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大衆(9) 親父の密かな楽しみ
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Franz-Josef
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店名 |
串かつ百百
|
---|---|
ジャンル | 串揚げ、立ち飲み |
お問い合わせ |
06-6312-1423 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR大阪駅御堂筋口徒歩3分 梅田駅から58m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
(立呑) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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昨日は、出張中で気楽な身分、用事が終り、連れと別れて一人になり、あとは帰りの新幹線に乗るだけになりました。
吾輩にはそういうときのみに許される”密かな楽しみ”があります。 そう、立ち食い飲み屋で一杯引っかけること。
JR大阪駅と阪急梅田駅の間にある”梅田飲食店街”、ここには大阪らしい庶民の店が軒を連ねています。
吾輩の実父は安月給の万年ヒラの下層労働者でした。 そんな親父の唯一の楽しみが、立ち食い飲み屋で一杯引っかけること。 子供時分に親父に連れられて一緒に行ったこともあります。 勿論子供ですからお酒は飲みませんでしたが、酒のアテのホルモン煮などを食べさされました。 子供の頃からそういう親父を見て育ったので、大きくなったら絶対こんな大人にはなるまいと固く心に誓っていました。
今はそれなりの地位や名誉も得られる身分となりましたが、育ちは隠せないもので、上品な立ち振る舞いや堅苦しいことが苦手。 お付き合い上、それなりの飲食店に行くことが多いのですが、努力して場の雰囲気は乱さないようにしておりますが、どうも馴染めません。 親父を反面教師として成長したものの血は争えないもので、どんな店が一番性にあっているかと聞かれたら、結局は死んだ親父が通い愛した立ち食い飲み屋みたいなところが好きと答えます。
しかし、香川でこんな店に通うと女房やその実家筋・それに会社関係者からも顰蹙を買うことは確実です。 しかし、幸いここは人目のつかない大阪、心置きなく羽を伸ばせます。 店の雰囲気も庶民の溜り場風で、大好きです。
えびカツ、牛カツ、鳥カツ、そしてキャベツは取り放題。 日本酒と瓶ビールを飲んで、串カツ食べて、合間にキャベツの葉っぱを仰山食べて、〆て1800円余。 串カツは、牛・豚・ソーセージ・野菜と種類が多く、油切りの網の上に置かれた串をテーブルにあるソース壺に浸して食べます。 例の”二度漬け禁止”ってやつです。 でも、ここソース壺、前のお客さんが使った後だけに、不潔と嫌う人も多いと思いますが吾輩は全然気になりません。 しかし、育ちのよい女房殿は絶対嫌がるでしょうね。 でも、こういうシステムの方がお店の客人同士一体感が生まれるので好きですよ。
場違いなスーツ姿で少々風采の悪い人達に交じり、学生時代に馴染んだ大阪弁で何の違和感もなく会話に溶け込めます。 福岡弁なら最高なんですが、そんな大阪弁の酒飲みオジサン達に亡き親父の面影が重なります。
心も晴れ晴れ、一寸赤ら顔になって大阪駅へ出て、お土産買って、新大阪駅に向かいました。
大阪ほんますきやねん、また来るよ。