なかぱんで佐藤バナナ : 館山中村屋 館山バイパス店 ： 中パンカフェ

館山に来たならバナナ


☆ガナッシュたっぷり
巨大チョコエクレアであり

佐藤バナナのボリュームもいい
※館山のバナナ専門店「佐藤バナナ店」のバナナ

つまりこれは超素敵チョコバナナでもある
とにかくおいしい

弱点 ミルフィーユと同じ

☆バナナロール
レトロケーキなロールケーキ
ボリュームはアップデート済み
おいしい

・ピスタチオプリン
不思議なことにレトロなバランス
恐らく昔にピスタチオが普及していたらば
このような味なのだろうと思わせる味
全年齢対象

盆と暮れより
クリスマスとバレンタインデー


◆チョコレートボックス◆387円
一個で満足させる甘さのケーキ

苺 甘酸っぱい
グラサージュ
ココアスポンジケーキ
ガナッシュクリーム
ココアスポンジケーキ
生クリーム
スポンジケーキ
濃厚です

日本のクラッシックなケーキのボリュームで
現在のレシピにアップデート
それが素敵ななかぱんクウォリティ

◆ショコラ◆279円
ココアスポンジとガナッシュの組み合わせ
ガナッシュクリーム(飾りの絞り)が素晴らしいです
適度なミルク感が良い生クリームのガナッシュ
ボリュームも最適

所謂100円レベルにも普及している定番レシピ
人生で一番選り好みしてしまうケーキの中で
唯一あれば食べてしまうケーキ

◆ブルーベリーのタルト◆366円
ブルーベリーの層が厚い
見た目よりずっしり
ボリューミー

◆プリン◆160円

◇シュトレーン◇
盆と暮れのごちそう(曲解、個人的現代解釈)より
クリスマスとバレンタインデーのお菓子が
お店に並んでいたら最高！
が、なかぱんで実現しちゃいました
チョコレートケーキとシュトレーン
並べた最高の2月を頂きました

以上価格はすべて税込2022年訪問

中村屋といえば


◎スープカリー378円(税込)2021年訪問
大きなチキンとパプリカがごろごろ入った見た目以上の大満足アイテム。中村屋カリーの系譜を感じるクラシカルでシンプルな味わい。お供はライスもいいけど、やはりなかパンのパンを選びたい。
そんな入り口におかれたカリーを選び店の奥に進めば様々なパンが選び放題なわけで。
今日はカリーにカレーパンのカレー尽くしにしてみましたが、しっかりめの玉子サンドやハンバーガーとのあわせもいい感じで、オススメ。
店内喫茶店メニューのチキンカリーがテイクアウトで気軽に楽しめるのは嬉しいですね！
〔パン〕
◎カレーパン149円(税込)
揚げ具合サクサクのカレーパンはレトロなぽってりカレーですが一味違います。なかパンに来たらば外せないシンプルパンです。
◯クリームパン
昔ながらのパン屋さんのもったり系クリームに素朴なパン生地。これがお好きな方は絶対でしょう。
〔ケーキ〕
◎イチゴカスタードクリーシュークリーム398円位
トップの苺がかわいい！そしてこの重量は幸せを約束。箱の重さがおかしいお菓子！
ボリューム爆発シュークリームは甘酸っぱい正統派イチゴクリームの下に普通シュークリーム量のカスタードクリームが敷かれています。
誰もが一度は夢見るであろう『ピンクのいちごクリームを山盛り食べたい』＋ケーキ屋さんのカスタードクリームが重なったやさしい甘さに満たされたシュークリームが具現化されたボリューミーなアイテムです。

◯バナナロール279円(税込)
素朴なロールケーキの中心には佐藤商店の完熟バナナが中心に入っています。カップ仕立てなので持ち運びやお土産等移動時も安心です。

◎カレーパン138円税別
ほぼ開店直後の購入。ほんのり温かい状態でいただけました。

当方、実に揚げカレーパンは基本不得手。その理由は皮の厚さとカレーの量のバランスの難しさと油分メインの皮と具材を冷えた状態で食べる難しさが理由です。

しかし、なかパンのカレーパンは美味でした。
カレーはベージュ色に近い色合いで、舌触りは素朴な印象。それはじゃがいものほっくりぽってりとした具合。実に日本的なカレーながらじんわりと舌に広がるスパイスの辛さ。
生地の薄さがそれらを引き立てます。派手さやガツンとくるインパクトといった言葉や味は不要、それは他に任せればよしなわけで。丁寧で完成されたおいしさでした。

