レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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2位
1回
2014/10訪問 2014/11/05
江戸蕎麦の名店、それほど多く訪れたことはないのだけれど、
流石にどこも、滑らかで食べやすい蕎麦を出す。
でも、これは、と唸るほどの蕎麦にはなかなか出会えなかったのです。
さて、こちら。紆余曲折・商標の問題とかいろいろ話には聞きますが、
事実上の更科発祥の直系店。
果たしてどんなもんかな、と半信半疑というか、軽い気持ちで足を運びました。
立川伊勢丹の8階。蕎麦関連書籍でみかける提灯。
ほんの数分待たされましたが、店員さんの丁寧な接客は好印象。
手打ちもり、さらしな、季節のかわりそば。どれもいただいてみたいところ。
そこで目を引いたのが、「秋の味覚フェア」。
大人のための少量メニューとのこと。
なるほど、デパートに足を運ばれる年配のご婦人がたをはじめとして
おいしいものを少しずつ、というニーズに合って、ここでは受けが良さそうです。
それにしてみましょう。
○十番膳「菊」(1500円;税込)
蕎麦2種(手打ちもり、さらしな)、前菜、天ぷら。
新そばの季節。本日は弟子屈の摩周そばとのこと。
まずはさらしな。
はじめは淡白すぎるかな、と思ったけど、食べ進めていくとだんだんと甘みが増してきます。
コシが強いというわけではないのに、不思議としっかりとした食感。
つゆはやや甘いが、刺激が少なくずいぶんとやわらかい。
さらしなが食べやすいようにきちんと調整されています。
手打ちもりは、江戸風の滑らかな蕎麦ですが、のど越しはするっとではなく、ざわっと来る。
そう!これがのど越しのいい江戸蕎麦ってやつだ!これでしょ。
前菜は玉子・かしわ・銀杏・いくらおろし。
玉子、きちんと味がありますね。
よくデパートに入っている名店っぽい風情のお店で出てきがちなそれとは、やっぱり違う。
比べるのが失礼か。
キノコの天ぷら。衣は薄くはないのですが、もったり感がなく、いい油を使っている感じです。
天つゆも、その加減を表現する語彙を持ち合わせないのですけど、やわらかくて良いです。
伝統の江戸蕎麦の名店の味を、ようやく知ったという印象。
接客の適切な程度の丁寧さも含め、大変良い印象でした。
やっぱり蕎麦っていいですね。ごちそうさまでした。
3位
1回
2014/05訪問 2014/06/14
穴場発見です。
小田原北方、蛍田・富水方面ですが、
星月は惜しまれつつ閉店、萬人は週末のみ、月読は大人気、ということでどこかないかなと。
食べログで口コミ3件。3件といっても(ピーーー)、
クジラくじらクジラさんの写真はなかなかそそられますし、とにかく行ってみましょう!
朝どれファーミーの角を北上するとすぐ小さな看板。100mほど進むと横断歩道があって、左側に矢印が。
住宅地に入ってしばらく進むと、あれ?
ストリートビューに映ってた木の看板がないし、幟も暖簾も出ていないし。
まさか??
戻って看板に書いてある電話番号にかけると、、、
つながりました。
民家の庭に駐車すると、玄関からご主人が。
自宅をちょっと改造したかな、という程度のお店。右が台所。左の畳の客間と居間のような部屋をふた間つないで客席にしてあります。
廊下に暖簾が無造作に。だってまだ午後1時ですよ。
今日はほんとにもう店じまいのつもりだったのか、出し忘れ?というくらいの感じです。
座布団席が4名×3卓、テーブル席が4名×2卓。先客2組。知る人ぞ知る。
田畑の中にある集落。静かでいい雰囲気。
平日はおひとりで切り盛りされているとのこと。週末は十割や挽きぐるみも打つそうですが、今日はメニューが少なくて申し訳ないとご主人。いえいえ楽しみです。では。
野菜天ざる(1400円)=ざる(800円)+野菜天ぷら(600円) をいただきます。
手打ちの蕎麦はどちらかというと細めかな、という程度で、ホシはあまり見られません。
しかしどうでしょう!香り良く、ざわつく食感、ざわつくのど越し。予想外のおいしさに驚き!
