ちぇりさんのマイ★ベストレストラン 2013

ちぇりのうまいもん紹介

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年は半分海外にいたので投稿頻度も無いようにもムラがありましたが、美味しいお店に沢山出会うことができました♪ 順位は点数ではなく、回想時の印象や想い起こした時の愛情の感じ方で決めてます♪

マイ★ベストレストラン

1位

日本酒餐昧うつつよ (本町、堺筋本町、淀屋橋 / 居酒屋、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/10訪問 2013/12/19

日本酒に特化して、筋がビシーッと通ったお店

福山のうまいもん師匠から教えてもらったお店。
大阪でご一緒させてもらう御仁がいたので、自分が行った事無いお店にお誘いするのは
ちょっと気が引けたのですが、なんせ師匠の言われるお店にハズレ無し。
ということで、初めて伺うお店である事を連れの御仁にお伝えした上で訪問。

お店に入りますと、歓迎の言葉とともに、こう聞かれました。

『日本酒は召し上がりますか?』

これ、私ら二人は日本酒の向き満々だったので、はいもちろん、で済みました。
が、飲まない方に対してどのように言われるのかがわからない。
ここがちょっと気がかりだったので、誤解の無いようにお伝えしておきますと…

こちらはビールなどこそ置いてあれど、飲み物メニューは日本酒に大層力を入れて
いらっしゃり、お料理もそれに合わせたものが殆どのご様子。
ですから、もし日本酒を全く飲まない、という方が来られても、あまり楽しんで
もらえないかもしれない、それを事前に知って頂きたいというお気持ちから、
席に着かれてしまわれる前に、お客様にお尋ねになられているものと思われます。

大変丁寧な物腰だったので、失礼に受け取る方はおられないと思いますし、まさか
日本酒を飲めないと伝えて追い返されるような事は無いと思いますが、日本酒を大事に
されてあるお店である、ということはご承知の上で、お店に上がられる事をお願いしたいです。

と、ここまで店の方を持つような言い方するには訳があります。
そのような確認を取るに値するお店だから、というのが、ただの1回ではありますが、
お伺いしてヒシヒシわかった。そのようなお断りをされるだけの価値を十分お持ちで
いらっしゃる、そのように心底感じたからです。

まず、よくわからないので、お勧めのお酒をお願いしたら、東洋美人が出て参りました。
そうです、先日の大雨で蔵が浸水、甚大な被害を被られた東洋美人。その中で辛うじて
生き残ったお酒を合わせたものが、復興商品として最近世間に出回ってます。
これが、決して「お気の毒だから」と頼む程度のものではなくて、純粋に美味しい!!
実はこのお店に来る前にも頂いた事があって、どちらのお店も、日本酒を殊に大切にされているお店。
それだけ、消費する店に信頼のある蔵であり、復興商品と言えども美味しさが認められてる
蔵との連携。すばらしいですね。おすすめで、まずその辺を持って来られる所に、
日本酒への 愛を感じます。

お料理自体も素晴らしく、またその素晴らしさが日本酒の為のものでもあり、というのが
わかるものもまた、素晴らしかった。刺身の盛り合わせは繊細且つ、口の含みが重たく
なりすぎないサイズで、お酒と一緒に楽しみやすいものでした。そしてここでサプライズが。
なんと。。。

この盛り合わせの中に、村さんのスズキが!!

そう、なるとのカリスマ、村公一さんの手に寄るスズキ!!
話にだけは聞いていたけど、最近では市場には乗らず、高級料亭や寿司屋さんが
直々にお求めになると言われる一級の食材。


彼の手により、スズキは寝ぼけている間に一瞬で〆られ、
〆た後は血が一滴も残らなくなるまで血抜きがなされる。
さらに神経を抜くことで活かった状態が余分に一日続き、顧客の食べる時間まで
逆算されたタイミングで〆られるとか。

もちろんその後の温度管理にも細心の注意が払われ、その日の気温と提供する時間に合わせて
保管温度が変えられたり、またそれを納品先にも徹底してお願いするなど、行き届き、
どの個体が一番美味しいか、どんな餌を食べていたかとか、食べ頃はいつかまで分かるのだとか。

彼のスズキは市場にあっても一目で違いが分かると言い、トロ箱には血の一滴も
落ちておらず、うろこの一枚もはがれていない、なんて例え方を聞いた事が。
(かなり事実に近いらしいです)

その素晴らしいバイオニアぶりは
テレビや雑誌で幾度となく取り上げられてるので、ご存知の方も多ければ、召し上がった
ことがおありになる方も多いかもしれませんが、ちぇりは初めて。。。
というか、銀座の一流老舗寿司屋さんも御用達などと聞いていたので、すっかり縁の
薄いものだと思ってました。それが、狙って来た訳でもないのに、この幸運!!!

これがその期待に違わぬ。。。いや、違ってましたね。
想像や期待していた遥か上を行くお味!!
そんなん、期待した分や思い込み値が乗っかっただけやないん?と眉唾に思われる方も
おられるかもしれませんけど、あの、口中に吸い付くような食感と弾力、舌に沁みた
あとに、そこはかとなく広がるふくよかな風味、味わい、胃の腑から、じわぁ…っと
上がってくる「感動」は、思い込みだけで感じられるものではないと思います。

ああ、今思い出しても、涙がにじむ。
息、詰まりましたからね。
刺身の一辺に、こんな感動させられるとは思いも寄りませんでした!
そしてそこに含む冷やい酒。これがまた、村さんのスズキの旨味の余韻と合わさり、
息を抜く鼻先まで、感動に溢れてました。いやこれ、ほんまにうまいっ。

これは素材の勝利でもありましょうし、お店の扱い故でもあり。
それが証拠に、他のお料理も、まーどれも突き詰められてました事!
豆腐の味噌漬けなどは、豆芙蓉かと思われるほどのコクと濃厚な風味で、ちみちみやる
飲んべえにはもう,たまらぬ一品。河内の鴨の刺身、なんてのもありましたなぁ。
お近くのものであるとはいえ、一級品をこの日は何種類も食べさせてもらって、
ちぇりさん、大満足。

もう日本酒を頂くのが楽しく美味しく、食事はせずこちらに伺ってたのですが、
重たいものより、お酒を楽しむ為のチョイチョイした小鉢を重ね、そのどれもが
ハッとさせられるもので、更にお酒が楽しくなり。。。。

まさに、日本酒を楽しむお店ですねぇ。
あ、楽しむ、といえば、こちら、ちょっと面白い趣向のメニューがありまして、
日本酒の利き酒セット。猪口に入れられた日本酒が三種セットで出てきます。
ここまでなら他の店にも良くあるのですが、こちらには、それとは別に猪口に一杯、
お酒が注がれて出てきまして、さて、その酒は三種類のどれと同じお酒でしょう?
という、利き酒ゲーム付きのお品。

何も無い所に酒を出されて、さて、これはなんと言うお酒でしょう?
なんてやられてもわかるわけもないのですが、いわば参考書持ち込み可能のテスト
みたいなもんでしょうか。交互に飲み比べながら神経衰弱をするのですから、
全く当てられないわけでもない。いや、むしろ結構簡単なんちゃう?
と思いつつ、気軽に始められたのでした(笑)

が、そこはお店もうまくしたもので、酸味の近いの、香りの近いの、紛らわしいものを
候補に持って来てたりして、実際にやってみると、び。。。微妙にしか違いが分からん(^^;
しかも、飲めば飲むほど、違いが近くなってくる気がして、更に悩む。。。

御仁と二人で、1セットずつ頂いて、それぞれに悩む事、かなりの時間。
回答を書く紙を女将が回収しに来てもまだ悩んでて(笑)、思った以上に手こずった(笑)
が、その甲斐あって、ちぇりさん、見事に花丸もらいましたー♪
で、ご褒美に、冷製ラタトゥイユも頂きましたー!(笑)

いや、これ燃えるわ(笑)
お隣のグループもあれやない、これやないと言いつつ、グループ内で意見が分かれたり、
正解を巡って、しばし盛り上がられてました(笑)  これ、人数関係無しに楽しめるし、
何種類もの日本酒を味わうことができるし、いいですね♪

なるほど、日本酒を味わって楽しむだけじゃなく、こんな風に楽しむ為のアイテムとしても
活かせてるなぁ、と感心至極。それがまた、最初に書いた、『日本酒は召し上がられますか?』
と、わざわざ聞いて敷居を上げかねん店がやるところが、粋ですわ。

そんなメリハリのあるお店らしく、完全禁煙、と、厳しくなりすぎる事も無く、
お手洗いの前のスペースだけは喫煙可能、と、飲んだ時に吸いたくなる方にも親切。
またそういうお店に寄られる方たちですから、こちらがお手洗いに向かった際に
吸われていたら、気を使って下さる場面もよくあり、嫌煙サイドの人間であっても、
おおらかに対処できる感じ。それもまた、お人柄ならぬ、お店柄ですかねー。

ようよう好い気分になりまして、お代をお支払い、お見送りに来て下さった大将に
お会いする事が出来たのですが、ありゃ、まだお若い!!!少なくともちぇりよりは下だ!
なのにあの采配、あの包丁、あの素材選び。。。。すっごいなー。。。。