◎シュトーレン 98円(税別)
薄い一切販売が、嬉しいですね。

シュトーレンをまるごと一個をねかせながら、少しずつ熟成での味が変わる様子を愉しむのは何よりもの喜び。
自分でも作るほど好きなのですが、その愉しみは一年に一本です。
だからこそ季節限定のお菓子として、一口ずつでも無限に色々な店の味を楽しみたい欲がありまして、叶えてくれたのはこちらの一片です。

粉砂糖の甘さ、ずっしりとした濃密な生地、すっきりとした味わいのオレンジピールは自家製かしらん？レーズン、ナッツ、噛むほどにじんわりと広がります。マジパンは素朴なやわらかさと甘さで、欧州菓子のマジパン臭がなく、苦手な方でも大丈夫ではないかと。白餡にむしろ近いようなやさしい味わい。

◎夏橙チョコレート
柔らかなみかんのピール。こってりした古典的なチョコレートがたっぷり厚めにかかっています。
ストレートでやさしい味わいが後をひきます。
シンプルなパッケージもレトロかわいいです。プレゼントにも良いですね。

☆ピーナッツクリーム
中ぱんでもピーナッツクリームあるのですね、気になる！と買い物かごへ。家に帰って賞味期限をみたらわずか１週間「直射日光は避け、お早めにお召し上がりください。」の表記もあり、生物でした。

慌てて食べなければ、と食パンをもう一度立ち寄り追加で購入。
開けてみると、しろっぽいフワッフワのホイップ状、足が早いのも納得のフレッシュクリーム。ピーナッツ感がやさしいのがまた中毒性高し。
パン屋さんのピーナッツフランスやコッペパンはおいしいですよね。量販メーカーでも未だ定番。

特上ピーナッツクリームを自分カスタマイズで好きなパンに盛り放題にできるという甘くておいしい悪魔的アイテム。
これはペロッといけちゃいますね。(家族で数日で小サイズ完食できました)

冬のなかパンも楽しみが色々ありますね。

【ロシアケーキ(店頭全種)】

・カラコスキー
上部の落花生菓子を(多分共通の)クッキー生地が受け皿に。ほろりとしたあまさ、ロシア風雷おこし、ありそうでない懐かしい味わい。

・クランベリータルト
クランベリーが中にたっぷりのやわらかタルト。
九州銘菓「なんばん往来(ラズベリー)」はこのロシアケーキがルーツなのかな？

・コバン
アプリコットジャムが黄金の輝き？いや、コバンは小判型のことか！と、納得。甘さしっかりのアプリコットジャムの万能さはレトロで舌に馴染む美味しさ。(後述のヒシが菱形のヒシかと思われるので)

・ハート(チョコレート、ホワイトチョコレート)
ピーナッツの香りと食感の生地に砂糖もインパクト。これにチョコレートが合うのは当然ですね。

・ヒシ
つや出しナッツとベージュの絞りはやはりピーナッツインパクト。バター感の浅い日持ちのするクッキー生地としっくりくる味わい。ナッツ好きの方は是非。

【ケーキ】
・チーズケーキ
ふんわりムースのような食感のベイクドブーム前のチーズケーキ。表面は輝くアプリコットジャムが王道スタイルの懐かしい、いや、寧ろ今は新鮮かも。
・フルーツタルト
キラキラフルーツタルト。どっしりとしたタルトが受け止めます。サイズも小ぶりで食べやすい。

中パンといえば豊富なパンは勿論ですが、ロシアケーキも外せない定番商品です。

昭和時代の懐かしいお菓子としてご記憶の方もいらっしゃることでしょう。私は残念ながら食する機会には間に合わず、思い出こそありませんがそのルックスの魅力的な引力には抗えない一人であります。

そのロシアケーキのルーツはあのカレーで知らない人はいないであろうあの新宿中村屋が日本で初めて売り出しその後全国各地に広まります。
昭和6（1931）年にロシアの菓子職人を当時の先生や警察官の初任給と比べ、その約10倍近い年俸で契約していたと思われます。
文化を花開かせるには、すべての企業家が質素倹約実益追及のみでは実を結ばないということです。
※千葉公式観光物産、Wikipediaより参照
その他昭和初期の給与、時代背景等は親族への情報確認等を交えて書いています。

新宿中村屋では現在販売を終了しているお菓子のようで、問い合わせをするとこちらの店を教えてくれるという噂もあるとか。

ここからは私の推測も入りますので、話し半分でどうぞご覧ください。
レシピが当時のものを継承してることと、千葉に中村屋パンが根付いたことには縁がありそうです。

それを繋ぐのはピーナッツ、千葉名産落花生。

西洋菓子を好まれる方はもうピンとくるでしょう。
マカロンやマジパン、焼き菓子の多くに使われるアーモンドの粉は今でこそ手に入りやすいですが、それでも現在もスーパーなどの一角にある製菓コーナーに並ぶものは僅か卵1個弱、多くても2個弱の重さしかない小袋のアーモンドプードル。その値段、値頃感のあるケーキの価格と変わらない。まあ、高い。