少なくとも大変わたくし好みの蕎麦なのです。
しかも盛りが良い。大変気前がよいです。
良すぎて、どうしても最後のほうは水っぽくなります。
2枚に分けて出したほうがより良いのではないかと。
次に野菜天ぷら。桜塩でいただきます。
衣が大変薄く、素揚げに近い。
かわいい上品な大きさで、よく火が通っています。カリッとした食感でどれも甘い。
そういう天ぷらとして、楽しめます。私は好きです。
茄子、空豆、舞茸、人参、隠元、南瓜の6品。
蕎麦湯もどろっとしたものをだしていただきました。
そうこうしているうちに、サービスの一品。
(先客は、待たせてしまったからと、そばがきがサービスされていました)
焼き空豆です。房ごとです。自分でむきながら粗塩でいただきます。
あはは、笑っちゃうくらいおいしいです。大地の恵みです。
さて、ご主人は農業の傍らお店を営んでいるそうで、また午後から畑へ出るそうです。
週末はどなたか店員さんもいらっしゃる模様。
横浜元町一茶庵のそば打ち教室で(主人曰く)若い人たちに混じって習得して、8年ほど前に開業とのこと。
星月や月読などの足元にも及ばなくて、と謙遜していらっしゃいました。
帰りに、空豆を房ごと、袋一杯おみやげにいただきました。
いい店に出会いました。
お客さんがなかなか来なくて、とおっしゃっていましたが、どうでしょう。
ご主人の欲のなさと、まじめな朴訥とした感じの仕事ぶりが、おいしい蕎麦になっているのではないでしょうか。
あんまりお客さんが押しかけてほしくない、隠れ家のままであってほしいお店です。
4位
4回
2018/10訪問 2019/01/07
☆信州甲州スイーツ・そば巡り2018④
いつものように、今年もコチラのお宿に連泊です。
昨年同様、お宿のHPから直接予約。
おや、予約システムが r-withs(楽天トラベル) → 予約番 に変わっているようですね。
今回もおとくな「信州プレミアムコース」にします!
初日の夕食は、
・信濃旬彩盛り,蒸し物:和牛和風煮蕪掛け
・椀物:松茸土瓶蒸し
・肉料理:信州プレミアム牛陶板焼
・食事:館主手打ち信州そば切り ざる
・甘味物:南瓜ムース,紅茶ゼリー,苺
という流れですが、なんだか今年はいつもより陶板焼の牛肉と野菜が多いみたい。
ざらざらつるっと独特の食感・喉越しのおいしい蕎麦。
2日目の夕食は、
・前菜,蒸し物:チーズ茶碗蒸し
・椀物:鶏団子
・造里:信州サーモンほか
・チョイス料理:白馬SPF豚柔らか煮 を選択
・焼肴:甘鯛幽庵焼
・酢肴:坂本菊と榎木と梨の霙和え
・食事:館主手打ち信州そば切り ざる を選択
・甘味物:抹茶アイス,果物
という流れ。今回は豚柔らか煮をチョイス。これがホントにとろける柔らかさ。醤油ベースの甘辛いたれとマッシュポテトも合っています。蕎麦は2日目の方が出来が良い。
今年も満腹。いつもの新和風ツインの客室でゆっくり。ごちそうさまでした。
☆信州甲州スイーツ・そば巡り2017⑤
今年の信州旅行も、こちらの宿に連泊です。
いつもは旅行会社のプランを利用していたのですが、今回は空いていないとのこと。
それならばと、直接お宿のHPから予約することに。
こちらはr-withs(楽天トラベル)のシステムですね。
「早得28《信州プレミアムコース》と貸切露天」というプランが目に留まります。
この信州プレミアムコース、いいかも!
いつも利用していたプランの特選料理は、献立が充実しすぎていて、
私どもの胃の大きさでは、野菜ハーフバイキングまで楽しめないのです。
比較すると、
左:特選料理 右:信州プレミアム
○ ○ 前菜(信濃旬彩盛り)・蒸し物など
○ ○ 椀物
○ × 造里
○ ○ 肉料理(信州プレミアム牛陶板焼)
○ × 焼肴(岩魚塩焼)
○ × 酢肴
○ ○ 食事(館主手打ち信州そば切り ざる)
○ ○ 甘味物
という感じで、信州プレミアムはこちらのお宿の売りである、信濃旬彩盛り・陶板焼・蕎麦が全部入っていますので、十分満足。
これならちょっとお腹に余裕がある分、ハーフバイキングの天ぷら・漬物なども楽しめます。
というわけで、あとは例年同様おいしい蕎麦を楽しんできました。
なお、連泊の2日目は特選料理と同じようなコース料理が供されましたが、
肉料理→チョイス料理(5種類から選べる)
焼肴(岩魚塩焼)→焼肴(岩魚塩焼ではない)
という違いがありました。量はありますが、1泊目と同じ宿泊料金なので、これはこれでお得。
いつも楽しませていただいております。ごちそうさまでした。
☆信州甲州そば・スイーツ巡り2016⑤
今年も玉之湯にお世話になります。2連泊。
今回もプランは新和風ツインで特選料理。