お代を払う立場ではありましたが、もう心の底から頭を下げて帰りました。
こんなに美味しいお酒とアテを食べさせてもろて、ありがとうございました、と。

お店の方は、こちらの方がお礼を言わねば、と、恐縮されてましたが、
あんなもん、いつでも食べられるもんちゃいます!
日頃から、お店の方が厳選されて、扱いに心を砕かれているからこちらが食べる
ことができるっちゅー話。金だせば食べられる、とかいうもんじゃない。
ましてや、まさかこの日に巡り会えるとも思ってなかったあこがれの食材を
サラリとだしてくれるのだから感激至極。

ほんとに、ほんとに、おごちそうさんでした。
今思い出しても最敬礼でお辞儀したくなってしまいます。
日本酒には不束もんではございますけど、お店の心は、しっかと頂戴いたしました。
また帰国の際にはぜひとも寄らせて頂きたく。

重ねますが、おごちそうさんでした。


※この日はおごちそうになりましたので、CPつけておりませんけど、
 日本酒に特化した、また希少な食材をお使いではありながら、
 極端に高いということはありませんでした。もちろん安居酒屋と比べられては
 困りますけど、個人的には金額以上の価値が十分にあったと思われますし、
 女一人でも、また伺おう、と思える程度の金額でしたのでご心配されすぎませんよう。

  • 包丁が美しい刺身の盛り合わせ。なんと村さんのスズキが!
  • 鴨の刺身
  • 突き出し

もっと見る

2位

呑太居酒屋炭火焼き (福山 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2013/02訪問 2013/12/19

こじんまりしたお店の中に、納まりきれないほど魅力的な酒と料理

こちらのお店の常連さんに連れて行ってもらいました。
ハシゴの最中だったので、初回はほんの数品を頂いただけだったのですが…

いやー、久しぶりに、こんなに瞬間で一目ぼれ…いえ、一味惚れしましたわ(笑)
ストライクゾーン、どんぴしゃりっ。

この日は、小イワシを使った手製のオイルサーディンと、手作りカレーを頂いたのですが
(カレーは突発メニューでレギュラーメニューじゃありません)酒飲みのツボを、よーく
心得ていらっしゃるというか、彼はースパイシーながら濃度を抑えて、飲み物との絡みを
合わせてくれており、湯割りの焼酎呑みながらのカレーが美味しいなんて初めて知ったわ(笑)

そしてこれがたまらん、オイルサーディン!
小イワシに丁寧に手を入れて、ガーリックとオリーブオイルでフツフツ煮立ててやってくる、
香りも美味しい小さな一品。

個人的に、育った玄海とどうしても比べてしまって、使いたいなーと思うイワシとなかなか
出会えない福山でしたが、選ぶ人の目と作る人の手があれば、こんなにおいしくなるのですね♪
オイル煮ですから、たっぷりのオイルに漬かってるけど、仕込みでしっかり手をかけられて
いるのでしょう。小さなイワシにはしっかりと塩気が沁み込んでいて、まぁ良い酒のアテになること、なること♪

ただしこれは、仕入れと、仕込みの時間があるかどうかで変わってくるメニューらしく、
常にあるものではないとのこと。というか、こちらのお料理、よほどの定番ならともかくとして、
仕入れるものによりけり、ほかの料理との兼ね合いによりけり、という物も多い様子。

なので、どーーしてもお目当てがあるなら、事前に電話でリクエストするとか、お尋ねする、
というのがいいかもです。それでも、難しい事はあるでしょうけど、ちょっとでも食べれる確率
上げるために…(^^;

で、ほどなくして次の機会を待ちきれずに、二回目の訪問(笑)
やった、あのオイルサーディンがある!ってことで、そちらを注文。
その日は、ちぃちぃいかの沖漬も作られたというので、もちろん注文。
そんな季節の素材の料理、一期一会ですもんね。
その夜食べなきゃ、次、いつ食べれるかわからない(笑)

で、このとき、やはり初めてこちらのお店に伺った連れにオイルサーディン食べさせたのだけど、
やっぱり唸ってました♪ こっちは自分が作ったわけでもないのに、

『ねっ、おいっしーでしょう?!』

と、自慢顔。いや、あんたの手柄やないし(笑)

更に素晴らしかったのは、ちぃちぃイカの沖漬け!!
ちぃちぃイカというのは、この辺の特産。。。とまでは言わないのかなぁ?
某飲食店が、下味をつけて天ぷらにしたものを看板メニューの一つにしてて、
地元では結構人気のある食材。大きさは、ホタルイカくらいな感じだけど、もう少し華奢な
造りで、味わいも優しい印象かな?

どっちにしても小さいは繊細だわで、自分で調理するにはとても面倒な話なんですが(笑)
それを厭わずやってくれている上に、この沖漬けの漬けダレが、とても品がある。
しっかりとして、当然お酒に合うように作られているのですが、塩味より先に旨味が舌に
沁み込む感じで、じっくりじっくり味わいたくなる。もちろんそこにお燗をキュッと流し込むと、
更に旨味が、ふあぁっ、と膨らんでヤバい。。。。
もうこれあったら、何杯でも燗酒がいただけてしまいそう。。。(笑)

ナスの田楽はとろっとろ。貝の煮物も上品で、どれをとっても、まぁ手の綺麗に入ってること。
ワンポーションは気持ち控えめですが、2~3人で突いて十分楽しめる程度。
そして控えめな量なので、色んなお皿が楽しめます。価格も300円代からあって、
お財布的にも、色々楽しみやすいお店。

ああ、〆の炭水化物には、スパゲッティや、おうどんなどもあるようですが、
今回は全席満員御礼状態、すぐに出せるのがバゲットのベーコンサンドなんですが…
と言われたのでお願いすると、オイルサーディンなどに付け合せで出てくるバゲットを
軽くトーストしたものに、分厚いベーコンが挟んである。それを何気にガブっとたべると…

思わずニヤリ。
ガッツリとしたベーコンとパンの間に、透けるほどの薄さですが、レモンのスライスが挟まれてる!
これが薄いので、酸味や苦みを主張することなく、でも爽やかんレモンの香りだけを生かして
とーっても美味しい♪ ちぇりも、レモンパスタを作るときにはベーコンとレモン組み合わせるから、
このサンドイッチもドンピシャリ♪

写真を見てお分かりかと思いますが、お燗も、ちゃんとした燗付け機で出てくるですよ。
そして店主、どんなに混んでても、お客への目の配り方、耳の配り方を怠らない。
日本酒は三種呑んで、全部お任せにしてたのですが、さらりとした者からふっくらしたもの、
そして、ガツンとくるものの流れを作っててくださり、これもお見事。

混んでるんですみません、料理に時間がちょっとかかるかも、と断られはするものの、
美味い酒でちびちびやってたら、全く気にならないペースで出てくるし、
いいタイミングで会話にちょいと口をはさんだり。

こじんまりしたお店とはいえ、満席になれば結構な客数。
それをあれだけの料理しながら、あの気配りでまんべんなく回すのだから恐れ入る。

一件目としてゆっくり使うのもよかろうし、どこかのお店との間に、ちょっと挟むような使い方もいい。
もちろん、〆のお店にしても良さそう。今まで全く知らなかったお店ですが、今一番、
色んな人を連れて行きたいお店です(笑)  

二人でチョイ呑みだったら、1、2品頼んで軽く一杯飲んで、1000円位でいけるんじゃなかろうか?
なのでね、どうぞお気軽に♪ ぜひぜひ試してみてほしいお店。
ちぇりもまだまだ食べたいメニューがたくさんあります~♪

  • オリジナルのオイルサーディン
  • (説明なし)
  • 手作り、ちぃちぃいかの沖漬け!!

もっと見る

3位

organo (福山 / ビストロ、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2013/09訪問 2013/12/19

料理の内容がコスパぶっちぎり。官能の。。。

こちらも師匠おすすめの店(笑)
もう、海外にいる時点から噂は聞いてて、行かねば、行かねばと思ってたお店。
もう福山でも名前が知られて来て、すっかり人気店になった頃かしら?

失礼ながら、この日は他のお店もはしごするつもりで伺いました。
一杯飲んで、ちょっと食べて失礼するつもりだったんです。
そう、『だった』んです。

が、まずグラスワインを頼み、師匠おすすめのパテ?テリーヌを頂く。
。。。。これ。。。。確か500円とか600円とかのお品じゃありませんでしたっけ?
ものすごく豊かな含みがあって、でも決して粗野ではなく,滑らかで。。。

行儀悪いの承知でしたが、あんまりにも味わいの濃度が高いので(濃い、だけではない)
ちみーりちみーりとみみっちく頂きながら、ふっくりとワインを口に含む。
ちみーりちみーり食べて、ふっくり。
あかん。これ一品でワイン何杯飲めるんやろか。

しかし実のところ、そんなもんを出されてしまうと、他の料理も気になってくる訳で、
テリーヌだけで終わらすなんてとても出来ない。この時点でハシゴの線はなくなりました(笑)
エビとアヴォカドのタルタルは、口が受ける用意してた味わいよりも遥かに素材の風味が生きてて
ホロホロ鳥のコンフィに至っては。。。もう。。。(ぐふふふ♡)

コンフィ、すごく難易度が高いとは個人的に思いませんが、手間がかかります。
お肉に直接なりソミュールなりでしっかり味を染ませ、方法に寄ってはその塩を抜き、
一定温度の油脂でゆっくりとオイルににして、本来はそのオイルごと固めてしまう保存食。
すげー手間と時間がかかります。料理が好きな人は大量に作って酒のつまみにしたりも
するでしょうが(←あなたのことね)まぁ、日本の一般家庭では、そう容易くは作るもの
ではないだろうな、と。

しかも、ホロホロ鳥。
コンフィと行ったら、アヒルかガチョウ。鴨なんてものもたまに見ますが、フランス料理
的には、アヒルかガチョウ。手間がかかる事と,日本ではその素材の入手やコストの
問題もあるから、普通に鶏モモで作られることもありまして、それはそれで美味しいのですが、
ホロホロ鳥。どこで捕まえて来たんでしょう?(いえ、店の人が捕獲した訳では。。。)

もう食べてみたくて食べてみたくてウズウズしつつも、いや、今回は初めてなのだから、
お店のおすすめを聞いてみるべきよね、と、ぐっと我慢してお尋ねすると、

『こちらのホロホロ鳥などが…』

ハイ来た!
お願いします、それ!!!(笑)

あんな被せ気味に注文したのは、初めてじゃなかろうか(笑)
けったいな客やと思われたやろなぁ(^^;
しかし、センサーが大幅に針を揺らして反応した通り、
めーちゃーくーちゃー美味しかったですよっ、これ!!!

