maffinさんが投稿したせきざわ(長野/都住)の口コミ詳細

The days of wine and roses

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せきざわ都住/そば

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/05 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

「桃源郷」

<2013年7月レヴュー>
このところ夏になると長野に行きたくなる。。。信州に来ています。

長野の魅力はいろいろあるけれど、こちら「せきざわ」さんにおじゃまするのも大きな目的の一つです。
こちらに今回が3回目。
昨年も7月にきて紫蘇切りをいただきました。

今年は3年前の初訪問時、美味しかった鴨焼きをリピート。相変わらずアツアツ、ジューシーで美味しいです。
胡椒がぴりっときいているのもいいんだな。

そして初めて頼んだ「おまかせ」。
蕎麦豆腐にずんだ餡を載せたもの、ふっくらと炊いたおたふく豆や蕗、玉子焼きなどしみじみ美味しいです。

蕎麦三昧は今年も同じ7月で、変わり蕎麦が紫蘇切り。
紫蘇切りはやはり鮮烈な紫蘇の香りが鼻孔に抜けて抜群にうまい。

しかし今回は生粉打ちがずしん、と美味しかった。
ここの蕎麦、もともと細めでしゃっきりタイプではありません。どちらかというとふくよかで太めの蕎麦、
これが昨年と比べてもさらに進化した太めになり、
で、なんだろう、このあり得ないくらい絶妙な力の抜け具合。
気張ってないのに本当に、「ずしん、」と迫る包容力のある旨い蕎麦なんです。

たぶん愛情をこめて蕎麦を育て、手挽きして、毎日蕎麦と会話しながら打っている蕎麦だからこんなふうに滑らかかつ内からわき上がるような力を持っているだろうな、と感じます。

いい蕎麦打ってます、とか、日々技を鍛錬しています、
という打ち手の気合いを感じさせる、緊張感ある尖った蕎麦とは違うので、この蕎麦の良さってもしかしたら気がつかないで通りすぎてしまうかもしれない。

でも私はここの蕎麦が本当に好きだし、今年はさらに進化して美味しくなっていた=「円熟味が増している」ことに感動しました。


<2010年5月レヴュー>
高得点連発の旅で自分のウカレポンチ気味にちょっと気が引けるけれど、
でもでもついに辿りついてしまいました、
ここ、「蕎麦好きの桃源郷」。

ここのところ季節が変わるごとに蕎麦目当てに遠出をしているけれど、
本来は「気取らぬ街場の蕎麦屋」が好き。
「特別な体験」としての蕎麦、より、「日常の中の楽しみ」を探す蕎麦が好きだから。

そんな中、ここ「せきざわ」は小布施の美しい自然の中にありながら、なんとなく「街中の蕎麦屋さん」の雰囲気も味あわせてくれた素晴らしい店でした。
その秘密はやっぱり「蕎麦屋の定番っぽい」メニューにあるのかな。
それとも店主の「おいしい蕎麦食べてって」、=あたたかい包容力みたいなものなのでしょうか。

当日いただいたものから列記すると・・
まず「蕎麦がき」・・・!
ふわーっとしたお湯の中にとても気持ちよく浸かってるお団子状の蕎麦がき。
手挽きの蕎麦の香りが湯気とともに立ち上り、そして味わいはまろやかながら舌にほどよく蕎麦のざらりとした質感がたなびき、理想的な蕎麦がきです。うん、おいしい!
ワクワクしてきますねー。

続いて鴨焼き。
街の蕎麦屋のメニューっぽい。しっかりと焼かれた鴨と葱が熱々の陶板に載って供されると、ものすごい湯気!ジュワーっと言う感じ。
気取りがなくっていいな、どうだ!といわんばかりの簡潔さ。そして嬉しい臨場感。
鴨は分厚くジューシー。ああビールのみたい・・・が我慢我慢。

続いて三昧そばの一枚目は生粉打ちです。
細め。微かな透明感。
昨日いただいた「ふじおか」に比べるとあちらの研ぎ澄まされた緊張感はないけれど、こちらはこちらで気取らぬ市井のおいしさ、をどこまでも凝縮させ昇華させたような完成度。
いいですね。

続いて変わり蕎麦は「わさび」。
美しい緑、こちらは生粉以上に表面が滑らか、味わいにも透明感があります。
山葵の香りはそれほど強くないけれど、かすかに鼻に抜けるような緑の香りが小気味よく、うーん、当然ながら今までいただいた「変わり蕎麦」で一番美味しい。
色、香り、食感、味蕾への刺激、そして自分でたてる「蕎麦の音」。まさに五感で味わう「強く、美しい」蕎麦です。

最後にあら挽き。こちらは小麦がはいってるそう。
これは他の蕎麦より若干ですが太い印象。
これがもうおいしくって!豊かな、緩やかな蕎麦。蕎麦のおいしさを本当に味あわせてくれるこちらも力のある蕎麦。大地の力、という感じでしょうか。うーん。凄いなあ。
これはやっぱり「かけ」もいただかないと。

と、最後にいただいた「かけ」の美味しかったこと。
出汁の色がとても薄いのですが、(そしてそういう「かけ」にいい思い出が多いのですが、)なんと洗練されたつゆなんでしょう。あたたかく、ふわん、と香る蕎麦の喉越し、なんという快楽なんでしょう。

こんなに楽しんで自分の分のお勘定は2,950円・・・あり得ない・・・CP!
自家栽培で蕎麦育てて、蕎麦挽いて、蕎麦打って。
すごいですね、関沢さん。
頭が下がります。

外に出ると店の裏には可憐な桃畑、そしてどこまでも青い空。
天気にも恵まれましたが本当に天国みたいな場所だなと思いました。
特別なロケーションであることは間違いないんだけれど、なぜかとても親近感を感じる蕎麦。
特別な蕎麦なんだけれど、なにか日常の中の出来事のように身近に感じました。
それぐらい自分の好みにあった蕎麦だったんでしょうね。
ああ、またここに来る日が楽しみです。

  • 2013年7月:おまかせ(酒の肴)

  • 2013年7月:鴨焼き

  • 2013年7月:粗挽き

  • 2013年7月:紫蘇切り

  • 2013年7月:紫蘇切りの鮮烈な緑

  • 2013年7月:生粉打ち

  • 2012年7月:そばがき

  • 2012年7月:お店外観

  • 2012年7月:紫蘇切り

  • 2010年5月:この蕎麦がきの可愛さ!

  • 2010年5月:鴨はシズル感いっぱい。

  • 2010年5月:生粉打ち蕎麦。

  • 2010年5月:生粉打ち。瑞々しい。

  • 2010年5月:「変わり蕎麦」は「わさび」。

  • 2010年5月:美しい緑、透明感。味わいは見たとおり。

  • 2010年5月:粗挽き。幸せの味わい。

  • 2010年5月:包容力を感じます。

  • 2010年5月:言葉もない「かけ」。

  • 2010年5月:小布施の街はガーデニングに力をいれているそう。

  • 2010年5月:お店の裏に桃畑。まさに桃源郷。

2013/07/24 更新

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