献立の流れはいつもと基本的に変わらず、信濃旬彩盛りから始まって、椀物、造里、メインの信州プレミアム牛陶板焼へと進み、岩魚塩焼、酢肴、食事として館主手打ちのざるそば、デザートと続きます。見た目に楽しく、満腹を超えない程度にしっかり量。詳細は写真の通りですが、岩魚塩焼と蕎麦の間に、酢肴として河豚煮凍りが出ました。
野菜ハーフバイキングとして、漬物、サラダ、野菜天ぷらなどは自由に選べますが、欲張りすぎるとお腹が苦しくなるので自制が必要。
いつもながら、ざらざら・もちもち・つるっとした、透明感のある蕎麦が一番です。
連れは「いつもながら信州プレミアム牛は最高」と言っています。
●信州甲州そば巡り2015④
昨年利用してすっかり気に入ったので、今年はこちらで2連泊。
こちらは部屋ごとに意匠が異なるのですが、偶然か昨年と同じ部屋。
気に入ってた部屋だったので、嬉しかったです。
今回もプランは新和風ツインで特選料理。
○館主手打ち信州そば切り ざる
夕食でいただける玉之湯名物ざるそば。
ざらっともちっとしつつ、心地よいのど越しは相変わらず。
どうも、信州でいただいている蕎麦では今のところ、こちらのが一番口に合っているようです。
○信州プレミアム牛和風焼
2泊とも特選料理にしたので、メインはどうなるのかと思っていたら、
1泊目は前年と同じ陶板焼として、2泊目はやや甘い醤油だれのかかった和風焼で出てきました。
盛り付けもなかなか。全体に目で美味なのが良いですね。
1泊目、野菜ハーフバイキングの天ぷらが品切れだなあと眺めていたら、
後から、わざわざ盛り付けて席まで持ってきてくださいました!
食べすぎでお腹が苦しいいい(><)
車坐コンサートでは、マンドリンや、久しぶりにアルパの音色も聞けたりして、
帰りに館内お土産処でアルパのCDも買っちゃいました。
きっとまた利用させていただきます。お世話になりました。
●信州甲州そば巡り2014③
松本浅間温泉で一泊。
館主の打つ信州そば切りが夕食でいただけるという、こちらの宿にしました。
チェックイン時には、美月堂宮田名産店の浅間温泉まんじゅうで一息。
永六輔さんデザインの絵が描かれたビニールに包まれています。
こし餡と、季節限定の栗餡。こし餡のほうが自然でおいしいかな。
プランとしては、部屋は少しお安めの新和風ツインにして、食事を特選料理にグレードアップ。
新和風ツイン、二人で一泊するには十分。照明やトイレなど、行き届いています。
朝食・夕食とも、個室タイプの食事処。落ち着いていただけます。
まずは夕食(特選料理)から。
○野菜ハーフバイキング
こちらの食事の特徴は、会席料理に加え、漬物・サラダ・野菜天ぷらなどのミニバイキングがいただけること!
天ぷらがコースの後半で出てきたりすると、けっこうキツイと思ったりすることがあるのですが、
その点こちらはどのコースにも天ぷらは含まれていないのではないかと思われます。
揚げたて野菜天ぷらは、バイキングコーナーでお好きなタイミングでお好きなだけ、という趣向。
ありがたい仕組みです。
漬物・佃煮は、辛子茄子(意外と甘口)、茎山葵、胡瓜の佃煮が美味しい。
料理の合間に漬物類をつまみたくなることってありませんか。
その点こちらも、他の食事の合間にいただけるのですから、食が進み、また箸休めになり、有難い趣向です。
特に気に入ったのが、揚げた蕎麦を混ぜたキャベツ・ニンジン・カイワレなどのドレッシング和えサラダ。
昔、学校給食でこんな感じの食べたっけなあ。ローカルな話ですけど。お代わりしました。
○信濃旬彩盛り"月夜の宴"
○蒸し物 南京饅頭鶏味噌射込み
写真の通り、秋色の美しい前菜盛り合わせです。
豆腐のように見えるのが、蕎麦米タピオカムース。
ムースという通り、モチモチ感は控えめで、蕎麦のプチプチ感と適度なハーモニー。
柿色の葉っぱ型の器に入っているのが、柿と零余子のクリーム味噌和え。
むかごって食べる機会あんまりないですよね。柿の甘さとむかごのむちっとした食感がなかなか楽しい組み合わせ。
○椀物 松茸土瓶蒸し
海老・しめじ・三つ葉と入っております。
こんなときじゃないといただけません。良い香りです。
○造里 信州サーモン・牡丹海老・鯉・金目鯛・鯛・寒八・縞鯵
信州サーモンはきれいなオレンジ色をしていますね。思ったより弾力があってこりこり感が強かったです。
○肉料理 信州プレミアム牛陶板焼
特選料理のポイントはここらしいです。好みの焼き加減で。美味しくいただけます。
○焼き物 岩魚塩焼
○酢の物 サーモン燻製錦巻 小蕪・胡瓜・ラディッシュなどを添えて
ここで岩魚が一尾出ますか!思ったほどクセもなく、酢の物や漬物などと一緒に、お腹に収まります。
○食事 館主手打ち信州そば切り ざる
食事処の入り口付近に打ち場があります。
蕎麦はやや透明感のあるグレーで黒いホシが入り、美味しそう。
ざわざわっとまではいきませんが、やや引っかかりのある心地よいのど越し。
つゆは、甘めで出汁がやや強かったと記憶しているのですが、あれ、どうだったけかな。