表面の皮はパリッパリで、その香ばしさがまず、ワイン含む口に心地よい。
そして中の身ぃは、ふぉっくふぉく。コンフィはオイルに浸る状態で熱を入れて行くので、
無駄な水分は飛ばさずに味だけ凝縮していく調理法なので、鳥の身と言えどパサつく
ことがないどころか、ふぉっくふぉく。上がる湯気には、ふっくらとした香りが漂い、
噛んだ身からは、じわーーーーー………(←ここのタメ、大事)と旨味。
またワインが旨い。
今からこの店行く人、まだメニューにあったら、これ外すのはもったいないですよ。
まーじで美味しいから。

あとね、肉を頼んだ上で更に頼んでしまった骨付き仔羊のロースト。。。
もう登場した時からエッロエロ。
見た目超レア。でもレアはレアでも、ちゃんと熱が中まで伝わってるレアね。
レア=生じゃないから。生感保ちつつタンパク質を変成させない温度を伝えたのが
正しいかどうかは知らないけど、ちぇりの好きのレア(そっちの方が知らんがな)。
指定した訳でもないのにドンピシャ・ルック。

もうね、ゾクゾクしますよ。
中心の紅い部分とか、ぷわんぷわんしてるんですもの。ナイフの先で触るとフニって。
肉汁をテラテラと光らせながら、紅いお肉がフニって。この写真、公然猥褻にならんですかね?
大丈夫?ならいいけど、ぶっちゃけ、あれを食べた時の恍惚感と言ったらまるで…(ピー!!)

ラムのクセを消す、ではなく、生かしている方向なので、どーーーーしてもラムのクセが
苦手だ,という方には賭けになるかもしれませんが、ちぇりには、クセ、ではなく『香り』
に昇華された素晴らしい一皿に思えました。過去最高にエロい皿は、小倉のブルーム
牛脂も降り肉のカルパッチョ(現在は提供されていない模様)でしたが、ワイルド部門では、
ぶっちぎりでこちらのラム肉がエロエロ一等賞ですねっ。どんなにエロいかしゃべろうとしたら
(ピー!!!)となるのでお伝えできないのが残念ですが、エロいっす。
マジで、少々な男さん目の前にするより脈拍上がった(笑)

ワインの酔いと、エロい料理で軽い動機とめまいを覚えながら、〆の注文(まだ食うか。。)
こだわり卵のカルボナーラと、オムレツ。卵攻め。前のか皿から考えるとタンパク質
過剰摂取気味だけど知った事か。目の前に快楽の扉があるというのに、開けぬアホぅがどこにおる。

ええ、言わずもがなで美味しゅうございましたとも。
パスタなんか、出来上がってから何秒で食べるかが勝負なのに、あんまりの濃厚うまうま
加減に、フォークで一巻きを口に運んでは、ホヘー(*^^*)っとなりつつ完食。
オムレツがまた、プワップワの所にナイフ入れると、ふるるるるるっ!と解けましてね。
ここ、もっとエロ展開したいところですが。。。

書かねばならぬことがあります(まだあるんかい。。。)
デザートです。ピスタチオのジェラートです。
この銘柄だけでも魅惑満々なんですが、そこに。。。そこに。。。。

エキストラバージン・オリーブオイルをかけるんです(--)b

ジェラートにオリーブオイルぅぅぅ?
と、思われた方もあろうかと思いますが、美味しいんです。
もちろん単体でも美味しいジェラートに、これをかけると更にマイルドふくよかに。
ってか、オリーブオイルも大層美味しい映えもので、なるほど、飲めるオイル
と言うのはこのことか、と。この時は写真を撮りたかったので、ボトルをテーブルに
置いてってもらったのをいいことに、タップリかけさせてもらいましたとも(←図々しい)。

なんというか。。。立ち寄る程度のつもりが、ガッツリ腰を据えて、普段よりも
ガッツリ食べてしまいました。。。それでもまだまだ食べてみたいメニューがたくさん。。。
こちらお店の手にかかったものなら、さぞやエロ。。。。いえ、美味しいことでしょう。
通えないのが口惜しい。

お肉関連のメインはね、単価的に見るとちょっと張るかもしれませんが、内容を知れば
断然価値のあるものだし、小皿なんかは300円くらいからある上に、本日のおすすめも、
500〜600円がメイン価格帯。お手軽な価格のものが多いのに、ものっすごいハイレベル。
ハイレベル、とか一括りのおおざっぱな表現、禁じ手ですけど料理の幅が広すぎて、
そうまとめるしかないんですよ(^^;

あと、連れが感心してましたけど、グラスワインがね、どれも珠玉だったんだけど、
値段設定が秀逸だ、と。まずは手を出しやすい500円のものから行って。。。と、
段々に高い者に移るにつれ、前に飲んだワインが邪魔にならないような構成になってた。
これは、日によってチョイスが違うから、必ずの事ではないかもですが、ただひたすら
鼻息荒く料理と向かい合ってたちぇりも、言われてなるほど、と思った次第。
こういうセンスがすばらしい。分かる人もあろうし、ちぇりのように分からん人も
あるだろうけど、楽しんでもらえる確率を上げてくれようとする心遣い。素晴らしい。

いいお店、というか、面白いお店、できましたねぇ、福山。
この価格帯で、この方向性の料理を出されるお店の中では、ダントツではなかろうか。
好きなお店は他にも色々ありますけれど、今時点では、一番欲情かき立てられます。

グラスワインと、なんか一品でもよろしいですわ。
ご興味のある方は、まずは一度、行かれてみる事をお勧めします。
その後、グラスを重ねるのと、料理を注文するのが止まらなくなるのは、当方、
一切責任を負いかねるわけですが、このお店は。。。なんかこれからの期待値が
半端ないです。開店間もなくして感じさせる、この幹の太さ。


次回また伺えることを、心から楽しみにしています。
福山でお近くにいらっしゃる皆さんは、ちぇりの代わりに、それまでお楽しみ下さいませ(悔)
ほんとにほんとに、おごちそうさんでした。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

4位

出谷右衛門 (大濠公園、赤坂 / そば、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2013/11訪問 2017/03/11

こんなとこに、蕎麦の名店!!

**** 2017 Feb.*****

三年前って!
久しぶりだなー。実は途中に何度かトライした事はあったんだけど、
人気で入れなかったのよね。好きなお店が認められるのは嬉しいこと
だけど、ほんっとお久しぶりだったわっ。

そしてなんかますますお酒とアテの内容が充実してる様な気がした。
自分が久しぶりの日本で久しぶりのこちらで久しぶりの日本酒だった
からってのもあったかもしれないけど、ふきのとう味噌、ブリの漬け、
美味しかったなぁ。。。。

それに合わせた神亀っていう燗付けもよかった。
くいっくい飲めたわ。うまかった。

そして連れが大好きな卵とじそば。
ふつう卵としっかり味の出汁の餡とか、そばの香り邪魔しない?
って思うんだけど、ここのは勿論そんな心配、ないわなぁ。

それどころか、むしろ「これがいい!」と思えるコンビネーション。
素晴らしい。

そして盛りは大盛りの更に増量をお願いして二人でチルチル(笑)
ひやっとした、そして香り高いそばを啜って、暑い燗をキュッとやる。
ああ、日本人でよかったわ。。。。

この日はちょっと遅めに伺ったので席が空いていましたが、それまでは
満員だった様巣で、機会を逃したくない人は事前予約がおススメです。
あくまで自分基準ですが、そばがおいしいと思える数少ないお店の1つ。
うまいなーっ、うまいなー!と、盛り1枚食べる間に何度言ったか。

好みはありましょうけれど、おススメです。
他県のそばに通じた人の口の端にもよくのぼるくらいに人気のお店。
それでいて、価格が抑えめなのもまたありがたい。
コスパで行くと最強レベルのお蕎麦屋さんだと思います!

