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店名 |
掲載保留
料亭 まつむら
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
住所 | |
交通手段 |
JR天王寺駅徒歩2分/地下鉄御堂筋線天王寺駅徒歩2分/地下鉄谷町線天王寺駅徒歩2分/近鉄南大阪線あべの橋駅徒歩3分 天王寺駅から339m |
営業時間 |
|
予算 |
¥6,000~¥7,999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
180席 (お座敷2~70席、椅子・テーブル席2~35席) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) ・70名様の団体様がご利用いただける大広間がございます。 ・2~35名様がご利用いただける椅子席もございます。 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 3台分(ご予約時にご相談ください) |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 |
備考 |
サービス料10% |
初投稿者 |
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各線・天王寺駅から北方向、JR天王寺駅北口からいささか怪しげな商店街を進んだところ。悲田院町の街中にひっそりと佇んでいる会席料理の料亭です。
一度訪れてみたいと思いながら長い日にちが経過、その間、隣には高層マンションが屹立し、見下ろされるような状態になってしまいました。
ここは住友家本家の大阪別邸として建てられた数寄屋建築のお屋敷を、昭和34年に料亭として改装したもので、大ターミナル天王寺…都心のど真ん中にあるのが嘘のような、老舗の料亭です。
料亭とはいいながら、大阪らしい気の張らないところもあって、お昼は1,800円でいただける「ひょうたん弁当」が人気を博しているが、今回は料亭の味をじっくり味わいたいと思い、会席料理(6,480 円サービス料別)を事前に予約していました。
11時の開店直後に門をくぐると、和装の仲居さんが離れの個室・芙蓉の間に案内してくださいました。中庭を見ながら古いお屋敷の軋む廊下を歩いていると、老舗旅館を訪れたような気がします。
離れは6畳間ぐらいの広さで、茶室というか、書斎のような落ちついた空間になっています。床の間には4月らしい掛け軸とお花が飾られ季節感を醸しています。
格子状のガラス窓の外に目をやれば、今まさに満開の八重桜が咲き誇っています。静寂の中、小鳥の囀りに交じって、ときおりポチャンと鯉の跳ねる水音が風情を感じさせます。
お庭に見とれているうちに、仲居さんが最初の料理を運んできました。先付は玉子豆腐、前菜の桜海老真 蒸、ホワイトアスパラ桜花焼き、こごみ白和え、一寸豆蜜煮、サーモン蕗味噌田楽です。どれから食べようか箸が迷う。春らしい華やかな色合いで、薄味の上品な仕上がりが好ましい。
次に運ばれてきたのは造りです。五種盛となっていて、穂紫蘇、ペリーラが添えられています。初鰹は縁起物。鯛は適度な熟成で旨みが著しい。サヨリは甘みが際立っています。
吸物は蓋を開けるとふわっといい匂い。薄葛仕立てになっていて、桜饅頭が沈んでいます。一輪の桜花に金箔が散らされ実に華やか。出汁の美味さが光ります。
凌ぎとしてお寿司が出されました。一口サイズのイカの押し寿司です。もっちりしたイカのテクスチャーを楽しみます。はじかみが添えられていて、爽やかな風味もアクセントです。
炊合は蓋の ある器で出てきました。鱸の山菜巻きやワカメ、タケノコ、長芋、桜蛸など。うすいえんどうが散らされています。
出汁を活かした風味だが、タコだけはしっかりとした味付けで、これが柔らかくて実に美味しい。
焼物は鰆の若草焼きです蝶型に抜かれたサツマイモが甘くて特徴的。揚物はすべて山菜。こごみ、ゼンマイ、ふきのとう。ほのかな苦味がまさしく春の味です。
酢物は太もずくに蛇の目胡瓜がトッピングされています。さっぱりとした風合いで、刺激が少なくお酢の苦手な私でも大丈夫。
ご飯、赤出汁、漬物二種盛の後はデザートです。桜色した最中の中に白玉団子が入っています。この最中の皮には桜が練り込まれているのか、ふわっと桜の香りが漂います。白玉団子 は弾力が特徴的。桜の花を愛でながらいただく桜最中は風流です。
全体を通して、お料理はどれも手が込んでいて季節感も充分に感じさせてくる。さすがは料亭のお料理です。また、サービスのタイミングも良好で、妙なへりくだりの無いフレンドリーな対応です。
この料亭、お祝い事や改まった会食の席に使うのにももちろんいいが、気軽にちょくちょく「ひょうたん弁当」をいただきにまた来たいと思いました。