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1回
夜の点数:4.4
昼の点数:4.4
2007/02 訪問
夜の点数:4.4
昼の点数:4.4
「優秀」なニューウエーブブックカフェ
2007/02/20 更新
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平成19年2月追記:
初訪後、何度か利用したが、書棚も枯れていないし、値段も以前のまま。「素晴らしい」の一言。
プロと愚息と三人でカウンターに初めて座る。ジンはボンベイサファイアを初めとして5種類。今回はジン・バックをお願いする。ブレのない仕上がりで、600円――こんな値段で本当にこの先やってゆけるのか、いらぬ心配をしてしまうほど――は明らかにお得。
▽初回登録平成18年5月▽
下記「はの」さんのレビューを拝見して、「いてもたってもいられなくなり」当店を初訪問。何時からスタートなのか、よくわからないのですが、休日の午後2時頃に伺った際には、シャッターが閉まっていました。周辺を散策して、いったん帰宅していから、夕方伺いました。
店内装は明るく清潔で落ち着いています。本に興味が無くても、ゆったりとした時間が過ごせるのではないか、と思います。
私がいただいたのは
・エスプレッソ(シングル)\300 小型板チョコ付き
・ギムレット\600
ですが、CPを加味して「かなり優秀」と感じました。
※エスプレッソ
濃厚かつ程よい苦味が感じられます。エスプレッソマシンを使用しているだけで今ひとつ薄いエスプレッソが安易な「イタリアン」でよく出てきますが、当店のエスプレッソに関してはそのような難点を全く感じませんでした。
※ギムレット
厨房が見えない席で本を読んでいたため、使用している酒の銘柄・ライムの種類は良く分かりませんが、キチンとシェイクされた上で、大ぶりのショートカクテルグラスに澄んだ液体が供されました。この値段ですと、他店の場合、緑がかった着色ライムジュースが使用される可能性が高いのですが、大変美味しくいただきました。
本棚は私の家の本棚とかなり似ていて、半分ぐらいカブっているように思います。(笑)
ただし、コミックスはありません。文庫は、岩波文庫、講談社文芸文庫、福武書店(今はない)、河出文庫、ちくま文庫、中公文庫が主軸。単行本は、国書刊行会、みすず書房、大和書房、晶文社、立風書房、朝日出版社等々素晴らしいラインナップです。新刊本の六本木青山ブックセンターに似ていると思います。
作家のラインナップは、
国内作家/内田百鬼園、幸田文、林芙美子、澁澤龍彦、野坂昭如、稲垣足穂、金子光晴、色川武大
海外作家/G・バタイユ、G・アポリネール、L・アラゴン、M・ビュトール、A・ブルトン、G・マルケス、リオタール、B・ヴィアン、ボルヘス、ムジール
等々が記憶に残っています。
絶版物の値付けはやや高め(というか、流通状況を把握しての妥当な価格設定なので、いたしかたない)ですが、流通本に関しては新刊本価格の5割程度を意識しているように感じます。
保存状態はすこぶる良好で、根津駅前のオヨヨ書林(ラインナップは一部当店に似ています)に比べると、かなり清潔だと思います。
この日私が購入したのは
・ポー名作集(中公文庫、丸谷才一訳)\350
・ちぎれ雲(幸田文、講談社文芸文庫)\300
・虐殺された詩人(アポリネール、講談社文芸文庫)\300
・花月幻想(稲垣足穂、立風書房)\1600
・ポストモダン通信(リオタール、朝日出版社)\900
です。
一部価格設定の行われていない書籍があったのですが、その場で交渉して、購入させていただきました。
なお、店内の様子から禁煙のような気がしていたのですが、私にとってはありがたいことに喫煙可でした。