**** 2013 Nov.*****

福岡で居候していた友人宅の近くに美味しい蕎麦屋があるというので行ってみた。
夜には暗い入り口、間口まで続く通路、と、かなりここで客が弾かれそう。
お店が客を選んでそうで、ちょっと敷居が高い気がしますが。。。

ぜんっぜんそんなことありません。
店内シュッとして清潔感があり、小粋ではあるけど、決して気取ったり高飛車なわけ
ではなく、もっというなら、お代もさして高くない。下手したら、質考えたとき、
そこいらの蕎麦屋の方が割高に感じるんじゃなかろうか、というくらい。
お品書き見てホッとするはずですから、どうぞ気軽に(笑)

というわけで、心構えずお気楽に、というのはそうなんですが、
蕎麦を食べたら平静ではいられない、というのはあるかもしれませんね。
まービックリしました(^^;

大濠ってのは良い場所かもしれませんが、大きな商業施設があるわけでもなく、
夜ともなれば、天神みたいに人がワンサカ、集まるようなとこじゃないと思うんですね。
となると個性的なお店は出来ても、質的にはボチボチかしらん、なんて勝手なイメージ
持ってたんです。そしたらこちら。。。超一級やん。。。

ま、ちぇりの中での一級なので、蕎麦の専門家からしたらどうなんかわかりませんが、
ざるは角がシャキッと立ち、口中くぐる際の凛とした様子から一転、のどごしはスルリと
しなやかで、鼻腔に残す香りで楽しませてくれるという見事なお店。
清涼感、という点では愛する『とわり』に叶うものなしなんですけど、
こちらのお蕎麦は清涼感に加えて筋が通ってるといいますか、男らしい。

この辺、感覚なので旨く表現できないのですが、とわりのお蕎麦は、女将が打つだけあって
女性らしい感じがするし、こちらのお蕎麦は男らしいんです。打たれているのはもちろん大将。
料理には個性が出る、とは常々思っていた物ですが、男らしい女らしい、というのを
感じたのは初めての事。ほっほー。

日本酒にもかなり力を入れられているようで、日々、おすすめが黒板で提示されてる様子。
こちらでも、最初のおすすめをお願いしたら、東洋美人さんの復活酒が出てきましたね。
うつつよ参考)

冷たくて、突き抜けて薫るお蕎麦をスルリと胃の腑に落とした所に熱燗をキュッと。
蕎麦の残り香を肴に膨らむ日本酒の香り、冷えた胃に広がる温かみ。
なんと言うお御馳走。

で、蕎麦の本粋は冷たい状態で発揮されると長く思って来たのですが、最近では、
あたたかいかけ出汁に浸して、食べる途中、少しずつ肌が緩み、角が取れて行くのを
楽しみながら頂く事も覚えました。ので、温かいのも食べてみたら。。。。

海苔っ。
海苔との相性がめっちゃいいっ!!
シンプルなかけ蕎麦に炙られた海苔をふわっと乗せて、それがヘナっとしなだれ
かかった所を蕎麦と一緒に箸先で上げ、一緒にすする。磯の香りと蕎麦の香り。
これ、二日酔いの時にみそ汁すすったときくらい、(日本人でよかった…)って思えまっせ(笑)

これからの季節、体を温める事を優先したいなら、あんかけそば、なんてものも
ございます。暖められた蕎麦が、その角をとろかせてる所を、ぽってりとした餡で包む。
当然ながら、出て来たばかりの時は熱々、不用意に口にすると間違いなく火傷しますw
それをなだめてほんの少し冷まして口に含むと。。。

緩んだ蕎麦から膨らんだ香りが餡の中に閉じ込められてて、なんとも豊かで優しい味わい。
優しくないのは最初の頃の温度だけで(笑) 舌触りも香りも味も、包み込まれるような優しさ。
これは冬には嬉しい。

後試してほしいのが、そばがき!!
これ、お店によって色々ですよね。
今までで一番好きだったのは、三次霧下そば 和庵さんのの、まとめた後に、
薄衣をつけ、さっと揚げてあるもの。表面の食感が良く、多少の油気があることからコクもあった。

こちらのお店のはそれと対照的なのですが、練ったそばがきをまとめて湯に浮かべてある
さっぱりタイプ。で、見ての通り大変滑らか。そして箸で触れると、その儚いほどの
フンワリかげんに驚愕します! なにこれ!!って思わず叫んだもの(笑)

箸先に重さを感じるか感じないかの内にひと口分を口に含むと、ふわっと薫る蕎麦の香(こう)。
上品なのに、舌と上あごで押しつぶしたら、メットリとまとわりつくような艶かしさ。
それでいて引き際の良い潔さ。引き際はいいけど、艶かしい食感の記憶はとどまっており、
なんともたまらず、正気を保つ為に日本酒をキュッと。正気を保つためのつもりだったのに、
そんな事を繰り返してたら当然ながら酔っぱらって気づけば骨抜き。。。

こんな、うっとりさせられる蕎麦屋がこんな近くにあったのか、と。
蕎麦文化の高い関東で、さほど経験を重ねているわけじゃないので、全国的にこちらの
お蕎麦がどういう位置にあるかは存じ上げませんが、価格のお手頃さから、満足度が
高い事は間違いなく、少なくともちぇりが心底唸り、数週間の滞在の中で3度も通ったことから
どうぞお察し頂きたい。ここ、エラいお店とちがいますかね。

おごちそうさん。
福岡では、蕎麦の名店、いくつかあると聞いてますけど、こんな身近にあったとは。
帰国の際は、ぜひともまた寄らせてもらいたいと思います。
旨い蕎麦、って、しあわせやなぁ。。。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

5位

堂島雪花菜 (福島、渡辺橋、新福島 / 日本料理、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/05訪問 2013/11/09

シャンと上質、でも気取らず

少し前のレビューになります。
ツイッターでいつも遊んでもらっている御仁に、関西に行くことを告げたら
ご一緒して下さるとの事だったので、甘えて連れてってもらいました。
大阪、一人で入れるチョロっとしたお店はあれこれ行くのですが、きちんとした
日本酒が美味しいお店、なんてのは経験値が薄く、お酒がお好きな方だったので、
もうすべておまかせ。

お店は、落ち着いた和の感じと、割と広々した感じ、また、カウンターだけでなく、
オープンな小上がりアリと、こぎれいで如何にも良さげなお店だけども、かしこまり
すぎずに適度な様子。大人が気安く楽しめる感じ、といったところでしょうか。

先付けに、お豆さんの炊いたんとか、おひたしとか、久しぶりの日本のちぇりには
嬉しいラインナップ。そして何より関西のお出汁!! 某朝ドラで、最近東と西の味が
違ってどーのという嫌らしいトラブルありますけども、それはどっちもアリな話。
が、西で育ったもんとしては、やっぱり至高。特に薄いお出汁の炊きものとかだと、
京都大阪あたりの良いお店の物は素敵ですねぇ♪ 家で作ると、どうしても「おかず」
にしてしまうので、品のいい事と言ったらない。

お刺身も、炙ったりどうしたりというのはないけど、奇麗な包丁、箸先を凝らした盛り方、
物の組み合わせなど、小さいお皿の上の出来事にしては盛りだくさん!もちろん、
どれもがキュッと引き立つ味で、まー丁寧で奇麗な事♪ 熟成具合が行き届いた
カラスミがチョイと添えられてるとこなんかも、嬉しいですねぇ。
カラスミと日本酒の組み合わせ、私大好きなんです♪

日本酒が美味しいお店と伺っていたので,お店におまかせ。
言うほど詳しいわけじゃないので、単純に出された物とお料理の組み合わせが
美味しいなぁ♪ って、クピクピやってたんですが。。。。途中で気づいた。
これ、お酒に合わせて下さってるだけじゃなくて、飲んでく順も考えてくれてるなって。

どれがどれやらもう酔っぱらった頭の記憶では覚えてないんですが、
最初はふっくり、華やかな香りで爽やかな感じの物、次にキュッと引き締まった感じの
もの、更に辛めや複雑で強い味の物を重ねて行く、という展開だったと思います。
なるほど、強い味の物を先に飲んではあとが分からん。寿司ネタやワインにも、
そういう配慮がありますもんね。日本酒にも当然ある。

あるけど、詳しくない人間が、名前やおおざっぱな分類を頼りに適当に選んだのでは
こうはいかない。日本酒にお詳しい方なら選ぶ楽しみがアリ、詳しくない人は
安心してお店に任せられるというのは、これ、素晴らしいですね♪
もちろん、希望を言えばそれに沿った流れを作って下さったと思いますけど
この日は全面お任せで、日頃あり得ないような量を飲み倒し、すっかりおごちそうに
なってしまいました♪ 

こちらのお店、大人が質良く酔えるお店じゃないですかねー♪
あ、酔っぱらいのちぇりが、質良い大人だったかどうかは、甚だ怪しゅうございましたが(笑)
ちょっとしばらくなかったくらいに、楽しいお酒を頂きました。
それはもちろん、こちらのお店のおかげもあり、同行下さった御仁達の魅力アリ。

大変、おごちそうさまでした。
お酒を楽しく飲める幸せ、堪能させてもらいました♪

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

6位

炭火焼肉屋台 たじま屋 (ハーバーランド、神戸、中央市場前 / 焼肉)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス -
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/11訪問 2013/11/23

これ旨いわ…ガツっと『たじ丼』!! 