○甘味物 胡麻ムース モンブラン仕立て 水菓子を添えて
最後にけっこう大きめのデザートが出てきましたよ。
ラッパ型のグラスに、モンブランクリームの下にたっぷりの胡麻ムース。胡麻ですから濃厚ですが甘さは控えめ。
いやいや大満足。蕎麦が〆にいただけるというのは、嬉しいもんですね。
車坐コンサートとか、玉之湯イメージソングとか、露天風呂とか、楽しめるお宿の特徴は色々ありますが、
食べログなんで、ここは割愛。
では、朝食。
バイキングコーナーもしっかりあるので、基本的にそちらを利用するのかと思ったら、そうでもないんです。
写真の通り、ご飯・味噌汁・わさびのり・焼鮭・温泉玉子・煮物、そして蒸し物がデフォルトで出てくるのです。
(プランによって多少違うかも。着席時にご飯かお粥かを聞かれます)
蒸し物は、野菜や魚を一口サイズにして蒸したものを、味噌でいただきます。
容器の下に蒸気の出る袋が仕込まれています。
ご飯やお粥はバイキングコーナーでお代わり自由。
和食系のおかずや漬物類、洋食系のパンやサラダ、それにフルーツなども用意されています。
あと、季節と場所柄か、食用ほおずきが出ていました。
中までオレンジ色で、甘く少々ねっとりとした濃厚な味わいです。
トマトといちじくとみかんとマンゴーを足して4で割ったような感じ?
ロビーでのドリンクサービス券というのを最初にいただいたのですが、
チェックアウトしてから最後にホットコーヒーをゆっくりいただき、それから宿を後にしました。
また必ず利用しようと思いました。
5位
1回
2014/09訪問 2014/12/06
湘南モノレール湘南深沢駅を降りて、レールの下の道を江の島方面へ。
深沢小学校入口の信号(角に湘南薬品)を左へ。1分もしないうちにこちらのお店があります。
駐車場は店の前に2台、ちょっと離れたところに1台。契約駐車場(コインパーク)の利用も可。
引き戸を入ると、左前に打ち場があり、右にテーブル席、奥に座敷もあります。
手打ち蕎麦と丼物がおいしいので、順絲菴とともに、ときどき伺うお店のひとつです。
本日は、「鳥ささみカツ丼セット」(997円)を注文。
蕎麦は比較的細切りですが、ほど良いコシがあり、香りも楽しめます。ホシは少なめですが入ってます。
のど越しの良さも含めて、鎌倉市内では指折りの蕎麦屋だと思っています。
つゆは、かなり濃くて辛い。蕎麦にはほんの少しだけつける程度。
香りがとばないうちに、手早くいただきます。
脂肪分の少ないささみカツは、個人的には嬉しいメニューです。
さっくりしていて、ちょっとぱさつく食感が好きです。
味付けは比較的ひかえめ。蕎麦つゆとは対照的で、良い組み合わせ。
豚ヒレカツ丼セット、カレー丼セットもおいしいですよ。
6位
1回
2014/10訪問 2014/12/10
信州甲州そば巡り2014⑨
旅の終わりに。
中央道長坂ICを出て、10分くらい?
地図を頼りに、生活道路&ほぼ農道をそろそろと進んでたどり着きます。
明治時代の病院だったという、古い古い建物を使っているお店、確かに営業しています。
今日のメニューは、玄関前のボードに記されている数種類。
へえ、と思っているとお店の方が「メニューあとでお聞きしますので待っていてください」
しばらくしてご主人らしき人が玄関から顔を出します。
選んだメニューを告げて、さらに待ちます。
それから店内に案内されます。
確かに駐車場から入口に向かう途中に書いてある通り、
『時間のない人。せかす人は、ご遠慮ください。』のお店なのです。
きしむ床。きれいに整えられているんだけど、なんか曲がっているように錯覚する調度品。
都会人にはきっと慣れないトイレの雰囲気。いや、田舎には普通にあるのですが。
窓から見える秋ののどかな風景。
ゆっくりしていきましょうよ。
○野菜天ざる(1500円;税込)
まずは野菜天ぷらが出てきます。
小さな野菜が丁寧に揚げられて、楽しそうに集合しています。
農村の広場に集まっている子供たちのよう。
もったいないけど、ひとつずつつまんでいただきます。どれも甘いです。
次にざるそば。細く打たれています。ざわつく見かけがのど越しを予感させます。
ざわっざわっと、のどが喜ぶよろこぶ。
つゆはやや辛め。ん、甘くもあるか。ちょこっと付けていただきます。
猪口に入ったそば湯。白濁。
もう少し日向ぼっこして。
ああ、どっこいしょ。町へ帰りましょうか。
それにしても、このお店、どなたが書いてもレビューが長めになりますね。
それだけの時間を過ごした証拠でしょうか。ごちそうさまでした。
7位
1回
2017/11訪問 2018/01/14
※販売のみ(イートインなし)
【再訪2013.11】
今年は三の酉まで。二の酉・三の酉の日にまた買い出しに出かけました。
「きんつば」は今年も同僚に大好評!
