趣きある空間と柔和な空気「吉冨寿し」 : 吉冨寿し

◉ジャンル：寿司
◉エリア：福岡市中央区舞鶴エリア
◉アクセス：市営地下鉄赤坂駅から徒歩6分
◉駐車場：無し(近くにコインパーキング有り)
◉クレジット決済：可
◉予約方法：電話
◉利用回数：初回
◉口コミ回数：1回目

この日は、ふらっと「吉冨寿し」さんへ。

◇外観と内観
此方は福岡市中央区は舞鶴にあります寿司屋さん。
大別すれば大衆系では無く、予約制の一斉スタート系。
外観は蔓と右から表記される店名の看板が印象的に、創業50年になろうかと言われる〝その歴史に偽り無し〟的な趣きある造り。
決して汚い等で表現されるべきでは無く、きちんと清潔にされ、品のある和の設え。
もちろん店内禁煙ですが、店外に灰皿があります。

◇座席
カウンター8席のみ。
4人〜6人のテーブルが1卓。

◇メニュー構成
おまかせコースのみ。
昼は7,800円〜、夜は1万円台〜。
詳しくは、お店に尋ねるが一番かな。

オーダーしたのは以下の通りです。
・おまかせ(7,800円(税別))
【今回はおまかせコースですので、つまみと握りに分けて順に記載します】
□つまみ
①河豚 ／ 自家製の唐墨と
②蛸 ／ 王道の柔らか煮
※提供は⑦煮蛤の後です

□握り
①河豚 ／ つまみからの流れが好印象
②甘鯛 ／
③喉黒 ／ 蕪と一緒に
④細魚 ／ ここ最近ではピカイチ◎◎◎
⑤鮪 ／ 本鮪の味わいそのもの！
⑥鰯 ／ 珍しき酢〆
⑦蛤 ／ 王道でも難しい煮蛤ですが、堅実に美味い
⑧鰆 ／ 漬け…？
⑨鯛 ／ 塩〆？
⑩車海老 ／ ◎
⑪泥障烏賊 ／ オン・ザ・紫雲丹！
⑫味噌汁 ／

□追加
①干瓢 ／ バランス良し

□日本酒
①三好 純米吟醸 グリーン
②モダン 仙禽 無垢
③吉冨オリジナル

◆ストロングポイント
先ずはコスパ。
つまみが2品、握りが11貫に味噌汁。
決して高くは無いと思われ、好みがハマれば御安いのかなと。
次いで構成。
摘みに河豚が出て、その直後の握りも河豚。
煮蛤の後に煮蛸、最後に泥障烏賊と紫雲丹等と、一計が練られているようで、個人的には面白かったなというところ。
ただ、好みはやっぱり分かれそうでもあるのかなと。
(いわゆる匠系なのかは夜の利用じゃないと分からないと思いましたので、上記のようなつまみと握りを別々に表記してますが悪しからず)

◆接客
間違い無く不快な対応はないでしょう。
それはこれまでの経験と実績からしても間違いないと思われ、実際に利用した日も何もありませんでし。
そこを敢えて掘り下げるなら、〝何も無かった〟という事。
それは印象に残るものも。
先に断っておくと私個人はジェンダーに対してはフリー派と自負しており、それは仕事柄でも同じ事が言えますが、日本では珍しい女性の方が握り手。
丁度、代変わりされたようですが、その中で色々な意見を言う人がいるでしょう。
逆に「女性が握ったって良いじゃないかぁ〜！」と言う人もいるでしょう。
私はどっちでも構いませんが、店の雰囲気と先代から受け継いだ何かを考えたら、もっと解れてもらえると利用し易いかな〜と。
趣きある空間に柔らかい空気が流れてますけど、明らかに凛として、ピリッと。
何だか小声で話さないとダメな…その時の客層にも寄るんでしょうけど。笑
「女だから物腰は…」とかでは無く、店全体の雰囲気なんかを考えて、そう思いました。
ワガママな意見ですけど…

◆まとめ
写真はNGです。
私は知らずに握りの1貫目を撮っている際に、店の人に教えてもらいました。
ただ「全体を三枚くらいなら。」とも仰って頂いたので、許容範囲で載せてます。
また、確認してませんがシャリの酢はブレンド。
序盤はかなり温度が高く感じたのには驚きましたが、終盤は落ち着きました。
意図的なのかは不明ですが、この温度が個人の好みを分けそうです。
そして、以前からグルメでは無い友人の強いオススメ攻撃に遭っていましたが、ずっと避けてまして。笑
理由は…
①テンポが早い(昼なら1時間は確実に切る)
②お酒がクラシック
と伺っており、「寿司なんだから短時間で食べるのが粋！」と言っても私のスタイルにはマッチしない点もあり、実際にこの歳になってお酒を飲むと食べるのが遅くなったという事も。
しかし代変わりして、その点も変わってます。
ある程度は食べ手に合わせた早さで提供してくれ、お酒に関しても大将がセレクトしたラインナップで、ややモダンテイストに切り替わってるんじゃないのかなと。
個人的には半合対応は嬉しい。
次は夜の利用が楽しみですね。

おご馳走様でした^ ^