お店本来の焼き肉の味は未経験。
ですので、このレビューはちょっとこちらのお店のレビューとしては
異色になるかもしれませんが。。。。


たじ丼、うまいねん。
めっちゃくっちゃ、うまいねんっ。

こんな雑な紹介でもいいから、とにかくまずはこれが旨い、
ということを知ってほしいくらいに、うまいねんっ!!(笑)

二度とも手土産で頂いたので、自分は店内に入ってないのですが、
お店の外観だけは、一度チラリと夜目に見まして。。。えーっと。。。その。。。
うーん。。。。。

ああっ、趣!!
趣のあるご様子でした!!(笑)

他のレビュアーさんによりましても、中で頂くお肉の質の高さ加減と、
外観のギャップがいい味出してる、というのが一般評みたいですねw 

で、たじ丼ってのが、どういう物かといいますと、ジックリ甘辛味を染ませた
赤身のお肉がメインの弁当。四角い容器の対角半分の三角に、お肉が敷き詰め
られてまして、もう半分には。。。とろっとろの炒り卵♪(>▽<)

ちょうどあれ。洋食屋さんのとろとろオムレツを崩した感じ。
これが濃い味のお肉を受けて、好い仕事する♪
たまごさん、あんた偉い!!と、膝を打って叫びたくなる見事なサポート♪


お肉は甘辛がしっかり染みてて、関東の方には、ちょーっと甘すぎるかなー、
と、思わないでも無いですが、九州出のちぇりにはドンピシャ。
更に、お弁当の中には、コチュジャンのような甘辛唐辛子調味料がポテリ。

肉自体、ものすごくしっかりした味付けなので、調味料を足す必要性はないのですが、
ピリ辛があると、それまでを上回って食欲がわきまして、この肉一辺あったら、
白米3口は楽勝で行ける。人目無かったら、まちがいなくハムスターみたいに米、
頬袋に詰め込んで、ワシワシ食べてる!(頬袋あるんだ。。。)

っちゅーか、(お肉の味的分量に対し)ご飯が少ない!!(^^;
いえ、全体量は、多分成人男子が食べても満足できるボリュームなんですよ?
肉味比率が、偏って多いというだけで。。。(笑)  

いつも思いますもん、この弁当(ご飯込み)食べながら、白飯、ドンブリで食べれるよな、と(笑) 
普通、こういうもんのご飯と、その上に乗っかってるもんは、ご飯が余ってしまわんように、
細心の注意を払って配分を考慮しながら食べるもんですが、ここのはうっかりしてると、
肉が余りますからね(笑) 店内で食べてたら、まちがいなく言いますわ。

『おばちゃん、ライスの小さいの、お代わりちょうだい』って。

あともうひとつ難点を言うと、頂いた時間が何時であろうと、食事後だろうと、
お酒を飲んだ後であろうと、これ見た瞬間、胃袋がオールリセットされてしまうことかな。。。
二回とも、これ食べたん夜中近かったんじゃなかろうか。。。もうあと寝るだけって
タイミングですよ。。。おそろしや(笑)
でもまた、そんな時間に食べる背徳感がまた。。。(笑)

ごちそうしてくれた方は、これ、持ち帰りで食べた方が美味しいんやないかなーと言われてました。
根拠は無くて、何となくそう思う、とのことでしたけど、そもそも甘辛のもんは温度が
落ち着いてた方が味わいやすいし、肉も脂が極力少ないとこを使ってらしたんで、
実はお店もそこ、十分意識しての事ちゃうかなーと。もっと言うたら、
多分使こてるお肉の部位は、こう調理するのが美味しい部位なんではないのかなーと。

良いお店ってのは、適材適所をご存知やもんね。
お値段も、700円くらいと言われてたかなぁ。
評判の良い、焼き肉屋さんの一品を手軽に買って食べるにしては、随分とリーズナブル。
適材適所で使ってるとしたら、お店もハッピー、お客もハッピー。
そういう落としどころがわかってらっしゃるお店は、他の事も諸々塩梅よくやってますわな♪

おごちそうさん♪
車がないと、ちょっと自力で行きにくい感じですが、ほんま,このたじ丼は
何度でも食べたい。なんなら、今でも食べたい。
でも焼き肉もぜひ頂きたいので、今度はぜひぜひ、お店に寄らせていただきたい♪

機会とご興味のある方は、ぜひとも試してみて下さいね♪
丼だけど、酒のアテにもなりそうな味。
めちゃくちゃお気に入りの一品です♪


  • (説明なし)

もっと見る

7位

神戸にしむら珈琲店 北野坂店 (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、三宮(神戸新交通) / カフェ、フレンチ、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2013/05訪問 2013/10/08

コーヒーはもとより、ケーキが美味しく,雰囲気満点♪

英国風洋館の風情が素敵な老舗。
こちら、最初は会員制の喫茶店だったとか。
喫茶店で会員制って、どんだけ敷居が高かったのか。。。(笑)

今はフリーになっているので、どなたも入れるようですが、他に支店がいくつも
あっても、こちらの風情は独特&人気の様で、平日といえど、お客さんが大勢
いらっしゃってました。

連れてって下さった方はシンプルにブレンド。
ちぇりは、確かご飯食べたばっかりだったと思うけど、ケーキセット(笑)
で、それらが出てきた時のときめきと言ったら。。。

見て下さい。
点数少ないけど、料理の写真!
このド素人が撮っても絵になってませんか?!

コーヒーカップはロゴ入りの、どちらかというと無骨な感じのカップですけど、
ポットサービスの容器とか、それらが乗せられてくる銀盆とかもう、英国風の
建物あっての引き立ち方ってのもありましょうけど、ちぇり的には心鷲掴まれましたねっ。
美しいっ。

器の事とか詳しい訳じゃないんだけども、やっぱりね。食べ物飲み物が引き立つ
装いってあるもので、それがとても似合ってる上に自分の好みにピシャッと来ると、
これはもう、恋をしたのと同じくらいにトキメキますっ。最近なんて恋のトキメキが
めっきり減ってしまったので、食べ物にしかときめいてないっ(それは聞いてない)。

コーヒーはあまり詳しくありませんけど、ちょっと深め、酸味は少なくマロみのある
飲み応えがあるタイプに感じました。それが特に美味しいなぁと感じたのは、
セットのケーキのおかげだったか。。。

このケーキ、名前何度も聞いたんですけど、聞いた事の無い語感で覚えられなかった。。。
ケーキ自体、かなりの種類が置いてあって、その中では結構シックでシンプルなものを
(見た目で)選んだつもりだったんですが。。。

これ、めっちゃくちゃリッチな味わい。
ナッツとか、ドライフルーツとか。なんか色々複雑な味がして、スポンジではなく、
アーモンド生地のしっとり系かな,という気がしたのですが、もういちいち分析
なんてしていられない豊かなお味!!!香りと甘さとふくよかさと。。。
それらがかなり高い位置でバランスを保っているので、コックリと深いコーヒーを
含んでも、そこでまた新たなバランスが生まれるというか。。。


もう、一口食べる度に、ふわーっ、とか、おひょー♪とか言ってた気がする。
英国風のしっとり落ち着いた店内に全くそぐわない客。。。
連れの方に恥ずかしい思いをさせてなければいんじゃがじゃが。。。。(苦笑)

正直な所、「喫茶店」ですし、コーヒーがメインですし、と、スイーツには期待して
なかったんですよ。それが、多分、田舎の家庭のおやつ風なんかなぁ。
日本にあっては,珍しいタイプでオリジナリティがあり、初めて食べるちぇりには
新鮮でもあり、興味もそそられ、けっこうな興奮状態でしたね。喫茶店で(笑)

あとで調べたら、こちらお食事も美味しいとかで。。。
あかん、神戸の喫茶店文化、他県のそれと同列に考えてたらあかん。
なんなら、もっと勉強してから再度訪問させて頂きたい。
多分まだ食べた事無いケーキがいくつもある気がする。
パティシエさんの背景も知りたい。

場所柄、そしてお店の特性から観光名所、でもあると思うんですが、ここ、
奥深いと思いますわー。お名前がメジャーすぎて、逆に敬遠されることもあったり
するんじゃないかと思ったりするのですが、ここは行ってて損は無いと思いますよ。

特に男性!!
ここは女性をお連れすると、ポイント上がると思います♪
さらっと連れてってさらっとオーダーでもされた日にゃぁ、惚れ直す事間違いないねっ。
お若い方には、ちーっと(雰囲気の)敷居が高めかもしれませんけど、
デートでここに連れてきてもらって嫌な気する女の子はおらんと思うわ。
せっかくの資産、有効活用してくださいね(笑)

ああ、書いてたら、もっ回行きたくなったなぁあ。
幸せな空間でした♪

  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

8位

闇市ジョニー 流川店 (胡町、八丁堀、銀山町 / 焼肉、ホルモン、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/05訪問 2013/06/04

ちぇり的に、これまでで一番のホルモン♪

広島で、お目当てのホルモンを食べに行こうと思ったら、そのお店が開店時間を過ぎても
全く開く気配がない。結構な有名店で、遠方からもお客さんが来られてたのに、張り紙の一つもなく、
開店予定時間を30分経過。で、近くの人が、前日にボヤがあり、今日は営業できないだろう、
との情報を。。。いや、大変だったろうけど、張り紙ぐらい出しておこうよ。。。

ってことで、河岸を変えよう、ってことで、そのお店に行く途中に気になっていた別のホルモンのお店に。
全くの予備知識なし。でも、お店の外には「一頭買い」を示す文言が書いてあり、中々勢いが
ありそうな感じ。どうせほかにアテがあるわけじゃなし、一か八かで入店。そしたら。。。


これが大当たりだったのですよっ!!!(喜)