当日すぐにいただくのが一番旨いのですが、冷凍保存も可。
その場合、自然解凍して10~20秒程度チンするのがお店のおすすめのようですが、
いきなり40秒ほどチンしても、ほどよく温まって十分おいしくいただけます。
「切山椒」も今年は買いました。これもなかなか好評。
一袋800円で、短冊型の餅菓子が三色(白・桃・茶)入っています(写真なしでスミマセン)。
全部山椒味かと思ったら、違うのだそうです。
白はふつうの砂糖味
桃は山椒を加えた味
茶は黒糖味
来年11月はこれも買い込むことになるかも。
【再訪2012.11.20再訪】
二の酉の日、朝一番に行ってきました。
9:30頃から始めていると聞いていましたが、早く着いてしまい、少し待ちました。
「きんつば」のパックには、今までなかった、由来の書いた包装紙が巻いてあります(写真参照)。
今日のはいつもより少し甘めかな?
「角なしさざゑ最中」は5種類ですね。
小倉餡・こし餡・柚子餡・胡麻餡・白餡(わかめ入り)。
甘さはかなり控えめ。
「きんつば」は、また1年後まで食べられません。今年もありがとうございました。
【2012/11/08訪問】
※2012/11/10公開 2012/11/11写真・文章を追加しました。
京急横須賀中央駅の東口を出ると、デッキになっています。
右前の階段を下りて、信号を渡ると左目の前がこちらのお店。
看板商品は「角なしさざゑ最中」で、ほかにも横須賀に因んだ名称の和菓子がいろいろ。
店内には、贈答用の詰め合わせが各種陳列されています。
さて、駅のすぐ近くに大鷲神社(諏訪神社境内)があって、季節になると駅前は酉の市で賑わいます。
ここ、さかくら総本家では、「きんつば」「切山椒」を店頭のワゴンに並べます。
この「きんつば」が絶品!
なんで普段から作ってくれないの!
毎年11月が待ち遠しくてたまりません。
こちらのきんつばは、丸型です。
皮は、手で塗ったように(実際どうかは伺っていませんが)ていねいに餡を覆っています。
餡は、十分甘いのですが、上顎がくすぐったくなるほどの甘さではありません。
お好きな方は、いっぺんに2個以上いけそうです。
年によって少し違うのですが、今年は、5個入りと10個入りが並んでいました。
1個160円相当です。
会社でお茶うけに出す分や、知り合いの注文も承って、買い込みます。
常温ですと、一両日中にいただかないと。
でも、冷凍すれば2週間くらいだったっけな、持つそうです(また確認してきます)。
「角なしさざえ最中」がリニューアルとのことで、試供品も1個いただきました。胡麻餡は、新作かな?
せっかくですから店内に入って、小倉餡と柚子餡を買いました。
以前とは個包装が変わりましたか?写真の通り、上生菓子が入っていそうなプラ容器入りです。
今年は、二の酉まで。また行かなくちゃ。
8位
1回
2014/07訪問 2014/08/06
市ヶ谷での仕事の帰りに、評判の良い蕎麦屋にちょっと足を延ばしてきました。
正午少し前ですが、すでにかなり席が埋まっています。
壁沿いのカウンター席が空いていたのですぐに案内されました。
正午過ぎには順番待ち状態に。
さて、日替り御膳に人気があるようで迷いましたが、
二色せいろ(1100円)を試してみましょう!
まずはつゆと薬味の載ったお盆が運ばれてきます。
次に、1枚目はふつうの「せいろ」。
淡いグレーでエッジが立っている、端正な見かけ。
そのままいただくと、香りとともに甘味が口に広がります。
比較的コシがあって、ざわっとするのど越しも美味。
つゆは濃くてやや辛め。少しだけ付けてそばの甘みを楽しむ感じです。
ほんの少し時間をおいて、2枚目の「田舎せいろ」が運ばれてきました。
これはまた、見た目でまず楽しめる蕎麦ですね!