それが100年近く前の日本では当然全てが困難なのは想像に難くなく。

そこで代用されたのが落花生、ピーナッツ粉だったのではないでしょうか。
とはいえ現在の国内産の落花生は高値、ほとんどが中国産にとって変わられています。
国産にこだわればアーモンドプードルと差程変わらないお高めな材料でしょうから、作る店がほとんど国内から消えていくのも納得です。

ここ館山が東京の新宿の速度とは違うことも大きいでしょう。流行り廃りが目まぐるしくかわる東京は新宿、その街の中心にあるといってもよい中村屋で100年続くのは時代に合わせお菓子や料理を変え、取捨選択を上手くしていたからでしょう。

それと同時に各地方の流れの緩やかさ、定着、それらが日本を支えていることも確かで、そのどちらが欠けても文化は発展していかなかったことには間違いありません。

館山中村屋のロシアケーキの原材料には落花生とアーモンドの両方が表記されていますが、落花生名産地の千葉に根付いた中村屋パンだからこその、地元千葉館山の歴史と馴染み伝統を継承する菓子となったのではないかと思うのです。

蛇足～
私はピーナッツ菓子、例えば雷おこしに至るまでピーナッツが不得手です。中村屋のロシアケーキはそこに並びます。それくらい主張が強いといえます。
つまり、ピーナッツ菓子を愛する方々にとっては、相当満足度が高いお菓子であることはまちがいないと確信しております。

ピーナッツ(落花生)を愛する方に、館山中村屋のロシアケーキは是非ともお召し上がり頂きたい逸品です。

〔アイスクリーム〕
ガラスケースに並ぶ自家製アイスクリームはどれも昔ながらの氷菓らしく、自然な色彩に癒されます。夏の陽射しから一息つける店内で目にも涼しい。

カップ又はコーン 258円(税込279円)
２スクープ入っています。お得感がすごいです。

モナカ注文は1スクープで158円(税込171円)
一寸冷たいものを口に入れたい、フルサイズは食べきれない方にはオススメのサイズです。

その他ソフトクリームやアイスクリームとドリンクを組み合わせるドリンクアイテムもテイクアウトOK！

☆びわ
食感がキュッとしたびわの大きめの果肉は軽やか。さっぱりしたミルクベースのアイスクリームとあわせ爽やかな後口で日本の猛暑でもおいしくいただける味わいです。

☆ストロベリー
酸味と甘味が淡い優しい味わい。

☆ミルク
中パンのアイスクリームはどれも西のアイスクリンのようにシャーベットとアイスクリームの間の食感。違うのは香料が(多分)使われていない点。
ナチュラルで体にやさしくて美味しい。
砂糖たっぷりの市販品のインパクトを好む方には物足りないかもしれない。
それを踏まえても中パンのミルクは爽やかさもあり選べば間違いないメニュー。

新商品☆ピーナッツ
軽やかで食べやすいピーナッツアイスクリーム。
ピーナッツ好きでも木村屋ピーナッツのソフトクリームが重いと感じる方は是非こちらをオススメしたい。物足りない方は木村家ピーナッツ(検索は 館山 キネピ)へ足を伸ばすのもよいかと思う。


学生時代の訪問をきっかけに縁ができた館山。館山中村屋パンは外せません。この書き込みには思い出が加味されているかもしれません。
今日は車移動の為、本店は駐車が難しい本店ではなく駐車場場完備なバイパス店に立ち寄りました。

奥からレストラン、アイスクリームのショーケース、その向かいには中パンの名物のひとつでもあるロシアケーキや焼き菓子、そして入り口にはケーキのショーケースがあり、そのほかはパンがところ狭しと並んでいます。

ケーキ
モンブランは今主流の立て型洋栗色、ティラミスにはリニューアルの文字。プリンは『スペシャルプリン』の名前に相応しいルックスでレトロなプリン・ア・ラ・モードスタイル。それは純喫茶ブームの今とてもおしゃれにみえます。

これらが、この店の過去の経験値から引き出されるということはとても貴重だと思うのです。
新陳代謝、世代交代、温故知新、コロナ禍でコントロールできない程の加速が怖く、どこか寂しく思う時代をものともしない中パンの活気。地に足が着くような安らぎを感じました。