2階にはテーブル席も有るようですが、1階はカウンター席オンリーです。
目の前にセットされた炭火で自分で焼くスタイル。

この日は二人だったので、数種類の盛り合わせからスタート。
これが1種類ずつが二人で頂くには十分な量な上、バリエーションに富んでおり、
大変楽しみ甲斐のある盛り合わせ。しかも、あからさまに鮮度が良く、どの部位もツヤッツヤ
プリップリしている!!! ちなみに、その日によって内容は変わると思うけど、苦手な部位や、
可能かどうかは別にして、どうしても食べてみたい部位があったらリクエストしてみるといいかも
しれない。予算の範囲内なら対応してくれるかと♪

レバーなどは、しっかり焼いてもプルリプルリと口の中で跳ね、ミノなどの噛み応えがある
物には丁寧な包丁が入っているので、シャクリシャクリと小気味が良い。心地よい口触りの
後を追うように来るのは、各部位が持つ個性的な旨味なんだけど、どれも不思議と、
アタックはあるのに、後口がきれい。よぽど鮮度が良くて、手入れが入念なんだろうなぁ。

5種類くらいの盛り合わせを、ペロッと食べてしまったので、更に数種盛りを注文。
基本、塩で頂くのが好きなのですが、タレが合う部分も当然あるので、そこはお店にお任せで。
もちろん、希望を聞いてもらえる部位もあろうと思うので、都度、聞かれてチョイスするのが
よろしいかと。

心臓、ミノ、センマイ、どれも同じ牛の部位なんだけど、しかも焼くだけ、というシンプル至極な
加熱法なのに、全く違う料理かのような個性を持ってて、ほんっとに飽きない上に、そもそも
内臓部分は、脂の少ない部位なので、胃にもたれないのもうれしいですね。

もちろん、脂がしっかりのった肉の部位も用意されてるわけですが、ちょっとコスパ的に、
他の店では見られないようなお値段で出してくれてましたよ。。。ええのん、ほんとに?という
レベル。この日は頂かなかったのですが、頂いたホルモン類の味から察して、まぁ、
間違いないと思われます。

早い時間に入ったので、まだほかのお客さんがあまりいらっしゃらないこともあり、色々と各部位の
話を伺ったり、諸々の舞台裏などを伺いながら食べてたのですが、すいません。。。。
新しい品を口にするたび、 「うおっほ、なぁんじゃこら!」 と驚いたり感動したりウットリしたりで、
話の内容がほとんどこぼれてしまっとる。。。(--)

特にもう、丸腸なんて、過去最高級だったかも。
北九州に住んでいたころは、モツ=丸腸だったのが、福山に越してきて、めったに美味しい物に
遭遇できなくなり、やっと前回感動したのも広島の焼肉屋さんでした。そこでも大層、感激し、
飛び跳ねんばかりのレビューを書いたものですが、正直こちらは、それ、超えてた。。。

白くむっちりした生の丸腸は、ぬらぬらと艶めかしくて、火にかけると、その身をよじりながら
もだえるわけですが、かなり炙っても、身が痩せないという不思議な代物。十分に、または、
お好みに合わせてタップリ脂を滴らせましたら、ちょっと火から下して落ち着かせます。

大人ですから。子供みたいに一気に事を進めるようなことはせず、最後の攻めの前には
一拍置いて、焦らしましょうね。

というか、じゅるじゅるに滴ってる焼き立ての脂を口に入れたら、火傷は必至。脂のうまみも
わかりませんし、ちょっと一泊置くことで、その後の感応を受け入れるための体制を整え、
より深い快楽をですね。。。。(何のこっちゃら)

というわけで、焦らしたのちに、はむっと。

……………あかん、ミイラ取りがミイラになった。。。
攻めてると思ってたのは思い込みで、目の前に現れた段階から誘惑されていたのはこちら。
攀じるその身に、もだえる思いをさせられてたのも、またこちら。
さらに、焦らしていると思っていたのはこちらだけで、あれは自分の為の焦らし。。。

じわ…っと舌にしみる甘い脂。その愉悦を与えながらも、ぷりぷりと、若い娘さんのような
弾力を持ってその身を震わせながら、味覚だけじゃなく、触覚の快感を誘発することも忘れない。
夢中になってつい歯を立てて、その食感を楽しんでいると、不意に たゆん…と、力を抜いて、
妙齢のご婦人が持つ柔肌の様な様相に変わって、全面的にこちらを頼ってくる心もとなさ、愛らしさ。。。

けしからんっ。
なんですかっ。この手練手管はっ。
ちぇり太郎さん、もう骨抜き。

ぶっちゃけ、脂の濃い丸腸は、もうそろそろ (胃袋年齢的に) キツイだろうなぁと思いつつ
箸をつけました。でも、なんということでしょう。ちぇり太郎さん、見事に籠絡されまして、
もう一切れ、あと一切れだけ…と、次々箸が進んでしまった(^^;
それまで結構な量の他部位を頂いていながら、です。

最近では珍しい量のお肉を食べてて、自分でもびっくり。
さらに、胃もたれもなく、大変心地よい状態で、なんならまだまだ行けまっせ状態になってる
自分にも、重ねてびっくり。あれですね。人間、好きなものを見ると、胃袋がヒュイッと動いて
物を入れるスペースができるそうですが (いわゆる別腹) まさにこのときはおなか全部が
胃袋になってしまいそうなほど、拡張指令が刺激されてたんでしょうね。

ビックリついでに言うと、なんでこのお店、こんなにレビューが少なかったんでしょう。
少なくとも、この日頂いた10数種類の部位は、どれも超絶に見極められてて手が入れられてて、
そのお手間が垣間見られるたび、拝み倒さないと、とても口に運べない気になるほどの代物でした。
常連さんもいらっしゃるようだったので、そこそこの期間、営業されてるお店だと思うのですが、
こういうお店は、ぜひとも多くの方に愛されてもらわないとっ。


あ、キムチも、旨味はあるけど塩気があまりきつくないため、サラダのように、わっしわっしと
頂けましたが、これがまた、〆の卵かけごはんと合うこと、合うこと(*´艸`*)
大判の乗りがバーン!と背後に控えられたダイナミックな卵かけごはん、大変おいしゅう
ございました♪ この日、こちらのお店に来れてよかった♪ っちゅーことは、失礼ながら、
あのボヤで営業できんくなったお店に感謝やなぁ。

あとこちらの店長さん、まだお若いのに、まぁ、仕事捌きがお見事で、且つ、諸々、
扱われてるもののことにお詳しい。いや、詳しいのは当たり前かもしれませんが、それを
語るときに 「慈しみ」 が感じられる。本当に自分が提供する食材に誇りを持ってらっしゃる
からこそ滲む 「慈愛」 の様子。ちぇりが、料理人さんに敬意を感じる要素のもっとも大きい部分。

ちなみに店長さん、ちぇりが最初行こうとしていたお店に時々行かれてるらしく、
「あそこうまいっすよねー!」と言っていた(笑) いえ、こちらのお店も、突き抜けてましたで。
ちぇりは、お好み焼きではなく、こちらのモツを食べる食べに広島行ってもええと思います!!

ちょっと今海外で、すぐに再訪、というわけにはいきませんが、必ずや、再度訪問を誓います!!!

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

9位

ムーンサイドベイ (大濠公園、唐人町 / バー、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2013/02訪問 2019/09/18

圧倒されるメニュー量、その質に更に驚くなんでも居酒屋!

まーちょっと、メニューの写真を見て下さい。
遠目に見たら、新聞か?と思いますでしょ?(笑)

これ、毎日とは言いませんが、こまめに更新されてるらしい手書きのメニュー。
恐ろしくて数えた事無いけど、200くらいは軽くあるんじゃないでしょうか?

店は大きく有りません。カウンターと、それに沿うようにテーブルがあって、
20人も入るか入らんかくらいじゃないかなぁ。それにこれだけの種類のメニューは、
かなり無茶な気がします。無茶な気がするので、欠品が多かったり、使い回しで
突拍子も無いメニューが多かったり、手抜きの物が多いのでは、と考えるのが普通ですが。。。

まず、欠品に遭遇した事が、少なくとも過去3〜4回伺った際にはなかったし
(これで最後、ということはあった)頼むもの、頼む物がまた、うまいねん!!

