驚きのトマトソースで頂くふわふわお好み焼き！エッジが効いたメニューで楽しませてくれるお店 : 京ちゃばな 京都駅前店

京都駅前のヨドバシカメラの南側、京都タワービルの西側の辺り。他のお好み焼き店とは違うエッジの効いたお好み焼きを食べさせてくれるお店です。

店内はカウンター8席ほどと4人掛けテーブル席が4席から5席ほど、入店は21時頃、カウンターに1組、テーブル席に2～3組のお客さん。カウンターからだと調理の様子が見えるので、今回の訪問ではカウンターを選択しました。

お店は会社経営で、同じ「京ちゃばな」という店名で、「新感覚スタイルと「ベーシックスタイル」の2つのテイストに分けて複数店舗を展開しているようです。

（新感覚スタイル）
これまでのお好み焼に新たな感動を。「ん！？これは！？」と楽しめる新たな味わいと感動。京ちゃばなの想いを盛り込んだ個性あふれる新感覚。

南船場店、北新地店、京都駅前店、南新町店、阪急梅田店、京橋京阪モール店、新大阪店、姫路店、四日市店

（ベーシックスタイル）
『美味しい』は堅実なベースの上に生まれる。誰もが心のベースに持っている、素朴な「モノ」へのこだわり。鉄板焼きに腕を磨き、本当の味にこだわる本物志向。

天満橋OMMビル店、円町店、北大路堀川店、七条新町店

大きくは上記も２つのスタイルに分かれていて、メニュー構成も全店共通メニュー、新感覚スタイル店共通メニュー、ベーシックスタイル店共通メニューがあり、さらに店舗毎の独自メニューもあるようです。

今回は「新感覚スタイル」の京都駅前店にお邪魔しました。理由は新たなお好み焼きのスタイルを味って見たかったからです。

【頂いた料理】
★名物トマトお好み焼き
（こぼれモツァレラチーズ）

新感覚店共通メニューで京ちゃばなの代名詞とも言えるメニュー。農林水産省総合食料局長賞の受賞歴あり。トマトは熊本産、生地にはカツオダシが使われている。

調理過程をカウンターから見ていると、生地が非常に薄く鉄板に広げられて、その上に非常に細く千切りにしたキャベツがたっぷり乗せられます。山盛り千切りキャベツの中に生卵が加えられます。焼いて行くうちに、山盛りだった千切りキャベツがしんなりして来て、お好み焼き全体がちょうどいい厚さに仕上がります。最後に特製のトマトソースとモツァレラチーズがタップリと流しかけられます。

さてお味の方ですが、まず千切りキャベツがキャベツと思えないほどトロリとした食感に仕上がっています。実際、生地はごく少量なので、本体の大部分はキャベツで構成されているのですが、これが美味しい。このトロトロキャベツに甘いトマトソースが絡みます。さらにモツァレラチーズとの相性が抜群で、口の中でチーズの粘りと香り、トマトの甘み、しんなりしたキャベツの絶妙に残った食感の多重奏が演奏されます。

トマトソースと言うより、デミグラスっぽいしっかりと煮込んで作られた甘いトマトデミグラスソースと言った方が正確かもしれません。ソースの中にゴロっとした煮込みトマトが入っていて、甘めの味付けになっています。

この店に来たらまずこれをオーダーするのがいいと思います。美味しくても美味しくなくても最もこのお店を表しているメニューだからです。個人的にはかなり美味しいと感じました。

★アボカド黒焼きそば（豚肉入り）
麺に中華麺ではなく「日本蕎麦」を使用、からしを効かせたすりおろし野菜ソースで仕上げられている。こちらも新感覚店のメニューです。

あとつきだしにロールキャベツをワザと煮崩して混ぜ合わせた料理が出されます。こちらはこちらで美味しかったです。

【総評】
新感覚店は好みが分かれる店と感じますが、個人的にトマトお好み焼きは必食と思います。お好み焼きに飽きてしまっている方には、新たな食との出会いがあるのではと思います。

コスパに関しては、1名で訪問して、

お通し
300円（税抜）

トマトお好み焼き（こぼれモツァレラチーズ）
1,380円（税抜）

アボカド黒焼きそば（豚肉）
1,080円（税抜）

ハイボール
450円（税抜）

税抜計3,210円で税込3,531円という結果に。

1杯しか飲まなかったが、こぼれモツァレラチーズなど高額メニューを頼んだのとお通し代もあって、お好み焼き店というジャンルに関する自分の感覚よりやや高くなってしまったなという印象でした。

トマトお好み焼きに関しては、必食と思いますので、一度お試し下さいね。ご馳走様でした。