白髪ネギの食感が実にイイ : 華正樓 キュービックプラザ新横浜店

12:45にお店に到着しました。
15分程度待ちました。
こちらの麺とご飯のセットメニューは、お大食漢の男性でもお腹がはちきれます。
隣に座られた恰幅のいい男性がうなっていました。
本日は、最初から単品で「ネギそば」と決めていました。

丁寧にとられたであろう鶏出汁のスープの風味と旨みが口の中いっぱいに広がります。
金華ハムも使われているのだろうか、肉や熟成したハムから取るスープはとても芳醇な香りと旨味を纏っています。
華正樓の上湯スープが大好きです。

大量のネギはシャキシャキと新鮮です。
白髪ねぎは、青ねぎを刻んだものより香りが控えめで、シャキシャキとした食感が心地よい。
噛んでも噛んでもネギが減りません。
もしかして麺よりネギの方が多いんじゃないかってくらい乗っています。

ネギに混ぜられてるのは、中華料理店らしく紅糟を使った赤いチャーシューです。
癖のない赤身の部分を使用しています。
細切りながらも肉の旨みと歯応えがあって美味い。

半分を食べ進み、白コショウを加えて味の変化を効かせました。
あの繊細で素晴らしいスープの味がコショウで輪郭がぼやけてしまいました。
ここの上湯スープは、絶対にコショウは禁物だと新たな経験を勉強することができました。

麺とスープ、ネギにチャーシューととてもシンプルな材料なのに深い味わいの一杯でした。

3月も中旬になりましたが、本日は寒風が吹き荒れる日でした。

今日は名物「五目あんかけ焼きそば」ではなく、身体が温まる　「五目あんかけそば」をお願いしました。
店内を俯瞰していると、異口同音に五目あんかけ焼きそばを注文し、皆さん召し上がっています。　

昨年下期にキュービックプラザビルの3F全体がリノベーションが施されました。
一時、華正樓 さんは撤退したのかとヤキモキしました。
またイートインスペースもガラリと模様替えが行われました。

『non-no』や『MCシスター』のモデルとして活躍した、気品と英知が溢れるタレントの「はな」さんを皆さんも脳裏に残っているかと思います。
その「はな」さんのご実家が、横浜中華街の老舗高級中華料理店ここ『華正楼』さんです。

五目そばの優しい中華醤油が五臓六腑に染み渡ります。

具材たっぷりの五目あんかけそばです。。
具材は、白菜・人参・長ネギ・青菜・キクラゲ・豚肉・海老・イカ。
白菜がこれでもかと言わんばかりに入っています。
人参のシャキシャキ感がいい。
豚肉は、片栗粉でコーティングされ臭みもなく美味です。
海老は、プリプリ噛むのが楽しい。
イカは、包丁が入り柔らかい。
全てが一手間丁寧な職人の技が混入しています。

スープは、飲み飽きないほど極上です。
全くクセもなく、嫌味もない料理人の腕が証明出来る正統派のおつゆです。

流石は、老舗高級中華料理店と誰しも認める技量を堅持しています。

次回の訪問には寒ければ、ネギつゆそばを食べよう！

寒い冬になると、がぜん恋しくなるのが、サンマーメン（生馬麺）です。
横浜以外ではマイナーな料理ですが、神奈川県特に横浜周辺では、家系ラーメン同様にポピュラーな料理です。

実は戦前、賄い料理から発端となったものです。
「生馬麺」は広東語が語源になります。
生…新鮮でシャキシャキとした食感の意味を持ちます。
馬…上に乗せるという意味があります。
つまり、炒めた野菜に餡を乗せた麺です。

そしてサンマーメンに欠かせない食材が、モヤシです。
モヤシをおごるなかれ。
モヤシを軽く炒めシャキシャキ食感の上に片栗の餡を乗せること必要不可欠な条件です。
京都の人たちが、冬こよなく愛する「けいらんうどん」や名古屋の人たちが大好きな「味噌煮込みうどん」の如くです。

蘊蓄が長くなりました。
横浜ではいろいろな中華料理店において、モヤシそば とか サンマーメンとしてよく登場します。

華正樓のとても透き通った清湯スープが好きです。
飽きがこないことが一番の理由です。
ここのサンマーメンはとてもシンプルの具材から構成されています。
モヤシ・キャベツ・細切りの豚肉（肉絲）。
モヤシには、根が取れているので歯に引っかかることはありません。
野菜は全て食感がよく、豚肉はチンジャオロース（青椒肉絲）の様に下ごしらえされています。

今日も美味しかった、ご馳走様です。

次回は、またま華正樓の中でもシンプルですが、大好きな「ネギそば 葱油麺」をご紹介します。

お店に、11:10に到着。
先客は8名でした。
スタッフは、店頭販売とイートーン業務に忙殺され、てんやわんやです。
行列の導線が曖昧で列をなしていません。
並ぶこと20分でカウンターに着席出来ました。

1.485円のCセット「あんかけ海老塩ラーメンと半チャーハン」を頂きました。
間もなく到着しました。
半チャーハンが余分だと失敗したなと恐れをなしてしまいました。
あまりのボリュームで完食できるかどうか不安に陥りました。

あんかけ海老塩ラーメンの具材は、プリプリの海老は丁寧な仕事が施され、たっぷりの白菜・人参・きくらげが強火で軽く炒められ、餡がかかっています。
鶏などで取られた清湯スープは透き通り、麺と具材と三位一体の如く三拍子そろっています。
パラパラのチャーハンは、オイリーではなく金華ハムなどといい塩梅に炒められています。
焼売もこれぞ本物だとわかるしろものでした。
プロの仕事に感心させられました。

もっと胃袋が大きければと残念でなりません。

次回は単品で勝負だ！