創意工夫されてる物も有れば、定番メニューの海老フライとかまで、どれをとっても
きっちりしてる。加えて、ただの海老フライでも、ごっつい大きなエビが使われてたり、
ホッケなんかも、どっから仕入れてきた、この九州に! と突っ込みたく成る分厚さ/
大きさを持った物が、ほいっとあっさり出てきたり。。。

値段を考えたら、ほんとに大サービスのお品なんですわ。
一人で行ったら、物に寄っては一品でお腹いっぱいになってしまうので、できれば4〜5人、
なんならもうちょっとたくさんで行くと、やっと色々食べれる感じ。

またそれが1人、2人くらいのお店の方で、うまいことまわしよる。。。
いや、食材キープしてそれだけのメニューをまわすだけでもエラいことだと思うんですが、
どないなってるんですか、厨房の中(^^;

もちろん、飲み屋の店主らしく、気配り目配り怠らず、忙しいからとキリキリもせず、
いっつも容器に迎えてくれるし、あの小さな空間の中で、一体何がどうなったいるのやら、
未だにちぇりには見当がつかない(笑)

ただし!
重ねて言うけど、飯、うまい。
飯がうまいから、酒もうまい。
特段、突拍子も無く難しいお酒があるわけじゃないけど、食べたい物が山ほどあって、
そのどれを頼んでも美味しいのんがヒョイと出てきて、価格も気軽でボリュームも満点。
もう文句の着け様が無い。

特にガッツリ後半径だったら、カレー、好み。
海老フライとか、味フライとかの揚げ物系もおいしかったなあ。
仕入れるソーセージなんかも選びに選んだ感じのだったし、時期の頃にはイチジク生ハム、
なんて、小洒落たもんもあって、女子は大喜びしてた。

デートでも、日頃の食事でも、宴会でも使えますよ。
ほんと、ここおすすめ。まーしばらく通っても。飽きる事は有りませんわ。

同じ程度に美味しいお店はたくさんあるかもしれませんけど、あんだけのメニュー、
あの規模でまわしてるお店は、そうはない。それができる技量は、料理にも反映されてる
と思われるんでね。敬意を持ってお伺いしたいお店です♪

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

10位

杉の子 (花隈、大倉山、県庁前 / お好み焼き)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2013/05訪問 2013/05/31

ここ、名店だと思いますっ

なにげなーく移動しているときに、連れの御仁が、

「あーっ!この店ここにあったんか!」

と、突然叫ぶので何事かと思ったら、依然数回来たことがあり、大層美味しかったのだけど、
あんまり場所を覚えていなくて、特に調べることもなく、なんとなく行きそびれてたら、
偶然にも通りがかりに店があって思い出した、と。

左程空腹という感じでもなかったので、ほうほう、そうですかー、そら思い出せてよかったですねぇ、
くらいでサラッと流そうとしておりましたら。。。お? なんか空気が。。。。

「今、食べれる?ここの 『てぬきそば』 ってのが、すんごい美味しいいんよっ」

多分以前食べたのが余程美味しかったんでしょうなぁ。
色めき立って、ちぇりが美味いもん、目の前にしたときと同じ空気感を漂わせてる(笑)
しかも、メニュー、言い間違えるくらい喜んでるんや。それ言うんやったら、てぬきそば、やなくて、
たぬきそば、やろ? そんなんなるまで勧めてくれるんやったら、胃袋空けようやありませんかー♪

とか思ってたら、ほんとに 「てぬきそば」 だった(笑)

どうやら各種鉄板焼きのお店のようで、それだけが主流ではないのですが、一見すると
昔ながらのお好み焼き屋さん、といった風情。メニューの数が、そりゃようけあって、
長い事やってる間に、あれやらこれやら足してって増えたんかな―という感じ。

しかしところで、なんですのん、てぬきそばって?と思いつつ、カウンター席に座り、
注文はお任せして様子を拝見しておりましたらば、まずは少量の油を鉄板に。
そしてそれが温まりきらない内に、ニンニクのスライスをパラパラり。
ジーっという音は出るけど、表面をすぐに焦がすような温度でないところはさすが。
ニンニクって、高い温度でやったらすぐに焦げてしまって、香りもヘったくれもなくなるもんね(^^;

後でわかることなんですが、鉄板も料理に合わせて随時、細かく温度調整されてるんですかね。
他のものを約時には、ジャッジャ!と手際よくやってることもあったのですが、このニンニクは、
かなぁりの時間をかけて炒められてて、油にもしっかり香りを移していた様子。
そしてそこに、ほぐした太めの中華麺を広げまして、ジャッ、ジャッ、ジャッとリズミカルなコテさばき。

海外の鉄板焼き屋にあるようなアクロバティックな動きじゃないけど、実用的な
仕事の動きの軌道というのは、踊りのような、武術の型のような美しさがあるもので、
しばし、鉄板の上の出来事から目が離せませんでしたなぁ♪

で、麺が大体炒まると、そこにソース…ではないなぁ。サラサラの、お醤油のような濃度のタレを。
ささっとふりかけ、それが全体にいきわたるようにまた、ジャッ、ジャッ、ジャッ♪
なるほど、化粧と同じで、一度にたくさん味を乗せようと思っても土台と馴染まないから、
まずは薄っすら含ませることで、味の馴染みを良くするんやな?とかしたり顔で思ってたら、
およよっ?! ネギを取り出してきた? そしてかけた?!混ぜた?!

『はい、どうぞー♪』

えっ!!!
味付け、さっきの下地で終わりっ?!(笑)
めちゃくちゃナチュラルメイクやんけっ!!!
ああ、でも…だから 「手抜きそば」 …(笑)

しかしみなさん、ご存知か。
厚化粧よりも、ナチュラルメイク、特に殿方にはもてはやされますけどね。
あれを成立させるまでには、素肌を整える基礎化粧の部分でとんでもない金と時間が
かけられてますし、また、ナチュラルに見えるように化粧を乗せるのも至難の業なんです。
ええ、普通にコックリ化粧するより、はるかにお手間がかかるですよっ。

「ナチュラルメイクの方が素朴な感じでいいよねー♪」

とか思ってる男は、間違いなく転がされますっ(断言)
ナチュラルアピールする女はそこ、見越してやってますから。(すっぴん志向の人は別物ね)。
まぁ、転がされるのが趣味のお方には好きに引っかかっておくれと思うだけですが、
ナチュラルメイク=素直そうとかトンチンカンなことを言っていては、物の分かる女子から
見切りをつけられるだけですからねっ。

…って、何の話だ。
ああ、手抜きそば。

うん、確かに、具材的にはニンニクとねぎだけ、で、手抜きと言えないこともない。
しかし、メイクと同様、ニンニクを炒めるときのあの温度への気遣い、かけた時間。
麺を広げて、均等になるよう、そして長さを切ってしまわないよう、配慮した手さばき。
あれは到底、 「手抜き」 と呼べるようなもん、ちゃうと思うなぁ。

おっちゃんの長年の経験と、繰り返しやってきた勘から来るタイミング、そんなんが
一杯詰まった、熟練の味やと思うわ。それが証拠に、醤油ベースの調味料ですら、
ほんのチョビッとだったというのに、まぁ、美味しい事っ!!

そんな貧相な (言葉悪くてごめんなさい) 具材で、旨味なんかでるもんか、と思われるかも
しれませんが、ほんっまにこれが美味しいのっ。今でもすぐに口の中で再現できる。
うーっすらと、でもしっかりと麺に沁みた香ばしい醤油、その土台で香るガーリック。
ネギがそれを、ちょっとサッパリさせてくれて、なんやろ、麺も小麦レベルに照準落として
他の素材と共演させてる感じといったらいいでしょうか。おなかあんまり減ってない、とか
言ってたくせに、ガーッツガツ食べた(笑)

お好み焼きも、見事でしたよー。
生地に卵を入れるんと入れんのがあって、連れの人は当然のように卵入りを頼んでた。
お好みって当然卵を入れるもんだと思ってたから、ちょっと不思議やったんけど、
生地は事前に仕込んであるようだったから (寝かせがいるからね) そこには既に入ってて、
エクストラで卵プラスってことやったんかな。

野菜と混ぜた生地を、控えめな量、鉄板に流しましたら、あら、ドンぴしゃりの真ん丸加減。
おっちゃんの手さばきもあるんやろうけど、それだけ緩めの生地ってことやね。
そして薄め。大阪のんみたいに、ボテッとしてない。といって、野菜を挟む広島のんみたいに
薄くもない。神戸のお好みは食べた事ないけど、多分これは杉の子さん流。

んで、具には豚肉を頼んでたんだけど、ここがまた個人的にツボでしたん。
豚バラの、長いスライスを切ってコマにしたものを、生地全体に均等にバラケてトッピング。

せやねんっ。
豚バラの長ーいスライスを、そのまま二枚くらいベロンと置いて焼くお好み焼き多いけどな、
あれ、切りにくいねん!!しかも生地に対してあるとこ・ないとこできてしまって、味に
安定感がなくなる。アクセント、といういい方したらそうかもしれんが、食べる時の切りにくさ、
また、口の中に入ったときのアンバランスさ考えても、あれは好きくないっ。

その点では、福山の隣にある府中、というところのお好み焼きは、ミンチを使っていて、
全体にいきわたる上、脂でカリカリになるのが美味しいのだけど、生地が好みでないことが多く、
下手したら 「90分待ちです」 とか、粉ものにあるまじき敷居の高さがあるので、自宅で
応用するに留まるのですが、そうか、豚コマでも使って、この杉の子さんのような使い方すれば
食べやすく均等に美味しくできるんではないか♪

しかもおっちゃんの、お肉の乗せ方が、すっごい丁寧なの。
丁寧っちゅーか、食材を大事に大事に可愛がってあげてる感じ。
ちぇりの好きな料理人さんは、大抵ああいう扱い方する。
食材って、食べるためだけのもん違って、ああいう人には愛でるもんでもあるからなぁ♪

果たしてお肉が生地にしっとり馴染んで、さぁ、引っくり返されようという時に、これまた
目を奪われましたね。いえ、返し方が派手だったとかいう話じゃないんですが(笑)、

ぱうんっ♪

…と。
お好みしては厚さ控えめな割に、ひっくり返って鉄板に着地した時のテクスチャーが、
ぱうんっ♪ と、やわらかい。それでいて崩れるほど、もろくはなく、しっとりしてる感じ。
なんて愛嬌のある様相なんだっ。

んで、待つこと、しばし。
ソースと青のりでおめかしされて、はいどうぞー、とコテで切られた一片を、はくっ♪と
口に入れてみますと。。。。

まーっ、優しいッ!!
ぱうんっ♪と跳ねた見た目の愛嬌そのまま、ぷわっと柔らかくって、なるほど、卵が多めの生地。
大阪の山芋メインのトロふわっ…としたのともまた、違う、どっちかというと、明石焼き的な
風情のある柔らかさ。一般的なお好み焼きの風体ではあるし、何味?と問われたらソース味、
なんですけど、ちぇり的に一番印象に残ってるのは、この生地かなぁ。
卵無しは食べた事ないけど、多分これ、卵アリの方が好みと思われ。

大阪風では重過ぎるし、広島風は、まだ経験値が低いけれどもゴジョゴジョしとって性に合わない。
愛する北九州の 「いのうえ」 は、コスパ、味共に素晴らしいけど、そろそろちぇりの胃袋には重い。
となると、今現在のちぇりの中の、暫定一番…? 杉の子さんのお好み焼き(笑)

こうなると、気になるのが 「オムレツ」 ですわー。
この鉄板で焼くんですか? 返せませんよね?
しかも厚もの焼ける鉄板で、繊細なオムレツ、できるんですか?