輝きのある少し濃いめのグレーでホシが散り、やはり端正なエッジ。
つるっといただくより、やや噛んで楽しむ蕎麦ですが、
決して無理な硬さではなく、むしろ食べやすい。
これは確かにいい店ですね。個人的にはかなり好みです。
お昼時は混むようですが、ていねいな仕事をされていると感じます。
また是非伺いたいです。ごちそうさまでした!
9位
1回
2014/08訪問 2014/08/26
神奈川の蕎麦、100件目のレビューは、こちら。
県内で何ヶ月かぶりに当たり!が出た気分。
大船フラワーセンターから進路を北北西へ。
トンネルをくぐって、玉縄幼稚園を右に見つつ、
少し右へカーブしつつ、崖が切れると、、、
おっと、行き過ぎてしまいそうです。黒い壁の家。
そばの幟がなければ、気付かないところ。
2台分のガレージあり。
けど、住宅街というほどでもなく、駅からもちょっと遠いし。
駐車場、もっとなくても大丈夫なのかしらん?
階段を上って、引き戸をからからと開けますと、、
明るくきれいな店内。いまどきですねえ。
○野菜天せいろ(1000円;税別)
本格手打ち蕎麦がでてきそうな雰囲気ですが、全般に抑えた価格設定。
しかし!
蕎麦はしっかり量があります。
それ以上に!野菜天ぷらのボリュームが!
ししとう、さつまいも、ヤングコーン、アスパラ、ミョウガ、舞茸、茄子、南瓜。
さくさくとしっとりの中間くらい。もたれない程度の食べやすさ。
これ、そばつゆでなく、塩か天つゆ別添えでお願いしたいな。
蕎麦は、なんとも不思議な肌合い。
白い部分と、淡い茶色の部分と、茶色のホシと。
江戸蕎麦ではあり得なさそうな見かけではあります。
別ジャンルの蕎麦です。
ざわつきます。食感も。のど越しも。
すりおろした山葵にも、甘辛いつゆとも、よく合っています。
結構好きだな、この蕎麦。
蕎麦湯も濃い目。ホシがけっこう出てきて、独特。
この価格設定でこの量、この味。かなり、CP良いですね。
再訪、おおいにありです。
でね、やっぱり駐車場、できれば増やしたほうがいいと思います。近所の空き地でも確保して。
目の前の県道、道幅広いし、駐禁ではないんだけど、ね。
10位
1回
2015/11訪問 2016/02/15
【追加投稿3 2016.02(訪問2015.11)】
12時半ごろ訪問。満席です。しばらく待って入店です。
ランチの設定が変わったでしょうか。
土日ランチというのがAB2種類設定されていますね。
○土日Aランチ:ポークしょうが焼丼(1080円;税込)
スープ、ドリンク付き。
スープは豚汁でした。しょうが焼に付けるのですから。正解かも。
やまゆりポークでしょうか、やわらかなお肉が気前よくたっぷり!
生姜がピリッと効いていて食が進みます。
たっぷりご飯にきざみのりと小口葱。沢庵とカイワレも添えられていて、
見た目以上のボリューム。満足感があります。
久しぶりでしたが、やっぱり良かったです。ごちそうさまでした。
【追加投稿2 2015.01】
駐車場が2台分に増えました。場所はお店の前に案内が出ています。
○日替わりランチ(900円;税込)
本日はナスと豚肉の生姜焼き!好物なのでこれにしましょう。
コーンスープは、前と同様、苦手な私でもおいしく飲める自然な甘さ。
サラダはメインプレートに込み。リーフ類・千切り・ポテトサラダにトマトもついてます。
豚肉はもち豚の薄切り肉を小間切れにしたもの。適度に脂身が混ざっています。
味付けはさっぱりと薄味です。
ライスは、いつものように、普通盛りでもやや多め。
コーヒーは薄く感じました。
きれいなお店、丁寧な接客、気のきく御主人。900円はやっぱり安いです。
【追加投稿 2014.04】
駐車場有になって、ありがたいです。
◆ランチセットE(ポークヒレブロシェットとチキンマスタード焼)にしました。
○スープ(コーンスープ)
市販のものや普通の食堂のコーンスープは飲まないのです。
不自然な甘さがいやらしいのです。
その点こちらのは当然ですが自然な甘さで、とてもおいしい。
○サラダ
セットによってプレートに込だったり、別添えだったりします。
Eセットは別添え。
○メインディッシュ(ポークヒレブロシェットとチキンマスタード焼)
なんと!これはいろいろ食べられて嬉しい!
