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店名 |
花仙庵 仙仁温泉 岩の湯(かせんあん せにおんせん いわのゆ)
|
---|---|
ジャンル | 料理旅館、カフェ |
予約・ お問い合わせ |
026-245-2453 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
長野電鉄 須坂駅よりバス15分 終点下車 |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥40,000~¥49,999
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX) 電子マネー不可 |
個室 |
有 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり、オープンテラスあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える |
お子様連れ |
子供可 |
備考 |
カフェは「櫓(やぐら)」で宿泊客以外も利用可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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11ヶ月前から予約開始で予約は取りにくいけど一度行ってみると良いと言われていた温泉宿。洞窟温泉もあって凄い・・に惹かれて、ダメ元で電話してみるとラッキーな事に連泊で予約が取れた。
3月初旬で雪が残っているのは明らか。旅館に確認しても、今年は例年より寒いと告げられたが、メゲずに出かけた次第。
須坂は全く雪無し。重装備してきた出立ちが恥ずかしいくらい。チェックイン開始時間に合わせた2時間に1本のバスで約40分。
終点は目当ての旅館しか無いのだが、雪が降っているでは無いか。春の雪で大した事はないとの事だが、東京人にとっては雪は雪。
旅館の係の人が出迎えていただけて、雪を踏み締めて橋を渡り、旅館ロビーへ通される。20分程早いので、ウェルカムドリンクを飲んで待つ様に指示されて、ロビーソファーが満員なのでカフェに通される。洋館風と言うと語弊があるが、なかなか雰囲気のある造りのカフェの個室に陣取ると、ドリンクはワイングラスに入った温かい甘酒と抹茶のカクテル。白と緑の2層になっていて、なかなか美しい。上の層の抹茶から飲むしかないのだが、分界点は抹茶と甘酒が混ざり、最後は甘酒で締めくくると言う趣向なのだ。お茶、ハーブティー、ジュース、コーヒーのウェルカムドリンクは経験があるが、ノンアルコールカクテルは初めて。甘さ控え目で美味しい。
1959(昭和34)年の創業、1989(平成元)年に新装オープンと言う18室、大風呂(洞窟風呂)、貸切露天風呂3つ、家族風呂1つと言う構成の建物は大正ロマン建築っぽいエリアと和風建築エリアに分かれて、斜面に沿って最上段の貸切露天風呂が4Fに相当する様で斜面に沿ったなかなか複雑なレイアウト。
肝心の食事を夕食2回、朝食2回、1回昼食にスモークハムのサンドイッチを頂いた訳だが、料理長さんは洋食出身の方だそうで、2日目の夕食は自動的に洋食、3日目の朝食は和食か洋食かチョイスと言う形になる。
夕食も朝食も宿泊の部屋から移動するが全て個室で椅子席。窓から覗く景色も部屋ごとに趣向が凝らされている。
夕食からレポートすると食材は地産地消は謳っていないものの基本的に山の幸中心。従って、魚は海のものは無い。珍しかったのはシナノユキマス、その他はヤマメ、イワナ、鯉、鰻。
シナノユキマスは、ポーランド原産のサケ科シロマス属に分類される魚類で長野県産の流通名。脂が乗って美味しい魚。1日目はこれを刺身で。一緒に盛り合わせてあるのが鯉の洗い。
鯉を食べるのは何十年ぶり。信濃の佐久に行った時食べたが、正直なところ又食べたいとは思わなかった。ところがここの鯉は別物。スズキの洗いでは無いが、黙って食べさせられたら鯉だと気づく人はいないのではないか?これをポン酢、酢味噌、醤油の3種類で頂く。擦った生姜も付くが不要。係の人に話すと、鯉は苦手だけど、ここの鯉は別物と皆さん言われるとの事。生まれて初めて、鯉の洗いを美味しいと思った。