気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる…(笑)


ということで、軽く二品だけ食べて出るつもりだったところ、

「ねぇっ、オムレツ食べてもいい?!」

と、追加リクエスト。あんた、おなか減ってなくて、無理やり胃袋にスペース空ける、
とか言うてたん、ちゃうんかい…。

でもでもっ。
あのおっちゃんの控えめな控えめな様子と、鉄板の上の仕事ぶりのギャップったらほんとにないのっ。
他人様が注文したもんの調理までもを、じーーっと見続けてて飽きなかった(笑)
あれ、あんまり見過ぎて、味が変わってしもてなかったらええんやけど(^^;

こうなってくると、おなかが減ってるかどうかってよりも、おっちゃんの仕事ぶりを見たくて注文したようなもの。
果たして、どんな風にオムレツを作るのか見てましたらば。。。

溶いた卵を、鉄板の上に薄く一気に撒けた!!!!
ジョワジョワジョワー!!という音と共に、ポコポコポコっと全体に気泡が盛り上がり、
そうくるかーっ!!!と驚いたところに、湧き上がる不安。

そんなに薄く撒けたら、あっという間に固焼き卵になってしまうやん。
それはいくら、昔ながらの店っちゅーても色気がなさすぎるんちゃいますか?
オムレツにしては…と思ったら…

これが表面、なかなか凝固が進まない。
下、鉄板で生クリームとかも混ぜてないを薄く撒けてるというのに、どういうこと?!

で、気づいたんですわ。温度を事前に調整してるか、鉄板の位置によって、それぞれの料理に
最適な場所を把握してあるのか、はたまた、そこで焼く際の卵は冷蔵庫に入れておくのか
常温にしておくのか、おっちゃん、すべて把握してやってるんや。。。。

いや、当たり前のことかもしれませんよ?
安定した品質の料理を常に提供するというのが、飲食店のお仕事ですから、そんなの、
当たり前やん、って言われる人もいるかもですが、そこらへんができていないお店が
あるのも、また事実。キッチリやるのは、どんなに大変なことかと思いますが、またこの
おっちゃんが、そんなのを感じさせない、ほんわかー♪とした風情のお方で、
そのギャップがまたええ感じ♪

頃合いになった (まだ卵、固まり切ってません) 所に、チーズとベーコンををパラパラ。
そして卵の左右の端っこを寄せて幅調整。この段階で、鉄板面も、まだ折れてしまうような
固さでないことに、ちょっとビックリ。そしてチーズが溶けたんと、まだかすかにトロンとしている
卵を手前から、サッサと、ポワッポワッと三つほど転がして、はい、オムレツの出来上がり~♪
かと、思ったら、ちょっと場所を変えて、まーだしばらく火を入れよる。

余熱的な温度だと思うけど、思うにあれ、卵で包んだチーズを蒸して溶かしてるのかなーと。
広げた卵の上に乗せて下から煽っただけのチーズは、きれいに全部溶けないからね。
それにしても、卵がぺきぺきになってしまうんじゃないかと、ちぇりはそわそわ(笑)

んで、やーっと出来上がったってことで、真ん中にはマヨネーズってところが、庶民的ね(笑)
んで、メインのソースは、ケチャップですわ(笑)
こういう素朴なオムレツに、デミソースとかは、いけません。(それ自体は、大好物やけどね)
ここは、チューブからブチューッとかけるケチャップが正解っ(--)b

コテでチョイチョイ、端っこの方を切ってみると…
おおおおおっ、チーズのトロけたんも相まってるけど、卵もまだ、半熟やんっ。
なんでっ?! あんなに長い事火を入れてたというのに、しかも、フライパンの中のように
卵の量の高さで熱をバラけさせてたわけでもないのに、なんで?!

とまぁ、疑問はたくさんあったのですが、ひと口口の中に入れて、質問タイムはとたんに終了。
なにこれ、おいしぃ~んっ(>▽<)

卵自体には、最小限の塩コショウがされてるくらいかなぁ?
塩気のメインはベーコンって感じ。めちゃくちゃシンプルで素朴なんだけど、ぷわんっ♪と
してて、トロンっ♪ としてて、なんちゅー幸せなオムレツかと。。。。

まだ口の中に残ってる時から、次のひと口が待ちきれなくて、ヘラでカシャカシャ切ってたら、
多分、また半泣きそうな嬉し顔でニヘニヘしてたんでしょうなぁ。グラスにお茶を注いでくれようと
してた奥さんと目が合ってしまって、「ぷっ…」っと噴出される始末(*--*)

まだ口の中に入ってたんで、言葉を繰り出すこともできず、(おいひーでふっ!)の意を込めた
二ヘラ顔を笑顔を送るのみ。そしたら奥さんも、ニコーッ(^^)って♪
おっちゃんはおっちゃんで、そんな様子を見て、

「どうですか…?」

と、ちょっと自信なさげに様子うかがい。

どうですかも何もあるかいや。
ちぇり、おっちゃんの仕事ぶりに見惚れて見惚れて、最高に美味しい思いしてますがな!
やっとのことで、口の中のものを飲み込んで、

「すっごい美味しいです!!」

と伝えると、相好を崩す、という言葉がピッタリな感じで、おっちゃん、ほわぁっと笑わはって、

「そらぁ、良かったです♪」


と、あくまで控えめっ。
おっちゃんっ!!おっちゃんくらいの腕があったら、もうちょっと偏屈でも構わんで!
「どや、美味いやろ?」くらいのことがあっても、素直にうなづく!!なのになんという
謙虚な姿勢っ。朗らかな様子。忙しかったのにも関わらず、客を気遣うその目配りっ。

あのね、数あるメニューの3品だけ食べて名店っ!とか言うのは、逆に失礼かも
しれませんけど、まーっ、こんなにウキウキするお店も久しぶりでした♪
ましてや、あの味、店主の雰囲気、値段の安さ。

決して派手な場所にあるわけじゃないし、駐車場も近くのコインパーキングですけど、
ここ、めっちゃ名店なんちゃいます?

近所に会ったら、週3レベルで通いたい。
どれか一品、チャッと頼んで、チャッと食べて帰る、みたいな。
ほんで、「おっちゃん、今日は忙しかったん?」とか、「おっちゃん、今日こんなことがあってなぁ」
とか、なんでもないこと話せる間柄になりたい。ちぇりもう、めちゃくちゃファンやわ。

店内では他にお客さんもいたんで、なんとか耐えてたんですが、店の外に出るなり、

「ちょっと何あのお店! おいっしぃなぁ!!しかもあのおっちゃん!!ええ感じやし!」

と、まくしたてるように同行者に訴えるちぇり。いや、そちらさん、知ってるから。
知ってて、ええお店屋から連れてきてくれたんやし。。。(。-_-。)
それでもしばらく、興奮冷めやらなくて、お気の毒に同行の方、
ちぇりがギャンギャン騒いでるのに、しばらく付き合わされてましたわ…(苦笑)

でもほんと、久しくなかった。
美味しいお店、綺麗なお店はナンボでもあるけど、ワクワクするお店って、そうはないです。
しかもそれが、奇をてらった演出とかではなく、地道に地道に積み重ねられてきた、
お仕事の賜物によってもたらされるなんて、なんて貴重なお店でしょうか。

一つ一つは素朴なもんです。
びっくりするような個性もなければ、人によっては、ふーん、で済まされるものもあるかも
しれませんけどね、まぁ、あの仕事目の当たりにして頂く格別さは、ハマる人にはハマる
んじゃないかと思います♪

今、ちぇりが神戸に行ったら再訪したいお店№1です。杉の子さん。
次は何、食べたろかいなー♪

※後日談
正統派のオムレツじゃなく、おっちゃん方式のオムレツが作りたくて、熱したフライパンに
卵を広げて、あの泡がポコポコポコ!と立つのを再現しようと何度かトライしております。
シッカリと油が馴染んでないとくっつくし、温度が高いと、すぐ煮える。
温度が低いと泡が立たんし、ジワジワな火入れじゃ、固まるところとトロけるところの強弱がつかん。

鉄板とフライパンじゃ、そもそものスペックが違いすぎるので比べられんのは承知ですが、
今はベトナム。しばらく、おっちゃんのとこに行けませんから、せめてそんなことを繰り返し
ながら、次回の再訪に焦がれているちぇりでありました。。。。

  • てぬきそば♪
  • ジックリじっくり焼かれるニンニク。
  • (説明なし)

もっと見る

ページの先頭へ