ブロシェットは、ぶ厚いヒレ肉に大きなベーコンが巻いてあります。
それが2個、串焼きに。これがやわらかい。
粒マスタードが抜群に合います。
チキンもやわらかく、ポークとの違いを楽しみながらいただけます。
付け合わせは人参、いんげん、スパゲティ。
人参がとても甘くなってます。
スパゲティはやや平凡。もっとさっぱりしていても良いかと。
○ライス
もっちりとしています。好みはもう少しふっくら系ですが、
このメインディッシュになら、これでもOKかな。
○ホットコーヒー
この前よりおいしく感じるかな。やや苦めで、締まります。
これで1300円。やっぱり絶対お得だと思います。ごちそうさまでした。
【初回投稿 2014.01】
<日替わりランチは驚きのCP!!>
ちょっと感動しました。鎌倉エビス。
深沢の、そうてつローゼンの並びにある洋食屋さん。
以前の「日々茶寮 連」に伺う機会はありませんでしたが、こちらのお店は開店以来気になっておりました。
手ごろな価格でおいしいランチをいただけそうな期待感。
入口の引き戸を開けると、中にもひとつドアがあってこれを開けると和風で飾り気のない清潔感のある店内。
先客ひと組。私たちの後から二組で、さほど広くない店内はいっぱいになりました。
さて、平日ランチセットは5種類。
日替わりランチ(900円)が一番安く、
一番いいお値段なのが、大海老フライ&ステーキ(2500円)。
すべてにスープ、ライスorパン、コーヒーが付くとあります。ライスは大盛り可。
本日の日替わりランチ(900円)はローストポーク。
この価格でどれほどのものが出てくるのでしょう。
スープはかぼちゃの温かいポタージュ。
甘いのですがくどくなく、おいしいです。
サラダも出てきました。
千切りキャベツが不思議と葉っぱ臭くなく甘いのです。
野菜の味を邪魔しない程度に甘酸っぱいドレッシングがよい加減です。
そして、ライスと、ローストポークのお皿。
大盛りは結構な量と聞いてましたので(実際他のテーブルの大盛りライス、しゃれたお店に似合わずどん!と盛られていました)普通盛りにしておきましたが、十分な量であります。
ローストポークは写真の通り。
和風です。しょうゆ味が程良く、これは自分の好みです。
しかも、粒マスタードをつけると、これがまたおいしい!
付け合わせのホウレンソウのバターソテーの甘み、
ベーコンポテトのほろほろした食感とあっさり塩味、
とっても素敵なバランスの一皿です。
これで900円は安い!
だって、ファミレスで食べたってもっと高いし、味付けはこんなに繊細じゃないし。
と思ってたら、さらにコーヒーも付くんだったっけ。
これはかなりかなりお得でしょ。
別のテーブルの子供たちには、コーヒーではなくオレンジジュースがサービスされていました。
フロア係は若いお兄さんで、まだ新人のようでしたが、一生懸命でなかなか好感がもてましたし、
厨房で調理しながら店内に良く目を配っているご主人は、なかなかの人物とお見受けしました。
これは、これから何度もお世話になりそうです。ごちそうさまでした。
ここのところ、とにかく忙しくて。
食べログに書くヒマもないくらい。
そんなときの自分&家族へのご褒美は、こちら松原庵!
早めに予約して、夜の部に伺います。
お会計カウンター近くのテーブル席に案内されました。
○エビス樽生(800円;税別以下同)
○お通し(400円)
胡瓜とミニトマトと醤油豆。
○くらかけ豆(600円)
○鮮魚のカルパッチョ・キンメダイ(1500円)
この2品は、我が家のマストアイテム。
ポリポリ食感の茹で大豆は、いつも楽しい気分。
本日の鮮魚からはキンメダイをチョイス。
○鮮魚の梅肉しそ包み揚げ(1200円)
○揚げだし豆腐(880円)
いつもは鴨ロースあたりをお願いするのですが、
本日はさらに魚でいきます!包み揚げはイサキだったと思います。
これは美味しいだろうと分かっていても、実際「おいしいね」の声が出ます。
○せいろ(960円)
○そば粉のバターケーキ(750円)
せいろは何年か前よりちょっと値上がりしています。
本日は出来が良い。
1年前に伺ったときは、ちょっと硬めで粉っぽく、失敗作、って感じだったけど。
本日はいつもの甘みと喉越しに戻ってました。
さあて、明日も頑張ろう。ごちそうさまでした。
【追加投稿2015年10月】
今回の訪問は9月下旬の夜の部。
テラス席がちょうど心地よい季節です。
くらかけ豆、鮮魚のカルパッチョ(鰹をチョイス)など、自分的定番を頼みつつ、今まで頼んだことないものもお願いしてみます。
○天婦羅盛り合わせ
旬野菜の天婦羅と、海鮮あられ揚げが両方楽しめるというお得なセット。
