夏の名残り　在りし日の幻想 : ろまん亭 澄川店

1ヶ月程前、月寒店で商品を購入したところ
8月末日期限で、ろまん亭全店で使用できる商品券を頂きました。


この澄川店は私が若き頃の想い出のお店です。


緊急事態宣言が明けたら、久しぶりに確かめたいこともあり
真っ先に行ってみたいと思っていた場所。

少し遅くなったけど、やっと来ることができました。


平日の15時頃。

扉を開けると賑やかな声。

あ、ちょっとタイミング違ったかな・・と思いつつ店内へ。


眩い光を放つショーケースを見つめ、店内飲食であることを告げ
この日の気分に合いそうなケーキと飲み物をチョイス。　


懐かしく感じる傾斜の急な階段を登り2階へ。

端っこの少し奥まった席に座りホッと一息。


店内BGMはオルゴール。

あれ？

数十年前はもっと雰囲気のある音楽が流れていたような気がしたのはノスタルジーか。


ドアを開けた時に聞こえた声の主は女性3人組。
マスクもせず声高らかに笑いながらおしゃべり。


ノンビリまったりできる感じじゃないけど、
席も離れてるし、まぁいいや。


○マンゴーフロマージュ　350円　
　可愛らしい見た目に一目惚れ♡
　上品な甘さのマンゴームースにチーズのフロマージュ。
　マンゴーソースの爽やかな酸味に夏の名残りを感じる。
　下層は甘めなココナッツのスポンジ。
　全体的なバランスが良く美味しい(*'ω'*)
　パールのようなホワイトチョコの霰の可愛いらしさと食感もアクセント♪


飲み物はホットコーヒー（350円）をチョイス。


一瞬、紅茶にしておけば良かったかな・・

と思ったけど、コーヒーは苦味が穏やかなマイルドタイプなので、
このケーキとの相性は悪くない。

量もマグカップサイズで満足な量。

ちょっと色気の無いコーヒーカップだけど・・


スタッフさんが席まで運んでくれるが
忙しいのか、階段の昇り降りがバタバタと少し気になる。


上階から階下を見下ろすと
ケーキや焼き菓子をテイクアウトするお客さんが後を絶たない。


忙しいのはお店の経営の観点からすると良いことなのだと思うけど
ちょっと落ち着かない雰囲気。

やはり良い想い出は、想い出のままそっとしておくべきだったか・・


でも、歳月を重ねた店内は
レトロな雰囲気も醸し出しており、味わい深い。


そしてタイミングによっては、
静かに物思いに耽る時間が過ごせるかもしれない。


そんな期待を込めて、
今度は秋が深まる頃にでも改めて行ってみよう。


ごちそうさまでした。

2000年、「チョコモンブラン」は、ろまん亭で誕生しました。

【ある知り合いの方に「モンブランをチョコレートで作ったらどうですか？」
と声をかけられました。
そんな何気ない言葉からチョコモンブランが生まれました。
そして、ちょうど生チョコブームとバレンタイン時期と重なった新宿伊勢丹の物産展でチョコモンブランは大ヒット。
なんと、2000個をあっという間に売りつくしたのです。】
（お店HP、チラシより抜粋）


娘から母の日に・・
とお花と焼菓子、そしてこちらのチョコモンブラン
をもらいました(*^^*)

今でこそ他のケーキ店でも見かけるチョコモンブランですが
初めてこちらのお店で食べた時の衝撃は今でも忘れられません！

世の中にこんなに美味しいチョコレートケーキがあったんだぁ(*'ω'*)

それからというもの、この生チョコモンブランの虜になり
家族の誕生日やイベントの度に頂いていましたが
しばらく経つとマイブームも収まり・・

今回久しぶりに頂きました！！
レビューを書き始めてからは初めてだったみたい(≧▽≦)


○チョコモンブラン
　外側のクリームは甘さもありカカオの苦味も感じるネットリ濃厚なタイプ
　中のチョコ味の生クリームはふんわり軽く滑らかで甘さ控え目
　厚めのチョコスポンジの土台はしっかりしたチョコ感があるが
　甘さは抑えてあるので、３層を一緒に食べると
　バランスが良く調和のとれた味わいになる
　濃厚ゆえ飲み物必須だけど、やっぱり美味しいわぁ(*´▽｀*)


ちなみに商品名の記載は
発売当時は「生チョコモンブラン」でしたが（だったと思う）
現在は「生」の記載は無く「チョコモンブラン」のようです。


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ここからは、ややノスタルジックな私的想い出タイムになるので
ご興味のある方はどうぞ・・


初めて「ろまん亭」のケーキを食べたのは、約30数年前。
創業が1988年とHPにあるのでオープンしたばかりの頃だったのでしょう。

当時この地域の短期大学に通学していた私は
お店の近所に住んでる友人と２Ｆのカフェで待ち合わせ。

初めて入るログハウスのようなオシャレな店内にドキドキしながらも
幅の狭い急な階段を一段一段踏みしめ登って行くと
当時学生だった私が見たことも無いステキな空間が(*''ω''*)

そこにはゆったりとした時間が流れており
雑誌をめくりながら、友人が来るのを待っている間
心が落ち着いてくるのを感じました。

きっとそこは私が人生で初めて足を踏み入れた「カフェ」だったのかもしれません

友人が来てから階下に降りて、
綺麗なショーケースからケーキを選び飲み物を注文。

また階段を登り席に座って
今度はふたりでひとしきり楽しいオシャベリ！

しばらくして運ばれてきたケーキと飲み物の美味しかったこと(*´▽｀*)


今振り返ると、貴重な青春の1ページだったように思います

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そっかぁ・・

去年の春に引越してから日常に忙殺され、すっかり忘れていたけれど
もしかしたら私が求めていたのはこの場所なのかもしれない

引越す前の近所にあった「自分が自分に戻れる」大切な場所だった
お気に入りの喫茶店

新天地でもそんな場所に出会いたいと思いながらも
ずっと見つけられずにいました


今でこそ「ろまん亭」は店舗数が増え（現在道内に9店舗）
札幌市中心部のデパ地下でも商品は購入できるのですが
カフェがあるのは路面店だけのようですし
ここ本店は、創業当初から地域に根差したカフェでもあるはず


想い出のフィルターが掛かっており、期待とは違うかもしれないけれど
近いうちに確かめに行ってみたいなぁ(*´ω｀*)


でも、もしかしたらカフェスペースは閉鎖されているのかも・・
調べてみたけど詳細は不明でした。


北海道はコロナ第２波がまだ落ち着きをみせておらず
ここ数日の感染者数は1桁ですが
昨日は５名の方が命を落とされたと報道がありました。

まだ辛抱の時

いつになるのかはまだわかりませんが
収束したら、直ぐにでも訪れてみたい場所になりました(●´ω｀●)


焼菓子はまだ賞味期限があるので、ゆっくり大切に頂きます♪

毎年お花と私の好きなお菓子をプレゼントしてくれてありがとう♡
ごちそうさまでした(o^^o)