ヤマメの塩焼き。よく観光地に行くと鮎の塩焼きを囲炉裏の様な所で炙りながら焼いたものを売っているが、写真を見て頂きたいが、笹の装飾の中つくね、金柑、煮凝りの串刺と共に刺さって目の前に出される。これだけで圧倒されるのだが、その炙り焼きの旨いこと。
信州サーモンの和え物も先付けに。
イワナもただの塩焼きでは出てこない。イワナの炊き込みご飯。これがたまらなく美味しいのだ。
2日目夕食ではヤマメの燻製、シナノユキマスの燻製と卵でどちらもイケる。鰻と茄子の焼き物とバルサミコソースもなかなかの物。
3日目朝には大イワナの幽庵焼きで美味い。
この旅館の板長さんは料理の提供の仕方(演出)が凝っていて、初日の夕食の席に着くとテーブルの真ん中に木の枝がヒョロッと飾られていて、何なのかと思っていると、係の人が竹の筒を恭しく持ってくるのだが、これが食前酒。
和食のコースなのに、カップスープの様な物が出て来る。コンソメスープかと思うと、これが吸い物。
又、もう一つ大き目のカップスープが百合根のポタージュ。
面白いと思ったのが、1日目の夕食でメインの牛肉料理(これが杉焼き)が出て、非常に美味しく焼かれたもので堪能してお腹がかなりキツくなったのだが、後出しジャンケンの様に里芋と牛蒡の上品な煮物が出された事。
つまり食事(イワナの炊き込みご飯)はこの後。
この炊き込みご飯がとても美味しいので、少食の方は、全体のメニューを理解して食べ進めないと、途中でギブアップとなりかねない。デザートはフルーツ、ゼリー、アイスクリームの盛り合わせとスフレ?これがなかなか絶品。
2日目の夕食の洋食。これが又工夫されていて、完全に洋食然としているのは最後の肉料理の牛肉のシチュー位(この日は肉料理の後の一品は無し)。
1日目の和食の後2日目の洋食の後、飲み物としてコーヒー、紅茶、ハーブティー、お茶を選択でき、私はコーヒーを選択したのだが、和食後と洋食後のコーヒーは異なる。洋食後のコーヒーは泡が出るスプレッソコーヒーマシンの物。きめ細かいのだ。
朝食も1泊目朝は和食、2泊目朝は和洋の選択式で私はこの日も和食にしたのだが、この朝食2回の内容は当然異なる。
朝食の構成はリンゴとニンジンのスムージー(2日目はルッコラと小松菜のスムージー)、会席弁当の雰囲気の箱の中に2皿4小鉢で漬物を含めて14品目。更に、鮭、鴨、だし巻き卵、小芋の一皿と豆腐の入った煮物風の小鉢そして味噌汁。固形燃料で温める蕎麦粥、ご飯と豪華絢爛。
2日目朝は蕎麦粥かご飯の選択に変わり盛りだくさんな皿と小鉢は同じ。当然内容は異なり、カボチャとこうや豆腐の煮物、ウドの胡麻和え、ゆで卵等。朝はそんなに食べる事が出来ないので、私的には蕎麦粥だけで十分。しかし、和食の品数が洋食になるとどうするのか興味が湧く。
昼食は大雑把に言うと蕎麦かサンドイッチ。これをカフェか部屋どちらででも指定できる。私はサンドイッチを部屋でと指定したが、中居さんが指定の時間に届けてくれて、部屋のテーブルまで拭いて頂ける。飲み物もオーダー出来るが、館内の無料のコーヒーマシンでドリップした物を部屋に持ち込む事ができる。このコーヒーマシンが初めてみる粉のパックを瓶から選んでマシンにセットしてスイッチを押すだけで、粉の蒸らし、ドリップ、抽出後の粉の回収を自動的に行う優れ物。モカ・キリマンジャロのブレンド(私はこちらを選択。美味しい。)と炭焼きコーヒーの2種他に紅茶もある。
この旅館の歩いて行ける範囲には何も無い。
周りの景色の雰囲気は良いが、風光明媚という訳でも無い。
車で行かないと不便極まりない(バスが2時間に1本)。
しかし18室の魅力ある旅館。連泊すると貸切露天風呂が10:00〜11:00、13:00〜16:00頃まで好きに使う事が出来る(16:00〜18:00、7:00〜8:30は早い者勝ちの奪い合い)。しかし、3つの貸切露天風呂だけでなく内風呂から外風呂の敷居を完全開放して爽快な気分を味わう事が出来る。外風呂はぬる目、内風呂は普通の温度でジャグジー付き。
洞窟風呂は温水プールより少し温かい程度で、2つに分岐した広大な洞窟を10数メータ探検、地面の小砂利が気持ち良く、いつまでも楽しむ事が出来る。
そして美味しくて楽しい食事。
全く飽きることの無い、非日常空間であった。