エビとイカのあられ揚げ、ほどよくからりと揚がっていて、一口サイズでシェアしやすく酒のつまみにも良し。
思ったより上出来でした。
○月見そば
期間限定のそば。
卵の黄身・とろろ・海苔で、明るい満月と漂う雲を表現している感じでしょうか。
いつもの、のど越しの良い蕎麦に、とろろが良く合いますね。
○そば粉のバターケーキ
松原庵の弱点は、甘味が価格に比して今一つなところだと思ってるのですけど、
こちらは今まででは一番良かった。蕎麦の味がほんのり確かにあります。
アイス添えですので、〆に心地よい。
今回もおいしく楽しく心地よくいただきました。引き続き★4.6。
【追加投稿2014年3月】
久しぶりに行ってきました。夜の部です。
テラス席になってしまうと寒いかなと思い、予約して。
みなさん、静かに時間と空間を楽しんでいます。
○お通しは胡瓜としょうゆ豆
まずはビールとともに、甘辛い味がのどにうれしい。
やっぱり日本酒がほしくなり、このたびは頼むことに。
○本日おすすめの日本酒;宮寒梅冬咲き燗(1200円/1合)
宮城のお酒。季節限定。お燗がおいしいお酒ということですね。
抜けるほどの強さではなく、ややキレとやわらかさ、という感じかなあ、大体ですみません。
○くらかけ豆(500円)
信州産青豆の塩ゆで。ポリとした食感が楽しくお気に入り。
なんとなく洋風の豆スープの味わい。
○本日のお造りから2種チョイス(2000円)
ぶりと真鯛。いいお値段ですが、甘くておいしいです。
○鴨ロースのカルパッチョ(650円)
これはお値打ち感あり。
イタリア産岩塩とブラックペッパー、オリーブ油で比較的シンプルな味付け。
適度な歯ごたえでうまみが広がります。
○せいろ(900円)
そのまま食べて、甘みとざわつくのど越しのうまいこと。
山葵を乗せても良し。ちょっとつゆをつけても良し。とても好きな蕎麦です。
○胡桃ぜんざい(600円)
甘い胡桃ソースで焼き餅をいただくというもの。ちょっと想像してたものと違いました。
デザートの工夫には苦労していらっしゃるような気がします。
今回もおいしく頂きました。★4.6
【初回投稿2012年9月】
有名店ですので、今更ながらですが、一応道順を。
江ノ電由比ヶ浜駅を降りて、左へ。50mほど先の小さな四つ角を右へ。
120mほど歩くと、左斜め前の塀の上に、「松原庵」の小さな看板が見えます。左に曲がってすぐ。
古民家の玄関を入ったところが受付です。テラス席があいている場合でも、まずはお店に声をかけて。
テラス席は夜ももちろんOKで、心地よい風に吹かれますが、季節によっては寒さ・虫対策が必要。冬場はストーブとブランケットを出してくださいます。
建物の中に入ると、廊下から右手に打ち場が見えます。
テーブル席と奥の座敷があります。あいていれば希望を聞いてくださいます。
訪問は年1回ほどのペースで、今回が5回目。
もっと通いたいけど、お財布が…
お客様を招く時か、特別な時に利用しています。
お通しは、胡瓜としょうゆ豆風の味噌あえと言えばいいんでしょうか。甘辛い味が飲み物に合います。たいがい生ビールにするのですが、日本酒が欲しくなりますね。
本日は、
鮮魚のカルパッチョ(1400円)、厚切り鴨ロース肉の炙り焼き(1400円)、旬野菜の天ぷら(1100円)をいただきました。
本日の鮮魚はワラサ。トロッとしてオリーブオイルとよく合います。
鴨ロースは炙った肌の照り加減のなんともおいしそうなこと。厚切りといっても一口サイズになっていますので、上品に口に運ぶ感じです。
旬野菜は、生姜、蓮根、茄子などなど。塩でいただきます。毎回違うものがいだだけるので楽しみ。
天ぷらは年齢を重ねるにつれ(もっと年上の人に怒られそうですが)、薄い衣でさくっとカラッと揚がってないと、受け付けなくなってきます。さすがに町の蕎麦屋的食堂じゃありませんので、その点は安心。
テーブルの様子を見て店員さんが声をかけてくださいました。良いタイミングです。蕎麦にしましょう。
せいろ(900円)をいただきます。比較的しっかりとした灰色、穀物の香り、喉越しを楽しみつつ、少々かみしめつつ。うまい!です。
ここの蕎麦は季節に関係なく安定しているように思います。
(えっと、確認ですが、せいろは900円です。鴨せいろ・天せいろは1800円;2012年9月)
本日は欲張ってデザートまで。本日のデザートは黒豆のアイス(600円)。さいころ形で、あっさりしたピーナッツクリームのような味わい。おいしいけど少々高めだったかな。
もっと美味しいものを出す料亭は、世の中にたくさんあるのかもしれません。
でも、蕎麦との合わせ技で、私の財布でもなんとか頑張れるところってことで、
めでたく★4.5です。