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店名 |
掲載保留
ル・バンブー(Le BAMBOU)
|
---|---|
ジャンル | フレンチ、イタリアン、カレー |
住所 | |
交通手段 |
・JR呉線「竹原」駅から徒歩約10分 竹原駅から531m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
席数 |
34席 (テーブル34席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可、20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 道の駅たけはらとして無料駐車場52台分 |
空間・設備 | 席が広い、ソファー席あり、バリアフリー |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2010年10月23日 |
備考 |
ディナーは完全予約制。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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竹原市の町並み保存地区を初めて訪ねてみました。
シニアの方は「マッサン」、マニアの方は「たまゆら」と、リリースから時を経ても世代は違っても、昨今流行の"聖地巡礼"の地であることはまだまだ現在進行形であるようです。道の駅といえば郊外によくある大きな駐車場に産直・軽食という図を想像される方は多いと思います。しかしこの道の駅はそれほどの規模ではないものの、モダンなレストランを設えて差別化を図ってらっしゃるのでしょう。応援申し上げます。
店内は白主体に黒のコントラストが映えてとても落ち着いた雰囲気でした。
この町の製塩業の歴史を踏まえるならば、こういった現代的なスタイルはこの地に栄えたブルジョワリーが遺した文化の延長線上にあるのかもしれませんね。
◇キャンベルコース
・サラダ風オードブル5種取り合わせ
キャベツの千切りを主体にしたサラダ仕立てでした。いろいろな食材が散りばめられて色彩は華やかですが、やはりキャベツの千切りというのが和製洋食を想わせて少々見劣りします。そうは言ってもなかなか工夫の凝らされた前菜でした。サラダを縁取るようにマッシュポテトが縄のような輪郭を描き、どこからカトラリを付けてもマッシュポテトが絡むように細工されているので味わいが厚くなります。あしらいに生ハムやボローニャソーセージ、ケイパーを添えたスモークサーモンなどを添えて、珍しくない食材を用いて安心感があります。加工肉は丸めたり立たせたりと立体的な盛り付けが目を引きます。別の面から見るならば、キャベツのサラダに赤いフレンチドレッシングを垂らしたひねりの利いてない品と言えなくもありませんが。いえ、なかなか面白かった佳作でした。他に帆立の稚貝・海老、きのこのマリネなどが配されていました。5種を上回った提供でした。
・本日のスープ
コースの中のスープは野菜ピュレのものがもてはやされる昨今、具だくさんのクラムチャウダーとは量感があり重厚でまさに食べるスープです。高校の卒業記念遠足を思い出してしまいました。フレンチのテーブルマナーを受講していた中で、講師の方が「スープは食べるように口に運んでください」と言っていたのです。丸いスプーンからすするのではなくスプーンごと口に含んでください、との指南だったと記憶しています。剥き身の浅蜊はたくさん入っていました。柔らかになるまで加熱された玉ねぎがクリームスープの味わいを豊かにしていました。これほど浅蜊があるならば確かに食べるスープですね。すするなどできません。欲を言えば浅蜊が明瞭に香っていたらより良かったと感じました。潮干狩りで獲った浅蜊と較べると鮮烈さに欠けましたので心は動かされませんでした。
・メインディッシュ~太刀魚の詰め物焼・紅茶鴨の五香粉焼
三枚おろしにできるほどの太刀魚です。身の厚さを感じられます。皮目は炙られて白身とのコントラストが綺麗です。ムース状の詰め物がふんわりとしているので、ほろりと解ける白身にくるまれてカットしやすい仕上がりは特筆したいと思います。カトラリを当てると崩れてしまうようでは視覚のおいしさが台無しになってしまいますので。太刀魚という魚は、鯛や鱧ほど風味のある白身ではありませんが、そんな控えめな風味が上品さを醸していたと思います。バルサミコのソースとバジルのソース、二種添えてありました。どちらも太刀魚を朱に染めないやはり控えめなソースでした。歯触りの無い料理でしたので、揚げたパイのようなあしらいは変化を楽しめました。
紅茶鴨との案内がありましたが紅茶とのかかわりが分からず少々悶々としました。また自分の感覚では熱が入り過ぎているように感じました。鴨の香りがあまり感じられなかったのは、けっして五香粉の香りに染まったからではありません。冷めて香りが立ちませんし、カットが薄いので味わいも薄いものでした。この調理の鴨なら複数の薄切りよりも一枚の厚切りのほうが鴨を感じられるのではと思いました。五香粉はいくらなんでも行き過ぎではありませんか。鴨にはほんのり甘いソースが欲しいところでした。
ガルニチュールがなかなか面白いですね。肉と魚を隔てるように配置された長葱は一本のままソテーしてありました。視覚には残るものの、繊維が硬く、同心円に重なる層が葱独特のぬめりに滑って、まったくナイフが入らずまったく切れませんでした。面白さは評価しますが調理としてはまったく評価できません。小さな人参は間引いたものでしょうか。小さくてもきちんと人参の甘苦い香りがします。これが地力なのでしょうか。さらに載るのは人参の葉の素揚げではありませんか?良いと思います。人参にせよ大根にせよ葉を切り取られた姿しか見る機会がありませんからね。なかなか面白いガルニチュールでした。
・本日のデザート
四点盛り合わせ、果物・アイスクリーム・ムース・焼き菓子です。焼き菓子と分類してはみたものの、焼いて仕上げた品ではなさそうです。手が込んでいます。型に、砕いたクッキー・チョコレート・クリームを重層した品でしょうか。甘さは控えめなのに複雑な味わいを醸していました。ムースは柑橘の味わい、乳に包まれてやさしい口溶けでした。ほんのハーフスプーンほど載せられたレモンのソースの香りがとてもシャープで、柑橘界に君臨するかのような鮮やかな存在感を放っていました。日本におけるレモン名産地ならではの演出は流石です。おもたせ希望します。
総合☆2.7
現在ある竹原という土地は、長い歴史の干拓によって築かれたようです。江戸初期から始まった製塩(塩田)によって富が集まり、財を成したブルジョワリー達が文化を花開かせるきっかけを作ったようです。上方から建築・造園の専門家を招いたり、古くに出典するものにより学を深めたりと、現代のナリキンには、その文化に対する尊敬と渇望の念を爪の垢煎じて飲ませたいものです。この街もまた小京都と言わしめる素敵な町並みでした。