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店名 |
いとをかし
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、寿司、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
0178-44-4685 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
本八戸駅から841m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX、VISA、Master) |
席数 |
40席 |
---|---|
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2013年12月24日 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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自分にとって八戸での道先案内人的存在の馴染のと或るBARのマスターに何処か良い店はない?と尋ねると少し間を措いて
最近、當店の名を良く耳にするという貴重な情報を得ることが出来た。その時に店に居合わせた他のお客さんからもなかなか
良い店ですよ。と後押しを受けたので、これはもう行ってみるしかないでしょう~ ということで事前に予約の上、初訪させて
戴きました。その店の名は"いとをかし"さん。とても趣があるとか、非常に趣深い。という意味合いの店名をつけられた店ゆえ
期待に胸を膨らませての初訪となりました。"みろく横丁"に併設された雑居ビルの二階に店は構えられていた。木の温もりを
感じるモダンな店内は間口は狭く奥が深い鰻の寝床のような造り。壁面一面をワインセラーとして使うなど斬新的な見せ方
は視覚効果抜群でワインの常置銘柄数には目を瞠るものがあります。手前には全八席のカウンター席その奥にはテーブル席
が設けられているようです。割烹料理店の醍醐味のひとつは間近で見る料理人の包丁捌きや調理のライブ感ですから此処は
ぜひカウンター席に陣取りたいもの。料理はお任せのコース料理も用意されておりましたが単品のアラカルト料理も適度に
充実しておりましたので今回は一品料理の『のどぐろの造り』、『鯛のあら炊き』、『旬の握り寿司五点盛り』の三品をいた
だいてみました。つきだしの画像は消失してしまいアップできませんでしたが珍味系の三点盛が供されました。
一品目に供された『のどぐろの造り』は一人前で七切れ付、その厚みと大きさから結構な大きさのものと思われるもの。
脂肪分の多い魚だけに身は柔らかく太平洋側の『喜知次』と並び圧倒的な脂質含有量の魚。上品な脂の甘みが口中に広がり
舌にねっとりと絡みつくその身は仰け反る程に美味しいものでした。醤油の他に自家製の『昆布塩』と酢橘と山葵が添え
られていたお蔭で一度で三つの異なる味を愉しむことが出来ました。二品めの『鯛のあら炊き』は品書の上では本日の鮮魚
の煮魚も承ります。と書かれていたので魚種を尋ねたところ『鯛』とのこと。ならば『あら炊き』をと所望し作っていただ
いた一品です。鯛と云えば一般的に『真鯛』を想像しますが二番手が手にされていた鯛はグレーっぽい色をした鯛の頭。
黒鯛ですか?と尋ねたところ『胡椒鯛』との返答。そんな鯛の名前は初めて耳にしたのでスマートフォンで早速に検索(笑)。
体表に散らばる黒い斑点が胡椒の実のようであるからそのように名づけられた鯛ということがすぐさま判り納得。
いやぁ~本当に便利な時代になったものだとつくづく実感。鍋に落し蓋をし煮込まれること二十分強。程無くして供された
その『あら炊き』、味自体は悪くはありませんでしたが煮炊き係の鱗落としの下処理に問題があったのでしょう?鯛の身と
ともに『鱗』が口の中に入ってきて邪魔ったらしいことこの上なし。全うな割烹店では有り得ないことですし京都の割烹で
客にこんな状態のものを供したら只事では済まなくなってしまうであろうが此処は漁師町の八戸。穏便に収めることにしま
しょう(苦笑)。口から骨以外のものを供された皿にリリースしていることに気付いた店主。申し訳けなさそうに『海老みそ』
を良かったらこれを、、、とサーヴィスで供してくれました。この海老みそがなかなか美味しいもので酒のメーターを予想以上
に上げる肴だった。そして三品目の『旬の握り寿司五点盛り』。何故、此処で寿司を頼んだのかと云うと店主も寿司好きが高
じて寿司の修業をされたとか?という話を前述のBARで耳にしたからです。織部風の扇型の陶器で供された寿司は鮪の赤身、
肝を載せられた螺貝、金目鯛に先のあら炊きで使われた『胡椒鯛』に小鰭という内容でした。舎利は酢飯が使われており口に
した印象は上々。近隣に店を構える老舗の"高級寿司店"や目の前の高級寿司店の体たらくぶりに乗じてそこそこ支持されて
いる"破れかぶれの寿司店"で供される握りよりは食後感の良いものであったように思います。寿司や料理とともに味わった
日本酒は豊盃や八仙といった地酒の純米吟醸酒。東京の料理屋さんで修業を積まれ故郷に錦を飾られた店主は未だ未だ荒削
り感があるものの立地と箱の良さの恩恵でとても賑わいをみせている噂に違わぬ繁盛店でありました。