ばしく脂身のバランスが良い。

メンマが凄い!
何がって太い!
これのカリカリ食感はたまりません!完全に私の好みのツボです!
もう少し甘みが抑え目なら言うこと無しでした。私の場合、このメンマなら極薄味の塩味付けだけでOK出せそうwww

これは旨かったです!
是非機会を見つけて別のメニューも食いたいです!
夜のBarメニューも興味津々(旨そうなつまみの価格がリーズナブル!)なのですが、何しろ家が遠いもので
( ̄∀ ̄;)

  • 醤油煮干らぁめん

もっと見る

ページの先頭へ